フライパンを上手に使いたい人へのおすすめ5選。その人気の秘密とは
フライパンは何を使ったらよいのか
普段の調理で、最もなじみがある道具ともいえるのがフライパン。ほぼ毎日使うという人も、多いのではないでしょうか。各家庭に必ず一つはありますが、メインで使うもの、サブで使うもの、汁気の多い料理用、少量のためのものなど、それぞれの用途によって必要とされる機能も変化します。
また、フライパンは料理の素材によっても、向き不向きがあり、選び方が違ってきます。素材に合わないフライパンを使っている場合、料理のできあがりもうまくいかないことになりかねません。また、こびりついてしまうなど、お手入れのうえでも片づけが大変になってしまいます。そこで、状況に合ったフライパンとは、一体どのようなタイプのものなのかをみていきましょう。
フライパンでの多い悩み
フライパンと一言でいっても、たくさんの種類がありますが、それぞれ使用するときに、うまく扱えないことがあります。一般的に、フライパンに関して、どのような悩みがあるのでしょうか。
すぐにくっついてしまう
フライパンを使って、料理するときに多い悩みの一つは、食材がフライパンにすぐにくっついてしまうということです。特に卵を使った料理や、うどんや焼きそば等、麺類などのくっつきやすい食材は、一度くっつくとなかなか取れにくく、料理そのものの仕上がりにも影響がでてきてしまいます。
フライパンの中でも、比較的くっつきにくいものは、フライパンの表面が、コーティングされている素材が使われているフライパンではないでしょうか。コーティングフライパンは、テフロン、マーブル、ダイヤモンド加工などがあります。これらは特殊加工でコーティングされていますので、あらゆる食材がくっつきにくく、少ない油で調理が可能となり便利になりました。
焦げがとれない
フライパンに汚れがついてしまったときや、焦げてこびりついてしまった場合、洗ってもなかなか取れないことがあります。そして、汚れを落とすために金属タワシや目の粗いクレンザーなどを使って洗うと、フライパンに傷がついてしまう恐れがあるので、正しいお手入れ方法を知りたい人も多いのではないでしょうか。
焦げつくたびに、何度もゴシゴシとこする洗い方をしていると、フライパンの寿命も短くなります。得にフッ素樹脂加工などのフライパンの場合は、その効果が全くなくなるということになりかねません。
フライパンの選び方
フライパンを買うときは、悩みを解決できるフライパンを選ぶ方法がありますが、ほかに使用目的別に選ぶ方法もあります。ここでは、大きさや素材、取っ手の取り外しの可・不可など、選ぶ際に注目する点について見ていきましょう。
大きさで選ぶ
フライパンはいつどんなときに、どのような料理をするかによって、その大きさを変えて使うことが理想です。小さいフライパンは直径18cmくらいのサイズから、大きいものは直径28cmほどのものまであります。そして、形も底が浅いタイプや、深型タイプのものがあります。
自分が普段、どのような料理のときにフライパンを使っているかを考えて、フライパンを選びましょう。家族が多い家庭ならば、大きいサイズのフライパン、独り暮らしの人なら小さいサイズ、フライパンの総個数を増やしたくない人は、万能タイプのものという風にそれぞれ変わってきます。
素材で選ぶ
フライパンの選び方で一番悩むことは、フライパンの素材をどのタイプにするかということではないでしょうか。現在は豊富な種類があり、昔からある鉄やアルミだけでなく、ステンレスに加えて、フッ素樹脂加工、セラミックのような種類があります。
手入れのしやすさや扱いやすさなどから、現在はフッ素樹脂加工のフライパンが人気があります。選ぶ基準は、どんな料理にフライパンを使うかということで、決めていきましょう。たとえば、初心者には焦げがつきにくいテフロン加工やセラミック加工のフライパンなどです。オーブン料理にも使いたいなら、鉄のタイプなどがよいでしょう。
取っ手が取れるかどうか
キッチンの収納に関して、頭を悩ませることの一つは、道具類の収納ではないでしょうか。家族の人数が多いと、その分お皿やお椀の数も多いうえに、収納スペースも限られています。そのため、調理道具を収納するスペースが、十分に取れないと悩む人も多いのではないでしょうか。
フライパンなどの大きな調理道具は収納する方法がいくつかあります。棚にしまう方法やキッチンに吊り下げる方法、またライパンや鍋の取っ手が取り外し可能で、重ねて収納する方法などがあります。
この取っ手が取り外せるフライパンは収納スペースをとらないため、コンパクトに収納することができる所が特徴のフライパンです。フライパンや鍋を同じシリーズで揃えると、収納が省スペースで済みより便利さを感じるのではないでしょうか。このタイプのフライパンは取っ手を外した状態で冷蔵庫にも入れられますので、作り置きにも大変便利な商品といえます。
おすすめのフライパン
フライパンを買い替えるときに、いろいろなメーカーと種類、デザインがあるため、どれを買うべきなのか迷ってしまいがちです。ここでは、今人気のフライパン5選を、その特徴とともにみていきましょう。
ティファール IHホームシェフ・エクセレンスフライパン26センチ
