ピーナッツダイエットのカロリー|実はとっても健康的なアイテム
ピーナッツのカロリーとダイエットへの効果
ピーナッツは太る元とか食べ過ぎると、鼻血が出るとか様々な都市伝説がありますが、最近の研究ではカロリーは高いもののダイエット中に欠かせない栄養素を豊富に含んだ健康食品だという事が明らかになったのです。実際にピーナツを食べて痩せる習慣を始めた人たちもいます。ピーナツに含まれる栄養素とはいかなるもので、ダイエットへの効果とはどのようなものなのか真相に迫ってみました。
おすすめナッツの量
柿の種に入っているピーナッツは味が淡泊で、ほんのり甘いというクセのない風味が何にでもあいます。
食べ始めたらやめられなくなる何とも言えないおいしさが人気なのですが、栄養価はやはり高めですから食べ過ぎは要注意です。実際おすすめの摂取量はどれくらいになるのでしょうか。
某健康番組で推奨していたのは1日およそ20粒グラム数にして28gです。カロリーにすると約150kcalですからご飯に換算すると大人のお茶碗に約半分強です。
1回でこのカロリーでしたら確かにカロリーは高いといえそうです。ここではピーナッツとダイエットとの関係についてまとめてみました。ダイエット中の人必見です。
主なピーナッツ製品のカロリー
基本的な落花生
ごく標準的な大きさのピーナッツ約1.6gの可食部でカロリーは9kclになります。これを20g食べたとしたら82kcalになりますから、ご飯に換算すると大人用茶碗でちょうど半分くらいになる計算です。
これは中サイズの殻に入っている分量ですが、大きいサイズだと2.5gくらいになりますから、15kcal程度になります。10粒食べると75kcalですが適量はひとつかみと言われていますから、その分量が20gなのです。
毎日の食事の他にピーナッツを毎日食べたとしたら、栄養価の高さも考えてカロリーオーバーになりそうな不安がちきまといます。もしどうしても食べたいなら一食代替食事のように食べる事を推奨する声もあります。
むかしからピーナッツをあだ豆と呼んでいたのも、こうした栄養価の高さに気付いたいにしえの人々が食べ過ぎをおさめるための警告だったのかもしれません。
しかし食べたい時は食べたいので食べ方を工夫して食べるのが良策です。
昔からある味の南部せんべい
日本人には馴染み深い南部せんべいですが、小麦を水に溶いたものを炭焼したシンプルな昔ながらのお菓子です。
ピーナッツの香ばしさが一口食べた瞬間口の中にふくらんで、何とも言えないおいしさですが実際カロリーはどれくらいかと言いますと、一枚あたり約51kcalですから100gにつき429kcalとなり、大人用ご飯茶碗で2杯から3杯おかわりしたくらいのカロリーになります。
シンプルなわりには意外と高カロリーですから、特にダイエット中の人や食事制限を受けている人は過剰摂取に注意が必要な食品の1つです。食べ方を工夫しながら食べてください。
小麦を使っている分カロリーは高めになっています。さらに高カロリーなピーナツの分も加算されていますからなおの事カロリーがあがっています。薄ペラなせんべい一枚でこれだけ高カロリーとなると、日本に古くかた伝承されている和菓子を食べるのを、考えた方が良いようにも思えてきます。
給食でも出ていたピーナッツハニー
給食でよく食べた思い出がよぎる人もいるでしょう。ピーナッツ入り味噌の事です。甘味噌の甘酸っぱさとピーナッツの香ばしさが、とても調和が取れていてパンにもご飯にも合います。腹持ちも良いので間食にもぴったりです。
さて気になるカロリーは100gで440kcalになりますから、ご飯一杯のカロリーは完全に越えていて、約3杯ほどになります。
糖分と味噌、ピーナッツの他大豆油、米、さらに白ごまも混合されていますから、特にダイエット中の人や血糖値が高い人は食べ過ぎに注意です。自分で作る時は材料を絞って食べるなどの工夫も必要になってきます。
