仕事の悩み

「看護師を辞めたいと思ったら」やめるデメリットと対処法を知ろう

看護師はハードな仕事であるうえに、命を預かるプレッシャーがかかる仕事でもあります。そのため、辞めたいと思ってしまう女性は少なくありません。引き続き頑張り続けるためにも、円満に退職するためにも、自分にできることを知っておきましょう。

まだ経験が浅いけど看護師がつらいから辞めたい

看護師という仕事は、肉体的にも精神的にもハードな仕事です。しかし、誰にでもできる仕事ではなく、苦労して取得した有資格者だけが、従事できる仕事でもあります。重いプレッシャーを感じる仕事のため、辞めたいと思う人は少なくありません。

そう思ったときには、どのようにすればよいのでしょうか。円満に退職するため、辞めずに引き続き頑張るためにも、自分なりにできることには、どんなことがあるのかを知っておくことは大切です。

働いてみて分かる看護師を辞めたい3つの理由

看護師の仕事は、肉体的にも精神的にもハードな仕事です。そのため、辞めたいと思う瞬間は多いと考えられます。どのような点で、看護師を辞めたいと思うのかをみてみましょう。

人間関係トラブルは女性ばかりの職場が原因

人間関係の悩みは、誰にでもあります。しかし、看護師の仕事は95%が女性と、女性が多い職場のため、陰口を言う、無視する、噂話を流すといった、陰湿ないじめが多い傾向があります。しかし、悪気があるものばかりでなく、忙しく質問されても答える暇がないため、無視するような形になってしまうケースもあります。

また、命にかかわる仕事のため、厳しい先輩が多いということも考えられます。命を預かるという大変な仕事だからこそ、新人や若手の看護師には、厳しく指導する曲面も多いといえるでしょう。

責任が重いためミスが怖くてプレッシャーになる

一般的な企業においても、責任の重さを感じることはあります。しかし看護師の場合、配薬や点滴などのミスが重大な事故につながり、患者さんの命に関わるということが、より一層責任の重さを感じさせているのでしょう。

一般企業であっても、ミスをすれば大きなニュースになることもありますが、看護師は意図しないミスでも、医療事故としてニュースになる可能性があります。看護師の仕事は、ミス一つで患者さんの命を奪いかねないという責任の重さがネックとなり、辞めたいと考える人も多いことが事実です。

夜勤で生活が不規則になり体調を崩してしまう

病棟で働く看護師は、シフトを組んで日勤・夜勤の両方で勤務します。変則的で不規則な勤務時間が、人間のリズムを狂わせてしまう原因にもなります。夜勤の場合、昼間が就寝時間になりますが、昼間に眠れずそのまま夜勤を迎えてしまうと、寝不足のまま仕事をすることになります。このような寝不足が、医療ミスを引き起こしてしまう可能性もあるのです。

夜勤の間、仮眠を取れる仕組みになっている病院もありますが、ほとんどが仮眠をとれずに働きづめになります。日中に看護師一人で診る患者さんの数よりも、はるかに多くの患者さんを診る必要があります。また、夜中には転倒予防のブザーが、あちこちで鳴るたびに走って駆けつけたり、ナースコールで呼ばれたりと、休む暇がありません。そのため、肉体的な面だけでなく、精神面でもダメージを受けてしまう看護師も少なくないようです。

まずは看護師を辞めるデメリットを知ろう

看護師という仕事は、誰にでも簡単にできる仕事ではありません、有資格の仕事のため、勉強をした資格者のみができる仕事になります。看護師を辞めたいと思ったときは、辞めたときのデメリットについても、しっかりと理解しておくことが大切です。

他の業種に転職すると収入が減る可能性が高い

病棟などで働いてきた看護師の場合、夜勤があって夜勤手当をもらっていることが多く、栄養士などの他の医療機関の仕事よりも、給料が高いことが多いです。そのため、他の職種へ転職した場合、収入が減ってしまうことが予想できます。

また、看護師は専門職なので、基本給も高めです。キャリアアップすると、給料が増える仕組みになっているところも多いので、収入が減ることは、生活全体に影響を及ぼすことになるでしょう。

苦労して取得した資格を手放す前に考えてみて

看護師の資格は、業務独占資格といい、看護師にしかできない専門的な仕事ができます。そのため、つらい看護実習や国家試験合格へのハードな勉強をしてきて、ようやく取得できる資格なのです。さらに、高齢化社会を迎える現代においては、需要が高まる資格であることも分かります。

