• HOME
  • 生き方
  • 孤独感を感じるとはどういうこと?寂しいだけの感情ではない孤独

孤独感を感じるとはどういうこと?寂しいだけの感情ではない孤独

生き方

孤独と向き合う

「孤独と向き合う」というのはよく考えてみるとどういうことなのかと疑問に思ったことは誰しもあるでしょう。孤独という言葉を聞くけれど、実際孤独とはどういうことなのかまでは知らない方は多いです。人間という生き物が「孤独」というのを感じる時は一体どういう時なのか、そして女性の多くがどのようなことで孤独を感じてしまうのか、今回は「孤独感」をテーマに孤独について解説していきます。

そもそも孤独感とは?

まずは孤独感というのがそもそもどういう意味なのかについて説明します。改めて孤独について知り得ておきましょう。

人生の孤独感

例えばコミュニケーションが上手くいかず、友達と呼べる人が少ないもしくは友達がいないという人やいざというときに頼れる人もいます。このような環境で悩んだ時ときに相談できるような信頼できる人がいないというときに起きる感情が孤独感です。

いわば孤独感は一人ぼっちです。心と心が通じ合えるそういった関係性を持てる相手がいないと、人は寂しいと感じてしまいます。

一人イコール孤独ではない

一人ぼっちというのが孤独感ではありますが、一概に一人だからイコールして孤独感ということではありません。他の人と一緒にいても孤独感を覚える人は多くいるのです。例えば結婚していても相手とコミュニケーションが取れていなければ孤独を感じてしまう女性もいます。

一方的に自分が誰かに支えられているとしても、自分自身も相手を支えているという関係性でないと孤独から抜けきることができないでしょう。

孤独を感じるとき

人はどういった時に孤独感を得てしまうのか、ただ寂しいとは一概には言えないのが孤独感です。多くの女性はどのようなことで孤独感を得てしまうのか説明していきます。

知らない土地に引っ越したとき

誰も知っている人がいない場所に引っ越しをしたとすると、話し相手もいないので一人ぼっちだと感じてしまう人は多いです。そこから知り合いや友達ができれば良いですが、コミュニケーションが下手な人は孤独感から抜け出すことは難しいでしょう。こういったタイプの孤独感は、入学したばかりの学校に通学し始める頃にも感じます。

夜中のコンビニで買い物しているとき

夜中というのは、ただでさえ暗くて静かでどこか恐いという雰囲気を持っています。そんな夜中に女性一人でコンビニに一人分の食事を買い物とかしていると、孤独感に苛まれてしまう人がいます。特に独身女性に多い傾向で、独身であることに寂しさを感じ、孤独感に苛まれてしまうのです。

周りに馴染めないとき

コミュニケーションが苦手な人は、周りに沢山の人がいても話についていけずにただ聞いてるだけになってしまったり、相手との価値観がズレていたり、自分だけが周りと比べると浮いているように感じると、いくら沢山の人と一緒にいても孤独は感じてしまいます。全ての人が自分に合う人とは限りません。周りに馴染もうと考えたら、協調性を合わせることも大切なことです。

SNSを利用しているとき

近年ではSNSを利用している人は多くなりました。現実社会でもSNSでも友達とつながるということが多いのですが、いくらSNSで友達とつながりを持っていても、むしろそれが原因で孤独に感じてしまう女性がいます。

それはどういうことかというと、SNSでは沢山の人が自分の楽しい時間を皆に見てもらおうと載せます。するとこの人は楽しそうで充実した生活を送っているのに自分は…と相手と比べてしまって孤独を感じてしまうのです。自分に対して劣等感を感じてしまうのでしょう。これは「つながり孤独」と呼ばれています。

恋人と別れたとき

好きな人とお別れしてしまったとき、どんな女性も悲しみとつらさを感じるはずです。こういったときにも、孤独を感じてしまいます。まだ付き合っていた頃の良い思い出ばかりはふっと思い出されてしまうからです。思い出せば思い出すほどに彼のことが忘れられず、でももう一人なんだと思うと孤独を感じてしまうのでしょう。

