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人生をやり直したいと思ったら。幸せになるために今からできること

生き方

こんなはずじゃなかった今の人生やり直せるか

人生は順風満帆に進み続けることはありません。たくさんの選択肢の中で、幸福への道を常に選択できるとは限らないのです。

そのときにはよかれと思って結婚や就職、借金をしたものの、「こんなはずじゃなかった」と理想と現実のギャップに苦しむことはよくあります。そんなときにただ諦めるのか、それとも最後まであがいて状況を改善しようと努力するのかでその後の人生は大きく変わります

はっきりいってしまうと、人生はやり直せます。数億円の借金を抱えた状態から、一流企業の社長までのし上がった人たちの実話もあります。そのような人たちは決して諦めず、前向きに自分の人生をとらえた人たちばかりです。もしもあなたが彼らのように這い上がろうとしたら、いくつかの人生の困難を乗り切らなければないでしょう。

この記事では、人生をやり直したいと思ったときの心の持ち方や、年代別の人生やり直しのポイント、状況別の人生のやり直し方などをみていきます。人生をやり直したいと落ち込んだときに、参考にしてみてください。

大事なのは心の持ち方

人生をやり直す、といっても結局のところ本人の心持ちが大きく関係してきます。どのような心の持ち方をしたらよいのかみていきましょう。

今の自分を認める

いつまでもくよくよしていたり、過去を後悔したり、誰かのせいにしていては前に進めません。大切なことは現状を受け入れ、今の自分を認めることです。

よいところもダメなところも含めて、自分自身を受け入れる。そうすることで物で武装したり、人の評価を気にせずに動くことができるようになります。人生をやり直したいと思っているいまは、出発地点としてはゼロかマイナスでしょう。これ以上失う物はありません。それなら飾らない自分のまま動き出してみてください。自己肯定感を高めることにより、人生を有意義なものへ高めていくことができます。

今の自分は何ができるか

まずは自分自身が、いまなにができてなにができないのか把握しましょう。借金があるのなら、自分一人で抱え込んだり街金で金利の高いところから借りるよりも、知り合いに頼み込んだほうがよいかもしれません。もちろんそれで人間関係が壊れることは考えられます。どちらを選択するかは自分です。

自分自身ができることとしっかりと向き合い、実行すること。そのように今できる範囲の最善を尽くすことは、後悔のない生き方へとつながっています。

人の価値観に振り回されない

人の価値観に振り回される人は、たいていなにか失敗したときに人のせいにしてしまいます。自分の悪かった点などと向き合うことがないので、同じ失敗を繰り返しやすいのです。

なにか人生の選択をしなければならないときには、人の意見は参考までにして、自分でどの道を選ぶか責任を持って決めましょう。自分自身で決めたことが失敗したときには、二度と同じことを繰り返さないように反省ができます。また成功したときにはそれが自信につながり、成功体験が精神的余裕や幸福感を生みだしてくれます。

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人生をやり直す前に考え直すこと

人生がうまくいかない人は、同じ失敗を繰り返している場合があります。やり直す前に、自分を見つめなおし、自分を変えましょう。

過去に生きていないか

過去の失恋などが痛手となっていたり、昔好きだった人が忘れられなかったりといった理由で、その後の恋愛を棒に振っている人がいます。そのように過去に生きていては、現在やこれから先の未来において幸せになることは難しいものです。

過去のすべてを消去しろとはいいません。しかし過去の思い出は、過去のこととして気持ちの決着をつけ、前に進んでください。「昔はこうだった」ではなく「これからはこうしていきたい」という思いが大切です。

ポジティブに捉えてみる

同じものをみていても、それに対してどう思うのかはその人しだいです。同じ状況下にあってもものごとをポジティブに捉えられる人は、自分の人生に対して満足度が高く、自分自身を成長させることも得意です。

