大事なのは相互扶助とコミュニティ。ひとりで生きていく可能性が高くなったときに考えたいこと
ひとりで生きていく可能性が高くなったら
失恋をして、初めて気がついた。自分は奥さんには向いていないということ。今は、やりたい仕事も趣味もある。追いかけているだけで時間が過ぎるし、そんな日々に家事をプラスできない。
家庭的な奥さんを求められることに疲れて、彼との別れを選ぶ人も多いはず。
今は、ひとりを選ぶ女性も少なくありません。昔と今とでは時代が違います。大切なのは、ひとりだったとしても、どう生きるかです。
今回は、ひとりでいきていく可能性が高くなったときに考えたいことをご紹介します。
仕事や趣味を追いかけていい
仕事や趣味に対する本気度が他の人と違うと、どうしても恋愛への優先順位が低くなります。
たとえば、個人事業主や起業家のように、わざわざ新しく「家庭」という拠点をもたなくても、今の段階で自分の拠点をもっている場合、さらに拠点を増やすとキャパオーバーに。
お付き合いしている彼が理解のある人なら問題ありませんが「自分が家に帰ったときはいてほしい」「家事を任せたい」と、一方的に条件を押し付けられるなら、これ以上は無理をしない方が自分のため。
何歳になっても向上心のある人は、夢を追いかけます。たとえ周りから「そんなことはその歳でできないわよ」と言われても、やり遂げるのです。
ひとりで生きていく可能性が高いなら、仕事や趣味を追いかけ暮らしを豊かにしましょう。
実家とは別の拠点をもつ
ひとりで生きていると言いながらも、まだ実家で暮らしている人も多いのでは?
昔のように両親は今の時代の傾向を知り「早く結婚しなさい」とは言わなくなってきています。今すぐ一人暮らしをしなければ、という思いにも駆られません。
ただし、大人になると実家暮らしならではのストレスが発生します。「朝からお風呂に入りたいのに水道代がムダだと言われる」「家事をやらなかっただけで母親の機嫌が悪くなる」と、自分のペースで暮らしにくくなってしまいます。
どうしても、ひとりの環境を確保したいなら、ひとり暮らしを検討するのもあり。
実家と同じエリアに住めば、病院や買い物先もわざわざ変える必要がありません。今すぐ一人暮らしが実現できないなら、せめてサードプレイスを増やし、ひとりになれる空間をつくってくださいね。
なじみの店を増やし、寂しさをカバーする
ひとりで過ごしていると、誰かに側にいてほしいという気持ちになることも。家族ではない、誰かに話を聞いてほしいときもあります。そんなときのために、普段からなじみの店を増やしておきましょう。
街の中にある、落ち着いた雰囲気の喫茶店。カウンターに座るたびにオーナーが話しかけてくれて、小さな悩みも相談できるようなお店。何回か通っていると、好き嫌いまで覚えてくれます。久しぶりに行っただけで「久しぶりですね」と言われると、寂しさや孤独もあっという間にすっと消えるのです。
常連のお店が増えると、その中から個人的に交流する場合も。友達でもない、知人でもない「いつものあの人」がいてくれるだけで、寂しさを紛らわせます。
家族がいなくなったときに、誰に支えてもらうか
ひとりの人生を歩むときに一番問題になるのは、今、一緒にいる両親が去った後、誰に支えてもらうかです。ここでポイントになるのは「相互扶助」と「コミュニティ」。
一つ目の相互扶助ですが、独身同士の友達や親友との交流をなによりも大切にしておくことが、ひとりの人生を生ききるポイントになります。
先日、親友とお茶をしたときのことです。「仕事優先だから、ひとりで生きていくかもしれない」と言ったときに、彼女は「このままずっと独身同士だったら一緒に住もう。
結婚したとしても、私があなたを引き取るから」と言ってくれました。親友との信頼関係を強化していれば、側で見守ってくれるという「支え」を一つ手にしたことになります。
家族以外の支えをつくることが最大のポイントなのです。
また地域の人たちと接触しておくこともひとりで生きるうえでは重要です。同じマンションやアパートの人とも積極的に挨拶をし、顔を覚えてもらう。
信頼できるかかりつけ医をみつけておくこと。地元で常連のお店を増やすことも、何かあったときにお互いに助け合えます。
助け合う関係をいくつも築きあげれば、ひとりの人生もそこまで不安がらなくても生きていけます。
いろんな生き方があっていい
ひとりで生きる。新しい生き方の一つです。メリットもデメリットもあります。本当にひとりを選んでも後悔がないかは、自分自身で確認。
ひとりで生きていくなら、リスク解消に努めること。周りに支えてもらいながら、ひとりの人生を楽しみましょう!