風水を取り入れて運気アップ!幸運を呼ぶ寝室づくりのコツ
風水では寝室は重要な部屋
私達が暮らしている家や部屋に風水を取り入れて、「良い気」を招き入れ、「悪い気」が溜まらないよう住まいの環境を整えることを「陽宅風水(ようたくふうすい)」と呼ばれています。陽宅風水で「気」の流れを良くすることで、そこで生活する人の運気がアップし、幸運に恵まれた人生を送ることができるのです。
陽宅風水では主に「門(玄関)」「房(寝室)」「炉(キッチン)」の3箇所が重要だとされ「要宅三要」と言われています。その中でも寝室は1日の疲れや「悪い気」を払い、新しく「良い気」を充電する場所なので、寝室の方位によって家具の配置や色に特に注意を払いましょう。
風水学では、全てのものは「陰」と「陽」で構成されると考えます。「陰」は静寂のエネルギー、「陽」は活動のエネルギーです。ポイントは「陰」「陽」どちらかが良いエネルギーということではなく、「陰」「陽」のバランスを上手に保つこと。部屋の用途によって「陰」「陽」を整えていきます。
「陽」のエネルギーが必要なのは、リビングや仕事部屋など人が活動的になる明るい部屋です。反対に静かに薄暗く保ったほうが良い浴室や物置などには「陰」のエネルギーを要します。良い寝室に必要なのは「陰の気」です。「陰の気」にはリラックス効果があり、眠りの質を高める働きがあるので、風水では寝室に「陰の気」を意識して家具の配置や配色を考えます。
寝室の方角ごとに大切なポイント
風水的に良い寝室づくりをするためには、寝室が家の中心から見てどの方角にあるかで判断します。ここではそれぞれの方角にあった色やアイテムをご紹介。すぐに取り入れられるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
東の寝室は木製がポイント
家の中心から見て東側に寝室がある人は、東の方角が持つ「木」の気を意識した観葉植物や鉢植え、籐の籠などがラッキーアイテムです。木製の家具と相性の良い部屋なので、ベッドフレームやチェストなどを木製のものにすると運気がアップします。
東の寝室に合う色は仕事運が上昇する青や淡い水色、癒やし効果のあるグリーンです。「木」と相性の良い「水」を連想させる青色を意識して配色することで「気」が整い、爽やかで居心地の良い空間となるでしょう。反対にゴールド、シルバー、褐色は相性の悪い色になります。仕事運がダウンする恐れがあるので、寝室には置かないようにしてください。
東は太陽が昇る方角なので、陽の光と相性が良い部屋となります。朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を部屋に入れることでエネルギーが循環し、より良い「気」を取り込むことができます。カーテンは遮光のものは避けて、自然な太陽の光で目覚めるようにしましょう。
西の寝室は黄色のカラー
西の寝室は金運アップを意識した寝室づくりがおすすめです。西のラッキーカラーは黄色。寝室には少し派手だというひとは、茶色、ベージュ、白なども金運を育てるのでおすすめのカラーです。相性の悪い色はグレー、黒、水色、暖色系で、金運が下降する恐れがあるので使わないようにしましょう。
インテリアは丸みの帯びたものを意識して配置します。時計やフォトフレーム、ライトなどは角がない、丸いものを選んでください。西側の寝室が乱れると思わぬ出費に見舞われたり、無駄遣いしやすい「気」へ傾いてしまうので要注意。常に整理整頓を心がけることが大切です。
西の寝室は、かわいらしい部屋より高級感を意識した大人っぽいテーマで配置配色を考えると、運気アップが期待できます。パジャマもシルクの上質なものにすると良いでしょう。風水的に沈む太陽の光は、幸せを逃してしまうと言われているので、遮光カーテンで西日が入らないようにします。
南の寝室はカーテンを厚手にする
南の寝室は人気アップが期待できる方角です。南が持つ気「火」の気が強すぎると、派手になりすぎたりイライラしやすくなってしまうので、リラックス効果のあるグリーン、落ち着く効果がある白、ベージュを多用するようにしましょう。
