資格・語学

「TOEIC990点」も夢じゃない。効果的な勉強法でたどり着こう

英語力を評価するためのもっとも信頼できる指標といわれているTOEIC。大学生なら600点持っていれば就職にも有利とされるなかで、満点の990点を獲得している人がいます。満点にたどり着くための勉強法とメンタリティとは、どんなものなのでしょう。

TOEICで990点を取るには

TOEICの受験者のうち、900点以上を獲得するのは全体の上位3%とされ、満点の990点を獲得するとなると、上位0.33%以内というデータがあります。すでに900点を持っていても、そこから3年かけて満点を目指す人がいるなど、「TOEIC990点」というものには特別の価値があるようです。

では、満点を取るためには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。

TOEICで990点をとる意味

TOEICの高得点を目指している人のゴールは、必ずしも満点の990点とは限りません。800点でも就職活動や社会生活では大いに評価されますし、900点を取っていれば、文句なしに高い英語力の持ち主として自信を持って生きていけるでしょう。

また、TOEICはリスニング能力とリーディング能力をテストするものなので、スピーキング能力に関しては判定できません。最近はスピーキング力が社会でも重視されていることを背景に、TOEICで満点をねらうよりも、スピーキング力を上げるトレーニングにシフトする人もいます。

それでも満点を目指し、たどり着いた人への取材などからは、一見意味のない990点を目指すプロセスやモチベーションに意味があり、その経験が、その後の人生のなかで役に立つのだ、という感想が聞かれます。

TOEICで990点満点を取るための勉強方法

それでは、TOEICで実際に満点を取るためにはどのような勉強方法がおすすめなのでしょうか。

参考書やテキストを読み込んで繰り返し解く

まず、TOEIC受験のための参考書やテキストを購入しましょう。ほとんどの書店でTOEIC受験対策コーナーなどが設けてありますから、そのなかで、自分がしっくりくるものを何冊か選びます。公式の問題集は、基本的な問題のパターンや出題文の傾向などをさぐる意味でもおすすめです。

スポーツなどでもそうですが、反復練習が大切です。問題を繰り返し解くことで、自分が正解しやすいもの、間違いやすいものがわかってきます。問題は解いて終わりではなく、特に間違えた問題に関しては、どうして間違えたのかを見直し、復習し、次に同じ問題が出たときには絶対に正解できるように、きっちり理解する必要があります。

1日の勉強時間は3時間以上とる

次に、勉強時間の確保というのも重要です。留学をしながら一年間で英語力を上げて、帰国後TOEIC990点を取った人の事例などでは、現地での英語の授業が1日4時間、その復習と資料や文献の読み込みなどに1日6時間、トータル10時間勉強する生活を欠かさず続けたそうです。

そこまでは難しいとしても、最低でも1日3時間は勉強時間を確保したいところです。TOEICにはリスニングパートとリーディングパートがあります。両方のスキルを上げるには、1日3時間でも足りないかもしれません。集中力が続かないタイプのかたは、色であればブルー、アロマであればローズマリーの香りが、脳の集中力を高めてくれます。

重複しない問題を1万問解く

繰り返し問題を解いているだけだと、正解率は上がりますが、わかったような気持ちになり、ひねった問題や引っ掛け問題などへの対応が甘くなってしまいます。自分の弱点が克服できた段階になったら、違う問題集を解いて、バリエーションを広げましょう。1万問というラインは、問題のパターンが把握できて、楽に解けるような感覚が得られる分岐点なのです。

それができたら、今度はスピードを上げるためのトレーニングです。TOEICは非常に問題数が多いので、少しでも時間が余れば、見直しに使うことができます。そのためには、多くの問題を速く解くトレーニングが欠かせません。実際より短い時間を設定して、模擬試験を解いてみることを繰り返しましょう。

聞き取れない単語を無くしていく

リスニングの勉強では、とにかく聞き取れない単語を繰り返し聞いて、聞いたことをそのまま書き取る、ディクテーションを積み重ねていきましょう。リスニングパートは、リーディングパートと違い、聞き直し、見直しができないので、一度きりの勝負です。

また、聞き取りづらい単語を自分で発音して口に出してみるのもおすすめです。最初はゆっくり、徐々に問題と同じようなスピードに。正しい発音で声に出したものを耳で聞くことはリスニング向上につながりますし、逆に、正しく聞けた単語しか実際に話すことはできないともいわれています。リスニング力の向上が、スピーキング力の向上にも役立つのです。

TOEICで990点取るための問題の解き方

実際に問題を解く際には、何を意識して臨めばよいのでしょうか。

リスニングの選択肢は事前に読んでおく

他の試験に比べてTOEICはリスニングパートの配点が高いことでも知られています。音声を聞きながら選択肢を読むと、聞くことと読むことを同時にしなくてはならず、頭が混乱します。音声が流れる前に、選択肢であったり、題材となる写真などをしっかり見て、流れる音声のイメージをしておきましょう。

わからない問題は後回しにする

TOEICの問題数は200問もあります。特にリーディングパートはわかる問題、時間がかからなそうな問題から手をつけて、苦手な問題、答えに迷うような問題は飛ばして、余った時間でじっくり取り組みましょう。最終的には、200問すべてに回答しているか、しっかり確認することを忘れずに。

余った時間で必ず見直し

TOEICで満点を取るということは、リスニングパートが97問以上正解、リーディングパートにおいては全問正解しないとならないということです。つまり、ミスが許されないのです。問題をすべて解いたあとも、余った時間でケアレスミスがないか、細部まで見直しましょう。

TOEICで990点取れる人の英語レベル

TOEICで満点を取れる人は、どのような英語レベルだといえるのでしょうか。

英検では1級レベル

TOEICがここまで広く認知される前は、英語力の指標といえば英語検定でした。英検最高レベルは1級で、初心者が1級に合格するには2000時間以上の勉強時間が必要とされる、難易度の高さです。TOEICで満点を獲得した人は、間違いなく英検1級合格レベルの英語力を持っているといえるでしょう。

文法はほぼマスターしている

TOEICのリーディングパートの問題の多くは、正確な文法と読解力を問うものなので、満点を獲得しているということは、それらの理解力がパーフェクトに近い能力であるといえるでしょう。

特に日本人が苦手とされる助詞や助動詞、時制、関係代名詞の使い方などに熟知しており、ボキャブラリーも多く、熟語やイディオムなども自在に使いこなせるレベルといえます。

会話がスムーズなわけではない

TOEICはリスニング、文法、読解力などを中心としたテストであるため、スピーキングの能力を測る問題はありません。必ずしも帰国子女がTOEICで満点を取るとも限らないのです。満点を取った人のなかには、文法が完璧であるがゆえに、実際の会話でも文法を意識してしまい、コミュニケーションが苦手という人もいるようです。

コツを知ってTOEIC満点を目指そう

TOEIC990点を獲得した人の勉強法や問題の解き方からは、集中力、継続的に学ぶ姿勢、ミスを許さない完璧さ、といった強い意志の持ち主であることが推測できます。高みを目指すストイックさの一方で、何年かかったとしても、チャレンジすることそのものを楽しんでいる人も多いようです。

TOEICをせっかく受けるなら990点を目指したい。そう決意したなら、効果的な勉強法や問題の解き方を知り、それを支える強い意志と楽しむ心を持つこと。それができれば、一歩ずつ、高みへと近づいていけるかもしれません。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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