コンシーラーを塗る順番とは。もっとキレイになれる活用術を知ろう
コンシーラーとは
コンシーラーは、ファンデーションだけではカバーできない肌トラブルを隠してくれる、とても優秀なアイテムです。ですが「コンシーラーの使い方ってこれであっているのかな?」と悩みながら使っている人も多いのではないでしょうか。
コンシーラーの使い方自体はとてもシンプルですが、実はコンシーラーには塗る順番やいくつかの種類があります。また、コンシーラーの種類によって得意とする肌悩みも違うため、選び方を間違えていると、隠せるはずの肌悩みがカバーできていないこともあるのです。コンシーラーを詳しく知って、肌悩みをもっとキレイに、そして自分らしいメイクに変えていきましょう。
コンシーラーを塗る順番を覚えよう
意外と知らない人も多いのが、コンシーラーを塗る順番です。使っているファンデーションによって、コンシーラーを使うタイミングが変わってきます。
コンシーラーを塗る順番
コンシーラーは、使用しているファンデーションによって、使う順番が変わります。「使う順番が違うくらいで何か変わるの?」と思うかもしれませんが、この順番にこだわることでより肌悩みを自然にカバーし、キレイに仕上げることができます。
化粧下地とコンシーラーの順番
メイクの基本的なルールでは、液体・クリーム状のものはパウダー状のものの前に塗ることが前提です。化粧下地を先に塗ることで、顔全体の色むらをカバーし、さらにその後にのせるコンシーラーが顔につきやすくなります。
コントロールカラーを使う場合も、コンシーラーより前に使いましょう。コンシーラーを先に塗ってしまうと、顔にのりにくくなるばかりか、色味のバランスを調節することが難しくなる可能性があります。
パウダーファンデーションとコンシーラーの順番
コンシーラーをよりなじませ、落ちにくくするためには、パウダーファンデーションより先に塗ることが大切です。ファンデーションを先に使うと、後からコンシーラーをのせた部分だけ不自然に浮いてしまったり、十分に密着できず、すぐよれたり落ちてしまったりするためです。「気になる部分をカバーしたらパウダー」と覚えておきましょう。
リキッドファンデーションとコンシーラーの順番
一方、リキッドファンデーションの場合はコンシーラーを先に塗ることが重要です。リキッドタイプのファンデーションはそれ自体がカバー力を持っているため、コンシーラーを先にのせておくとその部分だけ厚塗り感がでてしまい、全体になじみにくくなります。
ファンデーションをしっかりなじませてから肌にのせることで、自然な仕上がりになり化粧持ちもよくなります。さらに密着力と持ちをよくしたい場合は、一番最後にフェイスパウダーをのせることで、コンシーラーがより肌になじみやすくなります。
bbクリームとコンシーラーの順番
下地とファンデーションの機能が一体となったbbクリームは、とても便利なアイテムです。bbクリームを使う場合は、リキッドファンデーションと同様に先に塗っておくことが大切です。bbクリームはカバー力が高く、日焼け止めの効果も持ち合わせているものが多いので、コンシーラーを先に使うと肌への負担が大きくなり、メイクの崩れにもつながってしまいます。
bbクリームを塗った段階である程度カバーできているようなら、コンシーラーをあえて使わずにフェイスパウダーをのせて肌の色味やきめを整えるのもひとつの方法です。
㏄クリームとコンシーラーの順番
カラーコントロールに最適なccクリームの場合は、コンシーラーより先に塗ることがポイントになります。ccクリームはもともと、色味をコントロールしてよりナチュラルな美しさを出すためのアイテムであり、カバー力自体は低めです。
しかし肌のくすみや赤みを隠しやすく、ナチュラルメイクに仕上げたい人にとって㏄クリームは肌への負担も少なく便利なアイテムです。シミや目のクマ、ほうれい線をコンシーラーでカバーをするか、よりカバー力のあるbbクリームや他のファンデーションを使うかは検討の余地があります。
クッションファンデーションとコンシーラーの順番は?
