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仕事の種類ってどんなものがある?女性向けをジャンル別にチェック

働き方

女性向けの仕事の種類や仕事内容について

「今働いている仕事は楽しいしやりがいも感じている、だけど他の職業にも興味がある」という人は少なくありません。特に転職が一般的な昨今では、自らのスキルアップを兼ねて他の職業について勉強を少しずつ開始する人もいます。

中でも女性が転職する場合、女性向けとされる仕事を選ぶこと自体にいくつかのメリットがあります。

たとえば仕事をする上でコミュニケーションが取りやすかったり、産休が取りやすかったりと、女性特有の悩みを理解してもらいやすいという点です。

そこでこの記事では、女性向けの仕事をジャンル別に、どんな仕事があり、どのような内容なのかに絞ってお伝えします。

興味が湧いた仕事があれば、ぜひ自分でも詳しく調べて今後の人生計画に役立てていきましょう。

医療・福祉・介護系の仕事の種類

高齢化が進んでいくこれからの社会で、ますますニーズが高まっていく仕事です。医療の分野などは特に専門的な知識が必要なため、大変な点もありますが、人のため役に立っているというやりがいや人から感謝される喜びも感じやすい職業です。人との関わりがあり、人の気持ちを察したり、相手に寄り添う能力が必要なため、今後も女性の活躍が期待されるでしょう。

主な医療系の仕事

薬剤師 薬のスペシャリスト。調剤から薬の飲み方の指導までは仕事の幅は広い
医療事務 病院や診療所で働く事務員。医療にかかわる事務や経理を担当
看護師 主に医師や患者のサポート。今は介護や保育の分野にも活躍の場が広がっている
歯科医師 主に患者さんの歯の治療、口腔内に関する疾患の治療
歯科技工士 歯科技工物を作成したり、加工・修理
歯科衛生士 歯の衛生と予防のプロ
理学療法士 けがなどをした患者さんのリハビリの手助けをする
臨床工学技士 診療の補助として生命維持管理装置の操作やメンテナンスを行う仕事
保健師 病気を予防したり、衛生的な管理指導を行う
栄養士 栄養学に基づいてバランスの取れた献立や調理方法の改善、栄養面から健康な食品のアドバイスを行う
助産師 妊娠出産育児に至るまで、母子の健康管理や指導を行う
臨床検査技師 医師の指示のもと、患者さんにたいしてさまざまな検査を行う仕事

▼さらに詳しい解説はこちら
医療の仕事ってどんなもの?人気の医療の仕事やその仕事内容を解説

介護・福祉系の仕事

・社会福祉士
・介護福祉士
・精神保健福祉士
・ケアマネージャー
・臨床心理士
・産業カウンセラー

その他福祉関係の仕事の種類

これから先、ますます需要が高まる福祉関連の仕事ですが、上記以外にも様々な職業があります。どのような仕事があるか、チェックしてみましょう。

地域に寄り添う福祉事務所での仕事

社会福祉サービスと一口に言っても、その内容は多岐にわたります。だからこそどんなサービスを使えばいいのか、あるいはこのサービスは自分も使えるのか、自分一人では判断できず誰かに相談したいと考える人が多いのです。

そんな時に市民にとっての第一線の窓口となるのが、福祉事務所です。生活保護、高齢者、児童、母子、身体・知的障害、など様々なサービスの相談を請け負うのが主な仕事です。

そのため福祉サービスに関する知識が必要となり、社会福祉士の資格を取得しておくと就職ではより有利となります。

自分の住んでいる地域に寄り添う仕事がしたい、公務員として就職したいと考えている人にとっては、魅力のある職業の1つです。

高齢者や障害者の力になるホームヘルパー

高齢者や障害者の自宅に訪問し生活援助や介護を行う職業で、正式名称は「訪問介護員」です。就職場所の幅が広いのも特徴で、生協や農協、NPO、医療法人、市町村社会福祉協議会などなど、さまざまな場所で募集しています。

就職には資格取得が必須で、自治体、社会福祉協議会、各種団体などで実施されている「介護職員初任者研修課程」を修了することが条件です、およそ130時間の講義と演習を通じ、介護業務に従事するために必要な知識、技術、コミュニケーションなどを身につけます。

