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秘書検定3級でスキルアップ。社会的常識やマナーを身につけよう

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ステップアップするなら秘書検定

「秘書検定」は、取得しておくといい資格のひとつとして挙げられることが多いです。だれもが一度は耳にしたことがある資格といっても過言ではないでしょう。秘書検定は、秘書業務に関することだけではなく、社会的常識やマナーなどが問われる試験で、だれでも受験可能です。

秘書検定3級では、秘書検定のなかでも初級にあたります。就職を控えた高校生や大学生、若手の社会人に人気があり、社会的常識を身につけるのにも、役に立つ資格です。

エントリーシートや履歴書を書く際には、保持している資格として書けるので、自己アピールにつなげることもできます。秘書検定を取得して、ステップアップを目指しましょう。

秘書検定3級について知るために

秘書検定の試験は、理論と実技に分かれており、それぞれ60%以上で合格になります。理論は、必要とされる資質、職務知識、一般知識のなかから、実技は、マナー・接遇、技能のなかから出題されます。

秘書検定の初級である3級を受けるためには、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。3級の試験概要について確認していきましょう。

秘書検定3級を受けるための流れ

秘書検定を受験するための申し込み方法は、次の3つがあります。

・インターネット申込(受験料はクレジットカード払いかコンビニ支払いを選択)
・書店申込(願書と同時に受験料を支払う)
・郵便申込(願書と一緒に現金書留で送付)

受験料は級によって異なりますが、3級の場合は2,800円です。申し込みが受け付けられたあとに、受験票が発送されてきます。申し込み後は試験級の変更や追加、取り消しができませんので注意しましょう。

スケジュールをチェック

秘書検定の受験を検討している場合、まずは試験日を確認します。秘書検定3級は、年に3回受験するチャンスがあります。例年6月・11月・2月に試験が実施されています。

受験の受付期間は、試験日の約2カ月~1カ月前までとなっています。受付期間が過ぎているものは、試験日がまだでも受験できません。次の日程が発表されるのを待ちましょう。

秘書検定の次回予定は、以下のサイトで確認することができます。受験勉強の期間を逆算し、受験する日程を決めましょう。
【参考URL:http://jitsumu-kentei.jp/HS/guidelines/contents】

出題範囲を確認

3級では、選択式問題(マークシート)と記述問題が出題されます。試験の領域は「理論」と「実技」に区分されており、それぞれ設問数が定められています。

「理論」の領域では次のような設問があります。

まずは「必要とされる資質」が5問。秘書の資質として上司の手助けなどの職務、臨機応変に判断したり、気を利かせたりする問題がでます。続いて「職務知識」が5問。上司の留守中などや、仕事をどう手助けするのかなどです。さらに「一般知識」が4問。経済用語などの意味と組み合わせの中で、不適切の選択がでます。初歩的な秘書的業務の理解が必要になります。

「実技」の領域では次のような設問があります。

「マナー・接遇」から9問。礼儀作法、言葉遣い、目上の人の接し方、社交常識など問われます。「技能」からは2問。文書、ファイリングなどの初歩知識、会社での環境設備がでます。公式サイトでは、過去に実際に出題された問題が一部抜粋されています。目を通しておきましょう。
【参照URL:http://jitsumu-kentei.jp/HS/guidelines/contents】

秘書検定3級の難易度

合格率が約70%といわれる秘書検定3級。合格率が高く、受験資格もないので、取得しやすい資格のひとつです。秘書検定3級の難易度はどのぐらいでしょうか。具体的にみていきましょう。

全体的に合格率が高い

昨年度に実施された第113回で、秘書検定3級は66%の合格者を出しています。受験者数は13,639名、うち合格者は9,036名でした。その数字からも、合格しやすい資格であることが分かります。

受験者の内訳は高校生や専門学校生、大学生など学生が多く、就職活動前に社会人としてのスキルをつけるために利用していると考えられます。

合格率の高さからも分かるとおり、問題の難易度はそれほど高くありません。過去問などの問題集にしっかり取り組んでいれば、十分合格できるでしょう。
【参考URL:http://jitsumu-kentei.jp/HS/totalize/contents】

社会人なら取りやすい資格

すでに社会人としての勤務経験がある人であれば、初歩的な秘書業務については理解できていることが多く、難しく感じることは少ないでしょう。仕事をしているうちに、すでに身についている社会的常識やマナーが出題されるので、1から勉強する必要はありません。受験勉強にかける時間もそれほどとらなくてもいいので、社会人には取りやすい資格といえます。

ただ、油断は禁物です。初歩とはいいながら、秘書検定独特の言い回しなどがあり、問題をよく読まないと間違えてしまうこともあります。自分では正しいと思っていても、敬語の使い方などが間違っていることも考えられます。思い込みの知識だけで合格できる資格ではありません。今一度勉強し直しておくことが重要です。

短期集中型さん向け合格術

資格は取得したくても、長時間かけて勉強するのが苦手な人や、まとまった勉強する時間が取れない人には、短期集中型の人向けの合格術があります。短期間で合格するための方法をチェックしていきましょう。

繰り返し問題を解く

秘書検定の勉強といっても、なにから始めたらよいのか悩むかもしれませんが、独学で勉強するのに必要なものは、問題集とテキストです。繰り返し問題集を解くことで力がつきます。併せて、テキストも読み進めていきましょう。

問題集を使った受験勉強と考えると苦痛に感じる人もいるでしょう。しかし秘書検定3級に関していえば、秘書的業務の習得というより、社会人としてのマナーを習得することを目的と考えることで、勉強に取り組みやすくなります。

試験ではマークシート式と記述式の設問があります。マークシート式の設問に対応するには、できるだけ多くの問題を解くことが重要です。問題集を解いていくと、出題パターンが似ていることが分かってきます。出てくる問題の言い回しに慣れることが重要になります。たくさん解くことで、いろいろな問題に対応できるようになるでしょう。

記述式は「マナー・接遇」と「技能」の分野から出題されます。特に、手紙、ビジネスレターの文書作成や、尊敬語、謙譲語、グラフ作成などに慣れておくといいでしょう。

解説をよく読む

問題を解いたあと、間違えたところの解説は必ず読みましょう。文章で読んだだけでは頭に入りづらいこともあります。その際は、実際の会社に置き換えて想像してみましょう。実体験に置き換えることで、より間違いを克服しやすく、正解への近道となります。

また、解説をよく読むことで、自分がどのような問題を間違えやすく、理解不足なのはどの部分なのかを分析することができます。理解不足のところをテキストに戻って確認し、再度取り組むことで、よく間違える問題を減らしましょう。正解率を上げることで、本番の試験に自信をもって望むことができます。

合格基準が60%とはいえ、理解不足の部分が多いままでは不安が残ります。試験を受けるからには、1回での合格を目指したいものです。しっかりと解説を読み込み、理解度を上げておきましょう。

秘書検定で働き方を見直せる

秘書検定を受けるために勉強した知識が、ビジネスの現場でとても役に立つことが多くあります。秘書検定の出題範囲は、秘書業務に関するものだけではありません。どんな職場でも通用するビジネスマナーや一般常識も含まれているので、就業先を問わず、実務のなかで活かすことのできる知識を習得できます。

社会にでると、自分の敬語やマナーなどが正しいかどうか不安に感じる機会も増えます。不安を抱えたままでは、仕事に差し支えることもでてきます。秘書検定に合格することは、自分の行動に自信を持つことにつながります。働き方を見直すためにも、ぜひ、秘書検定に挑戦してみましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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