給食に出されたピーナッツハニー、ピーナッツ味噌は全体的なバランスを考えてほんの少しの提供だったのですが、ここまでカロリーが高かったのかと驚きを隠せない人も多い事でしょう。
使用されている素材はけして体に悪いものではありません。食べ方の工夫でダイエットを促進させてくれる成分があるはずです。カロリーだけではなく成分にまで調査の範囲をひろげた方がよさそうです。
ピーナッツバターのカロリー
朝はいつもパン食という人以外でも大好きという人は多いでしょう。
バターのクリーミーな風味とピーナッツの香りが濃厚で、一般のジャムほどあまじろっこさがないのが魅力で、酸っぱいのが苦手という人もピーナッツバターなら食べるという人はいるのではないでしょうか。
カロリーはかなり高めです。100gあたり640kcalですから、ご飯に換算すると約4杯弱です。
カロリーが気になるという人はバターと糖分控えめタイプも通販で購入できますから、状況にあったものを撰ぶのもオススメです。
ピーナッツのダイエットへの効果
ピーナッツを食べても血糖値の上昇は緩やか
太る元とされてきたピーナッツですが、肥満の原因となる血糖値の上昇率が高いほど糖質は脂質へ変化しやすく、余分な脂質は体脂肪として体内に蓄積されていきます。
血糖値の上昇時間が早いものはその分、より多くの脂肪を体内に蓄積できる事から、上昇時間をGI値として表示する方法が一般的に活用されています。
ピーナッツのGI値は15で下から数えた方が早いほど緩やかに上昇していきます。
白米のGI値は88ですからご飯よりもヘルシーという事になります。したがってピーナッツは太りにくい食品として、ダイエット中は特にオススメの食品なのです。
オレイン酸が悪玉コレステロールを減らす
ピーナッツの脂質が高いのは事実ですが、その約半分は不飽和脂肪酸でオリーブオイルの仲間です。
不飽和脂肪酸の一種オレイン酸は悪玉コレストロールを減らす機能に優れていますから、結果的に善玉菌の割合が増えていく事になり、動脈硬化を含む成人病予防に貢献していますし、体脂肪もためにくくなりますから、ダイエット中の食材としてもおすすめです。
残りの資質のうち3割はリノール酸になるのですが、悪玉と良玉両方のコレストロール菌を減らしてしまう性質があり、過剰摂取するとアレルギーを併発する他心臓にも負担をかける事になりますから、食べ方に注意が必要です。
リノール酸が善玉悪玉コレステロールを減らす
適量を摂取する事によって健康維持に良い効果をもたらします。
リノール酸は体内で生成する事ができませんから、ピーナッツ以外にリノレン酸を豊富に含む魚介類や海草などのような食材をも、日常の食生活に上手に取り入れながら、ピーナッツのリノレン酸とリノール酸を適量とる事で、健康と美容効果に恵まれた生活を送る事ができます。
ピーナツバターに使われている油脂成分に注意しましょう。植物性油脂でも紅花油やひまわり油に多く含まれているリノール酸を可能な限り抑えてオレイン酸を多く使用しているものがおすすめです。
手軽にできる
ピーナッツは高カロリーながらダイエットに効果的な栄養成分を、豊富に含んでいる事が明らかになってきた事もあり、多くの女性たちから注目を浴びるようになりました。
実際1日20粒程度食べるだけで体脂肪を減らしてくれるのですから、まさに最適なダイエット食品です。価格的にも安価ですしスーパーでもコンビニでも気軽に手に入ります。
これからダイエットに励もうという人が比較的気軽に始められるダイエット法とも言えるのではないでしょうか。オススメは朝ご飯か昼食中および間食です。小腹が空いた時などにぜひ召し上がれ。
ダイエットに薦めたいナッツ
アーモンド
近年ダイエットに効果的な食材として注目を集めているナッツの1つがアーモンドです。
カロリーは59kcalと高めですが糖質は他のナッツと比較して低めな事に加えて、不飽和脂肪酸が豊富なため脂肪燃焼率が高く、食物繊維も豊富ですから腸内環境を整え血流促進や新陳代謝促進効果も高いのが特徴です。
まさにダイエット向け食材です。ノンフライおよび無塩のものがオススメです。糖質制限を受けている人も安心して食べる事ができます。
