ドライな人と上手に付き合っていくには|嫌われないための注意点
ドライな人にはどんな特徴があるのか
親しい友人や彼女に対して「ドライな人」だなと感じることがあります。そのようなドライと感じる人に対して、どのような印象から「ドライな人」と決めているのでしょう。ドライと感じる人に共通しているポイントには「情に流されない」、「合理的思考」、「人や物事への執着が薄い」などがあります。
感情や思考は、すぐに変えられるものではないため自分と合わないと感じると付き合いが難しく思うかもしれません。しかし、ドライな人がどのように考えているのかを理解することで上手に長く付き合うことはできます。ドライな人と上手に付き合うためのコツやアプローチ方法、嫌われないために注意することについて見てみましょう。
ドライな人はなにを考えているのか
感情が読み取りにくかったり、合理的で人間味に欠ける印象を持たれやすいドライな人。そもそもドライな人は、なにを考えているのでしょうか。
他人に興味がない
人や物事への執着が薄かったり情に流されにくったりするドライな人には「他人に興味がない」という特徴があります。他人に対して過度の期待や深入りはせず、自分は自分、他人は他人というスタンスを取ります。ドライな人には他人に興味を持たないため、陰口や噂話にも興味がなく対人関係で嫌な思いをすることが少ないというメリットも。
人当たりがよく誘いにも乗るけど陰口や噂話には乗らないドライな人は、誰に対してもフェアな付き合いをしてくれるため安心できる存在でもあります。また、基本的には他人に深入りしないドライな人も興味を持ち始めると深く知りたがる傾向もあります。
自分の気持ちを察して欲しい
ドライな人は自分の気持ちを表現するのが得意ではないため、相手に対して自分の気持ちを察して欲しいと考える傾向があります。もともと、他人への興味が薄いドライな人は自分自身の道を進んでしまうため相手に合わせるという思考が苦手。そのため、自分の感情をいちいち表面にだす前に相手に気づいて欲しいという思いがあります。
特に、長く付き合っている彼女やパートナーに対しては自分の気持ちを察して欲しいという思いが増加。基本的に甘えることを積極的に行わないドライな人も、長く一緒にいる彼女やパートナーには甘えの気持ちがでてきます。
なるべく1人でいたい
集団で行動することが少ないドライな人には、マイペースな人が多いのも特徴。他人に合わせて行動したりなにかを提案したりすることが苦手なので、できるだけ自分のペースを守ろうと一人になりたがる傾向があります。周囲の人と溶け込もうとしないことから「気遣いがない人」と思われることも。
しかし、自分の中で行動すべき優先順位がはっきりとしており「頼りになる人」という見方もできます。自立心が強く周囲に惑わされずに行動できるドライな人は、無駄な時間を省くことが上手な人でもあります。
ドライな人に有効なアプローチ方法は
他人に興味がないドライな人に対して恋心を抱いたとき、どのようなアプローチをしたらよいのでしょう。ドライな人に有効なアプローチ方法について見てみましょう。
相手の気持ちを理解する
感情をストレートに表現することが苦手な傾向があるドライな人には「自分のことをどう思っているか」といった感情を聞き出すことは逆効果になります。
ドライな人にとっては、一緒にいるのにいちいち気持ちを確かめられる言動は面倒でしかありません。そのため、ドライな人に対してはドライであることを否定せずに気持ちを理解して受け入れていることを伝えるのが大切。
愛情表現が足りないと感じることもありますが、相手が言わなくても察することができるようになる努力が必要です。自分で愛情表現をすることは面倒。しかし、相手には気持ちを理解していて欲しいという考え方がドライな人の特徴です。
困っている時には絶対助けに行く
他人に興味がないドライな人は、自分自身への信用が厚く他人に対しては信用し過ぎないようにしています。そのため、困っているときに助けてあげると「自分のことを助けてくれた」と申し訳ない気持ちを抱かせることができます。基本的に、自分で物事を対処してしまうことが多いドライな人。
そのようなドライな人の中に「申し訳ない」という気持ちを抱かせることで、困っているときに助けてくれる人に対して「頼れる人」という思考に変化。なかなか興味を持ってもらえなかった相手に対して、自分の好印象を持たせることができます。
自分もドライであることを伝える
ドライな人の中には「もっと自分の感情を表現したいけれど、うまくできない」とコンプレックスを抱えている場合があります。自分と社会に壁を感じてしまって周囲にドライな人と思われているタイプには、コンプレックスを共有することで仲間意識を持たせることが有効。
自分も感情をストレートに表現できないと伝えることで、自分に興味を持っていなかった相手との距離が急に近づく可能性があります。二人が急接近することでドライと思っていた人が「人見知り」や「口下手」なだけだったということもあります。
気持ちをストレートに表現する
ドライな人は自分の感情を表現することが苦手なため、素直な気持ちを伝えられると心が引き寄せられる可能性が高くなります。もともと、他人に興味がないことで相手の感情を察する能力が欠けている面もあるドライな人は、ストレートに感情を伝えなければ気づかない可能性も。
