仕事で疲れる原因を知って効果的にリフレッシュしよう

仕事の悩み

仕事で疲れる原因はそもそも何だろう

なんだか職場に行くのが億劫で、仕事が終わった後にも趣味や休養をイマイチ楽しめない。そんな風に感じる時はないでしょうか。
その状態は、疲れが溜まって身体も気持ちもパフォーマンスが落ちている状態です。仕事の「疲れ」の原因と、その解消法について詳しく解説します。

仕事ですぐに疲れがたまってしまう原因

他の人と同じ時間・同じ内容で働いていても、なんだか自分だけが疲れているように感じるのであれば、以下の項目に思い当たる点が無いかチェックしてみましょう。

仕事以外にも原因はある

まず、仕事以外の日常生活の影響がないかを考えてみましょう。

日ごろの運動不足の影響

仕事で疲れていると、運動をしたいという気持ちがあっても、休日はついついダラダラしてしまっていませんか?運動をすることによって疲労回復の効果が得られることが確認されています。

たとえば、スイスのジャーナルによる調査では以下のような結果が得られました。通常に比べてアップテンポでの徒歩、通常よりも遅いテンポでの徒歩、運動なし、の3種類を6週間ほど実験したところ、

・運動なし
・通常に比べてアップテンポでの徒歩:運動なしの人に比較して約50%の疲労回復
・通常よりも遅いテンポでの徒歩:運動なしの人に比較して65%の疲労回復

運動なしに比較して、運動(徒歩)を行った人の方が疲労回復にプラスの効果があるという事が、この調査からわかりました。また、運動の強度が強いよりも弱い方がより効果が高いこともわかりました。

【参照リンク:https://career-plus.jp/job_tired/

睡眠不足にも注意

先進国の平均を見ても、日本の睡眠時間は、世界でもかなり少ない方に入るという事実があります。睡眠時間は、その日に食べたもの(栄養)の吸収に繋がり、それを栄養として身体に蓄える大切な時間です。そして大切な成長ホルモンが分泌される時間もこの睡眠時間です。

成長ホルモンといえば背が伸びる働きが知られていますが、それだけではなく、代謝を促す働きをしてくれるのです。成長期はもう終わったから関係がないと考えてしまうのは危険です。睡眠を十分に取ることで、代謝が促され、疲労回復に役立つのです。

真面目な人ほど疲れやすい

真面目な性格の人は、仕事に手を抜くということがありません。手を抜かないということはつまり、気を抜かないということ。一日中気を抜かずに仕事をし、それが毎日継続していけば、当然「心が疲れる」と感じ、ストレスを溜めてしまうことになります。

しかし、「真面目さ」は仕事をする上でとても大切なことで、ストレスを溜めがちな「真面目な性格」は社会人としての「強み」でもあります。
その「強み」を生かしながら、仕事と休息のバランスを整えましょう。

疲労による仕事への影響

疲労の状態で仕事をし続けることで、どういった影響があるのでしょうか。3つの項目についてご説明します。

仕事の成果が上がらない

体が疲れた状態だと、集中力も欠けて、ミスをしやすくなります。疲れのせいで注意力が散漫になり、普段しないようなケアレスミスを起こしてしまう経験はありませんか。
また、早く帰りたいから休憩なしで仕事を続ける、無駄な時間を過ごしたくないから仕事が終わるまで集中する、と意気込んでも、更に疲労が蓄積して、結局は時間に対して効率のよい働き方にならないことが予想されます。

スマホやパソコンによる眼精疲労

パソコンにも疲労の理由があります。パソコンの画面に向かっている時間が長いと、ブルーライトの影響で目が疲れやすくなります。スマホを眺めていても、目が乾燥したり、肩や首筋なども凝りやすくなります

疲れが取れない状態でパソコンを長時間使う仕事をしていると、眼精疲労がより悪化してしまいます。仕事以外でパソコンやスマホを使う場合は、寝る2時間前には画面を見るのをやめて、目を休めながら、全身も休めるようにすると、疲れが取れやすくなります。