介護サービスにおいては、食事を摂ったり、入浴や排泄、衣服を脱ぎ着することなど幅広く支援します。また生活援助サービスでは、調理や洗濯、買い物、掃除の代行などがあり、利用者自身以外にも家族への技術的な指導を行うこともあります。サービスの内容、時間が明確に決定されているので、その時間内にサービスを提供し終わるための時間配分や、技術習得などが必要です。

医療現場で活躍するソーシャルワーカー

大きな病気をしたとき、経済的な不安、家族の関係など相談したいことはたくさん出てきます。そうした不安に対応する仕事が、ソーシャルワーカーです。医療ソーシャルワーカーと精神医療ソーシャルワーカーの2つがあり、医療ソーシャルワーカーはMSWと略され、一般病院で働くことが基本となります。

一方で精神医療ソーシャルワーカーはPSWと略され、基本的には精神病院を主な職場としています。ですがこの2つが同じ病院で働くことももちろんあります。またソーシャルワーカーとして働くうえで、絶対にとらなくてはならない資格、というものはありません。

ただし社会福祉士、精神保健福祉士の資格を取得した方が、知識の面でも就職の面でも、より手厚くケアをしやすくなります。多職種との連携も必須であり、対応する年齢も非常に幅広いので、経験も知識も必要な仕事です。

子供たちの力になる児童指導員

重度心身障害児を対象とする、児童発達支援事業に配置が求められる厚生労働省の定める職業です。障害を持った子供やその家族に対して、療育やケースワークなどを行います。児童に関する専門的な知識を持っている必要があるため、児童指導員として働くためには任用資格が必要となります。

任用資格とは「その職種になれる資格を持っている」ということなので、児童指導員として就職できて初めて児童指導員と名乗れます。この任用資格を取得するには、大学や専門学校で、社会福祉学、心理学、教育学、あるいは社会学を専修できる学部・学科を卒業しなくてはなりません。また実務経験でも取得可能で、2年以上児童福祉事業に従事すれば任用資格を得ることができます。

パソコン関係の仕事の種類

現代の社会人としては必須スキルともいえるパソコン関係の仕事は、力仕事が少ないので女性の割合も多い仕事です。また自分自身のスキルを磨くこともできます。

難しい資格が必要ないパソコンのインストラクター

パソコンの基礎技術や、Word・Excelの資格取得のために訓練を積みたい人へ技術を教えるインストラクターは、基本的に難しい資格は必要ありません。なぜならすでにパソコン教室自体が作ったカリキュラムや教材が用意されていることも多く、それに沿って受講者は自分で挑戦しつつ、スキルを学ぶようになっている教室も多いためです。

教える内容はWord・Excel以外にも、PowerPointのような資料作成、メールのやり取り、SNSの使い方やホームページの作り方など教室にもよります。パソコンの電源をつけるところから始める場合もあり、同じ質問に繰り返し答える必要性も出てきます。

特に気をつけたいこととして、パソコンを学ぶ側の人は、普段はパソコンに接しない人や、パソコンに全く詳しくない人が対象であることを忘れてはなりません。なので自分が知っているパソコンに関する知識を、いかに分かりやすく伝えるかが肝心なポイントです。

自分のセンスを生かせるWEBデザイナー

WEBデザイナーは、検定も存在しますが基本的に資格は全く必要なく、独学でもWEBデザイナーになることができます。自身のデザインセンスとホームページを作るための技術があれば、在宅でフリーランスのWEBデザイナーを目指すことも可能です。

一般的には大手企業より、中小企業の方が任される範囲が広いため、分野外のことも担当するケースが多く、経験が積みやすいのが特徴です。また個人で受託することで自分のペースで仕事ができるほか、子育てとの両立も可能です。年収はまちまちですが、企業に勤める人は平均300万~400万円以上、派遣社員でも残業代などを含めると300万円を超える人も少なくない一方で、残業も多い職業です。

専門学校や通信講座も多いので、独学で学ぶことに限界を感じたら、そうした講座を頼ってみるのもいいでしょう。企業への就職を前提にする場合は、デザインセンスの裏付けのために、ウェブデザイン技能検定の取得を目指すのもおすすめです。

