ダイエット

エネルギー消費に役立つ褐色脂肪細胞|効率的に活性化させる方法とは

女性の大敵、脂肪。これを燃焼させるために、褐色脂肪細胞が役立つことをご存知でしょうか。残念なことに、褐色脂肪細胞のことを知らない人も多いと思います。ここでは、褐色脂肪細胞がどんな細胞なのか、どうすれば増やすことができるのか解説していきます。

褐色脂肪細胞とはどんなものかを紹介

褐色脂肪細胞がダイエットに有効、褐色脂肪細胞を増やすと痩せられるなど聞いたことがある人も多いかもしれません。脂肪と聞くと、つい太る原因の1つと考えてしまいますが、褐色脂肪細胞は少し違います。

年齢を重ねるごとに、痩せにくくなったと感じたり、食事制限などのダイエットを試みるも思うように体重が落ちず失敗に終わったりするのは、褐色脂肪細胞が影響しているのです。

体型維持に欠かすことができない褐色脂肪細胞とはどのような細胞なのか、どうすれば増やすことができるのかを詳しく解説していきます。体型維持やダイエット、健康維持のために、褐色脂肪細胞を効率的に活性化させる方法を学びましょう。

褐色脂肪細胞とは

人間の身体には2種類の脂肪細胞が存在するのをご存知でしょうか。そのうちの1つが褐色脂肪細胞です。褐色脂肪細胞は、脂肪燃焼に役立つ働きがあります。どのような働きがあり、どのような特徴がある細胞なのか解説しましょう。

熱を作り出す役割をもつ

人間の体内にある脂肪細胞は、白色脂肪細胞褐色脂肪細胞の2種類があります。この2種類の細胞は、全く異なった働きがあります。脂肪細胞と聞くと、太る原因だと思いがちですが、糖質や脂質をエネルギーとして蓄える働きのある細胞は、白色脂肪細胞です。使いきれなかったエネルギーは、皮下脂肪や内臓脂肪として体内に増えていくのです。

一方、褐色脂肪細胞は、糖質や脂質を取り込んで熱を作り出す働きがあります。褐色脂肪細胞の存在があることで、エネルギーが消費しやすくなり、太りにくい体をつくることができるのです。

加齢と共に低下する

もともと褐色脂肪細胞は、体内に存在していますが、加齢とともに減少していくことが確認されています。赤ちゃんの頃は、筋肉を使用してエネルギーを燃焼したり、体温調節を上手にすることができません。そのため、赤ちゃんが生きるための力として褐色脂肪細胞が多く存在しているそうです。つまり、褐色脂肪細胞の数が1番多いとされているのは、赤ちゃんの頃となります。

次第に、成長していくことで筋肉量が増し、自分で体温調節なども行うことができるようになるので、褐色脂肪細胞が不要となっていきます。赤ちゃんの頃は全身に褐色脂肪細胞が広がっているのに対し、成人の褐色脂肪細胞は、首・肩・肩甲骨・脇の下・腎臓周辺といった限られた場所のみになります。

つまり、エネルギーを消費する役割のある褐色脂肪細胞が減少してしまうのです。そのため、エネルギーの消費量が減っていき、太りやすくなってしまいます。また、年齢と共に少なくなっていくので、中年太りは褐色脂肪細胞減少が原因とも考えられています。

褐色脂肪細胞が多い人の特徴

太りやすい体質やいくら食べても太りづらい体質の人など、さまざまな人がいます。実は、同じだけ食べても太りやすい、太りづらいという差が生じる原因は、褐色脂肪細胞の多い少ないが関係しているのです。

誰もが褐色脂肪細胞の存在を知れば、多い人が羨ましくなることでしょう。それでは、褐色脂肪細胞が多い人にはどのような特徴があるのかチェックしてみましょう。

基礎代謝が良い

褐色脂肪細胞は、糖質や脂質をエネルギーとして消費します。そのため、褐色脂肪細胞を多く持っている人は、基礎代謝量が多いのが特徴です。基礎代謝量とは、何もしないでじっとしているだけで、消費されるエネルギー量のことをいいます。
褐色脂肪細胞が多い人では、基礎代謝量が必然と多くなるので、褐色脂肪細胞が少ない人と同じ量の食事をしても太りづらくなるのです。

