小さい胸でも大きくなるの?食事やストレッチで魅力的な美胸になろう
胸を大きくしたいと悩む方へ
「もう成長期は過ぎているから無理かな」「バストアップによいことを試したけどこれといった効果はない」と悩んでいる女性は多くいます。しかし「少しでも胸が大きくなるような、なにかよい方法がないだろうか」と諦めがつかず悩んでいる女性も少なくないでしょう。
胸が小さい人には共通した原因があります。自分の胸の小さい原因を知って、成長期が過ぎた胸でもどうすれば大きくなる可能性があるかをみていきましょう。諦めずに美乳を目指して魅力的な女性になりましょう。
胸が大きい方が魅力的なのか
女性にとって「胸」は必要以上に気になってしまう体の部分で、小さいとコンプレックスにすらなってしまっている女性もいます。しかし、男性にとってみれば「あるにこしたことはないが、胸より大事なものはある」とそれほどは気にならない部分のようです。
グラビアアイドルのような胸は性的な魅力のみ
男性の中には胸の大きな女性が好きという人がたくさんいます。グラビアアイドルなら露出が多くてセクシーと感じることはあるでしょう。しかし、それは男性にとってただの観賞用にすぎないのです。なにはともあれ第一印象でインパクトを与えられる、性的な魅力で男性を惹きつけられるのは事実ですが、逆をいうと性的な魅力だけで終わってしまうことも少なくないのです。
また、すぐそばでグラビアアイドルみたいな過度な露出をしていると「下品」「軽そう」という「勘違いしている女」と認定されてしまいます。できれば中身を見て欲しいというのが大概の女性の願望ではないでしょうか。
胸が小さくても人気のある芸能人はたくさんいる
「自分は胸が小さいから魅力がないんだ」と落ち込んでいる女性に知ってもらいたいのは、アイドルや女優でも胸が小さい人が意外に多いことです。例えば、HKT48の指原莉乃さん、新垣結衣さん、桐谷美玲さん、仲間由紀恵さん、北川景子さん、宮崎あおいさん、榮倉奈々さん、川口春奈さんなど、みんなAカップといわれています。
こうしてみるとわかるように、胸が小さいAカップであろうとも、みんな人気のある魅力的な芸能人ばかりです。やはり男性は胸だけで女性を見ていないということなのでしょう。
ファッションの基準はモデル体型
胸の小さな女性は、基本的にどんなデザインの服を着ても、胸が強調されないためうまく着こなすことができるし、「清楚」「知的」に見えます。そのため、モデルに胸の大きい人はあまりいません。
胸が大きい女性の場合、洋服の種類によっては胸ばかりが目立って恥ずかしい思いをしたり、逆に胸元にフリルがついたりするデザインの服で隠そうとすると、太って見えたりします。しかし、胸の小さな女性なら、寄せあげブラやパットを使うなど、工夫しだいで胸を大きくみせる事がいくらでも可能です。
胸が小さい原因
胸が小さい人には共通の原因があるようです。どのようなものがあるのでしょう。
女性ホルモンの分泌が少ない
胸が小さくなる原因には、女性ホルモンの分泌量が関係しています。女性ホルモンの分泌量が増えると、乳腺が発達して胸が大きくなります。逆に女性ホルモンの分泌量が減ると、乳腺が衰退してしまい、胸が小さくなります。思春期から成人期にかけて女性ホルモンの分泌が少なかったり、加齢や卒乳が原因で、女性ホルモンが減ると胸が小さくなるといわれています。
生活習慣が乱れている
過度な運動、ダイエット、過剰なストレス、睡眠不足があると女性ホルモンが分泌が少なくなり、小さくなります。過度な運動は、胸が揺れてしまうため、美乳を保ってくれているクーパー靭帯(じんたい)が伸びてしまいます。
また、ダイエットのための無理な食事制限を行うと、女性ホルモンに必要な栄養素が不足してしまいますし、過剰なストレスや睡眠不足は、女性ホルモンが乱れるため、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少して、胸を小さくします。
遺伝の影響は30%ほど
「胸が小さいのは遺伝だからしかたない」とよくいわれていますが、本当にそうでしょうか。結論からいうと、胸の大きさは遺伝ではありません。遺伝の影響は30%ほどといわれ、そのほとんどが、生活環境が影響するとされています。
胸の成長は、18歳までの過ごし方で決まるといわれ、この時期までにホルモン分泌によい生活をしていると、約Cカップくらいまでにはなるといわれています。
病気の可能性も
胸の形や左右のバランスがいびつであったり、あまりにも胸のボリュームがない場合は「漏斗胸(ろうときょう)」という病気の可能性があります。漏斗胸とは、胸の前の部分がへこんでいて、まるで漏斗のように見える状態になっている胸のことをいいます。
