自分に合う仕事を見つける方法。探す手段とわからないときの対処法
自分に合う仕事の探し方とは
自分に合う仕事であれば、やりがいを持って長く続けていけることでしょう。やりがいのある仕事に就くために自分に合う仕事を探したいところですが、その前に自分に合う仕事がどのような職業なのかを知ることが大切。
職業の適性を診断できるツールもあるので、まずは自分に合う仕事が何かを知り、その職業に就けるように仕事探しを始めてみましょう。
自分に合う仕事を探す手段
自分に合う仕事を探す手段はいろいろあります。人脈を活かす方法やサイトで検索する方法など、さまざまな手段があるので、できそうな方法があれば試してみましょう。
友人や知人から紹介を受ける
信用のおける友人や知人から、自分に合いそうな職業を紹介してもらう手段があります。信頼のおける友人や知人であれば、会社との相性が良いだろうと思って紹介してくれているはずです。
さらに、会社について事前に友人や知人に詳しく質問できるのも大きなメリット。仕事内容や職場の雰囲気について聞き、自分自身で自分に合う仕事かどうかを事前に判断できます。
また、紹介による採用は会社側にとっても、メリットが大きいです。信頼がおけるコネクションによる紹介なので、安心して採用できます。しかし、紹介されてすぐに返事をするのではなく、仕事内容や会社内の雰囲気、福利厚生についてなどを詳しく確認して、よく検討しましょう。
転職エージェントにアドバイスを貰う
転職専門のエージェントにアドバイスをもらいながら、自分に合った職業を探しあてる手段もおすすめです。転職エージェントとは、無料で転職を支援してくれるサービスです。キャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)が経験・能力・興味・適正などを踏まえて仕事を紹介してくれます。
履歴書や職務経歴書を見て仕事の適性を判断してもらったり、今後のキャリアについてのカウンセリングにより希望の仕事を探してくれたりと、転職のプロがさまざまなアドバイスをしてくれることが転職エージェントを利用するメリットです。
それだけではなく、退職方法や履歴書の作成方法、面接の対策や企業との日程の調整、その他の転職に関する相談なども無料でサポートしてくれるので、転職活動の大きな味方になってくれます。
転職エージェントとは|スマートに転職を進めるために活用しよう
転職サイトを利用する
転職サイトの条件検索などの機能を使い、自分に適した職業を見つけるのもよいでしょう。転職サイトを隅々まで見ていると、それだけでも情報収集になるので、自分に合いそうな仕事を見つけるきっかけになることもあります。
転職サイトを利用する場合、職種、業種、年収、勤務地など、希望条件を絞り込んだら、求人を一通り見てよさそうな求人を判断していく方法が一般的です。
または、転職サイトからのメルマガの求人を1つずつチェックし、良さそうな求人情報をチェックする手段もあります。
メルマガを受け取るためには、転職サイトに登録する必要がありますが、ほとんどが無料で登録可能なので、情報収集のために登録しておくのもおすすめです。
ハローワークに通い詰める
ハローワークに行けば多彩な求人情報が得られます。自分が納得のいく職業に出会えるまでとことん通い詰めるとよいでしょう。ハローワークのインターネットサービスもあるので、自宅で求人情報をチェックすることも可能ですが、ハローワークに行けば就職のための相談も受けてくれます。
自宅でインターネットサービスをチェックするのもよいのですが、通うことで直接ハローワークの職員の方に仕事に関する相談ができることは大きなメリットです。
例えば、適性検査、自己分析の手伝い、就職したい地域の状況、労働市場情報の提供など、さまざまな相談を受けてくれるので、自分に合う仕事がわからない方は、相談をしにハローワークに行くのもよいでしょう。
ネットの適職診断テストを受ける
ネット上で無料で適職診断を受けられるサービスを利用し、自分に合った職業を見つけるのも手段としておすすめです。適職診断を受けられるサービスを提供しているサイトはたくさんあるので、いくつか試してみるとよいでしょう。
用意された質問に2択~5択くらいの答えの中から選ぶだけなので、気軽にでき、短時間で終了します。簡単なものは3分もかかりません。仕事に関することや日常生活に関することなど、さまざまな質問に対して直感で答えるだけで、適職を診断してくれます。その診断結果を参考にし、仕事探しにいかしましょう。
自分に合う仕事を見つけるのにおすすめのツール