女性も活躍する高収入な職種はサーチャー

インターネットには膨大な情報が日々生まれ、しかも全世界で常に発信され続けています。そんな膨大な情報の中から、依頼者が求める適切な情報を取り出して提供するのがサーチャーです。情報検索技術者、あるいはデータベースサーチャーとも呼ばれており、必要な情報を得る時間を短縮するのに欠かせない存在として認識されています。

企業から専任で雇われることはまだまだ少ないのですが、魅力なのは在宅業務として委託された場合でも、それなりの高収入が期待できることです。

調べる範囲は委託業務内容にもよりますが、例えばIT業界や医療業界などが依頼先として挙げられ、どれだけ正確な情報を伝えられるかも重要視されます。

就職する場合は特別な資格は必要ありませんが、検索技術者検定等の資格を取得しておくとより就職では有利ですし、自分自身も情報の取捨選択能力がアップします。普段からネットサーチがとても速い人や、会社でこのような業務を請け負っているという人にもおすすめです。

デザインに興味があるならDTPデザイナー

印刷物を作る際、どんなものでも元となるデータが必要不可欠です。従来は紙で作られていましたが、電子書籍も一般化した現代では、全ての作業をパソコン上で完了させてしまうことも可能になりました。そうした印刷原稿を作成、編集するのがDTPデザイナーです。

印刷物のデザインはただ色や形を整えればよいだけでなく、読者が読みやすいフォントやデザインを選んだり、一言一句間違いがないように文字を編集したり、緻密な作業が求められます。また締め切りというものが非常に厳密ですので、スケジュール管理能力も問われます。原稿内容の打ち合わせを多職種と行うこともあるので、コミュニケーション能力も必要です。

パソコン系の仕事の中では特に女性比率が多く、高い収入を得ている人も多い職業です。技術と経験があれば、より一層上のランクも目指せます。しかしDTPに必要なソフトの知識習得が必要なので、まずは専門学校などで技術を身に着け、印刷会社、出版会社などで実践的な能力を積むのが基本です。

ファッション関係の仕事の種類

服飾に関わる仕事に憧れている、という人にはファッション関係の仕事もおすすめです。これまでの知識を生かせるので、自分の強みを生かしやすいのも特徴です。

洋服が好きならアパレルショップのスタッフ

誰かのために洋服を合わせるのが好き、商品の特性を把握して流行に合わせてすすめるのが得意、という人にもおすすめです。ただ一概に言えるのは、接客が得意な人向けということです。また素材や色、形に関わる最新の流行を常にチェックしておく、感覚の鋭敏さも求められます。

一方で未経験でも採用してもらえることが多く、正社員や契約社員、派遣スタッフ、アルバイト、パートなど、様々な働き方ができます。働く場所もそのブランドの専門店のほか、百貨店の中のショップ、個人経営のブティックと豊富です。

業務内容は接客、ディスプレイ、販売、商品チェック、並べ替えなどです。最近ではSNSでの発信や、ブログ更新なども業務となることがあります。必要な資格は特にありませんが、扱うものや募集職種によっては販売士の資格が求められるケースもあります。

センスをフルで活かすならファッションデザイナー

服の企画からデザインまでを請け負い、形として世に送り出すクリエイティブな仕事です。ただデザインセンスだけがファッションデザイナーとして成長するために必要なものではありません。センスの良さはもちろん必要ですが、アパレル関係の仕事の経験があるとより優遇されます。

というのも仕様書を作成したり、メーカーへ指示を出したり、コスト交渉、納期管理と非常に多彩な方面で仕事を請け負う必要があるためです。たとえば春をテーマに20代の男性に売り込むアイテムを作るなら、どんなテーマ設定にして、どんな素材を使い、どのようなデザインだとより売れるのか考える必要があります。

したがって企画を作るのが得意という人や、コミュニケーション能力に長けて様々なジャンルに敏感な人も成功しやすい傾向にあるようです。未経験の場合はパタンナー業務からのスタートや、アシスタントから経験を積むこともあり、中には美術を学んだ後にフリーランスの企画専門デザイナーとして大型テーマパークのショー衣装を担当する人もいます。

