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【刑務官の年収はどれくらいか】気になる金額と仕事内容もチェック

身近な存在ではないものの、テレビや映画でよく見かける刑務官。受刑者を更正できるように指導する仕事ですが、聞いただけでも大変そうです。そこで疑問になることは、その仕事内容で年収はいくらなのかということ。刑務官の仕事や年収について探ります。

刑務官の年収はいくらなのか把握してみよう

刑務官の仕事は大変そうですが、年収は一体、いくらもらえるのか、そして昇格によって年収がどのくらい変わるのか。これから刑務官を目指すにあたり、仕事量と収入は見合っているのかを見ていきましょう。

刑務官の給料についてチェック

刑務官として働きたいと思っても、年収が低いとしたら、どうしようか考えてしまいますね。刑務官の給料は、平均年収どのくらいなのか。気になる初任給などをまとめてみました。

平均年収

まず、一般の初等科研修に合格した場合の刑務官の初任給は、個人差はありますが、18~19万円といわれています。これにボーナスなどを含むと、年収は約400万円と最初はやや低いですが、昇格などによって給料アップが大きいです。

刑務官の年収を、年代順に比較すると、以下の通りです。

20代:約400万円
30代:約522万円
40代:約663万円
50代:約735万円
60代:約507万円

年代があがるにつれ役職があがりますが、その分、高収入になっていることがわかります。こうしてみると、一般職員より12%高めに設定されているので、刑務官の仕事は平均して高給取りなのです。最大年収は、働き盛りの40代、50代では900万~1,000万円と、昇格とともに高額になっていきます。このように見ると、昇格を狙って頑張れるやりがいはあります。

平均月収給料

全体的に見て、刑務官の平均的月収給料は、手取りで約38万円です。平均年収から見てもわかるように、長年勤務して昇格した刑務官は、高給料となっています。1回の昇格で、約10~12万円アップするので、一般の公務員とは、やはり少し違うようです。

生涯年収

順調に昇格していった場合ですが、超過勤務手当、特殊業務手当などを含めると、年収は2億円といわれています。階級は、最初の任務である「看守」から「矯正監」まであります。

一度刑務官になれたら、犯罪などを起こさない限り、将来は安泰といえます。さらに、定年退職した場合の国家公務員の平均退職金額は2,181万円と、民間の退職金の約1,600万円に比べても、かなり高額です。

刑務官は他の仕事とくらべて高い?それとも低い?

刑務官の平均月収額は約38万円ですが、他の仕事と比べてどうなのでしょう。給料バンクの調べによると、1位はやはりプロ野球選手で、平均給与は1,359万円。同じ国家公務員で調べてみると、13位の内閣官房長官の平均給与は146万6,000円。19位の国会議員の平均給与は129万円です。

警察官は、85位の49万円と高めで、刑務官は137位でした。刑務官と同じ金額で、農家や銀行員があがっていました。やはりスポーツ選手や医師、政治家が上位にあがっています。全体的に、他の仕事に比べて、刑務官の給料は、高めといっていいでしょう。

刑務官で年収1,000万円は可能?

刑務官で、年収1,000万円になるためには、どのような努力をするべきなのか。はたして1,000万円の収入を得ることは、可能なのでしょうか。

高卒であっても、昇格のための試験や研修を受ければ、年収1,000万円も夢ではありません。ただし、勤務年数も関係してきますので、順調に昇格していけば、早くて50代で8級の課長になり、部長になったら年収1,000万円到達もありえます。

頑張って昇格テストを受けて合格すれば、将来は安泰です。しかし、昇格テストを受けずにいても、平均年収626万円ほどですので、どちらにせよ高収入な職業です。

刑務官の仕事概要

刑務官は、刑務所や施設などで、受刑者が社会復帰できるように指導していく仕事です。受刑者を常に監視し、サポートしていかなくてはなりません。笑うことも許されない世界で、プロとしてしっかりと任務を勤め上げなければならない、大変な職業です。

