ストレス発散は意外と簡単。自分にあった方法でイライラを解消しよう
ストレスでイライラする
仕事や家事に追われる毎日だと、ストレスが溜まる一方。溜まりすぎたストレスは、私たちの心身に悪影響を及ぼします。ほんの些細なことでもイライラしてしまう、体が重くてやる気が出ないといった人は要注意です。イライラ状態が続くと、心も体も、そして人間関係まで壊れてしまいます。毎日溜まっていくストレスを上手く発散して、イキイキとした日常を送りたいものです。
イライラの原因は何か、自分に当てはまるものをみつけて、対処策を考えると楽になるかもしれません。日常生活の中で手軽にできる、ストレス発散方法もあわせてご紹介していきます。
イライラの原因
あなたのイライラの原因は次のうちのどれでしょう。当てはまるものをみつけて、対処策を考えましょう。
仕事での人間関係
仕事をする上で人間関係は必ず発生するもの。仕事での人間関係は、上司や同僚、取引先や顧客といった、いろいろな繋がりがあります。時には上司からミスを指摘されることもあるでしょう。また、顧客から無理な注文を受けることがあるかもしれません。仕事をしていると、我慢を強いられることが多くて、ついストレスを溜め込みがち。
溜め込んでしまったストレスが原因でイライラすることもあるでしょう。そんなときは、小さなことでいいので、楽しいと思える時間を持つように心がけてみてください。
子育て中の不満
子供は愛おしくて可愛いもの。でも、子育ては辛いこともたくさんあります。乳児から3歳くらいまでは、つきっきりでお世話しなければなりません。食事やお風呂、そのうえ夜泣きまで。すべてが子供中心の生活で、お母さんは自分の時間なんてありません。
母親だって人間なんだから、体調が悪いときもあれば機嫌が悪いときもある。子供にばかり合わせていては疲れるのは当たり前。生きていく上で必要な、睡眠や食事・休養を邪魔されるのですから、ストレスが溜まらないわけがありません。
あなたが壊れてしまう前に、ご主人や家族に助けを求めて、少しでも自由な時間を確保しましょう。
ストレスの症状
ストレスによる症状には、どのようなものがあるのか、詳しくみていきましょう。
些細なことでイライラする
ストレスが溜まっている状態は、頭の中がモヤモヤして、なんとも落ち着かない状態です。そんなときは、他人からみれば些細なことでも、イライラして何もかも放り出してしまいたくなるかもしれません。まるでパンパンにふくらんだ風船みたいに、ちょっとした刺激で破裂してしまうといった感じです。
後で気持ちに余裕ができて振り返ったとき、自分でも呆れるくらいの些細なことで苛立っていた、などということはよくあることです。
疲労感が抜けない
ストレスが溜まると休んでも疲れが取れない、体がだるいと感じることがあります。それはストレスの強い刺激によるものと考えられます。過度なストレスが長期にわたって蓄積されることで、心身ともに疲れ切ってしまい、生体機能が衰えているのです。
そういったときは、誰かに相談したり、数日休養をとってみるなど、早急に対策を講じたほうがよいでしょう。放置していると鬱病や不眠といった深刻な症状を招く危険性があります。
ストレスの発散方法
生きていく上で避けることができないストレスは、上手に発散していかなければ、健康的な生活はおくれません。ストレスを発散するのに、おすすめの方法をご紹介します。
とにかく叫ぶ
お腹の底から大きな声をだすと、気分がスッキリしたと感じるでしょう。大きな声で叫ぶことは、ストレスを発散する手軽な方法です。
大きな声を出すことによって横隔膜が刺激され、自律神経である「交感神経」と「副交感神経」の切り替えがスムーズになると考えられています。自律神経がうまく働けば、オン・オフの切り替えもスムーズになるので、たとえストレッサー(ストレスの要因)が多くてもオフ状態で解消することができるのです。結果、ストレスを溜め込むことがなくなります。
たっぷり睡眠をとる
人間にとって睡眠は、日中受けたダメージを修復するための大事な時間。眠っている間にホルモン分泌がおこなわれ、傷んだ細胞の修復ができているから健康に暮らせるのです。
十分な睡眠時間をとるのも大切ですが、睡眠の質にこだわることも大切です。眠りの浅い睡眠をとっても、ダメージを修復することはできません。ノンレム睡眠(深い眠り)がとれるよう、就寝前はリラックスできる環境を整えましょう。
気の合う友人と会う
気分転換にイチオシなのが、友人と喋りまくることです。気の合う友人と会っていて、つい遅い時間まで話し込んでしまった経験はないでしょうか。楽しいと感じる時間はあっという間に過ぎるもの。時間を忘れるくらい楽しい時間を過ごせば、溜まったストレスも軽くなるはずです。
映画や音楽を楽しむ
好きなジャンルの映画を観たり、音楽を聴いて過ごすのも、効果的なストレス発散方法です。映画館に行く時間のない人は、仕事帰りにレンタルして自宅で観ることもできますし、最近では動画配信サービスを利用する手軽な方法もあります。
ストレスが溜まっているときは、暇な時間があるとネガティブな思考が頭の中を巡ってしまいがち。そんな時間を作らないためにも、楽しいことに時間を費やしましょう。
思いっきり体を動かす
頭の中がモヤモヤしているときは、体を動かしてみましょう。適度な運動は脳内の「セロトニン」を分泌させる効果があります。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、心身に好影響をもたらします。
ストレスが溜まっているときは、思いっきり体を動かして幸せホルモンを増やしましょう。
食事でイライラを抑える
食事でストレスを解消することもできます。人の体はストレスを感じると「抗ストレスホルモン」と呼ばれる物質を作り出します。それによってストレスから心身を守っているのです。この抗ストレスホルモンの合成時に、助けとなる栄養素が次のものです。
- カルシウム:牛乳、ヨーグルト、小松菜など
- マグネシウム:納豆、しらす、あおさなど
- タンパク質:肉類、魚類、卵など
- ビタミンC:ブロッコリー、赤ピーマン、芽キャベツなど
- ビタミンB群:豚肉、大豆製品、レバー、にんにくなど
このような栄養素を日々の食事から摂取して、ストレスに強い体を作りましょう。
自分に合った方法で上手にストレス発散しよう
毎日溜め込んでしまいがちなストレスは、いろいろな原因で起こります。生きている以上、ストレスはつきもの。溜め込んでしまうと体に悪影響を及ぼします。それを避けるためにも、ストレスを発散して蓄積を防いでください。
ストレスの発散は意外と簡単で、日常生活を少し見直すだけでできてしまいます。自分にあった方法で、上手に発散してストレスから心身を守りましょう。