クッションファンデーションとは、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションの中間のような性質を持ち、ツヤのある肌に仕上げやすいのが特徴です。パウダーとリキッドの中間のファンデーションというとコンシーラーの順に迷うところですが、リキッドと同様に後からのせるのがよいでしょう。
コンシーラーを最後にのせると、クッションファンデーションで整えたツヤが消えてしまうことがあるためです。ただし全体的にマットな質感に仕上げたい場合は、この限りではありません。
コンシーラーの種類をチェックしよう
コンシーラーというと、どのようなタイプをいつも使っているでしょうか。実はタイプ別に、得意とする肌悩みがそれぞれ異なります。自分に合うものを選んでみましょう。
コンシーラーの種類
コンシーラーには、リキッド、スティック、クリーム、ペンシルの4種類があります。隠したい肌悩みに対して向き不向きがあるため、自分がどこをカバーしたいのかを考えて選ぶことで、いつもコンシーラー選びに迷っていた人でもどれにするか選びやすくなります。
またコンシーラーごとに、カラーバリエーションにも差があります。自分の肌に合う色がみつからない場合、違うコンシーラーのタイプを探すことでみつけられることもあります。
ナチュラルなリキッドタイプ
広範囲の肌悩みを薄くカバーしたいときにおすすめなのが、柔らかく薄く伸びてくれるリキッドタイプです。保湿力が高いのも特徴で、またハイライト効果を持つものもあります。さらりと薄く伸びるため、シワや毛穴にたまりにくく、ほうれい線のような範囲の大きなものもカバーしてくれます。
薄くつくため重ねづけしても厚化粧にみえにくく、大きく開いた毛穴をカバーしたいときにもおすすめのコンシーラーです。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B004D1430K” title=”【医薬部外品】 DHC薬用 アクネケア コンシーラー(ナチュラルオークル01)”]
ニキビが気になるという人にもおすすめのリキッドコンシーラーです。
カバー力の高いスティックタイプ
こっくりとした練り状のコンシーラーで、固めで伸び自体はよくありませんが、ニキビ跡やシミを隠したいときにうってつけの高いカバー力を持っています。肌にしっかりとなじませることで密着度も高まるため、落ちにくいのが特徴です。ただし塗り重ねると厚塗りにみえがちなので、使い方には気をつけたいところです。
また、使う量がほんの少しでよいため、コスパがよいのもスティックタイプの特徴です。サイズも小さく持ち運びやすいので、出先でのお直しにも活用できます。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B005DP2M76″ title=”マキアージュ コンシーラースティック EX 2 (ナチュラル) 3g”]
シミ・ソバカス・色ムラをしっかりカバーしてくれます。また、肌と一体化して、自然にしあげる美肌コンシーラーです。
ほどよくカバーするならクリームタイプ
リキッドタイプとスティックタイプの中間的な存在で、ほどよいカバー力で広範囲に使えるのが特徴です。またコンシーラーにありがちな「自分の肌色に合う色がない」という悩みを解決してくれる色展開の豊富さも兼ね備えており、迷ったらこのタイプのコンシーラーを選ぶのもおすすめです。
また、クリームタイプは油分と水分のバランスが程よく保湿効果を含むアイテムが多いため、肌が乾燥すると毛穴が開いてしまうという人にもおすすめです。パレットの上に数種のカラーがまとめられているタイプのものもあるので、色味に悩む人には特におすすめです。
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スムーズなつけ心地で高いスキンケア効果のクリームタイプのコンシーラーです。
細かい修正に使えるペンシルタイプ
油分の少ないサラリとしたコンシーラーで、小さいシミやそばかすへのカバーに優れた効果を発揮します。しかし、鉛筆のような形をしているため、肌の薄い部分や炎症を起こしたニキビには不向きです。広い範囲を塗るのではなく、細かなところを修正するためのものと考えて選びましょう。