疲れていると安全策を取るようになる

疲労が影響するのは体だけではありません。仕事に望む姿勢までもが疲労によって変化してしまいます。被験者が疲労していると、リスクの高い行動をしなくなる、安全性が強調された製品を選択する、健康診断を受診するというような予防策を取るようになるなどの傾向があることがわかっています。

疲れているということは、リスクに対して敏感になり、より慎重になることで自然と身体を休めたり、安全な選択をすることが必要なのかもしれません。しかし、その保守的な判断によって、新しい出会いや未体験のことに挑戦するチャンスを逃してしまう可能性があるともいえます。

【参照リンク:https://www.lifehacker.jp/2016/06/160601tired_affects_performance.html

リフレッシュしてメリハリをつけよう

仕事の疲労を蓄積しないで、リフレッシュする方法を具体的にまとめました。

メリハリをつけるためにリフレッシュタイムを作る

リフレッシュを行うシーンは、勤務時間中のオンタイムと、退社後のオフタイムに分けて考えることができます。飲食でも趣味でも、仕事と関係のない「好きなこと」をするのは、ストレス解消に有効な方法です。仕事に真面目な人というのは、真面目で責任感が強いあまりに、その切り替えがうまくないので、うまくリフレッシュできない傾向があるといえます。

・退社時に「お疲れ様でした」の挨拶と同時に、心の中で「今日はこれでおしまい」という。
・会社の外に出たら、歩きながら深呼吸し、「スイッチオフ」とつぶやく。

真面目な人は、仕事からオフタイムへの切り替えがうまく行かず、失敗やつらい気持ちを引きずりがちな人が多いため、意識的に「仕事はここまで」「ここから先は自由」という区切りをつけてやると良いででしょう。これらのテクニックは、そのための一種の自己暗示です。

こまめな休憩時間も効果あり

仕事中にもこまめな休憩を取るように心がけましょう。真面目な人は長い休憩を取ると、逆に罪悪感で余計に疲れてしまいがちです。休憩は短く、しかし完全に仕事から離れて取るようにしましょう。

コーヒーを飲んで小休止するのであれば、パソコンの前から離れて、可能なら部屋の外に出るなどして違う空気を吸い、「ちょっと休憩」と心でつぶやけば、退社時と同じく「区切り」がつけられます。

人間は自分で吐いた言葉によって、心の状態が変るものです。「真面目な性格のために精神的に疲れる」と感じている方は、一度試してみましょう。

私生活を見直してみる

もし、これまでのリフレッシュ方法で効果が全く無い場合、根本的な環境を変える必要があるかもしれません。

・毎日のように仕事で疲れている
・寝ても、運動しても疲れが取れない
・ストレスでイライラしてしまう
・仕事にやる気が出ない、仕事が嫌になった

以上のような症状が継続して当てはまるのであれば、リフレッシュ以前に、環境に原因がある可能性が高いです。その場合は、退職・転職も含めて検討してみましょう。

真面目な人は「辞めるのは逃げ」「無責任」と考えがちですが、健康を害する仕事を無理に続けても幸福には繋がりません。私生活の悩みがあればそれも根本的な解決方法がないか考えてみましょう。

長期休暇を取る

疲れた脳をリセットさせるために重要なのが、長期休暇を取ることです。やる気のなさや思考力の低下が2週間以上続く場合は、うつ状態やうつ病のサインであることも多いため、重篤化する前に長期休暇(休職)を申し出ることが必要になります。

職場でがんばり過ぎたままでいると、脳を休ませることがままなりません。無理を続けて完全に身体を壊してしまったり、パフォーマンスが悪い状態で仕事を続けていく事は、自分にも周囲にも不幸なことです。少しの勇気を出し、一旦職場から離れる意識が必要です。

仕事で疲れる時はしっかり休もう

疲れている時は心も疲弊していて、真面目な人ほどネガティブな考え方になってしまいがちです。仕事の時間以外や、休日はしっかり気持ちを切り替え、リフレッシュすることに集中することが結果的に効率アップに繋がります。

疲れていると自覚のある時は、しっかり時間をとり、休養とリフレッシュを心がけましょう。それでも疲れが抜けない、体の不調が続く場合は今の職場の環境も見直してみるようにしましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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