つまり、褐色脂肪細胞が多い人は、食べながらどんどんエネルギーを消費していきます。一方、褐色脂肪細胞が少ない人は、エネルギー消費に時間がかかります。このエネルギーの使い方の違いで、褐色脂肪細胞が少ない人は、同じ量を食べても太りやすくなってしまうのです。

▼基礎代謝について詳しく知りたい方はこちら
自分の基礎代謝を知ってボディメイク!基本情報やアップさせる方法

体温が高い

基礎代謝量が多く、エネルギーを消費しているので、体温も必然と高くなる傾向にあります。つまり、褐色脂肪細胞が多い人の特徴として、体温が高いことがあげられます。

体温が1度下がるだけで、基礎代謝量だけでなく免疫力や体内酵素の働きも全て低下してしまうのです。つまり、体温が高いことで冷え性になりにくく、病気にもなりにくくなります。褐色脂肪細胞が多いことは、体型維持やダイエットに良いだけでなく、さまざまなメリットがあるのです。

褐色脂肪細胞を増やすためには

さまざまなメリットがある褐色細胞細胞ですが、年齢と共に減少していってしまいます。1度減った褐色脂肪細胞は、残念ながら増やしたり、元に戻すことはできません。

増やすことはできませんが、褐色脂肪細胞を活性化させることは可能です。活性化させることで、褐色脂肪細胞を多く持っている人と同じ効果を得ることができます。それでは、褐色脂肪細胞を活性化させるための方法を確認しましょう。

寒冷刺激で活性化

人の身体では、冷たいという刺激を受けることで、交感神経がアドレナリンやノルアドレナリンというホルモンを分泌します。このホルモンが褐色脂肪細胞を刺激し、活性化することができるのです。つまり、褐色脂肪細胞が存在している首・肩・肩甲骨・脇の下などを冷やすのが有効です。

シャワーを使う

褐色脂肪細胞は冷やすことで活性化されることが分かりました。冷やす簡単な方法は、身体に冷水のシャワーをあてることです。特に、褐色脂肪細胞のある部位がおすすめです。さらに、冷水シャワーをただあてて冷やすだけよりも、より効果的な方法があります。

1.身体の部位に20度程度の水を約30秒かける
2.冷水をかけた場所と同じ部位に40度程度のお湯を約30秒かける
3.5回程度繰り返しおこなう

この方法は、温冷浴といいます。冷たい水と暖かいお湯を交互にかけることで、褐色脂肪細胞が体温を下げないようにと活性化されやすくなるのです。ただし、20度程度の水は、かなり冷たいと感じます。いきなり冷たい水を浴びると心臓に負担をかける原因となるので、温度を少しずつ調整して慣らしながらかけるようにしましょう。

水泳も褐色脂肪細胞活性化に効果的

冷やすことで刺激となるので、水中の中での全身運動である水泳は、褐色脂肪細胞を活性化させるのに効果的と考えられています。水中では、身体が冷やされ多くの熱が奪われます。そのため、体温を維持しようと褐色脂肪細胞のスイッチが入るのです。

温水プールでは、水温が高い場合もあるので、効果を実感できない可能性があるため注意してください。できれば、18度以下の水で身体の負担にならない程度に運動することがおすすめです。

手を冷やして褐色脂肪細胞を活性化

褐色脂肪細胞を活性化させるために、必ず褐色脂肪細胞が存在している部位でないといけないかというと、そうではありません。実は、手のひらには冷たいと感じる冷点が集中しています。そのため、手のひらを中心に冷やす方法も効果的です。
冷やす方法は、シャワーであてるのと同じように、温冷浴の手順で冷たい水と暖かいお湯を交互に触るのが良いでしょう。