営業力に自信があるならバイヤー

仕入れが必要な商品は、それを購入する仕入れ担当者、つまりバイヤーが必要不可欠です。生産元からこれは売れると思う商品を見つけ出す力や、お店で並べる際のコンセプトを考えたり、販売価格を検討したりとさまざまな視点から商品をやり取りできます。

ファッション業界の場合は、海外から商品を買い付けることもあるので、英語など語学力があるとバイヤーとしての幅が広がります。相手に対してこれは売れる商品だ、と交渉する語学力や、いざという時に強気に出られるような性格の人はより向いている仕事です。

就職面では未経験でも採用はしてもらえますが、アパレルショップの勤務経験があり、商品の売れ筋や売り上げ管理を担当した経験があるとより採用されやすくなります。まずはそうした売れ筋の把握や、売り上げに関わる仕事で経験を積んでから、バイヤーとして働くのが一般的です。

リーダーシップを発揮できるアパレルマネージャー

ショップで店長や店長候補、マネージャーを担当し、新人育成やマーケティングを通してお店の売り上げや利益を伸ばす仕事です。販売員の先頭に立つ役目もあるので、接客のお手本や在庫管理、商品の発注、ディスプレイ担当などを兼任する場合もあります。

ただし担当する範囲はお店によってまちまちです。小さいお店ならほぼすべての仕事をカバーすることもありますが、大きなお店ではリーダーや店長と業務分担しているケースもあります。現場管理・指導の要となるので、やりがいも大きな仕事です。ショップ店員から経験を積み、アパレルマネージャーまで出世する人もいます。

特別な資格は特に必要ありませんが、担当するショップに対してお客様が求めることを理解するマーケティング能力や、スタッフを育てる指導力は必要不可欠です。周囲への気遣いももちろん求められるので、これまでの経験を活かしながらもっとスキルアップしていきたい、と考える熱意ある人におすすめの仕事です。

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美容関係の仕事の種類

女性と切り離せない美容関連の仕事は、実は接客業だけではありません。どんな仕事があるかチェックして、自分の「好き」を生かしてみませんか。

化粧品が好きなら美容部員

美容部員とは、化粧品販売のプロフェッショナルです。来店された方に対し、その人に合う商品や悩みを解決できる化粧品を紹介して、できるだけ多くの人に買ってもらうことが仕事内容となります。就職場所はデパートのコスメカウンターや、ドラッグストアなどが挙げられます。

一見華やかな職業ですが、美容への関心への高さとアドバイスできるほどの知識が必要であり、来店される方の悩みを的確に聞き出せるカウンセリング能力や、実際のメイクテクニックも販売に関わる大きな要因となります。また自分自身の容姿も、1つのセールスポイントです。

正社員のほか、パートやアルバイトでも募集はありますが、どこでもすぐ就職できるわけではなく、安定性に欠けるのがネックです。美容部員を目指す場合は、自分が今後どうしていきたいか、という人生設計も含めて考えることが重要です。

化粧品の開発に携わる化粧品メーカー社員

日々、化粧品を開発・製造している化粧品メーカーの社員も、美容関係の仕事の1つです。市場ニーズを敏感にリサーチして、どのような製品を作っていきたいか企画を作り、化粧品を開発・製造し、実際に流通させて化粧品を使用する人の元まで届ける仕事です。

メーカーによって得意とするジャンルが異なるので、ターゲットもまちまちですが、中にはほかの化粧品メーカーから化粧品開発・製造の仕事を請け負う「OEMメーカー」というものもあります。基本的に化粧品は生活必需品として需要が安定しているため、正社員として頑張れれば収入もかなり安定します。

基本的に資格は必要ありませんが、日本化粧品検定やスキンケアアドバイザーなどの資格があれば就職に有利です。そのほか営業職を担当する場合は普通自動車第一種免許が求められるなど、その会社や応募する部署によって異なります。

今人気のネイリスト

美しく爪を飾り上げるネイリストは、開業する女性も多く注目度の高い職業です。仕事内容は爪を手入れするネイルケアと、爪を装飾するネイルアートの2つに分けられます。ネイルケアの場合は、爪を磨いて整えたり、甘皮を処理して見た目を美しく整えます。このネイルケアが最も大切な技術であり、重要視されるポイントです。

