片付けられない理由は何?原因を追究し片付けできる人間になろう
片付けられない人のための片付け法を紹介
片付けができなくて家の中がごちゃごちゃしてしまっている女性は多くいます。しかしそれでは女性としてどうなんだろうかと悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
片付けられないのには、実が原因や理由というのがあります。まずは片付けられない原因を探り、その原因を解消できるように努めることが大切です。今回は片付けられない人のための片付け方法を紹介していきながら、片付けられない原因を探って片付けができる女性に生まれ変わりましょう。
あなたの片付けられない原因は
では早速、なぜ片付けられないのかその原因を探ってみましょう。自分がなぜ片付けられないのか原因を見つけることで、片付けられるようにするための解決の糸口が見つかります。1つ1つ、その原因を紹介します。
片付けをする時間がない
結婚して共働きであったりすれば仕事して帰宅して、その後家事に追われてという生活を送っている場合、なかなか片付けをする時間がないというケースです。そこに子供がいれば育児で忙しくて疲れて片付けをできる余裕が無いということも考えられます。
片付けが苦手ではなくても、片付けをする余裕が無ければ片付けられていない状態になってしまいます。そういったときには物を散らかさないようにして、リモコンやティッシュなどのよく使うものは定位置を決めておくようにすると散らかりにくい部屋になるでしょう。
定位置を決めるのは習慣をつけておくためです。日頃から心がけておくとそれがいつしか自然になっていきますので心がけを大切にしましょう。
収納場所が足りていない
収納場所が少ない家などでは、後から収納できるようなものを足さないといけません。収納できる場所がなければ物を片付けることができなくなってしまい、部屋に乱雑に置いているように見えてしまうでしょう。
とはいえ、収納がたくさんできる場所があるからと片付けられるのかといったらそれはまた違います。片付けられない人は収納がたくさんあろうが無かろうが片付けることができないでしょう。
しかし、収納がないよりはあった方が断然良いです。出したら片付けるというように習慣をつけておくようにしましょう。
つい後回しにしてしまう
面倒くさがりやな人は特に後回しにしてまう癖があります。部屋を片付けようと思っても面倒くささが打ち勝ってしまい、後でやろう後でやろうと考えてどんどん散らかってしまうのです。次第にはごみなども散らかり、ごみ屋敷になってしまう可能性も否めません。
部屋が散らかればそこからまた片付けようとするにも強い意志がないと無理でしょう。散らかりが最小限のうちに後回ししないで片付けたり、明日やろうとか考えずにすぐ行動するように心がけてみましょう。そうすることで後回しの悪循環にならずに済みます。
物を捨てることができない
物を捨てられない人の多くは片付けられない人の傾向にあります。どんな物でも勿体ないと考えたり、実際いらない、使わないものでも後生大事に持っていては散らかる原因になってしまいます。物を大事にすることがとても大切なことですが、本当に使わないようないらないと思えるものは思い切って捨ててしまいましょう。
そして物を捨てられない人の心理としては、心のどこかで穴を埋めようと考えている可能性があります。例えば人間関係トラブルなどの悩みなどで、感情を強く抑えてしまってそれが「物を捨てずに溜め込んでいく」という行動に走っていることも考えられます。必ずしも皆がそうとは限りませんが、客観的に物を捨てられない理由を考えてみましょう。
安いものをたくさん買ってしまう
女性ならよくあることですが、安さやタダでもらえるものなどに弱くてついつい買ってしまい、それが結局すべて使うわけではないのに溜め込んでしまうのです。そうすると部屋に物がたくさん増えてしまい、収納場所が無くなれば散らかってしまうでしょう。
そういったときは、たとえ釣られそうな安さであってもまずは購入してしまう前に本当にそれが必要かどうかよく考えましょう。必要ないのに購入してはお金の無駄でもあります。よく考えてから購入すれば、お金の無駄も省かれる上に部屋の散らかりも抑えることができるでしょう。