職業の適性を無料で簡単に診断できるツールがいくつかあります。それぞれに特徴があり、質問の内容や診断結果の内容の提示の仕方もさまざまです。いろいろなサイトをチェックしてみましょう。
リクナビNEXT グットポイント診断
転職サイト大手のリクナビNEXTが提供しているグットポイント診断は、設問に答えていくと5つのポイントで、自分の強みを評価してくれます。設問がかなり多いので大変ですが、その分細かなところまで診断してくれているようで、信頼できます。設問に答えながらも、自分がどんなことを希望しているのか?どんなことに価値観を置いているのか、自分自身で振り返ることが出来るので、一度やってみることをおすすめします。
職業適性テスト
生まれもった性格から職業適性を診断するサイトです。そのため、家族や友人や職場の上司や同僚など、周りの人の意見は関係なく、自分の考えだけを重視して答えていきます。
答えは2択なので、サクサクと答えて進められることがポイント。どちらが理想的かなどの先入観を持たず、自分の性格に沿って選択肢を正直に選ぶことで、本当に自分に合う仕事を診断できます。どちらの答えが良いのかを深く考えすぎずに、自分の直感を信じることが大切です。
営業職のための適職診断jats
質問に答えていくだけで5分かからずに診断できます。平均利用時間は217秒です。診断結果は保存できるので、あとで結果を見直すこともできます。
答えは、「まったく当てはまらない」「あまり当てはまらない」「どちらともいえない」「わりと当てはまる」「とても当てはまる」の5択の中から選ぶ方式。メールアドレスを入力したら、適性診断結果が登録したメールアドレスに送られてきます。
マイナビ転職 適職診断
20の質問に答えるだけで適職がわかります。答えは3択の中から選ぶ方式です。「基本的な仕事に関する性格」「仕事での強みと弱み」「ストレスを感じる一言」「本領発揮できる職種」など、自分のタイプを発見できる診断プログラムです。
こちらはディグラム・ラボ代表である木原誠太郎氏が開発した診断プログラム。延べ37万人の数万項目を超えるアンケート調査をもとにして得られたデータと、20問の心理テストにより、性格を客観的に分析してくれます。
いい仕事ミイつけよう診断
簡単な質問に答えるだけで、女性の転職をアドバイスしてくれます。「自分はどのような仕事が向いているのか」「自分の経験はどのような仕事に活かせるのか」という悩みを持った女性におすすめです。
答えは基本的に選択方式で、年齢や働きたいエリアや経験した職種などの具体的な質問もあります。そのため、職歴やスキルを踏まえた具体的なアドバイスがもらえることが特徴。仕事探しのヒントにするために利用するとよいでしょう。
自分に合う仕事の判断基準
自分に合う仕事の判断基準を決めておくことも大切です。年収、勤務地、仕事内容、業種、スキルアップについてなど、会社の将来性や仕事に就いた後のことも考えて、自分に合う仕事が何かを考えましょう。
最低限希望する年収が得られるか
いくら好きな仕事でも年収が低すぎては生活が苦しくなってしまいます。最低限、自分が希望する年収額に見合った仕事を探すことが大切です。
好きなことを仕事にできることは理想的なことですが、それだけでは将来生活に困ることになり、金銭面でのストレスを抱えていくことになるでしょう。
仕事の内容だけで決めるのではなく、最低限希望する年収が得られるかも重視して選ばなくてはいけません。理想が高すぎると仕事探しが難しくなりますが、最低限の基準は下回らないように気をつけましょう。
勤務地に問題はないか
地方や海外に転勤がありの職場もあるため、自分が対応可能な勤務地で働ける職業を選ぶことが大切。今は対応可能な勤務地であっても、後に転勤になる可能性がある場合、それでもよいのかをよく考えましょう。
転勤となると、引っ越し費用や転勤手当てが会社から支給されることが多いのですが、すべてが会社が負担してくれるということではなく、自己負担になるものもあるので注意が必要です。金銭面の負担だけでなく、引っ越しは家族や友人や知人となかなか会えなくなる、引っ越し作業が大変など、さまざまなデメリットがあるので、勤務地に問題はないかを事前によく調べておきましょう。
仕事内容に興味があるか
仕事を長く続けていく上で、仕事内容に興味があるかどうかは重要なポイントです。また、仕事内容の良し悪しだけではなく、誰かのためになるようなやりがいが見いだせるかも重要なこと。やりがいを感じると仕事をすることが楽しくなります。
仕事内容にやりがいと感じるかどうかは、好きな仕事内容であるかの判断ではありません。大変な仕事であっても、誰かの役に立っているなどのやりがいを感じるポイントがあるだけで、仕事に対するモチベーションが上がります。