一方ネイルアートは、様々な手法を用いてお客様の要望に答えながら、爪をデザインしていきます。お客様の要望をきちんと聞き取ることが大切なので、女性と上手くコミュニケーションがとれる人に向いています。また新たな技術が次々と生まれているため、日々勉強をすることが苦にならないとより続けやすいでしょう。

資格がなくてもネイリストにはなれますが、あった方が就職には断然有利です。最も歴史が古く認知度が高い「JNECネイリスト技能検定」を取得しておくと、どこかサロンに就職する場合も技術の裏付けになり、お客様からも信頼されやすくなります。

お客様の美容の手助けをするエステティシャン

美のエキスパートでもあるエステティシャンは、エステティックサロンにおいてそのサロンが手掛けるボディケア、あるいは脱毛、フェイシャルエステなどを行うことが主な仕事となります。女性や男性を問わずに、相手が求める美や癒しを提供する仕事です。基本的に、特別な資格は必要ありません。

しかしお客様の身体に直接触れるため、事前研修や勉強を通してさまざまな知識を身に着けて初めて、エステティシャンとして対応することができます。立ったまま手を使って長時間相手の体をマッサージすることも多いので、見た目以上に体力が必要な仕事です。また経験による積み重ねも技術を左右するため、どうしてもベテランのエステティシャンの方が信頼されやすくなります。

男性の美意識も高まりつつある昨今は、日本では需要が高い仕事の1つです。専門技術に特化したエステティックサロンが非常に増えているのも特徴で、例えば耳かき専門のエステティックサロンもあります。こうした、専門性の高いところを就職先に選ぶのも1つの方法です。

ブライダル関係の仕事の種類

ブライダルに関わる仕事は、結婚式を実際に経験して憧れている、という人も多いかもしれません。式場という場面にも、様々な職業がかかわっています。

挙式や披露宴をコーディネートするウエディングプランナー

結婚式を計画するとき、新郎新婦は多くの人に配慮しながら様々な事柄を決定します。自分たちのウエディング衣装だけでなく、引き出物や料理、ウエディングケーキを用意するか、挙式スタイルはどうするか、披露宴ではどのような衣装にするか、そのチェック事項は膨大です。

そんな様々な決め事のお手伝いをし、新郎新婦から招待客まですべての人が満足する式になるようサポートするのが、ウエディングプランナーの仕事となります。ウエディングに関わる人々との調整やプランの決定などはもちろんですが、何よりも新郎新婦の要望をしっかり取り入れて、お客様の要望を叶えるスキルが必要になります。

そのため、聞き上手であることは第一条件です。さらに段取りを考えて物事を決めるスキルや、人に喜んでもらうことが嬉しいという、面倒見がよい人に向いています。様々な知識を必要とするので、ウエディング専門の学校に通ったり、式場の仕事を通して知識や技術を磨くことが大切です。

披露宴の食卓を装飾するテーブルコーディネーター

イタリアンレストランと和食料理屋の食事が、全く逆のお皿で出てきたら印象ががらりと変わってしまいますよね。同じように披露宴の食卓の装飾は、その式全体の印象も大きく左右します。特に式が始まる前、招待客が真っ先に座って目にするテーブルクロスやナプキン、食器などは重要なアイテムです。

こうしたテーブルの上のデザインを決定するのが、テーブルコーディネーターの仕事です。インテリア関係のセンスが高い人が向いているのはもちろんのこと、広い視野で全体的なバランスをチェックすることが必要になります。

テーブルコーディネートに関わる知識以外にも、実際に提供される料理に関する知識や、マナー、新郎新婦からの要望に応えられる能力も必要です。なのでインテリア好きで、こうした式場やウエディングに関する知識を勉強することを楽しめる人に向いています。

花嫁を美しく着飾るドレスコーディネーター

ドレスコーディネーターは、ウエディングにおいて花嫁を着飾るドレスを一緒に選び、トータルコーディネートしていく仕事です。もちろんドレスだけでなく、ヘアスタイルやメイク方法、身に着けるアクセサリーも含むため、婚礼衣装や和装やメイクなど幅広いファッションの知識が必要になります。