孤独を感じる人の特徴

次は孤独というのはイコール一人ではなく、孤独を感じる時もさまざまですが、孤独を感じる人の多くはどのような特徴があるのかについて紹介します。実は孤独を感じる人の中には共通していることが多いです。続いては、孤独を感じる人の特徴について解説していきます。

人をあまり信用しない

他人をあまり信用しないような人というのは孤独を感じやすい傾向になりやすいです。相手との関係を良好に築くためには相手を信頼することが大切ですが、常に他人を警戒し、信頼できるような関係を作れないでいると次第に周りがいなくなってしまいます。

さらに他人のちょっとした言動や行動を深く読み過ぎてしまって信用できないでいると、自分にとって本当に支えになってくれる人はいないと自ら心を封じ込み、実際に孤独な状況ではなくても孤独だ思い込むことが強くなっていくのです。素直に相手の気持ちを受け取れない状態です。

対人関係を築くのが苦手 

対人関係を築くのに大切なのはコミュニケーションです。コミュニケーションを取るのが下手だと、相手との話に付いていけませんし、会話も成り立たないようなことが起きてしまいます。そうなると人間関係がうまくいかなくなってしまいます。

このように会話しようとすると沈黙してしまったりコミュニケーションが苦手な人というのは、周囲から変人扱いされてしまいがちです。

本当の自分を見せない

本当の自分を隠し、相手と本音でぶつかり合えないような人は孤独を感じやすいと言えます。孤独を感じる人は友達が少なくて口数も少ないというイメージがありますが、そういう人達ばかりではなく、いつでも明るくてニコニコしている人でも本音を言えずに振る舞っている人が多くいます。そういった人は本音を隠して建前で会話をしていることが多いです。

本音を話さず相手に考え方を合わせたり、とにかく建前だけを話しておけば波風立たずに平穏でいられると考えてしまっているのです。

マイナス思考でネガティブ

常に物事をマイナス的な思考で考えてしまうようなネガティブな人は、孤独を感じやすいです。例えば相手の言動や行動を前向きに捉えず傷ついてしまったり、否定的に考えてしまうのです。

ネガティブ思考な人は、これまで何かを成功したことが無い人に多い傾向です。自分自身に自信を持つことができないので、ちょっとしたことを神経質に気にしたり傷ついたりして負のスパイラルに陥ってしまっているのです。

しかし自分が思っている以上に相手は考えていないことが多いです。深読みして捉えるのではなく、言葉通りに捉えることが大切です。マイナスなことばかりが脳内をいっぱいにしてしまうと、もっと孤独感が強くなっていくでしょう。

経営者などのリーダー的地位の人

仕事などで高い地位の立ち位置の人、例えば経営者のようなリーダ的存在の人というのは、立場的に孤独になりがちです。勿論全ての経営者に当てはまるわけではありません。

しかし仕事上で取引先の付き合いとなれば本音ではなくお世辞などで建前ばかりになっていたりするので、本音で話せる機会が少ないのです。

経営者となれば、会社を守り社員を守らなくてはいけません。社会的に地位が確立されている人の多くは守らなくてはいけない、いわば背負っているものが大きいので容易く人に心を許すようなことや本音を話し合うようなことはできないのでしょう。そうすると心から信頼できる仲間というのは作れなくなってしまうのです。

強い孤独感を感じてしまう原因

孤独感を感じてしまう人の特徴としては、決して一人ぼっちではないのに周りと打ち解けることができなかったり、相手と本音で話せずに建前だけで波風を立てないようにしている人、ネガティブ思考な人、そして中には社会的地位の高い経営者の人でも孤独を感じやすい人というのが分かりました。では孤独感を強く感じてしまう原因とは何なのか、原因というのは必ずあるはずです。孤独を強く感じてしまう原因を紹介します。

いい人になってしまう

いい人というのはなろうとするのは良くありません。人間関係を良くしようと「いい人」を演じてしまっているとどんどん疲れてしまいますし、本当の自分を出すタイミングが分からなくなります。そうして本音でぶつかり合えないでいると、本当の自分を出せないので孤独感を感じてしまうのです。

勿論人に好かれようとするのは悪いことではありません。しかしありのままの自分を好きになってもらった方が良いはずです。いい人を演じることは本当の自分を否定していることなので、いい人を演じている人は本当の自分自身を見てもらえなくなってしまうのです。