銀 杏(生)
銀杏は秋か正月くらいしか食べないという人もいるかもしれませんが、カロリーが18.2kcalとナッツの中では低カロリーであり、糖質はやや高めながら脂質もタンパク質もほとんど含まれていませんから、体内に体脂肪が蓄積される事はありません。
元が低カロリーな分だけ加工してもさほどカロリーが上昇する事もありませんから、ダイエット中も安心して食べる事ができます。淡泊な味ですから他食材とのあわせやすさがあります。
銀 杏(ドライ)
コンビニなどで見かけるのはフライにして塩をまぶしたナッツ各種です。銀杏もドライ加工して市販されているものをよくみかけます。
さすがに加工されるとカロリー、糖質、タンパク質いずれも倍近く上昇していますがそれでも元が低カロリーですから、34.8kcalと他のナッツと比較しても低カロリーです。唯一脂質が約三分の一に減っています。ほどよくダイエットしたい人にはむしろこちらの方がおすすめです。
様々な料理レシピを工夫して銀杏ダイエットを楽しんでみてください。
おすすめナッツの商品
ピーナッツチョコレート
ポーナッツは味が淡泊なのでどのような食材とも合いやすいのですが、特に大人気なのがピーナッツチョコレートです。
個包装タイプで一口サイズだから特に小腹がすいた時や、口寂しい時にはつい手が出てしまうのですが、チョコレートがまぶしてある分だけカロリーはより高めになります。1粒が約27kcalですからもし200g入り一袋をすべて平らげたとしたら、75gあたり427kcalと高カロリーになります。
しかしながら脂質が若干高めな分腹持ちが良いため、少量でも充分満腹感を受けます。食前の間食としておすすめです。
アーモンドフィッシュ
学校給食では小袋で配膳されていますから、カリカリした小魚と香ばしいアーモンドとのハーモニーがとてもおいしいおやつですが、1袋7gで36kgと意外と高カロリーなのです。
カタクチイワシが加わる事によって脂肪燃焼してエネルギー代謝してくれる、ビタミンbや食物繊維などアーモンドそのものの栄養素と共にカルシウムも補給できますから、大変栄養バランスに優れている点も注目です。
少しでも腹持ちが良いですから夕食までの間で、間食として食べるのもオススメです。
ミックスナッツ
ミックスナッツはおつまみとしてコンビニにフライで味付けされたものが陳列されていますが、おすすめはノンフライで味付け無しのものです。
素材の味を楽しめるという事もありますし、ダイエットのためにも必要以上の油脂分がカットされ塩分控えめのものの方が、カロリーを抑えられますからおすすめです。
それぞれのナッツに含まれている栄養成分を余すことなく補給できますし、脂肪燃焼や食物繊維などダイエット中に失いがちな栄養の補給にもなりますから、おすすめです。
カロリーは100gあたり606kcalと高めですが、少量でも満腹感を得られるのが魅力です。
ダイエットを続けるには
ダイエットはなかなか続かないものの代名詞のようになっていますが、どうしたら続くのかポイントの1つをあげるなら我慢をしないという事です。
いくら痩せるためとはいえ、食べたいものを我慢するのはとても辛いです。
カロリーとは別に脂肪燃焼や食物繊維などダイエットに欠かせない栄養素を豊富に含んだ食品を楽しみながら食べて痩せるという方が、続けやすいのではないでしょうか。大事な事は毎日少しずつ食べる事をルーチン化する事です。
ナッツの種類・量に注意して、ピーナッツダイエットしよう
あだ豆との別称で敬遠されていたピーナッツは、実は優れた効果を持つダイエット食品だったのです。栄養成分を細かく見ていくと太るどころか痩せるための成分がなんと豊富な事でしょうか。
ただし他のナッツと合わせて食べる時は量に注意する事と、ノンフライのものを撰ぶ事が重要なのです。あだ豆と言われた根拠もそのあたりにあるのでしょう。
そうして栄養価の高いピーナッツでこんどこそダイエットを成功させましょう。