また花嫁に似合うというポイント以外にも、花嫁と花婿が希望する条件もしっかりと取り入れることが必要不可欠なので、ヒアリング力も求められます。ブライダル関連の企業に就職して実務を通じて経験を積むほか、服飾に関する資格を取得するのもおすすめです。

ドレスコーディネーター以外にも、ドレススタイリストやコスチュームコーディネーターという呼び名で募集されることもあります。ドレスだけでなく、和装を身に着ける際の技術、メイクテクニックを磨く必要もあるので、スクールなどを活用した方がまんべんなく知識を学べます。

華やかな式場を作るフラワーコーディネーター

式場を見回すと、様々な花で彩られていることが分かります。また新郎新婦にかかせないブーケや、ご両親への花束など、アクセントとしても活用されます。そのためフラワーコーディネーターは、ブライダルを彩る上で重要な役目を担っています。

資格は特に必要ありませんが、花に対する愛情やセンスはもちろん、式場全体の雰囲気の把握や、新郎新婦の要望のヒアリング、全体の予算を考慮したコーディネートができる必要があります。式の時間内に花が枯れたりしおれないように、季節に応じた生花の手入れも欠かせません。

花に対する知識、技術、アイディアなども学び続けることが大切です。様々な団体が主催する検定試験があるので、例えばフラワーショップに勤務しながら資格取得を目指したり、スクールに通って技術を磨くことが、フラワーコーディネーターとして働く第一歩になります。

クリエイター関係の仕事の種類

自らの創造力や技術力を生かし、クリエイティブな仕事をすることに憧れている人も多いのではないでしょうか。

プログラミングが得意ならプログラマー

プログラミング言語を用い、様々なシステムやソフトウェアの根幹となるコンピュータープログラムを組む仕事です。基本的にシステムエンジニアがシステムの設計図を作り上げ、それに基づいてプログラムを作り上げていく仕事がメインですが、会社によっては経験を積む中でその境界線があいまいになり、どちらも担当してしまうような人もいます。

そうした経験豊富なプログラマーは重宝され、上級プログラマーと表現する職場もあります。ですが最初のうちは正確にプログラムを組むことが何よりも重要です。現在は勉強のハードルもとても低くなっており、初心者向けの書籍も大量に出版されており、文系理系を問わず誰でも目指せる職業です。

就職後に研修を実施する企業がほとんどですが、勉強できる環境にいるのならきちんと情報処理について身につけておいた方がいいでしょう。常に人材不足のIT業界が就職先なので、条件を選ばなければ転職もほとんど困らない状態です。

デザインが得意ならグラフィックデザイナー

インターネットの広告デザイン、書籍の表紙デザイン、ポスターや新聞の広告などなど、様々な情報をデザインして相手に伝える表現手段に落とし込むのが、グラフィックデザイナーの仕事です。企画から制作まで、依頼者とやり取りをしながら形にしていきます。

特別な資格は必要ありませんが、広告として情報をデザインに落とし込むセンス、PhotoshopやIllustratorやDTPの知識が必要です。チームでのやり取りや、依頼主との細かい打ち合わせも必須なので、コミュニケーション能力も求められます。

実務経験を積むことでキャリアアップを目指すタイプの仕事なので、例えば広告代理店や印刷会社、広告制作会社などに勤め、経験を積むところから始まります。中にはフリーとして独立する人や、自分自身で会社を立ち上げる人もおり、人の数だけ仕事が生まれる職業です。

絵を描くのが得意ならイラストレーター

書籍の表紙、挿絵、またゲームで使うイラストなどを手掛ける仕事であり、そこには依頼主の要望をそのまま表現する必要性があります。基本的にどのようなイラストが必要なのか、依頼主と打ち合わせをすることから始まり、納得してもらわなくてはなりません。なので「描きたいものを描く」のではなく「望むものを描く」ことが得意な人の方が、イラストレーターには向いています。

また広告におけるイラストの場合、グラフィックデザイナーとチームを組んで仕事をすることもあります。企業に所属するイラストレーターもいますが、一方でフリーで活躍する人も大勢います。その場合依頼主とのやり取りはすべて自分で担当しなくてはなりません。