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B0091MR6BE” title=”ティファール フライパン 「IHホームシェフ」 26cm E45005″]
従来に比べて、さらに厚くなったチタン粒子の「チタン・ハードベース」をトップコートに採用しています。そしてティファール史上、最も耐久性に優れたコーティングを実現。フライパンの内側だけではなく、外側もフッ素加工樹脂のため、毎日の調理のときや、洗うときにもとても扱いやすいフライパンなのです。
取っ手は新方式の形を採用しており、しっかりと握れるシェイプになっているため、とても握りやすいことが特徴です。また取っ手は強度が実証されていてことから安心して使うことができるのです。さらに、ティファールフライパンの特徴は、次のような品質が実証されています。
まずは「こびりつきにくい」ことですが、使い始めのこびりつきにくさが継続します。そして、「傷がつきにくい」という特徴から金属のヘラを使用でき、日々の料理がしやすくなりました。さらに「摩擦と熱変形に対する強度」も特徴で、高熱と急激な温度変化に強く、摩擦にも強いコーティングがされています。
ティファール IHカリブ・エクセレンス
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01BCWTDU2″ title=”ティファール フライパン 26cm IH対応 「 IHカリブ・エクセレンス フライパン 」 チタン エクセレンス 6層コーティング C62405 取っ手つき T-fal”]
フライパンのコーティングは6層と、従来よりも厚くなりました。チタン・ハードベースと、チタン粒子を配合したトップコートからなる「チタン・エクセレンス」は、ティファール史上最高の耐久性を実現しています。
カリブ・エクセレンスの特徴の一つは、「お知らせマーク」がついていることです。余熱が完了したときに、マークの模様が変わるというもので、ベストなタイミングでの調理を実現します。また取っ手は新型のシェイプを採用しているため、とても握りやすくなりました。
また日ごろのお手入れは、今までより簡単にできるようになっています。フライパンの内側だけでなく、外側もフッ素樹脂加工がされているため、調理や洗う際の扱いもより簡単になりました。そしてティファール独自の「こびりつきにくさ」「キズつきにくさ」「摩擦に対する強度」「熱変形に対する強度」「取っ手の強度」などの品質も特徴のフライパンです。
和平フレイズ ラバーゼ鉄フライパン
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00VQ4U28Y” title=”ラバーゼ (la base) 鉄 フライパン 26cm IH オーブン対応 LB-094″]
ラバーゼは、料理研究家の有元葉子さんのキッチンブランドです。このフライパンは、丈夫で永く使える鉄の良さを引き出した、日本生れのフライパンです。本体の材料はブルーテンパー材を使用した高級鋼板で、表面に焼き入れをしているため、サビにくく、耐久性に優れています。
このラバーゼの特徴は、まずは熱に強く、あらゆる熱源に対応していることが挙げられます。オーブンにも直接入れて調理ができることから高温の調理も楽々できますので、あらゆる調理法に対応したフライパンといえるでしょう。
また取っ手の長さが短いことから、収納のときにとても便利なフライパンです。ラバーゼのフライパンは鉄のよさを生かし、そのよさをさらに引き出したフライパンなのです。尚、お手入れに関しては、焼き入れをして作られていることから、一般的な鉄に比べてより簡単になりました。
パール金属 ブルーダイヤモンドコートフライパン
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01COWX45Y” title=”パール金属 軽い フライパン 26cm ガス火専用 驚きの軽さ ブルーダイヤモンドコート HB-2017″]
このフライパンは、鍋の内面はブルーダイヤモンドコートを採用した3重構造となっています。よって、料理のときに材料がこびりつきにくく、お手入れが簡単なところがポイントです。ガスコンロ、IHと全ての熱源に対応した、使いやすいフライパンといえます。
ブルーダイヤモンドコートとは、ダイヤモンドの粒子を配合したコーティングの技術で、丈夫で永く使えることにつながる特殊な加工法です。その名のとおり、ブルーに輝くことが特徴で、フライパンは軽量のため扱いやすく、女性も調理がしやすくなっています。
また、キズにも強い特性があるので、金属のヘラも使えます。ただし、ヘラは角が尖ったものは避けてください。調理の際に油を少なく使うことで、よりヘルシーな調理が可能となりました。
京セラ セラブリッドフライパン
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00K6B9DU6″ title=”京セラ セラブリッドフライパン 26cm 軽量モデル IH対応 CF-26B-WBU”]