別に片付けなくていいと思っている
片付けられない原因の1つに、特別片付けが必要ないと感じているケースがあります。部屋が汚くても散らかっていてもあまり困ることなく、不便さや不快感がないからです。そういった人は片付けをすることでかえって不便になってしまう場合もあります。意欲的に片付けをするのは難しいでしょう。
片付けられない人でもできる片付け法
続いては、片付けられない人でもどんなことをすれば片付けることができるのでしょうか。そこで片付け方法というのを紹介します。片付けられなくても片付けようとする気持ちが大切です。片付け方法を学び、片付けられる人間になりましょう。
一度ものを全部出す
片付け方法の1つとして、一度すべてのものを外に出しましょう。クローゼットや押し入れ、棚の中などのすべてのものをです。一度すべて出すことで分かることは、今現在部屋にある物たちの量です。量を把握しておくことで、その後増やさないように努力することにも繋がります。
一度出してしまえば、1日で再びしまうのは難しいでしょう。そういったときは1日で終わらせようとせずに今日はここ明日はここというように無理のない程度に少しずつ片付け始めましょう。
要るもの要らないものを分類する
すべての物を出した後は、残しておくものと不要なもので分けましょう。例えば洋服なら捨てるのに迷うなら保留という扱いにして残しておくとかしてください。
分類するなら段ボールなどを使ってみましょう。残しておく必要なものは最後には元の場所に戻します。不要ならゴミ袋、保留のものなら段ボールなどの箱を使うようにしておくと分かりやすく仕分けしやすいはずです。
但し、本当に要るか要らないかで悩むことに時間をかけないようにしましょう。パッと手に取って直感で判断してください。時間をかけていてはいつまで経っても片付けが進みません。直感で要る要らないを決めて捨てるか迷うなら保留ということで早い決断をしましょう。
残すものを収納する
最後に必要だと判断して残しておくものを収納し直しましょう。このとき、どこに何を収納するのか一目瞭然になるようにはっきり決めてから行います。そしてリモコンなど見失いがちなものは定位置を決めておくということを忘れないようにしましょう。
そしてこのときの片付け方ですが、日常的によく使うものは目が届くところか手の届く場所に収納します。洋服をクローゼットにしまうなら、仕事用プライベート用で仕分けし、使用する回数が多いものを開けてすぐのところに収納しましょう。自分が分かりやすいよう自分基準に物を合わせて収納してください。
片付け上手になるためのコツ
続いては片付け上手になるためのコツを伝授します。コツを掴み、片付け下手から片付け上手になりましょう。片付け上手になれば部屋はすっきり綺麗になって洗練された気持ちになれるでしょう。
片付けをする日を決める
片付けが苦手な人は片付け始めようと思ってもすぐに行動できません。後回しにしがちになってしまうからです。そういったときにはまずは片付けのスケジュールを立てましょう。この日に片付けをスタートして、この場所をこのように片付けるというように道筋を立てておくのが良いとされています。
ただし、無理なスケジュールはやめましょう。無理なスケジュールはやっぱ辞めよう無理だからという気持ちにさせてしまいます。そして最終的にはいつまでに片付けを完了させたいのかも決めておくとその目標に向けて頑張ろうという気持ちにさせてくれるでしょう。
まずは一箇所を片付けてみる
すべての部屋を片付けるのではなく、まずは1つの部屋だけというように少しずつ始めていくのがコツです。元々片付けが苦手ならいきなりすべての部屋の片付けというのは無理難題です。ちょっとした場所でも良いので、一箇所から片付けを始めて少しずつ片付けの成功を積み重ねていきましょう。
そうすると、脳へ片付けする行動というのが伝達されます。この伝達により、片付けする習慣が身に付くのです。さらに一箇所でも片付けして綺麗になれば達成感を感じるはず。すっきり爽快感を味わえ、気持ちのよい清々しさを感じるはずです。
日々の努力の積み重ねが、後々役に立つこともあります。片付け習慣を積み重ねていくことが片付け上手になる道です。