両親からの愛情不足

子供のころに両親からの愛情が少なかった場合、子供は自己肯定感というのは薄い傾向です。子供のころに得られるはずの愛情というのは大人になってから物凄く影響されることもあるのです。自己肯定感というのは、自分で自分を認めることです。自分に自信が無ければ認めることができず、ネガティブ思考になってしまいがちです。

そんな両親からの愛情不足でも孤独を感じてしまいますが、大人になってからも親のせいにはしていられない状況です。確かに根源は幼少期の愛情不足というのも考えられますが、結局は自分自身でどう孤独を向き合っていくのかということなのです。

他人への依存度が高い

人はときに何かに依存をします。それが例えば他人に依存してしまっている場合、孤独感が強い人だということです。他人に依存というのは「この人がいないと生きていけない」や「この人でないと死んでしまう」といった極端ではありますが大体このように孤独感が強く、他人に依存している人は思っています。

常に他人に依存しているともしその人がいなくなってしまった場合に、一人取り残されてしまったと感じてしまいます。そうなると孤独感が増してしまうでしょう。自分が独りになりたくないからと、相手を利用するのはあまり良くないことです。依存度がいきすぎると、最悪の場合ストーカーなどに変貌してしまう可能性があります。

孤独という状況を打破するためには?

孤独を感じてしまうという状況を打ち破るにはどのようなことをしたら良いのか紹介します。主に孤独感をずっと感じて何もしないよりも、そんな状況を抜け出して一歩踏み出すために、打開策というのを紹介していきます。

常識ばかりを気にしない

常識を大事にすることは決して悪いことではありません。しかし常識にばかり囚われてしまってはいけません。こうしなくてはいけないとか、ああなってはいけないとか深く考えすぎないようにすることが大切です。当たり前のことを当たり前にするのは良いことですが、今現在の状況をどのように充実させるのかを意識してみましょう。

また自分の中の常識が相手とも同じ常識とは限りません。自分の中で常識でも相手には非常識の場合もありますし、その逆も然りです。そこのところを忘れないでください。

趣味に没頭する

孤独を感じてしまうなら、趣味に没頭するのがおすすめです。人それぞれ何かしら趣味を1つや2つ持っているという方が多いでしょう。そういう趣味に熱中できるものがあれば孤独感なんて気づいたら忘れてしまっているものです。熱中している間に何時間も時間が経っていたなんてこともあるので、趣味に没頭してみましょう。

もし趣味が無ければ作ってしまうというも有りですし、何事もチャレンジしてみむのもおすすめです。趣味というのはアイデア次第で無限です。数々の趣味の中で、おすすめというのを紹介いたします。

香り豊かな紅茶を楽しむ

紅茶にはさまざまな種類があります。香りや味もそれぞれ異なり、紅茶を楽しむのも一つの趣味としておすすめです。自分自身で茶葉を購入しブレンドしてみれば、オリジナル紅茶も作ることができるでしょう。

紅茶の知識を勉強し、そして紅茶のおいしい淹れ方などを学んだりすればそれはもう趣味です。紅茶はティータイムに最適ですし、おいしいお菓子と共にゆっくりとしたティータイムを楽しむことができるでしょう。紅茶を趣味として始めるにあたって、茶葉を購入するといったある程度の費用は掛かります。

様々な資格に挑む

資格といってもさまざまな資格があります。現在の仕事で活かせる資格でも良いですし、新たな道を切り開けるような資格でも良いでしょう。興味のあるジャンルや孤独感から抜け出せるような世界が広がる資格を見つけ、ぜひ勉強して資格取得を目指してみてください。

資格取得することも一つの趣味であり、人生において良い糧となるはずです。資格取得にはそれなりに費用は掛かるのでどの資格取得をするのか吟味してみると良いでしょう。

自分という存在を認める

孤独を感じてしまう人の中には、自己肯定感のない人がいます。幼少期の愛情不足であったり、とにかく自分自身という存在を否定し、自分なんか…というようにネガティブ思考になってしまっています。

しかし自分という存在を認めることで孤独感からおさらばすることができます。他人に認めてもらいたいという風に思うなら、まずは自分自身という存在と向き合い認めることが孤独感から抜けだす一歩なのです。他人と比較してしまうこともあるでしょう。しかし自分は自分、他人は他人です。