人の生死に関わる、死刑執行のボタンを押さなくてはならない場面があります。また、更正するために受刑者をサポートしてきたにも関わらず、将来を悲観して受刑者が自殺してしまうかもしれません。公務員の中でも、離職率が高いといわれることもわかります。

刑務官になるための勉強や資格

刑務官になりたいけれど、実際にどうやったら刑務官になれるのか。どんな方が受験できる資格があるのかについて、見てみましょう。

刑務官になるためには

刑務官になるには、まずは、刑務官採用試験に合格することが一番の近道です。男子(刑務A)と女子(刑務B)に分かれており、17歳以上29歳未満が対象です。高校で習った科目と、公務員試験の数的推理などをしっかりと勉強すれば、誰でも受かります。刑務官の知識などは、採用試験合格後に訓練しますので、まずは高校の勉強を確実にこなしましょう。

それでも心配な方は、刑務官をめざす専門学校で勉強してもよいかもしれません。まれに、中途採用試験もあります。50歳までの方が対象なので、まだまだチャンスはあるということです。ただし、女性は148cm未満、40kg未満の場合は、残念ながら受講はできません。

大卒か高卒かで給料は変わるのか

結論からいうと、大卒であっても給料は変わりません。実力主義なので、高卒だった方が、どんどん昇格しているということもよくある話で、とてもやりがいのある仕事といえます。昇格しない年上の方と、昇格した年下の方だと、昇格した年下の方が先輩になる例も少なくありません。

合格したら

合格して、すぐに刑務官の仕事ができるといったら、そうではありません。まずは、8カ月間の初等科研修というものが待ち受けています。泊まり込みで、実技や知識などを訓練します。かなり厳しい研修なので、ここで脱落してしまう人も出てきています。刑務官への道のりは厳しいですが、そこまで訓練しないと刑務官にはなれないのです。

女性は働きやすい仕事なの?

近年、女性の刑務官が増えてきて、とても頼もしい限りです。しかし、男性社会の中で、女性が働きやすいのかは疑問です。そこで、どのくらい女性が活躍できるかを見てみましょう。

女性刑務官の仕事

一般的に、女性刑務官は女子刑務所に配属されます。仕事内容は男性とほぼ変わりませんが、女性が多い職場なので、女性受刑者のカウンセリングが、特に必要になってきます。福利厚生が行き届いており、産休や育休が認められているので、安心して働けます。

女性と男性では年収が変わるのか

特に、男性だから年収が多いということはありません。すべて実力主義なので、女性も昇格し次第、年収もアップしていきます。男女平等なところも、素晴らしい仕事といえます。実力次第では、所長クラスになることも夢ではありません。

刑務官に向いていない女性

官舎での生活ですので、プライバシーはほぼないとされます。また、高齢受刑者の介護なども、しなくてはならない場面もあります。危険な目には滅多にあわないとはいえ、すぐに感情的になる方やメンタルが弱い方、体育会系でない方は向いていないでしょう。特に上下関係が厳しい世界です。

女子刑務所では、特に女性同士ならではの厳しい世界が待ち受けているので、それなりの覚悟が必要です。また真面目すぎる方は重く受け止め過ぎ、精神が崩壊してしまい、不向きともいわれています。

刑務官の仕事内容に見合う年収

はっきりいって、刑務官の仕事は激務です。果たして給料に見合った仕事なのか。3年以内に4割が辞めてしまうその理由は、やはり「想像以上に厳しい世界だった」ということが一番の原因です。せっかくの厳しい試験をパスしたのに、3年以内に辞めてしまうのではもったいないです。

刑務官の仕事は「なんとなくかっこよさそうだから」では勤まらないもの。理想と現実がかけ離れているのも刑務官の仕事です。しかし、激務だからこそ、見合った収入を得ることが可能なのです。刑務官の仕事を全うすればやりがいもあり、将来も安泰ということになるでしょう。近年女性の受刑者は、年々多くなっています。だからこそ女性の刑務官が必要なのです。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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