資格・語学

CGクリエーターの検定とはどんな資格?申し込みや勉強法ガイドブック

CGクリエイターになるためには、検定が必要です。ある程度の知識やスキルがあれば難しくなりませんが、第一線で活躍したい人は、複数の検定に挑戦しています。検定に合格することで、CGクリエイターとして幅広く仕事をこなせるようになります。

CGクリエイターとは

近年、CGを活用したアニメや動画やゲームなど、クオリティが高くなり、視聴者やゲームを愛用している人などを満足させてくれています。そんなCGクリエイターに憧れを持っている人は多く、どうすれば自分も制作できるのか興味を抱く人は増えています。

ここでは、CGクリエイターの仕事や、クリエイターになるためのステップをいくつか紹介し、CGクリエイターをこれから目指す人に向けての情報をお届けします。大きな回り道をせず、自分の夢に向かって取り組むためにも、どうすればCGクリエイターになれるのかをみていきましょう。

CGクリエイターってどんな仕事

CGクリエイターとは、専用ソフトでさまざまなエンターテインメント制作や、ものづくりの現場で活躍でき、さまざまな専門知識を必要とされる仕事です。仕事内容について、詳しく掘り下げてみましょう。

コンピュータグラフィックスを制作する仕事

CG制作は、仮想空間上に色々なものを作り出す技術です。仮想空間上にオブジェクトを配置して、リアルな質感を再現することや、ライトで陰影を作り出してまるで本物のようなものや建物などを作り出していきます。CG制作には、それなりのスペックマシンが必要です。CG技術を取り入れた作品として有名なのが、「ジュラシックパーク」や、フルCGアニメーション映画の「トイストーリー」などが代表的な作品です。

映画などの映像作品、アニメ、ゲームが好きな人が憧れる職業

エンターテインメントだけでなく、建築物や車の設計などでもCG技術は活きます。いろいろなCGデザイナーの仕事をみていきましょう。

CGディレクター

企画のリーダー的な存在です。やる気とスキル、キャリアがあれば30歳を越える頃に就くことができます。映画制作はコンピューターでの仕事がメインになりますが、人とのやり取りも重要です。

的確な指示やスケジュール確認、依頼品の質のチェックなどもこなさないといけません。上のポジションにつくには技術だけではなく、それなりのコミュニケーション能力と全体をまとめる能力も必要になります。

CGモデラ

3Dプリント技術が飛躍的に発展し注目されています。取れに伴い、人気を集めているのが3Dモデラー。ゲームやアニメなどの登場人物やもの、背景などのあらゆるものを3DCGソフトを利用して立体的仕上げる仕事です。よりリアルで見栄えのよいグラフィックに仕上げるには、少しでもバランスを崩してはいけません。

本物以上のリアル感を出すためには、高度な技術と、ものを正確に見る観察力も求められます。クライアントがイメージする形をしっかり把握して、普段から空間認識訓練を行って自分のスキルを磨くことです。

CGアニメーター

CGで作られたものに動きを付けていく仕事です。静止画ではなく、アニメーションのスキルが求められるため、動きを表現する能力が必要です。キャラクターの動き方、木や枝が風になびくような動きも、CGアニメーターの腕の見せ所です。この技術が高いと、本物のようなリアリティのあるアニメーションが完成されるのです。

CGデザイナー

ゲームの綺麗なイベントムービーの制作や、映画やCM、ゲームなどのコンテンツとして提供する仕事です。映像、広告、製品パッケージ、試作品のイメージなど幅広く行います。

全員が同じ仕事をするわけではなく、キャラクターを作る役割、動きを付ける役割、映画に効果などを合成する役割などに分けられ、分業されて仕事をしていきます。

ゲームクリエイター

ゲームは一人で作るのではなく、共同作業で作られていきます。ディレクター、プロデューサー、シナリオライター、グラフィックデザイナー、プログラマー、サウンドクリエイターなどがあり、一つのゲームを完成させるために100人以上の人が関わり合って作られていきます。

それぞれ専門的な技術や知識がある人たちが集結して、一つの目標に向かい、クオリティの高い作品へと仕上げていきます。

グラフィックデザイナー

雑誌や広告やポスター、商品パッケージやチラシなど、主に印刷物のデザインをする仕事を行います。企業の宣伝部などが主な職場になりますが、フリーで働く人もいます。企画の内容やコンセプト、クライアントが求める内容に寄り添って制作していきます。イラストレーターやコピーライター達とチームを組んで仕事をする場合もあります。

アートディレクター

グラフィックデザインや広告などの視覚的表現に関して責任を持つ人です。制作チームのリーダーとして仕事をこなします。グラフィックデザイナー、コピーライター、フォトグラファーなどの多くの人が集まり、チームで制作を行っていきます。この時の全体を指揮するのがアートディレクターになります。 

平均年収の相場は300万~500万円

基本給が安く、業界全体としてはあまり高くありません。残業代の分でこの年収帯になっているため、将来独立してフリーでCGクリエイターを目指している人にとっては、修行の場として取り組めます。

CGクリエイター検定は二種類

CGクリエイターになるためには、検定を受けなければなりません。エキスパートとベーシックの2種類あるので、自分の能力に合った方を選んで受けましょう。

CGクリエイター検定エキスパート

3次元CGと映像制作に関する専門的な理解と知識を応用する能力を測る検定です。合格率は平均で30%前後となり、難易度は高いです。経験者でも時間をかけて勉強しないと合格できない内容です。

難易度は高いですが、勉強法が分かれば時間がかかっても合格できるチャンスがあります。将来CGクリエイターの第一線で活躍したい人は、この資格の合格を目指して取り組みましょう。