プラスチック製品は特に強い「火」の気を持っているので、南の寝室の人は使用を避けます。ベッドカバーやシーツには天然素材のものを取り入れると、火の「気」が抑えられ、バランスが保てるのでおすすめです。
南はアクティブな「気」が強いので、風水的に良い寝室にするためには落ち着いた部屋づくりが運気アップのポイントです。ベッド近くに観葉植物を置く、厚手のカーテンを使用して太陽の光があまり入ってこないようにすると良いでしょう。
北の寝室は暖色系のカラー
風水で北は夫婦の結びつきが強くなる方角で、子宝運、結婚運を司ります。北側はもともと「水」の気が強く、寝ている間に悪い気を流してくれるので寝室には適した方位です。
ただし「水」の気が強すぎると、気の流れが悪くなり冷えやすくなるので、北の寝室は冷え対策を万全にすることが運気アップのポイントとなります。「水」の持つ冷えを緩和させる毛足の長いラグマットやクッションを配置したり、ピンクなどの暖色系のカラーや黄緑、クリーム色、ベージュを意識して配色すると良いでしょう。
相性の悪い色は黒やグレー、水色などです。「陰」の気が強まる効果があるので、健康運がダウンしてしまう恐れがあります。
寝室の作り方の風水ポイント
ここでは寝室のアイテム別に注意したい風水ポイントをご紹介します。
ベッドに関するポイント
一日の疲れを取るベッドは過ごす時間も長く、風水的に重要なアイテムです。ここでは、ベッドの配置や素材についての風水ポイントを説明します。
ベッドと壁に隙間はあけない
ベッドと壁に隙間がある人は、すぐに配置を変えましょう。家具の隙間には「気」が強く流れるとされ、良い気も悪い気もどんどん隙間に流れていきます。睡眠中に吸収したい良い気も隙間に逃げてしまうもったいない状態になってしまうのです。
また睡眠中は無防備な状態なので、すぐ側のベッドの隙間に強い気が渦巻いていると不安を感じ、熟睡できないとも言われています。疲れを癒やし翌日に向けてエネルギーをチャージするためにも、ベッドと壁に隙間は開けないようにしましょう。布団を敷いて寝ている場合は、壁との間に隙間があってもOKです。
ベッドフレームは木製がおすすめ
風水的には木製のベッドフレームが運気アップに最も効果的です。天然素材の木製のアイテムは、温かみもあり安眠効果が期待できます。「陽の気」が強いので、寝ている間に不要な「陰の気」を遮断してくれる働きがあります。
反対にパイプベッドなど金属製のものは「陰の気」が強すぎてしまうので注意。体がゆっくり休まらず熟睡できません。またパイプベッドやスチールのベッド枠を使用していると、金属が出す磁気により「気」が乱れるとも言われています。
金属製のベッドにはフレームやパイプに暖色系のリボンを巻き付けたり、フラワーモチーフのアイテムを飾ると強すぎる「陰の気」が緩和されます。すでに金属製のベッドを使用していて、ベッドを買い換える予定がない人は試してみると良いでしょう。
枕に関するポイント
枕の位置は簡単に改善できる風水ポイントです。出入り口の位置や方角を意識して配置することで、運気アップが期待できます。
枕の位置が出入り口に重なるのはNG
風水的にNGなのが、出入り口の延長線に枕を配置すること。ドアから出入りしている気の影響を直接受けてしまうので、落ち着いて睡眠が取れない配置です。
ベッドの向きがドアの正面に来ないよう配置するのがベストですが、ベッドの向きを変えられないという人は、ドアにのれんをつけたり、ベッドとドアの間に間仕切りを置いたりするなど、睡眠中に入り口から入ってきた「気」を直接浴びないよう工夫しましょう。
北枕で寝る
日本では北枕は縁起が悪いとされていますが、風水的に北枕は運気アップに効果があります。風水学では「気」は北から南に流れていくもの。北枕は睡眠中に自然に「気」を取り入れることができると考えられています。
北枕は「頭寒足熱」の理にかなった寝方でもあります。「頭寒足熱」とは頭は涼しく、足元は暖かく保つことが、人の健康に最も良い状態だとされる東洋医学的な考え方です。北は「水」の方位で冷やす働きがあるので、睡眠中「頭寒足熱」の状態になり、健康運が上昇すると言われています。寝室に置くと運気ダウンのアイテム