孤独感はデメリットばかりではない

「孤独」というのはマイナスイメージしかなく、孤独を感じている人の多くもコミュニケーションが苦手な人が多いという印象ではあります。しかしマイナスイメージばかりを考えるのではなく、あえて孤独感をプラスイメージとして考えてみましょう。

実は孤独感というのはデメリットばかりではないのです。デメリットばかりではないというのはどういうことなのか、続いてはデメリットではない孤独感について解説していきます。

自分と向き合う時間が未来を作る

デメリットばかりではない孤独の1つとして、自分自身と向き合える時間があるということです。そのような時間がある人にこそ未来を作ることができます。

自分と向き合える時間を作れるのは、自ら孤独を選んだ人です。選択的孤独感と言い、自分自身が抱える悩みや迷っていること、自分自身の未来のことを一人でゆっくり考える時間です。

そういった自分自身のことをゆっくり考えられる時間を作るためには孤独な時間というのが必要なのです。これはマイナスイメージの孤独ではなく、プラスイメージの孤独です。自ら孤独を選んでいる人にとって、孤独なことは決してデメリットではないのです。

周りに惑わされない

孤独でいることが強いという人は、周囲に何を言われても動揺せず惑わされない力を持っています。これはとても良いことであり、周囲に惑わされてしまう人は自分の意志が定まっておらずふらふらしているような状態です。例えば周囲の意見に同調しないといけないようなときでも、自分の意見を言えるような人にこれに該当します。

悪い見方をすれば協調性がないと捉えられてしまいますが、自分の意見や考えをしっかり持っておくことは大切なことです。常に周りに気を遣って多い意見に賛同するような状態では、自分自身が気疲れしてしまいます。しかし、意志を貫き、頑としている人は孤独に強い人だと言えます。

例えばよくあるシーンとしては誰かの悪口や噂話で盛り上がっているとき、同調を求められても自分の意見をしっかり言えるという人や、むしろその場から立ち去るというような人は”自分”を持っている強い人です。貫き通すので周囲からしたら付き合いづらさはあるでしょうが、自分は自分と思っている孤独に強い人なのです。

真の友人と出会える可能性が高くなる

孤独になることを特別悪いとは思っていない人というのは、自分自身を認めて本当の自分を見せることができる人です。本当の自分を見せることができるということは、自然的に心から分かり合えるような人と出会えています。そして真の友人となっています。

逆にですが、孤独を恐れて常に誰かといないといけないような群れるような人は、周囲に合わせるという力は持っています。しかし真の友達になれるかといったらそういうことではないでしょう。こういったときにできる友達は、群れから出てしまうと消えてしまうでしょう。つまり、群れるために上辺だけの関係だったからです。

1人でできることが増える

孤独に強い人、慣れている人は1人でできることが増えて、自分の時間というのを有効的に使うことができる人です。複数人といれば、自分のための時間は減ってしまいます。誰かしらに合わせないといけなくなるような状況になりやすいからです。孤独に強ければ、自分の時間を好きなように決め、日々有意義な生活が送れるのです。

1人でいれば誰かに気を遣うこともなく、何事も1人でできるようになります。精神面も強くなるでしょうし、新しいことへのチャレンジ精神も芽生えるでしょう。長い人生において、何が必要で何をすれば良いのかじっくり考えることもできます。

孤独感と上手に付き合っていこう

孤独と聞くとついマイナスイメージになってしまいがちですし、寂しいという感じもします。確かにそういった意味合いもありますが、一概に孤独は悪いということではないです。

孤独に強くなれば自分の時間を有意義に活用できますし、周囲に惑わされない自分の意見をしっかり持つこともできるというメリットもあるのです。決してデメリットだらけではないのが孤独です。

孤独感を覚え、心が侘しいと感じてしまう女性も多くいるでしょう。しかし趣味を見つけて熱中してみたり自分に自信をつけるようにしたりするなどして、孤独感を向き合うことが大切なポイントです。孤独と向き合い、これからの長い人生においてどう生きていきどう過ごすか考えていきましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

プロフィール

関連記事一覧