京セラのセラブリッドフライパンは、セラミック加工の技術で作られたフライパンです。セラミック加工のフライパンは、熱伝導率がとてもよいうえに、遠赤外線の作用もあります。それにより、中火でも強火と同じ程度の威力を発揮できるのです。
また、このフライパンはキャスト製法という、溶かしたアルミ合金を型に流し込んで作る製法で作られています。底の部分だけ5.6mmと厚さを持たせたデザインで、底以外の厚さを薄くすることで、全体の重量を軽くすることを実現しています。同時に熱に強く変形しにくいことも特徴のフライパンなのです。
そのほかの特徴は、金属のヘラも使用できる耐久性と、セラミック加工の作りのために汚れを落とすときには、メラミンスポンジが使えることがあげられます。また、調理するときは熱伝導が非常によいため、熱が全体に広がりむらなく料理が仕上る優れものといえるでしょう。
フライパンのお手入れ方法
新しくフライパンを買って毎日のように使っていると、フライパンの汚れも徐々に目立ってきます。せっかく購入したフライパンをより長持ちさせるためにも、適切な毎日のお手入れがとても重要になります。ここでは、それぞれの種類ごとのお手入れについて取り上げていきます。
重みのある鉄製
鉄製のフライパンは、テフロン加工などと比べても、一生涯使えるフライパンです。しかし鉄製ですので、正しいお手入れをしないと、サビがついたり焦げ付いたりしてしまいます。長い間使うものだからこそ、お手入れはしっかりしていきましょう。
まず、新しく鉄製のフライパンを購入したら、最初に必ず強火で空焼きをします。これは、鉄製のフライパンについている、防錆加工を取り除くために行います。買った時点で付着しているこの防錆加工は、調理するときには不要なものだからです。
そして、フライパンを使う前は、必ず油ならしをしましょう。油ならしの方法ですが、古い油をフライパンに入れて、弱火で5分ほど熱し、その後オイルポットなどに戻します。この作業により、フライパンに油がなじみ、食材が焦げにくくなり、フライパンもサビにくくなるというメリットがあるのです。
そして、使用後の処理については、洗剤は使わずに水かお湯で洗いましょう。また、完全に乾かして、水分がフライパンに残らない状態で保管することが大切です。
保温性の高いステンレス
ステンレス製のフライパンは、料理好きな人は、一つは持っているパンではないでしょうか。とても重さがあり保温性が高いため、余熱調理や煮物にも適しています。ステンレスパンは、素材の主成分が鉄ですので、錆びないように気を付けることが必要です。
普段のお手入れは、柔らかいスポンジで洗い、ゴシゴシをこすりすぎないことがポイントです。たわしや金属製のスポンジは、表面に細かい傷がつくことがありますので、使用しないようにしましょう。ただし目の細かいクレンザーや、メラミンスポンジは使用可能です。
ステンレスのフライパンのひどい汚れは、重曹を入れた水を沸騰させ、1日おいてから洗いましょう。洗ったあとは、必ずしっかりと乾燥させてから保管するときれいに保てます。
使いやすいフッ素樹脂加工
フッ素樹脂加工は、テフロン、マーブル、ダイヤモンド加工などがありますが、焦げつきにくい加工がしてある一方で、フッ素樹脂加工が取れると、焦げつきやすくなってしまいます。普段の調理やお手入れで、必要なことは以下のとおりです。
「フライパンを使用するときは強火は避け、中火以下で調理し空焚きしない」「金属ヘラなど、傷がつきやすいものは使わない」「調理後は放置しないですぐに洗う」「たわしや金属スポンジ、クレンザーは使わずに洗い、水けは布巾などで拭き取る」「急冷は避けて、温度が少し下がってから洗う」などです。以上のようなことに気をつけて、フッ素樹脂加工ができるだけ長くもつようにしましょう。
磨耗に強いセラミック
フッ素樹脂加工と同じように、人気が高いセラミックフライパンですが、こちらも日々使用したあとのお手入れが、とても大切といえます。とくに、セラミックは摩擦に弱いため、洗うときには十分に気をつけたいものです。
まず、購入した新しいフライパンは、油ならしをしましょう。油ならしは、定期的に行うことが大切です。調理するときに注意したいこととして、中火か弱火で調理し、強火にはしないようにすることです。また、調理したものを、長時間フライパンに入れっぱなしにしないようにしましょう。
セラミックフライパンを洗うときは、ぬるま湯を使い、スポンジは柔らかいスポンジを使うようにします。またフライパンが熱い状態から急速に冷やすと、コーティングが劣化してしまいますので、避けるようにしましょう。保管するときは、空焚きは避け、水分を拭き取ってからしまうことが大切です。
自分好みのフライパンを見つけよう
フライパンは、とても便利な調理道具で、毎日使うという人も多いでしょう。そこで、選ぶときには自分の好みや目的別、値段別などを考慮して、選んでいきたいものです。
どのフライパンにも長所と短所がありますので、どのようなときにどの料理を作るかどうかで、選ぶとよいでしょう。また、お手入れの手軽さや値段などで決める方法もあります。自分にとってのお気に入りのフライパンを見つけられると、毎日の料理がきっと楽しくなるでしょう。