寝室に置くと運気ダウンのアイテム
ここでは寝室に置いてはいけない風水的にNGなアイテムをご紹介します。
寝姿が移る鏡
寝室に鏡が置いてある人は、自分の寝姿が鏡に映ってないかどうかチェックしてください。鏡には「気」を反射させる効果があります。寝ている間に体から出ていこうとする「悪い気」が、鏡により跳ね返り自分の元へ戻ってきてしまうので注意が必要です。
また、風水的に鏡に映った自分の姿にも「良い気」が流れ込んでしまうので、本来取り入れられるべき「気」が二分の一になってしまうとも言われています。「良い気」を取り逃がし「悪い気」を吸収してしまうので、寝室に鏡は置かないほうがベター。鏡を配置する場合は、使用する時以外は布で覆うと良いでしょう。
枕もとの電化製品
風水では、電化製品から発生する電磁波が空間の「気」を乱すと言われています。「気」が乱れた寝室では心も身体も休まらず、「良い気」のチャージを妨げてしまうので、電化製品は寝室には向かないアイテムです。
テレビ、オーディオ、タブレットなどは寝室とは相性が良くないので、置かないほうが無難。どうしても寝室に配置したい場合は、身体からできるだけ離すようにしましょう。枕元に配置するのが特に悪いとされているので、避けるよう注意してください。
ぬいぐるみと一緒に寝る
ぬいぐるみと一緒に寝るのもNG風水です。一緒に寝ているぬいぐるみが寝ている人の良い運気を吸収してしまうので、運勢が下降してしまう恐れがあります。フィギュアなどの人形が寝室に飾ってある場合も、同じ理由でおすすめできません。
他の部屋に移動する場合も雑然と置かず、コレクションボードを用いて専用の飾り棚を作ったり、見えないところに収納するようにしましょう。
水槽や花瓶
風水で水槽や花瓶は「貯める」ことを司る金運アップのアイテムですが、配置する場所によっては逆効果になってしまいます。特に寝室に置くと運気が下がってしまうので要注意。
水槽や花瓶の中の水は「陽」の気が強いので、寝室に重要な「陰」の気が乱されてしまいます。健康運がダウンする他、情緒が不安定になることも。
寝室に置くと運気アップのアイテム
ここでは寝室に置くと運気がアップするアイテムをご紹介します。
足元にラグマット
風水では前述した「頭寒足熱」のように、足元を暖めるのが良いこととされています。フローリングの寝室には、ベッドから降りたところに毛足の長いラグマットを敷くと良いでしょう。
風水では角のない丸いものが、良縁を運び運気を安定させると言われています。ラグマットは円形や楕円形のものを選びましょう。ラグマットの色はベージュやアイボリー、暖色系の暖かみのあるものが、冷えを緩和し寝室の「気」のバランスを保ってくれるのでおすすめです。
レースと厚手の二重のカーテン
寝室のカーテンにレースと厚手のカーテンを二重で使うのも、風水的運気アップのコツ。カーテンが一枚だけだと、外から良い気が入ってきても再び出ていってしまうので、必ず二枚一組で使用しましょう。
厚手のカーテンは夜寝ている時、しっかり光を遮って寝室に大切な「陰」の気を保ち、リラックス効果を促進。レースのカーテンは悪い気だけを外に逃がし、良い気を寝室に留めてくれます。朝起きたら厚手のカーテンと窓は必ず開けて、寝ている間に体から発生した邪気や厄を外に逃がしましょう。
枕もとに水
簡単に実践できる、おまじない的風水として「枕元にコップ1杯の水を置いて寝る」というものがあります。「水」の気は悪い運気や厄を吸い取ってくれる働きがあるので、寝室を「良い気」で保つアシストをしてくれるのです。
コップに入れる水は水道水でOK。枕元にフタをしない状態のコップを置き、翌朝シンクなどに流して処分します。一日の悪い気をたっぷりと吸収した水なので、間違っても寝起きに飲まないよう気をつけてください。
出来ることから始めて運気をアップさせよう
ちょっとの工夫や配置換えで運気アップができる風水をご紹介しました。家の中全てを運気の良い環境に整えるのは大変ですが、風水で最も重要視されている寝室の「気」を整えるだけでも、風水の効果は十分に得られます。出来るところから改善して、幸せを呼び込む寝室づくりを目指してください。