たとえば部活動。厳しい練習に、上下関係。学校の帰りも遅くなり遊んでいる余裕がないとします。それに対してネガティブな人は、愚痴ばかりいって毎日を過ごしてしまうことでしょう。しかしポジティブな人は「将来のためによい経験をしている」「みんなが遊んでいるときもがんばっているから、いつかは報いられるだろう」と、日々の厳しい部活動を楽しむことができます。ものごとは考え方次第です。

適当に力を抜いて生きてみようとする

うつ病やパニック障害を発症しやすい人は、根がまじめだといわれています。硬い棒に圧力がかかるとポキッと折れてしまうように、まじめすぎると追い詰められて壊れてしまいます。

柳の木のしなりをイメージしながら、適当に力を抜いていきてみましょう。肩の力を抜いてリラックスすれば、気持ちが楽になり物事もうまく運びやすくなります。

人生をやり直す時に知っておきたいこと

起業家などの成功者には、不遇な過去を持ちそこからやり直した経験を持つ人も多くいます。ある起業家は最初の事業に失敗したときに、思わず中国人の女性に愚痴をこぼしたそうです。そのときに中国人女性からいわれたのは「小石につまづいたくらいで何を言っているの」という言葉でした。

その女性は中国の貧しい農村から懸命に努力をして、いまの立場まで登ってきた人でした。その人に怒られたことにより、起業家は世界からみたら自分など、不遇とはいえないレベルのつまずきだと気付いたそうです。

人生をやり直したいと思い、実行することはできます。しかし本当に人生のリセットボタンを押すほどの状況なのか、自分自身をまず見直してください。わずかな努力により立ち直ることができるのなら、その道を選びましょう。

倒産、破産、夜逃げ、離婚などさまざまな人生のリセット方法があります。しかしやり直したとしてどうなるかを一度冷静に考えてみてください。リセットボタンは失敗と同時に成功や大切な物をなくす可能性があります。それを認識してから行いましょう。

年代別に人生のやり直しを考えてみる

年代別に、人生のやり直すポイントをみていきます。

20代の場合

20代は色々なことに挑戦し、自分が望んでいる場所にたどり着けるよう足跡を残していく時期です。失敗を恐れずにさまざまなことを経験し、打たれ強くなりましょう。

やり直しというよりも、やり始めの時期であることを念頭においてください。転職もまだできますが、フリーターなどに一度なるとなかなか正社員に戻りにくくなるので気をつけてください。

30代の場合

人生100年時代といわれる現代です。なんと平均寿命は男女とも過去最高更新し、女性は87.14歳、男性でも80.98歳。30代は、まだまだスタートラインなのです。

結婚や出産、転職などさまざまなことあり、悩みもつきないかもしれません。そんなときには劇的に人生自体を変えるより、冷静に自分自身の意識を変えるようにしてみましょう。将来の事を気にしすぎずに、楽観的に生きることが重要です。

40代の場合

40代は、中堅社員の年齢。人生の折り返しの定点です。仕事などはまだまだ挽回可能で、いちばん働けるタイミングです。

40代ともなれば俯瞰した考えができるので「人生をどうやり直すか?」を考えると、遅咲きの成功が手に入りやすくなります。若いころの目標や目指していたものと現在を比べ、方向転換の舵をとりましょう。老後の目標などをもって生きるのもよいです。

50代の場合

「定年まであと10年くらいか」などとネガティブな心境に陥るのは危険です。今は平均年齢80歳の時代ですから、残りの人生でやり直せばよいのです。希望をキープするための「哲学」「メンター」があれば、心は決して折れません。暴飲暴食や博打、睡眠不足、不健康な食生活など、日常の習慣を変えることで、人生をやり直すこともまだまだ可能です

60歳以上の場合

60代になっても人生をやり直した例に、ケンタッキー・フライド・チキンの創始者カーネルサンダースがあげられます。フランチャイズでKFCを広め始めたのは65歳。74歳までの約10年かけて、600店舗を超えるフランチャイズ網を築き上げました。

60代に入ったからといって、あきらめる必要はありません。楽観主義で目標を目指しつづけることです。レバノンのことわざ「死んでいないやつには、まだチャンスがある」を心に刻みましょう。

