• HOME
  • 働く
  • 「悪口の輪に入りたくないけど、悪口も言われたくない…」心理学者・内藤誼人先生に聞いてきた!―リトラお悩み相談室#1
働く

「悪口の輪に入りたくないけど、悪口も言われたくない…」心理学者・内藤誼人先生に聞いてきた!―リトラお悩み相談室#1

心理学者として数々の著書を持つ、内藤誼人先生。20~30代のLITORA女子たちが抱える仕事や恋愛をはじめとする様々な悩みに、心理学者としての視点からズバッと解決に導く本連載「LITORA女子のお悩み解決室」がスタートしました!

女性が集まると多くなりがちなのが「悪口」。悪口を話し合っている場に運悪く出くわすこともあるのではないでしょうか?今日はそんなときどうすれば良いのかという点について心理学者の内藤誼人先生に聞いてきました!

Q.女性ばかりの職場。悪口の輪に入りたくない、けど悪口も言われたくない。

「仕事の現場で、女性が多いと起こりがちな悪口大会や噂話のオンパレード。その輪にはなるべく入らないようにしているのですが、ふとした瞬間に居あわせてしまいます。席をうまく外したいのですが、その瞬間自分のことも悪く言われるのではと思うとそれもできず、ただただ“そうですよね~”と同調しています。どう対処するのがよいでしょうか?」(Y.Hさん/アパレル企業勤務)

輪に入りたくない時は「事前通達法」の心理学テクニックを使おう!

内藤先生:「女性がたくさんいる場所での噂話ね、これはね、仕方がないんですよ。心理学的にも女性は身近な人のお話をする生き物だということが証明されているのでね。

まず、Y.Hさんにおすすめしたいのは『仕方ない理由があって、その場にいたいけどいられない』という状況を作ることです。これは【事前通達法】という心理テクニック。事前に理由を通達しておきましょう!

例えば、ランチに行こうと誘われても行きたくないと思ったら『ごめん!13時までに終わらせなきゃいけない仕事があるから、今日はランチ行けないや~』これだけでいいんです。

人はそんなに簡単に嫌われたりしないので、そこまで気にする必要はありません!これ本当ですから」

なぜ理由を事前に伝えると、人は納得してしまうのか?

内藤先生:「人は、理由を事前に知っていればイラつきません。悪口をよく言っている人の立場になって考えてみましょう。

例えば、悪口を言う人も理由がわからないから『あの人は毎日早く帰宅する、仕事はまだ残っているのに』となってしまいます。これだけでは、悪口の火種になってしまいそうですよね。

ただし、ここに理由をつけてみます。『(小さなお子さんがいるから)あの人は毎日早く帰宅する、仕事はまだ残っているのに』こうなると、悪口を言う人も早く帰宅する理由が “仕方ない” 理由であることで納得しませんか?そういうことなんです」

突然の誘いで理由が思いつかないときは・・・

内藤先生:「突然のお誘いで実際に理由がないときに、どう断ればよいか。これは【行動リハーサル法】という心理テクニックで解決しましょう!

人は突然のことに対応するのは、本当に難しいものです。しかし、事前に練習をしておくと、驚くほどすんなりできるわけです。
どうやって断るべきかを事前に練習しましょう。仕方ない理由をいくつか挙げておくんです。

例えば『今日はお弁当を持ってきているから、ランチに行けない』、『上司から仕事を頼まれているから、先に戻ります』などなど、 シーンに合わせて理由を事前に用意しておきましょう」

どうしても抜けにくい場合の一発逆転の方法

内藤先生:「すでにその輪の中にいて、どうしても抜けにくい…そんな時もありますよね。その場合は、タイミングを見計らって話題を変えてしまうんです。みんなが食いつきそうなネタだといいですね。

例えば『脱毛サロン行ったんだけど、ここめっちゃくちゃよかった!』『最近、お金がすごい貯まるようになったんだけど、この家計簿アプリがすごくて…』など、美容やお金、ドラマや共通の趣味の話でも何でもいいんです。

苦手だなと思う人にこそ、自分から話題を振っていくと、その人との関係性も自然とよくなりますし、イヤな話題から解放される。一石二鳥です!」

心理的なストレスを解消する為の簡単な方法とは?

内藤先生:「少し脱線しますが、苦手な人との関係という話題が出たので、もう一つ。

例えば、嫌い、苦手だなと思っている人がいたとします。その場合の考え方としておすすめしたいのは、
“あの人のことは、好きな方じゃない”。これです。
嫌い → 好きな方じゃない というちょっと言い方を変えるだけです。

そうすると心理的なストレスは、30~40%軽減されると言われています。心に余裕が生まれるんですね。何事も考え方次第で、自分の気持ちはいくらでもプラスに変えられます。

すんごく嫌いな人に対しては、段階を少しずつ設定します。ほんの少しいいところを見つけてみます。ひとつ見えたら、二つ目、三つ目と増やしていきましょう。

例えば、『あの人は言い方がキツくて、イヤ!』だと、完全否定では嫌いがますます加速します。
しかし、『あの人はいい方がキツい。けどそれは表現の仕方が不器用なだけ。うまく言えればいいのにね…』そう考えると、ちょっと気が楽になりませんか。嫌なことがあったら、こういった考え方を重ねていきましょう。

これは思考訓練として、実際に心理カウンセリングの場でも行われている考え方。楽になりますよ!」

内藤先生のインタビューを終えて

女性が働きやすい環境が増えていいことがある一方で、「女性ならでは」のお悩みは浮上するものです。
しかし、今回のテクニックを使えば、簡単に解決できそうですね。また、考え方ひとつで気持ちが楽になる、これは大きな気づきです。

みなさんも、同じようなシチュエーションに出合ったときは、ぜひ試してみてくださいね。

(取材・文/LITORA編集部)

■ 監修者プロフィール 内藤誼人先生

心理学者。立正大学講師。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。心理学者として執筆や、メディア出演、企業講演などで活躍中。執筆した著書には『すごい!モテ方』(廣済堂出版)『ビビらない技法 やさしいあなたが打たれ強くなる心理術』(大和書房)など多数。歯に衣着せぬ巧みなトークで周囲を明るくしてくれる。


LITORA編集部s

シリーズものを中心に記事を書いていきます!自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も“自分らしく心地よ...

プロフィール