断捨離でものを減らす
断捨離とはとにかく物を要る要らないで判断してどんどん減らして捨てていくこと。片付けられないということは家には不要なものがたくさんあるはずです。不要な物は持っていても仕方がありません。無意味なのでこの際捨ててしまうのが吉でしょう。断捨離で要るもの要らないもので仕分けることで効率的に物を減らすことができます。
断捨離するなら、あまり躊躇せずに捨ててしまう方が良いです。悩めば悩むほど時間は経っていき結局タンスの肥やしになってしまいがち。覚悟を決めてサッと捨ててしまいましょう。
不要なものはすぐに捨てる
断捨離で片付けたような不要な物は、早速捨てましょう。もしすぐに捨てずに残してしまった場合、結局何が要るのか要らないのか分からなくなってしまいますし、せっかくまとめた不要な物をまだゴソゴソと探ってしまうことにもなりかねません。
目の届く範囲や手が届く範囲に置いておけば気になってしまうのと、やっぱり捨てるのをやめようという気持ちになってしまうかもしれません。
それを避けるためには、一度要らないと決めたならもう捨ててください。名残惜しくなっても捨てたなら諦められる気持ちにもさせてくれます。片付けで断捨離などをするなら、覚悟が必要です。
デッドスペースを収納に活用する
片付けのコツとして、デッドスペースを有効活用するという方法があります。デッドスペースというのは部屋の中で使えない空間のことです。例に出すと階段裏や床下などのことをいいます。空間をうまく利用することで、たとえ収納が少ない部屋でも片付けることができます。
デッドスペースをうまく活用するためには、最近では100均などのお店にもさまざまな収納アイデアグッズが販売されています。それらを活用しながら、デッドスペースで収納すれば、すっきりとした空間になるでしょう。
片付けた状態を維持するためには
いざ片付けのコツを掴んで片付けをしたとしても、それが続かなくてはいけませんし、いつでも片付けられた状態を維持していかなくてはいけません。
一回だけ片付けただけではその後また散らかってしまう部屋になってしまうでしょう。そこで綺麗な状態を維持していくためにはどうしたら良いのか紹介していきます。
簡単に片付けられる収納の工夫をする
片付け方が複雑だと片付けすること自体が面倒くさくなってしまい、結局元の散らかった状態に陥りやすくなります。それを避けるためには、片付け苦手だからこそ簡単に片づけられるような収納の工夫が必要です。
例えば文房具なら文房具、掃除用具なら掃除用具と同じジャンルのものは同じ場所にひとまとめにして収納し、どこに何があるか一目瞭然に分かるように明記しておけば探し物をするときにも楽です。収納する箱とかはわざわざ買わなくてもお菓子の空箱などを活用すれば十分です。
買った分だけ捨てる
どんなに片付けをしたりしても、その分購入してしまうものが増えれば再び散らかる物の多い部屋となってしまいます。新しい物を買うなということではありません。買うなら買った分を減らすということがポイントです。
つまり、買った分不要なものを捨てるということです。片付けられないなら物を増やさないようにすることが大切です。物が増えてしまうことを抑えられないなら、その分不要な物は断捨離して減らしていくという形を取りましょう。そうすれば物を買っても、その分減らせばバランスは保たれます。
定期的に家に人を呼ぶ
友人や彼氏など、家に人を招くようなことをすれば誰だって片付けをしないといけない気になります。散らかっている部屋に人を招くなんて行為は幻滅されてしまいがちです。人を招けば片付け苦手でも片付けをする意欲を湧きあがらせてくれます。
綺麗な状態の家を維持していくためにも誰かしらを定期的に家に招くというのも1つの手段です。但し、やりすぎは禁物です。招くことに慣れれば片付けが疎かになる可能性は否めませんし、自分自身も定期的に人を招けば疲れてしまうこともあります。あくまで1つの手段として捉えてください。
持ち物の見直しは定期的に行う
日々生活をしていく中で、絶対物をこれ以上増やさないというのはなかなか難しいことです。特に女性なら目新しいものに目がないということもあります。おしゃれなどで新しいものが増えていくのは致し方のないことです。