漏斗胸になる原因は、骨の成長のバランスに関係していると考えられています。ほとんどの場合は、命にかかわるものではないようですが、もし気になるようなら、呼吸器外科や心臓外科、形成外科で診てもらうとよいでしょう。
胸が成長するタイミング
成長期の胸の変化には、いくつかの法則があるといわれています。どのようなものなのでしょう。
初潮の1年ほど前から
乳頭周辺がふくらみはじめる時期は、初潮の1年以上前であるといわれています。バストの成長変化は、年齢ではなく”初潮の開始時期”と深く関わり、初潮前後の約4年間に大きく変化するようです。また、胸がふくらむのは、妊娠できることを男性にアピールするためと考えられています。
平均的な初潮の時期は12歳前後
初潮の年齢は、早い人で10歳、遅い人では15歳と非常に個人差が大きいようです。胸の成長は、初潮の時期に関係するといわれているので、ふくらみはじめる時期や年齢による成長段階に大きな個人差があるのは当然なのでしょう。初潮をむかえた子どもたちの胸は、成長段階(ふくらみが横に広がる)まで成長していきます。
成長期の終了は18歳から20歳
成長期の胸はどんどんかたくなり、女性の一生を通じてもっとも胸がかたくなるのが、初潮の時期から1年以上後から3年後といわれていて、乳腺の発達のしかたによって変化します。かたさのピークをむかえた胸は、大人になると脂肪組織がだんだん増えていくため、ゆるやかにやわらかくなっていきます。成長期の終了は、だいたい18歳から20歳といわれています。
それでも小さい胸を大きくしたい
成長期が終わっても「まだ諦められない」「それでも胸を大きくしたい」と考えている女性は多いでしょう。ここでは、改善方法などをみていきましょう。
まずは生活習慣の改善から
残業や飲み会が多くなかなか帰宅できない、帰宅してもついゲームやインターネットをしてしまい睡眠不足が続いてしまう、このような生活が続くと、生活リズムが乱れてしまいます。そして生活リズムの乱れによって、夜眠れない、朝起きられない、寝ても疲れがとれないといった症状におちいることもあるのです。
こういった症状をそのままにしておくと、自律神経が乱れ、女性ホルモンの分泌が悪くなり、胸も痩せてしまいます。美乳を目指すためには、しっかりと生活リズムを整えることが大切です。
ダイエットは避ける
急なダイエットや過激なダイエットを行うと、栄養不足になってしまいホルモンバランスが乱れます。栄養がかたよると卵巣の働きが低下し、女性ホルモンが正常に働かなくなるため、女性ホルモンの生産や分泌ができなくなってしまうのです。
毎日しっかり3食摂り、バランスのよい食事を心がけましょう。また、ダイエットでも、気をつけなければならない運動がジョギングやマラソンです。胸が激しく揺れるため胸の脂肪が落ちてしまいます。有酸素運動が全くダメということではなく、有酸素運動だけに集中したダイエットは控えましょう。
また、ジョギングやマラソンをする際は、できるだけ胸が揺れないようなスポーツブラの着用をするようにしましょう。
規則的な睡眠時間
少ない睡眠時間は、女性ホルモンの分泌に悪影響をあたえます。寝不足になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少して、胸を小さくしてしまいます。美のゴールデンタイムといわれる22~2時までの間は、成長ホルモンの分泌量が増加するので、22~2時の間はとくにしっかり睡眠をとることが大切です。
また、起きている時間が長いことで女性ホルモンが減少し、相対的な男性ホルモンの割合が増えてしまうといわれています。女性ホルモンは皮下脂肪を蓄える働きがあり、男性ホルモンは内臓脂肪を蓄える働きがあります。寝不足になるということは、胸を成長させず、お腹周りの脂肪を成長させることにつながってしまうのです。
ブラジャーをつける
家にいるとき、睡眠中もブラジャーをつけることはおすすめです。寝るとき専用の「ナイトブラ」は「育乳ブラ」とも呼ばれ、就寝時に着用するだけで、脇肉や背肉をバストへ寄せ集めてくれます。また、バストから脂肪が流れ出ないように防止してくれます。
さらに、胸を本来の正しい位置でキープしてくれるので形補正効果も期待できます。人間は一生のうち約1/3は寝て過ごしているといわれているので、ナイトブラならこの長い時間をただ寝て過ごすのではなく、バストケアをしっかりしながら過ごせます。
成長期を過ぎた小さい胸を大きくしたい
