今、選ぶ人が増えている「在宅ワーク」という働き方。自由な働き方の4つのメリットと新しいキャリアの可能性とは
在宅ワークから自分らしい働き方について考える
これからの時代に必要な柔軟なキャリアの選択肢のひとつとして、「在宅ワーク」が今、注目を集めています。
在宅ワークは今、出来る仕事の種類が増えてきたり、自分らしく自由に働きたいという働き方を選択する人が増え、業界としてもとても伸びています。
今回は㈱アイドマホールディングスで、「ママワークス(https://mamaworks.jp/)」という日本最大規模の在宅ワークプラットフォームを運営している冨田梨紗(とみたりさ)さんに、今の在宅ワークについて詳しくお話をお伺いしてきました。
在宅ワークの話を聞くほどに、自分のキャリアの幅と可能性が広がります。自分に合った仕事や働く環境とは?を一緒に考えていきましょう。
今注目の『在宅ワーク』とは?
「ママワークスという日本最大規模の在宅ワークプラットフォームを運営しています。在宅で働く方達への情報をお届けしたり、在宅で仕事をしたい方と、在宅ワーカーを使いたいという企業様をマッチングさせる仕事をしています。
日々、在宅で仕事をされている方が「どんなことを考えていて、どのように仕事をしたら仕事がしやすいかを一番に考えています。
また在宅ワーカーを使いたい、または使って頂いている企業様にお会いしてよく話を聞いています。大体年間430社程のご担当の方とお話をしています。様々な企業様とお話をしていると、今企業がどんなことに困っているのか、どんな人材を必要としているのか、時代の流れや変化を感じることができます。」
「おかげさまで、ママワークスへの登録数が約13万人 (2019年7月現在)と、すごい勢いで伸びています。それを見ていると在宅ワークへの需要や興味関心が増えてきていることを感じています。
在宅で行える仕事は、今とても種類が増えてきています。【在宅ワーク】というと、データ入力やシール貼りなどの、単純作業をイメージする方も多いかもしれませんが、今は専門性の高い仕事も増えているので、在宅ワーカーさんそれぞれの能力を活かしながら、やりがいがある仕事が出来るようになっています。」
「営業事務や秘書業務は、在宅ワークにとても向いている仕事です。外回りが中心の営業のサポートは、打ち合わせが夜になることも多いので、夜に働ける在宅ワーカーさんにお願いしたり、時差を利用して海外で働く在宅ワーカーにお願いしたりと、比較的時間に融通のきく在宅ワークと、とても相性がいい仕事です。
最近では経理や採用のアシスタントも、在宅ワーカーを利用しているところがあります。社内で経験が少ない人に任せるより、在宅ワークでも経験や能力を持った人にお願いしたいという企業様が増えてきていますね。
実は、弊社内でも在宅ワークをしている女性がとても活躍しているんです。
約120人ほどの在宅ワーカーをひとりで管理している女性がいるのですが、彼女も在宅で仕事をしています。在宅ワーカーさんの業務の進行度合いや、どこに仕事が偏っているのかなどを分析しながら、自宅から指示を出して、仕事を進めているんですね。
彼女のような管理職の仕事も今後増えてくると思いますし、これからもっと、専門性の高い仕事が増えてくると思っていますね。」
「やはりお子さんをお持ちの主婦の方が多いですが、最近は、男性の登録者が増えてきていますね。割合としては、登録者全体の15%が男性です。
男性の在宅ワーカーさんがこの働き方を選んでいる理由は、大きく3つあります。
一つ目は、病気や親の介護等で時間的制約がある方
二つ目は、プログラマーやデザイナーなどの専門性が高いスキルを持っている方、
三つ目は、主夫をされている方です。
最近の傾向としては三つ目の主夫を選ぶ男性がとても増えてきていることですね。男性の在宅ワーカーさんに話を聞くと、男性だから女性だからという概念がなく、とてもフラットで柔軟な考え方をもっていて、一緒に働きやすいです。
企業側からも、論理的な考え方が得意な方が多い男性を求める声も多く、より経営に近い仕事をされている在宅ワーカーさんもいらっしゃいます。女性に限らず、世の中全体として自分らしく働くことはなにか考える時代なのかもしれませんね。」
「実際に在宅で働かれている方にインタビューをしたり、弊社のスタッフの意見や感想をもとに考える在宅ワークのメリットは4つあると思っています。
一つ目は、女性のカラダに合った働き方ができること
女性には月のリズムがありますので、体調に波があることが多いですよね。女性のカラダに合った働き方ができるというのは、各々の体調に合わせた働き方が出来るということです。