看護師を辞めて転職するにしても、就職活動であまり苦労していない看護師にとって、すぐに希望の職種に就けるとは限りません。一般企業において、看護師経験はあまり意味をなしません。つらい思いをしながら、苦労して取得した資格です。したがって、辞めたいと思ったときには、一度冷静になってじっくり考えてから、答えを出すようにしましょう。

もう少し頑張るなら対処法を実践してみる

女性が多い職場で働く看護師には、悩みは尽きないものかもしれません。それでも、看護師を辞めずに頑張っていこうと決めたなら、少しでも気持ちよく働けるように、環境改善に取り組みましょう。

良好な人間関係のために程よい距離感を保とう

最も多い悩みとして挙げられることが、人間関係の悩みです。良好な人間関係を築くためには、一歩引いて中立な立場になり、どちらかの味方をしたり、必要以上に首をつっこんだりしないということを、意識しながら接しましょう。

自分と同じ職場の看護師ということは、同じようにハードな勤務をこなしているということにもなります。その場合、「忙しさのあまり、周りの人に厳しく接しているかもしれない」という思いを持ちながら、聞き上手になることが大切です。誰とでもきちんとあいさつをし、謙虚に人の話を聞きながら、自分ができることは助けてあげるという気持ちを、忘れないようにしましょう。

ミスが怖いなら冷静に自己分析をすることが大切

経験不足によるミスや、知識不足によるミスをしたときに、自分は看護師に向いていないと簡単に判断して、辞めたいと思ってしまう方もいることでしょう。

しかし、分からなくてミスをしたのか、判断ミスなのか、行動に問題があったのかなど、自分のミスに対してどうして起こってしまったのかと、分析することが大切です。

そうすることで、続けてミスをしないことにつながり、自分の自信へと変わっていきます。看護師は、注射や投薬、点滴など、自分のミスが患者さんの命を左右するという責任のある仕事です。

そのため、一つのミスも許されないという雰囲気はありますが、小さなことを普段から確認するようにすることで、ミス予防につながります。ミスを理由に辞めたいと思っているのであれば、まだまだ改善の余地があると判断すべきでしょう。

夜勤がつらくてもできるだけ質のよい睡眠を

夜勤中に取れる仮眠では、なかなかしっかりと眠ることは難しいです。体をすっきりとさせるために、十分な睡眠時間が確保できないのであれば、良質な睡眠になるように努力してみましょう。

たとえ仮眠でも、横になって30分だけでも、ぐっすりと眠れる環境を作ることが大切です。椅子を並べて体を横にする、部屋を暗くするといったことで、睡眠の質はよくなります。

また、夜勤前は無理に寝ようとすると、逆に眠れないことがストレスになってしまうことも。その場合、たくさん寝ることよりも、きちんとリラックスすることを心がけましょう。

それでも看護師が無理なら円満に仕事を辞める

いろいろと辞めないための努力をしてみても、辞めたい気持ちが落ち着かない場合は、気持ちよく辞められるようにしましょう。病院を変わる、別の職種に転職するといったことで、改善される悩みであれば、看護師を辞める選択肢も一つになるでしょう。

看護師を辞めたいならいつ報告すればいいか

組織人として、退職を申し出る相手は、直属の上司であることを忘れないようにしましょう。申し出るタイミングも、早ければ早いほうがよく、人員補充のためにも、2カ月前には報告するようにしましょう。

また、働いてきた経験に基づき、繁忙期や人手不足になる時期は避けるべきです。なるべく業務に支障が出ない時期、他のスタッフに迷惑がかからない時期に、申し出ることが理想的なタイミングです。

ネガティブな退職理由は伝えないほうがベター

退職理由として考えられるものは、ポジティブなもの、やむを得ないもの、ネガティブなものに分けられます。ポジティブなもの、やむを得ないものの場合は、周りからも納得してもらいやすく、引き留められにくいと考えられます。

逆に、ネガティブな理由だと、引き留められる可能性もあります。ネガティブな理由の場合は、そのまま伝えてしまうと、人間性の評価を下げてしまうことにもつながるので、ポジティブな言い方に変えて伝えるようにしましょう。また職場の人にも、本当の理由は伝えないほうがよいでしょう。

改善策を試して無理せず辞めることも頭に置いておこう

看護師という仕事は、肉体的にも精神的にもハードであり、命に関わる責任の重さから、辞めたいと思ってしまうこともあります。しかし、すぐに行動に移すのではなく、まずは今の職場で改善策を試して、環境を変えられるように努力してみましょう。

それでも改善できずに、辞めたいと思うときには、じっくりと考えることが大切です。つらい思いをしながら苦労して取得した資格なので、安易に決断しないことです。退職時には、職場を円満に辞められて、引き留められて困ることがないように、ポジティブな理由を伝えておくことも重要です。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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