貯金がたまらない4つの原因と対処法|将来ゆとりある生活をしよう
お金は工夫しないとたまらない
「お金を貯めたいな~」と漠然と思っていても、なかなかお金は貯まりません。無計画に欲しいものを買ってしまうなど、なかなか自分の欲望を止めることは難しいからです。
お金が貯まらない原因を突き止め、自分にあった貯金方法を確立しましょう。
貯金がたまらない原因
貯金ができないのには必ず理由があります。ここでは4つの原因を挙げていますので、自分に当てはまるのか確認をしてみてください。
ただ単に欲しいから買う
家を出る前は特に欲しいものなどなかったはずなのに、お店をみて歩いているうちに「これもいいな」「あ、これ絶対にお買い得」などと購入欲求が出てきて止まらなくなる人がいます。つまり衝動買いの多い人です。
品物を前にすると熱くなってしまい、冷静に「本当に必要なものなのかどうか」を考える前に購入。そのため買ったものを結局使わずに、後悔することがあります。
冷静に必要なものを判断して購入できればよいのですが、なかなか性格上難しいかもしれません。買い物リストを持ち歩いて必要なものだけを購入するなどの事前準備により、衝動買いを抑えるのが効果的です。
自分の収入と出費をわかっていない
自分がなににどのくらいお金を使っているのかわかっていない場合、無駄な出費に気づくことができません。「一ヶ月の食費は?」「ネットや携帯などの通信費はいくらかかっているの?」という質問をされても、頭の中がクエスチョン状態。家計簿をつけたことがないか、つけても短期間で挫折してしまいます。
貯金ができる人の多くは、一般的な項目ごとの月の出費額を知っていて、自分がそれを大幅に超えている場合は修正しようとします。たとえば一人暮らしの人の一般的な食費は一ヶ月に15,000円程度ですが、それが50,000円もかかっていたら、「今月は外食が多かったから、次はもっとセーブしよう」というように。
まずは家計簿をつけ、自分がなににどのくらいお金を使っているのか、把握する必要があります。
ローンをする
例えばスマホなどの高額商品を購入する際、分割払いにするタイプは注意が必要です。分割払いはすぐに払わなくてすむので油断しやすいもの。
しかし実際は高額な利子を払わなければならず、無計画に分割払いをすると後々大変なことになってしまいます。
またクレジットカードは便利な上にポイントが貯まるので、上手に活用したいところです。しかしお金がたまらない人は貯金の残高が心配で、リボ払いにしてしまいがち。リボ払いは分割払い以上に割高で、年利15%程度になります。
毎月支払い上限額を設定できるので、中毒になりやすく注意が必要です。
貯金したつもりになっている
貯金のための節約をこころがけて低価格の商品を買うのはよいのですが、「自分は節約している」という気分になってしまい結局たくさん買ってしまっていることも。それでは節約する意味がなくなってしまいます。
自称「倹約家」がはまってしまうのは、スーパーなどの「特売」「○%引き」「期間限定」といった言葉。またメルカリなどのネット上のフリーマーケットなどにも弱いものです。
このタイプの人は安いときに買っておくのがベストと考えているので、家に同じもののストックが大量にあったり、部屋にものがあふれて散らかっていることが多いかもしれません。
一度部屋の整理をするなど、身の回りをすっきりとさせて不必要なものを購入していないか確認するとよいです。
お金をためる為の努力
自分がなぜお金がたまらないのか原因がつかめたら、それに併せて対策を取る必要があります。自分自身に適した貯金方法を探してみましょう。
家計簿をつけてみる
貯金をしようと思ったら、まず現状を把握して無駄な出費を抑えなければなりません。自分の収支を理解するのに手っ取り早い方法は、家計簿をつけてみることです。
家計簿をつける方法はいくつかあります。昔からある一般的な方法は、家計簿用の冊子を購入すること。日付や項目が描かれていて、そこに自分で数字を書き込んで計算していきます。記入しやすいのですが、冊子が分厚く家計簿を持ち歩くのには不便です。
常に鞄に入れて持ち歩きたい人は、小型の手帳に自分で線を引いて家計簿にする方法もあります。見開きの横軸を月・火・水・木・金・土・日の一週間で割り、縦軸を項目とします。自分で好きなように項目を作成したり、目標やコメントを書き込む欄を作れるので慣れると家計簿作成が楽しくなります。
それから面倒くさがり屋さんでも続けやすい方法に、家計簿アプリがあります。スマホを持ち歩く人は多いと思いますが、買い物をしたらそのときにパッパッと入力できるので非常に便利。長続きしやすいのも特徴です。
貯金額の目標をたてる
ただ貯金をするだけでは、ちょっとした欲に負けてお金を使ってしまいがち。そのため貯金をしようと思ったら、まず目標設定をします。特に決めておきたいのは期間と金額。
漠然と「お金持ちになりたい」「一千万円貯める」などは、目標が遠すぎて現実感がありません。「一年以内に、旅行費用の50万円を貯める」「半年で引っ越し費用の30万円を用意する」などより具体的に目標を立てると、貯金に対するモチベーションが高まります。
また期間は3年以内くらいがよいです。短めのほうが目標を達成しやすく、小さめの目標を何度も繰り返すほうが次の目標につながりやすいからです。
立てた目標は、見えるところに掲げておくのがよいでしょう。例えば日々持ち歩いている手帳や、家計簿の最初のページ。毎日確認してモチベーションをキープしてください。
積み立て預金を利用する
貯金をするのが苦手な人の多くが、やりくりで使った残りを貯金に回そうとします。もしも自分の意思が弱いと思うのならば、先取り貯金に挑戦してみましょう。
これは先に貯金をしてしまい、残りの金額でその月のやりくりをするというもの。もしも会社に財形貯蓄の制度があれば、給料から天引きしてもらい貯金用の通帳に貯めていくとよいです。財形貯蓄の制度がない場合には給料日の翌日を積み立ての引き落とし日にすれば、その分のお金を使わずに確実に貯金することができます。
積み立てが不安な場合は、最初は最低金額にしてそこから徐々に金額を上げていくのがよいでしょう。
貯金してゆとりのある生活を
貯金をすることは、心の余裕にもつながります。将来や老後への不安を軽減できるからです。貯金の方法はさまざまあるので、まずは自分が貯金できない原因を知り、それに合わせた貯金方法を選択する必要があります。
達成できそうな期間と金額の目標を設定し、貯金に挑戦していきましょう。