また最近特に違いを感じるのは、『温度』でしょうか。会社員の方はオフィスが寒い…!と感じることよくありませんか?女性のカラダにとって冷えはあまりよくありません。在宅ワークに切り替えたら、妊娠したという声も多く、一番温度が影響しているのではないかと感じています。
妊娠しやすいだけではなく、カラダを温めることは女性が健康でいる為には大事なことなので、その点はとてもいいなと私自身も感じています。
二つ目は、人間関係のトラブルが少ないこと
在宅ワークは、実際会う機会が少ないので、人間関係のトラブルが少なく、仕事だけに集中できる環境です。一般的に転職の理由が1番多いのは、人間関係のトラブルと言われています。仕事の悩みで一番多い人間関係の余計なことに悩まず、仕事が出来るのは在宅ワークの特徴ですね。
あと五感へマイナスな影響が少ないのも、メリットなのかもしれないですね。特にオフィスで人のニオイや、周りの人の音が気になったりすることありませんか?五感はプラスに働けば、生産性は上がりますが、マイナスに働くと生産性がすごく落ちると言われているんです。
在宅ワークでは、不快なものは自分で排除して、自分で働きやすい環境にコントロール出来るので、生産性の高い仕事をする人が多いです。
三つ目は、感謝しながら働いている人が多い
このインタビューを受けるにあたって、在宅ワーカーさんからお話しを聞いたり、業務の日報などを見返してみた時に、「働かせて頂いてありがとうございます。」という感謝の言葉を頂いている機会が多いことに気づいたんですね。
時間の制約がある中でも働けていることに自然と感謝したり、自分の好きな働き方が出来ているからこそ、精神的な余裕があり、そういう言葉が自然と出てきているのかなと感じます。
あとは仕事が好きな人が多いですね。在宅ワーカーさんのお子さんとお話しすることもあるのですが、働いているママのことを嬉しそう話す姿を見ていると、みなさん家で楽しそうに仕事をしてくれているのがこちらに伝わり、こちらも嬉しくなります。
四つ目は、好きな空間で仕事が出来る
在宅ワークをしている人は、部屋を自分の好きな空間にしている人が多いです。カフェのような雰囲気にしたり、部屋から緑を見ながら仕事したり、また気分によって仕事する場所を変えたりと…仕事しやすいように皆さん工夫されています。
仕事場と生活するところが一緒なので、うまく空間を仕切って切り替えたり、生活感が出ないような工夫をみなさんされていますね。」
「デメリットは、やはり一人で家でやる作業なので、寂しいという声はたまに頂くことはあります。できる限りコミュニケーションを取って業務は進めているのですが、オンライン上でのやり取りが多いので、そういう気持ちを持ってしまいやすい点はデメリットです。
また、会社員のように時間に決まりがなく、いつまででもやれてしまうのでオーバーワークになりがちです。その点は自分でコントロールしなければなりません。」
「在宅ワークに合っている人は、一言で言うと「ため込まない人」ですね。在宅ワークはいい意味でも悪い意味でも、自分と向き合う時間がとても増えます。
うまくいかないことなどがあったときに、自分自身を責めすぎてしまったり、落ち込みすぎてしまったり、ベクトルが自分に向きすぎていると辛くなってしまう人が多い印象です。適度に自分を客観視して、自分のいいところも悪いところも素直に認められる人が向いているような気がします。
要は、うまく心の整理ができるかどうかが重要ですね。」
「そうですね!在宅ワークは家の中で仕事をするので、片付けは気持ちよく仕事をする上で、大切なポイントですね。家の中が整理されていれば、仕事の効率も上がるし、ココロも一緒に整理できるポイントをぜひお伺いしたいです。」
在宅ワークから感じる未来の私のキャリア
冨田さんの話を聞いていて、今まで持っていた在宅ワークや在宅ワーカーのイメージが大きく変わり、在宅でできる仕事の種類がとても多いことに驚きました。
今、会社員で働いている人も、将来環境の変化により、在宅ワークが自分の働き方に合っている時期がくるかもしれません。
柔軟なキャリアの積み方として、ひとつ在宅ワークという働き方を選択肢のひとつとして考えると、自分らしく働ける可能性が増えると感じました。
2019年7月28日(日)11:00~ 新しい時代女性のキャリアを考えるイベント
スタートアップルーム 第2回が開催されます。
テーマ:新しい時代の働き方を整える心の調和でときめきの先のすてきな未来を引き寄せる
今回お話をお伺いした冨田さんもパネラーとして登壇されます。在宅ワークのより詳しいお話や、アドラー心理学を利用したお片付けタイプ別診断をもとに、どんな思考のパターンかを診断できるワークを予定しています。
>>詳細&お申し込みはこちら<<
第一回目開催の様子はこちら
=======================