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恋愛しない生き方はダメなの?人それぞれ違うという考えを持とう

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恋愛しないという選択肢について考えてみる

好きな人をみつけて、恋愛して結婚する。少し前までは、それがあまりに当たり前で、疑問に思うこともありませんでした。しかし、近頃では独身率が上がり、恋愛をしないという選択肢をとる人も、多くなってきているのです。

世の中が便利になって、お互いに支え合う必要がなくなり、また恋愛をして結婚をするだけが唯一の幸せだという考え方が古くなってきました。ここでは、若い人の恋愛離れの原因やその背景など、恋愛しないという選択肢について見ていきます。

恋愛しない男女が増えている

最近では、若者の「恋愛離れ」という言葉があるように、恋愛に興味を持たない若者が増えています。実際に未婚の男女に行われた調査では、男女ともに恋愛に対して、自分は消極的だと感じている人が、半数以上を占めています。

世の中の価値観が多様化して、人が重要視するものに変化が現れているのです。若者にとって、恋愛をして結婚するという考え方が古くなり、「おひとりさま」という言葉に表れているように、一人の生活を楽しめるような人生プランが、続々と生み出されています。

女性は社会進出を果たし、男性に金銭的に支えられなくても、自分の生活費や老後資金を稼げるようになりました。また、既婚者を見ても、幸せそうな人もいれば、独身時代よりも不幸になっている人もいます。日本の離婚率は、だいたい3組に1組といわれている昨今、恋愛や結婚に意味を見いだせない人が増えていても、不思議ではありません。

若い人が恋愛をしない理由は

恋愛しない理由は、人それぞれです。ここではさまざまな理由の中でも、よくある4つを見ていきたいと思います。

恋愛は面倒くさい

恋愛というのは、意外に面倒くさいものです。恋愛は一人ではできず、相手の気持ちを常に考えなければなりません。自分がこうしたいと思っても、相手はそれを望んでいないこともあるでしょう。相手の意見も尊重しつつ、自分の気持ちを伝える必要があります。

このように、迷ったり悩んだりすることが増えるために、多くの人が恋愛を面倒なことだととらえています。特に、昔に恋愛でうまくいかなかった経験を持つ人ほど、相手と別れる際のいざこざやもめ事を思い出し、同じことを繰り返したくないと考えてしまいます。

恋愛よりも楽しいことがある

誰もが恋愛に熱中するわけではありません。昨今では、オタク文化に見られるように、趣味や自分の好きなことに集中したいと考える若者が、増えてきているのです。

彼らは、恋愛よりも趣味を重視していて、そちらに時間やお金をかけたいと考えています。アニメやゲームのキャラクターのほうが、リアルな恋人よりもよいとさえ思っている人たちも、想像以上に多くいます。

人生において、なにを重視するかは人それぞれで千差万別です。自分が興味を持つことに力を入れたいと思うことは、悪いことではありません。

仕事が忙しくて時間がない

最近は仕事をするのに、男性も女性も関係なくなってきました。そのため、女性でも重要な職に就いたり、中には起業して社長となったりする人たちも出てきています。

そうなると仕事が忙しく、残業や休日出勤などで、恋愛にさける時間がなくなってきます。また恋人ができても、デートが仕事でつぶれてしまって喧嘩が絶えず、恋人と良好な関係が作れないこともあるでしょう。仕事か、それとも恋愛か。究極の選択に迫られて、仕事を選ぶ女性が近頃では増えています。

お金がない

日本にはイベントが盛りだくさん。1年を考えてみても、誕生日、ハロウィン、クリスマス、バレンタインデー、ホワイトデーなどたくさんあります。

もちろん、それらのイベントだけではなく、ゴールデンウィークなどのまとまった休みには、泊まりがけの旅行をしたり、ちょっと豪華な外食をしたりすることもあるでしょう。恋人がいれば、そのたびにデートやプレゼントにお金がかかってしまい、なかなか貯金はできないものです。

お金に余裕がない場合には、そのようなものにお金を使うことが、もったいなく感じてしまうかもしれません。「人に使うよりは、自分のために使いたい」こんなふうに思うことは、自然なことです。