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状況別に人生のやり直しを考えてみる

過去の岐路を思い返して、人生をやり直したいと思うこともあります。状況別の人生のやり直しを考えてみましょう

学校選びをやり直したい

入りたい学校があったけれど、そこに行けなかった。そのような思いをしたのなら、その悔しさをバネに上を目指してください。もしもまだ高校生なら、大学があります。社会人ならば、過去の学歴を変えることはできませんが、引き続き勉強はできますし、資格を取る方法もあります。悔しさを糧にがんばってみましょう。

結婚生活をやり直したい

もしも暴力を振るわれていたり、パートナーが家に帰ってこないような生活が続いているのなら、最終的解決策は離婚になるかもしれません。しかし修復できる場合も多いものです。状況を変えるには「自分」を変える努力と決意が必要となります。自分なりの最善をつくしてみて、それでも相手が変わらなければ、最終的解決策をとりましょう

就職をやり直したい

ひと昔前「転職は35歳まで」という定説もあり、年齢を重ねるととなかなか難しかった転職ですが、今は実力があったり、仕事の適性が合えば、年齢の壁はだんだん少なくなってきている時代です。やり直したいと思ったら、いつでも行動してやり直すことができるでしょう。

しかし注意が必要なのは会社を辞めたいと思うときには頭に血が上っていることも多いので、まずは状況を冷静に捉えましょう。上司に直訴する、多すぎる仕事の割り振りを思い切って断るなど、まずは自分自身で今の環境を変えようと努力してみてください。

その後状況がわからなかったり、さらに悪化するようなことがあれば、早めに転職して環境を変えることが大事です。

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借金をなかったことにしたい

借金を作ってしまう理由はさまざまかもしれませんが、返せない自分と向き合う姿勢が大切です。なぜ借金を作ってしまったのか、どうして返すことができないのかを客観的に分析して、ダメなところを変えないと、また同じことを繰り返すことになってしまいます。また債務整理などもありますが、慎重に行う必要があります。

人生のやり直しとは自分を変える決意

人生の岐路を振り返ったときに、「こうしておけばよかった」とやり直しを望むのは人の性です。勉強しておけばよかった、結婚しておけばよかった、就職しておけばよかった、子供をつくっておけばよかった、借金をしなければよかった。あげればキリがありません。

ではもしも過去に戻れたとして、あなたは満足する人生をやり直すことができるのでしょうか。同じ「自分」が未来を選択したところで、結末はあまり変わらないはずです。大切なのは、今の自分が未来の自分のために変わること。最初はささいなことでかまいません。人間関係のトラブルならば、その元凶と向き合ってみてください。

また、暴飲暴食をやめたり、早寝早起きをしたりと生活習慣を改善することも大切です。愚痴をいっているばかりでは、ものごとに変化はおきません。変化があったとしても、友人が離れていくようなネガティブな変化です。

自分自身をよりよくするように、ちょっとだけ実行してみる。そのことにより、人生はやり直していくことができるのです。未来の自分を「変える」ために「やり直す」と意識してみましょう。

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人生をやり直し今から幸せになろう

人生をやり直すということは、自分が変わるということ。過去の人生の岐路で誤ってしまった自分に別れを告げて、新しい自分になりましょう。ときには悪友と縁を切る選択をしなければならないかもしれません。リセットボタンを押すということは、それまで手に入れてきた人間関係や成功も手放すということなのです。

人生をやり直したいと思ったら、そのようなデメリットも含めて、もう一度冷静に自分の状況を見直してみてください。もしかしたら、離婚や転職といった大きな決断をしなくても、状況を修復できる場合があります。しかしどうしても自分では修復できないような状況の場合、人生をやり直しましょう。

まずは過去に失敗してあった自分自身と向き合ってください。自分のダメなところを改善しなければ、また同じ選択肢を選んでしまいます。現在の自分を、未来のために変えること。ささいな変化だったとしても状況を変えるために動く。それが人生をやり直し幸せをつかむ道なのです。

LITORA編集部

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