自分の性格に合っている業種か
自分に合う仕事がわからないという方は、自分の性格を分析してみましょう。自分の性格に合っている業種であれば、仕事にやりがいを感じたり、楽しいと思ったりできます。
例えば、人との触れ合いが好きなら接客業、裏方に徹したいなら製造業というように、自分の性格に合った職業を探すとよいでしょう。自分の性格を分析する無料診断サイトや、性格から適職を分析して診断するサイトを利用するのもおすすめです。
スキルアップできるか
スキルアップできるかを、仕事のモチベーションにもできます。そこで働き続けることで自分を成長させることができるかどうかを考えて仕事を選ぶのも一つの手段です。
その場合、会社の将来性も含めて検討するとよいでしょう。成長を遂げている会社であれば、仕事内容も充実しているはずです。また、自分の経験や技術などを活かすことができ、さらに仕事を通してスキルアップできるのであれば、それは理想的な職場だといえます。
仕事向いていないと判断する方法。見極める質問を自分に問いかけよう
自分に合う仕事についてよく考えてみたけれど、その答えになかなかたどりつけないこともあります。その場合の対処法もあるので、以下の方法を試し、自分に合う仕事についてとことん考えてみましょう。
掲示板で悩みを相談する
2chなどの大型掲示板に匿名で悩みを投稿し、ストレスを発散するのも手段としておすすめです。中傷などの嫌がらせを受ける場合もあるが、意外といいアドバイスがもらえることもあります。
匿名での投稿による中傷は、気にしないことが一番です。そんな中、親身になってアドバイスをしてくれる方もいるので、相談してみる価値はあります。結果として悩みの解決につながらなかったとしても、掲示板で悩みを吐き出すだけでもストレス発散になり、心機一転また仕事を探す意欲がわくこともあるので、心に抱えている悩みを吐き出してみましょう。
とりあえずチャレンジしてみる
行動に起こさないと何も始まりません。消去法で仕事を選び、ダメならまた探そうという気持ちでチャレンジしてみると、想像以上に良い結果を生み出すかもしれません。
また、とりあえずチャレンジしてみることで、経験値が上がり、仕事探しの自信につながります。行動力があることは、どの仕事をする上でも大切です。チャレンジ精神を大切にして、仕事探しを進めていきましょう。
家族に打ち明ける
仕事探しが上手く進まないと、次第に家族などの身近な人からのプレッシャーがストレスになってくるものです。何も言われなかったとしても、それを無言のプレッシャーだと感じてしまい、家にいることも辛くなってきます。
そうならないためにも、親や配偶者などの身近な人に、自分が今どういう状態にあるのか知ってもらいましょう。悩みを打ち明けることで、プレッシャーやストレスのない環境を整えることが大切です。
軽い気持ちでバイトを始める
なかなか正社員の仕事に恵まれなかった場合、発想を変えて軽い気持ちでバイトを始めるのもおすすめ。軽い気持ちで始めたことがきっかけで、自分のやりたい仕事に出会う可能性もあります。
正社員の仕事が見つかるまでのお小遣い稼ぎのつもりで始めたバイトがやりがいとなれば、正社員登用制度を利用して社員へステップアップするのもあり。すべての会社に正社員登用制度があるわけではありませんが、チャンスがあればバイトから正社員になるという選択肢もあります。
旅行などの気分転換に出かける
考え込みすぎてストレスのたまっている場合は、一度気持ちをリセットできるように旅行やドライブでリフレッシュしましょう。ストレスがたまったままでいると、やる気がなくなったりマイナス思考になったりして、良いことがありません。
また、体調を崩したり心のバランスを崩したりする恐れもあるので、ストレスがたまったら気持ちをリセットさせることを第一に考えたほうがよいです。リセットできたらまたゼロから始めるつもりで、仕事探しをマイペースに進めていきましょう。
自分に合う仕事を見つけて人生を豊かにしよう
自分に合う仕事の見つけ方はいろいろあります。診断テストを利用したり、掲示板で相談したりして、ネットを活用するのもおすすめです。転職エージェントやハローワークなどを利用するのもよいでしょう。
それでもなかなか見つからないこともあります。その場合は、ストレスを発散させることを考えたほうが良いです。まわりに悩みを打ち明けたり、旅行などでリフレッシュして、気持ちをリセットさせることをおすすめします。
それから心機一転またマイペースに仕事探しを始めればよいのです。自分に合う仕事を見つけて人生を豊かにしましょう。