CGクリエイター検定ベーシック

2次元・3次元CGとデザインに関する基礎的な理解と、CGの静止画制作に知識を利用する能力を測る検定です。基本的な知識について問われる問題が多く、難しいことを聞かれるわけではありません。

全てマークシート形式で、全部で10問出題され、60分以内に答える内容です。合格率は約60~65%で簡単な試験といわれていますが、しっかりと勉強してから挑戦しましょう。

CGクリエイター検定の難易度や検定料など

検定を受けるにあたり、難易度や検定料、申し込み方法を確認しておきましょう。

合格率はベーシックで平均70%前後

受験者数は2016年後期が一番多く2,434名。エキスパートでも、2016年後期が一番多く1015名です。ベーシックと比較すると、エキスパートは難易度が上がり合格率も低くなります。ベーシックは合格率も安定していることに対し、エキスパートは試験によってばらつきがあり、平均30%前後と低いです。

検定料は5,500円と6,600円

受験資格に特に制限はなし。CGクリエイター検定、CGエンジニア検定、Webデザイナー検定、画像処理エンジニア検定、マルチメディア検定という実施内容で、検定料がベーシックが5,500円、エキスパートが6,600円になります。

日程は年2回(2018年)

実施は7月と11月の前期と後期の2回あります。願書提出は3カ月前から1カ月ほど前までとなり、提出する前には実施レベルを決めておくことが大切です。1日で最大4検定まで併願でき、複数の検定を一度に受けて合格できる人もいます。

申し込み方法はWebか郵便局で

個人で受ける場合は2通りの申し込み方法があります。協会HPからか、郵便局で備え付けの「払込取扱票」を使用して受験料を振り込むことができます。受験会場は、希望の受験地を設定すると協会が希望に合わせ、指定した会場で受験できます。

CGクリエイター検定に向けての独学勉強法

学習用PCや専用ソフトを入手し、本やサイトを参考にCG制作を学ぶ方法を見てみましょう。

必要な勉強時間

個人差はあるが、ベーシックの場合は1カ月、エキスパートの場合には3D制作の基礎能力さえあれば2~3カ月程度しっかり勉強すれば大丈夫です。基本を習得していれば、さほど難しくない資格です。

独学の場合は、何を勉強するか、どんな知識を得たいのかを明確にすることで、無駄なく集中的に勉強できます。

オススメの参考書

検定の協会が出している参考書が一番よいでしょう。分野によって分かれているため、自分が目指す資格を明確にすることです。協会が出しているものは、試験合格に向けた問題集、実践に必要とされるスキルや知識を身につけられます。効率性を考えるならば、協会が出している参考書を選びましょう。

CGクリエイターについて学校で学ぶ

学校で専門的に学びたい人は、学校で学ぶという道も。プロフェッショナルとして活躍したいなら、学校で学ぶことを考えてみましょう。

専門学校で学ぶ

全国に100校以上の専門学校があります。各都道府県に1~2校あり、学校によっては日中だけではなく夜間も行っているところもあります。全体的な知識や技術を得るのではなく、専門的に学びたい人は専門学校の方がよいでしょう。2年しかないので学べる内容も限られ、より実践に近い内容を学べます。

大学・短大で学ぶ

専門学校よりかなり数が少ないのが特徴です。4年制なので、学べる分野や幅も多くなり、プロフェッショナルとして仕事をしたい人に向いています。知識も技術も身につけられ、経験も在学中にある程度得られます。ディレクターなどのリーダー的な存在で仕事をしたい人にも、大学での経験は生かせます。

通信講座で学ぶ

自宅で副業を目指したいひとも、通信講座で学ぶことができます。しっかり学ぶには期間は7カ月、授業料は40万円ほどかかりますが、日々忙しい人でも夢を掴めるわけです。オンラインで学べるサイトも多く、学びたい内容や予算に合わせて決めましょう。受ける前に、サイトの口コミ情報をチェックしておくことで、失敗のリスクを軽減できます。

CGクリエイター検定の試験内容と過去問題

勉強に欠かせないのは、試験内容に近いとされる過去の問題です。検定試験に役立てるためにも、過去の問題をチェックしてみましょう。

エキスパートの試験内容

11の項目に分かれておりベーシックと比べるとより専門的な知識が必要です。写真撮影、動画撮影、映像撮影、モデリング、マテリアル、アニメーション、プロダクションワーク、シーン構築、映像制作を支える技術、数理造形、知的財産権などの知識が必要になります。基本的な分野を応用して、さらに上のレベルに向けて発進している内容です。

ベーシックの試験内容

6の項目に分かれています。内容は、コンピューターグラフィックの基礎、表現の基礎、3次元CG制作、技術の基礎、知的財産権、ファイル形式などについての知識が必要になります。主に基礎をマスターしていることを確認するための試験と考えてよいでしょう。

過去問題は開催公式HPからpdfで見られます

さまざまな年度の過去問題が見られるので受験勉強にかなり有用できます。基本的な知識はサイトを活用することで身につけられますが、技術面については、自分のやり込みが必要です。知識も技術も必要になるため、プロ意識を持ちながら学び、試験に備えましょう。

疲れとストレス

CGクリエイターになるならまずは検定に備えよう

CGクリエイターになるためには、専門の知識や技術、コミュニケーション能力が必要になります。学校に通わなければ学べないものではなく、通信でも学ぶことができ、副業として活かしている人も多いです。

CGクリエイターとして活躍するためには、検定を受けることが大切です。検定に向けて学ぶことで、必要な知識や技術を得るために集中して学ぶことができます。検定に合格して、CGクリエイターとしてスタートしていきましょう。

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