そこで増えていく物を定期的に見直してみましょう。例えば洋服だとシーズンごとに来シーズンは着ないような服なら捨てるか売るか決めたり、不要なら捨てる、必要なら残す、悩むなら保留にするというようにすべての物が要るか要らないか見直してみましょう。
どうしても片付けられない場合は病気が関係している可能性も
必ずしも片付けられない原因に病気が関係しているとは限りません。しかし、片付けられない原因の中には、実は隠された病気が関係している可能性があります。どういうことなのか詳しく解説していきます。
片付けられない症状がある精神疾患と対処法
ただ単に片付けられない性格だったり生活スタイルが関係している方が多いですが、中には精神疾患が原因であることもあります。
部屋を片付ける時間もあり、部屋を片付けたいという気持ちもあるのに片付けられないなら精神疾患の可能性を考えてみても良いでしょう。片付けられない原因にどんな精神疾患が関係していて、どのような対処法をすれば良いのか説明します。
うつ病が原因の場合
少し前の情報ではありますが、平成23年の厚生労働省の統計ではうつ病患者は100万人いるという結果が出ています。それから7年も経過していますので、今ではそれ以上いる可能性もあるでしょう。
うつ病は憂鬱な気分になり食欲減退、意欲減退になってしまう精神疾患です。不眠もあり、中には頭痛などさまざまな不快感のある症状を引き起こします。意欲が低下すれば片付けしたくても片付けする意欲がなくなってしまいます。
うつ病はそのままにせず、しっかり時間をかけて治療をすることが改善の近道です。病院でお薬を貰ったりカウンセリングをして精神を落ち着かせて、心身共に休養が必要です。
統合失調症が原因の場合
通常は、日常生活において感情や行動を1つの目的に沿って統合し、その統合能力によって生きています。しかし統合能力が低下してしまえば、周囲からしたら理解のできないような行動を取ってしまいます。幻覚や妄想だけではなく、喜怒哀楽が激しい状態になってしまうでしょう。
治療法としては、薬を使ったものとリハビリを中心的に行います。昔は不治の病と呼ばれていましたが、現在では医学も発達しているので病気を治療し、社会復帰した人も多くいます。すぐに治療してすぐに治るものではないので、長い目で治療に努めることが大切です。
発達障害が原因である場合
ADHDというのは注意欠陥多動性障害のことで以下の要素が含まれています。
- 不注意(集中力のなさ・気の散りやすさ)
- 多動性(落ち着きのなさ・じっとしていられない)
- 衝動性(考えずに行動してしまう・順番を待っていられない)
これら3つの要素を併せ持ったものがADHDです。いわゆる発達障害と呼ばれています。必ずしも3つの要素がすべて出るのではなく、要素の現れ方は人それぞれです。発達障害はなかなか障害として受け入れられない、理解してもらえないことが多いので難しい病気です。そんなADHDの人は物を失くしてしまいがちなので、片付けも苦手という人が多いです。
きちんとした診断を受けるなら病院に行くことですが、ところどころ自分は発達障害かもしれないと感じて片付けが苦手だという場合は、必要最低限のものを決めて購入するということを心がけ、物を失くさないように定位置を決めて使ったら元の場所に戻すということを習慣づけましょう。
片付け上手になれる工夫をしよう
片付けが苦手な人がいきなり片付け上手になるのは難しいことです。どうしても後回しにしてしまったり、もしかしたら病気の可能性も考えられるからです。
病気はともかく、性格的なところはそう簡単に改善するのは容易なことではありません。しかし苦手なら苦手なりに頑張ることはできます。片付けがしやすいように簡単な収納にしてみたり、片付けするスケジュールを立てたり、そして簡単なのは自分にとって要るのか要らないのか判断して決めるやり方です。
捨てられずとっておいてしまうものでも、何年も着ていないような洋服や使っていないものは結局は不要なものです。そんな不要なものは持っていても何のメリットもありません。今必要なもの、もう不要なもので仕分けし、片付けられない人間から片付け上手になれるよう頑張りましょう。