基本的にそのままイラストレーターとして独立できることは少なく、グラフィックデザイナーとして仕事の経験を積んでから、フリーとして独立することがほとんどです。賞をとったり人脈を広げたりして、自分で仕事をもらえるよう働きかける能力も大切です。

▼さらに詳しい解説はこちら
イラストレーターの仕事をしたい方必見。必要となる能力と道具

音楽が作れるならサウンドクリエイター

映画やアニメーション、ゲームなどに使用されるサウンドを制作します。曲として形作る作曲能力以外にも、DTMソフトを扱う知識や技術も必須です。今の流行を理解することや、たとえばゲームや映画、アニメの持つ世界観をしっかりと把握して、そこに合う曲を作り出すことも重要です。

特別な資格は必要ありませんが、基本的にはサウンドクリエイターとしての専門学校、あるいは音楽大学を卒業後、コンテンツ制作会社へ就職する人がほとんどです。若手の活躍する場所も幅広く、個人の実力次第ではかなりの高収入が見込める仕事でもあります。

またサウンド制作の専門会社もあるので、自分が得意とする作曲ジャンルなどを持てると、より活躍の幅も広がっていくかもしれません。また昨今は作曲だけに限らず、音楽自体をプログラムに変えるところまで求められるので、パソコンの操作の知識も重要です。

在宅でできる仕事の種類

最後に、家にいながらできる仕事について解説します。仕事としてはまだまだ発展途上のジャンルなので、この先さまざまな仕事が出てくる可能性もあり、注目が集まっています。

聞き取った音声を文字にするテープ起こし

講演会や対談や会議などで録音した音声を文字に起こす仕事で、実は公務員として国会議事堂での会議内容を書き起こしている人もいます。現代では音声をネット経由でもやり取りできるので、在宅の業務が可能になりました。在宅ワーカーを募集するサイトでも、よく目にする仕事の1つです。書籍や講座を活用し、正確に言葉をテープ起こしするにはどうすればいいか学ぶことで、より仕事を請け負いやすくなります。

地道な作業が得意な人におすすめのデータ入力

住所や名刺データなど、さまざまな情報をデータとして入力する仕事です。出来高制の場合が多く、初心者向けだが根気が必要なのが特徴です。使用するソフトは発注側が支給する専用ソフトのほか、ExcelやWordを使うこともありますが、パソコンとネット環境があればできる仕事でもあります。なおデータを入力するだけのベタ打ち以外にも、文章の体裁を整えたりレイアウトも担当するような高単価の仕事もあります。

在宅ワーク初心者におすすめの記事執筆

隙間時間の作業として取り掛かりやすいため、副業としておすすめされることの多い仕事です。記事内容はさまざまで、商品紹介、観光地の紹介、テーマに沿ったブログ記事の執筆、ニュース記事のまとめなどがあります。初心者でも挑戦しやすい1,000文字以下のものから、専門性を問われるような質の高い記事が求められる仕事もあります。ただし単価はそこまで高額ではないため、いかにスピーディーに書けるかが鍵です。

経験者なら高収入なフリーランスプログラマー

在宅でシステムエンジニアの設計に基づき、プログラミングを行う仕事です。プログラマー経験者であり、なおかつ会社員時代の人脈を駆使して仕事を貰っている人がほとんどという面はありますが、フリーランスや在宅ワーカーの中でも高収入なことで知られています。現時点でプログラマーとして働いている人にとっては、将来的な選択肢の一つとなるでしょう。

▼さらに詳しい解説はこちら
家でできるおすすめの仕事とは|時間をうまく活用して収入を得よう

仕事には様々な仕事内容や業務形態の物が存在する

会社や企業に勤めるような仕事以外にも、行政と関わったり在宅で完結する仕事など、現代は様々な業務形態の仕事が存在します。今務めている企業以外にも興味がある、もっとほかの仕事にチャレンジしたい、という人は、少しずつ違う業務形態や仕事内容をチェックしてみませんか。今まで以上に自分が働きやすいジャンルが見つかるかもしれません。

自分のこれまでの経験を踏まえながら、自分の働きやすい仕事を探してみましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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