恋愛離れの背景にあるもの

時代の流れにより、どんどん恋愛離れは加速しています。恋愛離れの背景にあるものを2つ、ここでは見ていきます。

ネット社会の発達

恋愛をする理由の一つに「さみしい」という思いがあります。休日を一人で過ごすことがさみしい、老後を一人で過ごすことが寂しいなどです。しかし、昨今ではインターネットが発達し、常にだれかとつながっていることが、当たり前になってきました。さみしくなればチャットでもラインでも、簡単に友達と連絡を取り合えるのです。

また、人とつながらない方法もあります。ネット上には無料で楽しめるゲームや、動画などのコンテンツもたくさんあり、恋愛以外のことで心を満たせてしまうのです。ネットゲームなどにはまれば、1~2時間などあっという間で、さみしいと思う暇もないでしょう。ネット社会の急速な発展は、人々から恋愛を遠ざけたということができます。

女性の社会進出

仕事に男性や女性といった性別は、関係なくなってきました。女性でも男性以上に働き、昇進します。中には起業して、会社の社長になった女性たちも数多くいます。

そのため、仕事一筋の女性が増え、仕事が忙しいために、恋愛に時間を割けない人たちが増えてきました。仕事や好きなことに集中する今が十分楽しいため、自分らしく生きることが幸せで、恋人がいなくても構わないと考える人も多いのです。

また、恋愛の先に結婚を見据える人は、老後資金などの金銭面を心配している人も多いかもしれません。しかし、社会進出を果たした女性たちは、男性の稼ぐお金を当てにする必要がありません。そのため、さらに恋愛や結婚から遠ざかっていきます。

恋愛をしないという選択肢

人にはそれぞれの人生があります。そのため、恋愛をしないという選択肢もおかしいものではありません。ここでは、「恋愛をしないこと」を選択するうえで、考慮すべきことを見ていきます。

将来のことを考えて不安になることも

恋愛は年齢に関係なくできますが、それでも女性は、結婚適齢期を意識せざるを得ません。なぜなら、多くの男性は恋愛と結婚、そして出産までを意識していることが多く、そのため若い女性との恋愛を望むためです。

そのため「いまは恋愛よりも仕事を優先したいから、恋愛はしない」と、恋愛を先延ばしにすることは、少し危険かもしれません。一人の人生を考えて不安になり、いざ恋愛をしようとしたときには、男性から相手にされない可能性があるのです。

しかし金銭的に不安もなく、将来さみしくならない自信もあり、一人のほうが気が楽だという人もいるでしょう。その場合、結婚しない選択肢が有効です。誰になにをいわれようと、自分は自分。そんな強い人は、結婚をしなくても楽しい人生を送れます。

恋愛イコール幸せとは限らない

世間では、恋愛や結婚をしてこそ幸せになれるという考え方が、いまだに一般的です。そのため、恋愛をしないことに不安を感じる人は多いでしょう。

しかし、人生の選択肢が増える中で、結婚しない人生を選ぶ人も増えてきました。恋愛をしなくても、仕事や趣味などを通して幸せになれます。一般的な考えに縛られずに、自分らしい生き方を選択することが大切です。自分にとってなにが幸せか、どうしたら楽しい人生を送れるのか、まずはそれらを考えてみましょう。

そうすれば、両親や友人が「恋愛しなさいよ」と言ってきたときに、堂々と彼らを説得できます。大切な人も、きっとあなたの幸せを第一に考えてくれるはずです。

人生の楽しみを考えよう

「恋愛=幸せ」ではありません。恋愛をしていても、不安な悩みを抱えて苦しんでいる人もいます。逆に、恋愛をしていなくても、仕事などで活躍して輝いている女性も多くいます。

まずは、自分にとって優先順位が高いものはなにかを、書き出してみてください。子供を持つこと、幸せな家庭を築くことなどが上位に来る人は、きっと恋愛をすべき人です。

しかし、もしも仕事や趣味などの優先順位が高いようならば、恋愛をしないという選択を考えてみてもよいかもしれません。一番大切なことは、あなたの幸せな人生です。固定観念は、捨てて考えてみましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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