成長期を過ぎたけど小さい胸を大きくする方法とはどんなものがあるのでしょうか。
女性ホルモンのバランスを活発にする食品をとる
女性ホルモンの1種であるエストロゲンとよく似た働きがあるといわれているイソフラボンは「植物性エストロゲン」とも呼ばれています。胸は「脂肪9:乳腺組織1」の割合でつくられているといいます。乳腺が発達すると脂肪の割合も大きくなるため、胸が大きくなります。
エストロゲンには乳腺を発達させる働きがあるため、それとよく似たイソフラボンを摂取することでバストアップ効果があるといわれています。イソフラボンが含まれている大豆製品は、さまざまな種類があります。その中でも手軽に摂れて毎日続けられそうな豆腐、豆乳、納豆がおすすめです。
乳腺を成長させるたんぱく質をとる
バストアップ効果に期待されるものの中でおすすめなのが、鶏肉に含まれる成分のたんぱく質です。胸は大胸筋という筋肉の土台で支えられています。そのため、この大胸筋が衰えると胸をしっかり支えられなくなり、胸が垂れたり離れたりしてしまいます。
たんぱく質は筋肉をつくるので、大胸筋が衰えないようにしてくれる作用があります。ムネ肉はモモ肉と比べると脂質が少なく、カロリーも低いのでおすすめです。しかし、その分ムネ肉はパサパサとした食感で、モモ肉と比べてジューシーさに欠けますが、料理次第で美味しく仕上がりますし、カロリーが低いので、太りたくないという女性におすすめでしょう。
また、マグロやチーズもたんぱく質がたっぷり含まれているので、バストアップにはおすすめの食べ物といえるでしょう。
大胸筋を鍛える
姿勢が悪いと、血流が悪くなり老廃物がたまりやすくなります。そうすると、バストに十分な栄養や女性ホルモンが運ばれなくなってしまいます。とくに猫背の人は、バスト周りの筋肉である大胸筋が衰えてしまい、バストが垂れる原因になるといわれています。
また、大胸筋を鍛えることで、胸周りの筋肉の厚みを増やすことができるので、胸を大きく見せることができます。そこでおすすめなのが、自宅で手があいているときに簡単にできるバストアップの運動です。
一日数分でバストアップによい大胸筋を鍛える運動
- 胸の前で両方の手を合わせます
- 力を入れて、両手を押し合うようします
- そのままの状態でゆっくりと呼吸をしながら胸の前で手を手前、外側と手の位置を前後させます
- そのままの状態で左右に手の位置を動かします
- 続いて手の位置を上下に動かします
- 3~5の動作をそれぞれ5回繰り返します
整体やヨガで体の歪みを矯正する
体の歪みを矯正することでバストアップした事例や、部分矯正だと、せっかく矯正しても未矯正部分から再びゆがんでしまうので、全体を矯正したほうがよいとする事例など、整体やヨガでバストアップする方法もあるようです。
サプリで女性ホルモンを活性化する
ネットやドラッグストアでも簡単に手に入るサプリメントもおすすめです。バストアップサプリには大きく分けて二つのタイプがあります。一つは女性ホルモン様作用あるタイプです。女性ホルモン様作用とは、バストサイズアップに関わる女性ホルモンの2つ「エストロゲン」と「プロゲステロン」に似た作用を持つものが使われているもののことです。
もう一つは、プエラリア無配合サプリです。女性の身体は寝不足やストレスなどによって、正常に分泌されるはずの女性ホルモンが分泌されにくくなることがあります。こうした胸が大きくならない原因を解消することでバストアップをサポートするサプリになっています。
豊胸手術で胸を大きくする
豊胸手術には大きくわけて、ヒアルロン酸注入、シリコンバッグ、脂肪注入の三つのタイプがあります。それらは、日帰りでできるものばかりで確実に胸を大きくすることができます。
しかし、不自然な感触や異物感があったり、胸の形がいびつになってしまったり、脂肪を取り出した部位の形がいびつになったりなどのリスクもあるので、それをしっかりと理解して、医師と相談しながら進めていくことが大切でしょう。
華奢さを生かし全身のスタイル改善がおすすめ
胸が小さい理由には、女性ホルモンの分泌が関係していることがわかりました。また生活習慣の乱れも大きく影響していました。
胸を小さくしないためには、食事の栄養バランスを整えたり、質の良い睡眠の確保、姿勢をよくすること、ナイトブラの着用、過剰なストレスとためないこと、過度なダイエットはしないことです。
また、胸が小さいことをコンプレックスとするよりは、華奢さを生かして、ファッションを楽しむために、運動やサプリメント等で形のよい美胸を目指して、全体のスタイル改善をすることがよいでしょう。