褐色脂肪細胞を活性化させる食べ物

褐色脂肪細胞を活性化させるためには、交感神経から分泌されるホルモンが重要です。冷たいと感じたときにも分泌が促されますが、同じ状態を食べ物を食べることでつくりだすこともできます。どんな食べ物でもよいというわけではないので、活性化できる食べ物をピックアップしました。

辛い食べ物で活性化

唐辛子や生姜、わさびなどに含まれる辛味成分には、褐色脂肪細胞を活性化させる働きがあるといわれています。皮膚が冷たいと感じ、脳に伝達するのと同じようなセンサーが体内にもあります。そのセンサーが辛味成分の刺激を受けることで、褐色脂肪細胞の活性化につながるのです。このセンサーは、口の中や胃や腸といった消化器官に存在しています。

油で活性化させる

魚油に含まれているDHAやEPAも褐色脂肪細胞の活性化に効果的です。魚油は、必須脂肪酸といわれる体内でつくることができない必要な栄養素です。必須脂肪酸が不足することで、皮膚の乾燥や免疫不全、脳の発達障害などを引き起こします。食事からしか摂取出来ない必須脂肪酸が含まれ、褐色脂肪細胞にも好影響をもたらす魚油は、積極的に摂取したい食品といえるでしょう。

カフェインやカテキンを取り入れる

コーヒーに含まれるカフェイン、緑茶に含まれるポリフェノール・カテキンなどの栄養素も交感神経を刺激して、褐色脂肪細胞の活性化に有効とされています。緑茶であれば、毎食後に2杯ずつ飲むのがおすすめです。ペットボトルで売られている緑茶でも、急須で入れた緑茶でも同じような効果があるそうです。

ただし、コーヒーは体内時計にも影響があるので、寝る前は避けるなど睡眠時間に影響が出ないように注意してください。

▼その他脂肪燃焼に効果のある食べ物について詳しくはこちら
脂肪燃焼効果のある食べ物や飲み物とは?摂取して効率よく痩せよう

褐色脂肪細胞とベージュ細胞

近年、もう1つの脂肪細胞があると確認されました。それは、褐色脂肪細胞と同じ働きをするベージュ脂肪細胞です。白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞のあいだを取って名付けられたそうです。このベージュ細胞の発生の仕方は、白色脂肪細胞がベージュ脂肪細胞に変化する場合と白色脂肪細胞になるはずだった細胞が何らかの原因で変化してベージュ脂肪細胞になる場合の2つの説があります。

どちらにしろ、今まで憎き脂肪と思っていた白色脂肪細胞がベージュ脂肪細胞になり、エネルギー消費に役立ってくれるということです。たとえ、体内の褐色脂肪細胞が減少してもベージュ脂肪細胞によって、体型維持が可能になるのです。

しかし、発見されてまだ間もないベージュ脂肪細胞については、どのように増やし、活性化させることができるのかは、世界の研究者たちが研究を重ねている状態です。今後の進展に期待しましょう。

褐色脂肪細胞は増やせないが活性化は可能

エネルギーとして蓄える白色脂肪細胞、エネルギーとして消費してくれる褐色脂肪細胞、白色脂肪細胞が変化して生まれたベージュ脂肪細胞と3種類の脂肪細胞が存在します。ダイエットや体型維持に重要なのは、褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞です。

ベージュ脂肪細胞も一説には、褐色脂肪細胞と同じような刺激の仕方で活性化すると言われています。そのため、寒冷刺激や魚や辛味成分のある食べ物、緑茶などを積極的に摂取して、まずは褐色脂肪細胞を刺激しましょう。そうしているうちに、もしかしたらベージュ脂肪細胞も活性化するかもしれません。

褐色脂肪細胞を活性化する方法は、特に難しいことはありません。すぐにでも実行できることもあるので、是非試してみましょう。褐色脂肪細胞を活性化させて、理想の体型を手に入れましょう。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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