そのため、冷たくされると悲しいという感情や一緒にいる時間がうれしいという感情をストレートに伝えることで、罪悪感や幸福感を感じさせることができます。また、感情を共有できるようになることで互いが不満に思っていることも伝えやすくなります。
ドライな人と長く付き合っていくコツ
なにを考えているのか分かりにくいドライな人と一緒にいると、疲れてしまうことがあります。疲れずにドライな人と長く付き合っていくためには、どのようにしたらよいのでしょう。ドライな人と長く付き合っていくコツについて見てみましょう。
一定の距離感を保つ
マイペースに一人でいることを好む傾向が強いドライな人は、一気に距離を縮められると窮屈に感じてしまい逃げ出したい気持ちが勝ります。ドライな人と長く付き合っていくためには、追いかけるのではなく一定の距離感を保ちましょう。付き合っているのに一人の時間があると寂しく感じてしまうことがあります。
しかし、自分をアピールしたい気持ちを押さえて一定の距離感を保ちながら徐々に仲良くなっていくようにすることが大切。
パーソナルスペースを大切にするドライな人と長く一緒にいるためには、相手が近づいてきたら自分も同じ分だけ距離を縮めるのがポイントです。ドライな人のパーソナルスペースがどこまでなのかを見極めて、しつこく追いかけないことが長く付き合うためのコツになります。
お互いの時間を持つようにする
自立心の強いドライな人は、相手にも同じくらいの自立心を求めます。いつも一緒に過ごしていないと寂しさから泣いてしまうような女性は苦手。そのため、いつも一緒に過ごしていたい人には、つらく感じるかもしれません。
しかし、ドライな人にとっては彼女やパートナーといる時間も大切だけど、自分の時間も大切。そのため、相手が一人でいたいときは自分も1人の時間を大事にするなど、いつも一緒に過ごすのではなくたまにはお互いに自分だけの時間を持つようにしましょう。
プライベートを楽しむ余裕を持つようにすると、互いの知らないことが増えるため会話のマンネリを防ぐことができます。
共通の趣味を持つ
一緒にいる時間を増やしたいと考えるなら、共通の趣味を持つのがおすすめ。趣味に時間を有効活用したいドライな人にとって、彼女やパートナーと過ごす時間よりも趣味に費やす時間のほうが優先順位が上であることが多くあります。
共通の趣味は、自分の趣味に無理やり合わせるのではなく相手の趣味に合わせたり興味を持っていることを一緒に行うのがおすすめ。
自分の趣味に無理やり合わせてしまうと、興味がなかった場合長続きしないため二人の時間を増やすという目的を果たせなくなります。
ドライな人は、一人でいることに対して寂しいと感じにくいため、彼女やパートナーが二人でいる時間を増やしたいと考えていることに気づいていない可能性があります。無理に自分の要求を通そうとすると、ドライな人には「面倒」と感じさせてしまうことになるため共通の趣味を持つようにしましょう。
ドライな人に嫌われないために注意すること
相手の感情を察する気がないドライな人は、距離感の近い人が苦手。そのため、ドライな人と付き合うには自分をアピールし過ぎることがご法度になります。ドライな人に嫌われないために注意することについて見てみましょう。
束縛はしない
自分の時間を有効に使いたいと考えるドライな人は、趣味のために使う時間が多くなります。そのため「構って欲しい」や「見て欲しい」といった甘えられ方をされるのが苦手。「どこにいるの」、「なにしているの」、「誰といるの」など、詮索や束縛をされると気持ちが冷めてしまいます。
一緒にいる時間が少なかったり離れていたりすると不安になりますが「ドライな人だから」と割り切ることも大切。相手の予定を把握したいからと、何度も電話やメールを送ってしつこく聞いたり無理に会ったりするような行為を続けると、嫌われてしまう可能性が高くなるため注意しましょう。
気持ちを試すようなことはしない
相手が本当に自分を好きなのか不安になると、気持ちを試すような言動などをしてしまうことがあります。しかし、相手の気持ちを確かめるために別れを切りだすようなことは絶対にNG。ドライな人は去る者を追わない主義のため、すぐに別れに繋がってしまいます。
感情の切り替えが比較的早いドライな人の思考が「別れたいというなら別れよう」と繋がってしまうと修復は困難。他人に興味のないドライな人が興味を持っていた人に気持ちを試すような言動や行動をされると、相手は裏切られたような気持ちになるため絶対に行ってはいけません。
自分のことを本当に好きなのか不安になるときは、ふとした会話の中で聞いてみましょう。素直な気持ちを聞き出せるかもしれません。
ドライな人の特性を理解して上手く付き合っていこう
少々付き合いにくいと思われているドライな人。一人でいる時間を好むため「一匹狼」といわれることもあります。自立心の強いドライな人と一緒にいるためには、自分自身も自立心が強くないと不安感が強くなるかもしれません。
しかし、ドライな人と付き合っていくためには特性を理解することが大切。感情表現が薄いドライな人の特性を理解して上手に付き合っていきましょう。