鉛筆のように少しずつ削って使うタイプと、芯を繰り出して使うタイプがメジャーです。使い勝手によって、自分に合う方を選びましょう。
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全8色あるお直し専用のペン形リキッドコンシーラーです。
コンシーラーを使って肌のお悩みをカバーしよう
最後に肌悩みに合うコンシーラーを、気になりがちな悩みごとにチェックしていきましょう。
肌悩みに合わせたコンシーラーを選ぼう
隠したい肌の悩みは人それぞれ、ですがファンデーションや下地を塗りすぎると厚塗りになってしまいがちです。そんな時に悩みや肌の部位ごとにコンシーラーを使い分けることで、よりキレイにカバーできます。
また、コンシーラーの色味を合わせることも大切で、自分の肌に合うものを選ぶことで肌悩みをカバーしやすくなります。もし可能であれば、肌色に合うコンシーラーと、それより暗めの色、明るめの色と3色そろえておくと、より多くの悩みに対応しやすくなります。
シミをカバーしたいときは
ピンポイントでシミをカバーしたいなら、カバー力の高いスティックタイプが有効です。カバー力が高くしっかり密着してくれる練りタイプのスティックコンシーラーが、使いやすく持ち運びも便利なのでおすすめです。
また色味は、自分の肌色より少し暗めの色を選びましょう。「シミは色が濃いから明るい色で隠さないと」と考えている人もいるかもしれませんが、実は明るい色をのせるとその分、色が浮き上がって目立ってしまいます。色味を確認しながら、シミをカバーしていきましょう。
細かなシワをカバーしたいときは
細かい目じりのシワや、ぽつぽつとした斑点のようなシミはまとめてカバーするよりもペンシルタイプが有効です。シワや小さなシミに少しだけのせるようになぞってからスポンジでぼかすと、より肌になじみやすくなります。ペンシルタイプは油分が少なくさらさらとしているため、全体に薄くのることでシワを目立たせずに隙間を埋めてくれます。
また、顔の中で「ここを目立たせたいな」という部分を、ファンデーションや肌色より明るい色のペンシルコンシーラーでなぞってからスポンジでぼかすと、ハイライトとしても使えます。白色のペンシルコンシーラーは特に肌色を問わずハイライトを入れることができるため、1本あると重宝します。
ほうれい線をカバーしたいときは
老け顔にみえがちな原因のひとつであるほうれい線は、できれば隠しておきたい肌の悩みです。ほうれい線にはさらりとよく伸びてシワにたまりにくいリキッドタイプが有効で、ほうれい線にできる影を隠して目立たなくさせてくれます。
色は影を隠すためなので、ファンデーションや肌色より明るい色味のものがおすすめです。ほうれい線と交差するように少量ずつ数カ所に分けてのせたあと、軽く叩き込むようになじませるのがおすすめです。
毛穴をカバーしたいときは
鼻や頬などの毛穴はコンシーラーを使うことで、でこぼこと黒ずみをカバーし、肌が均一に整っているようにみせてくれます。黒ずみが気になる毛穴には、スティックタイプがおすすめです。肌に直接塗らず、指先やブラシを活用して気になる部分へのせていき、薄く重ねるように繰り返して伸ばすと効果的です。
たるみや開いた毛穴はリキッド、クリームタイプがおすすめです。油分と水分のバランスが程よいものが多いため、たるみの原因ともなる乾燥を防ぎ、薄く伸びるカバー力を活かすことで、毛穴自体を自然と隠してくれます。
コンシーラーを活用してもっとキレイに
「コンシーラーを使うと白く浮いてしまう」、「逆に毛穴が目立って使いづらい」という人、もしかするとコンシーラーの選び方や使い方が合わないものだったのかもしれません。コンシーラーは使い方さえおさえれば、簡単に肌悩みをカバーしてくれる優秀なアイテムです。
また、ハイライトやシェーディングとしても活用できるので、色味が何種類かあるとメイクの幅をより広げてくれます。コンシーラーを日ごろのメイクに取り入れて、もっとキレイになっていきましょう。