効果的なコンシーラーの使い方は?部位別タイプ別に解説
コンシーラーを上手に使う方法が知りたい
スキンケアを頑張っているのにシミやクマ、赤みが消えないと悩んでいる人も多いと思います。メイクの良しあしはどうしても肌の調子に左右されてしまいがちです。アラが目立つときはなんとなく気分も晴れなかったり、ショックを受けたりと女性ごころにもダメージを与えます。
時間がかかるケアではなく、忙しい朝にささっとあらゆる難点をカバーできたら嬉しいものです。そこでおすすめしたいのがコンシーラー。最近では各ブランドも力を入れているためバリエーションも増え、進化も感じられます。速攻力があるので気になる箇所だけ狙い打ちでカバーできるのが最大の魅力です。
コンシーラーの用途とは
コンシーラーはスキンケアでも通常のファンデーションでもカバーできない肌の悩みを隠す部分用のファンデーションです。ニキビ・毛穴、シミ・クマなど肌広い世代の肌の悩みに対応するためどの層からも注目されています。
?ファンデーションではカバーしきれないシミ・クマを隠す
疲れや老けを感じるシミやクマはファンデーションでは隠しきれません。ファンデーションを重ね塗りして無理にカバーしようとすると、かえって全体が厚塗りになったりと難しいです。頬はやや厚くカバーしても崩れにくいですが、目元や口元、Tゾーンなどは崩れやすいためコンシーラーで隠したいところのみピンポイントにカバーしたほうがきれいに仕上がります。
小鼻やリップの赤み消しに使う
小鼻の脇や毛穴の炎症はファンデーションだけでは隠せないほど、赤みが目立ちやすい箇所。ここのカバーを怠ると少し残念な印象になりやすいです。赤みにおすすめなコンシーラーはスティックなどの硬めのコンシーラーです。浸透させてなじませるようにしっかりたたきこめば大丈夫。
またリップ本来の色味がリップメイクの仕上がりを邪魔してしまうことも。リップの血色が悪く、くすんでいると色をのせてもきれいに発色せず、色が混じって老けた印象になりやすいです。ポイントはリップは乾燥すやすく荒れやすいため、リップ用コンシーラーを使用すること。リップクリームのようなケアも同時にできるものも多く、使用法も塗るだけでとても簡単です。
眉毛やリップの輪郭をはっきりとさせる
眉毛の輪郭やリップの口角を整えることのちょっとしたひと手間ですが、メイクの仕上がりに差をつけるポイントです。コンシーラーのタイプは小回りがきき微調整が得意なペンシルがおすすめ。眉毛は剃ったところの青みを消しながら輪郭を整えることで、左右均等でシャープな眉をつくりやすくなります。口角をくの字に囲んでぼかせば、口角が上がったように見え印象がよくなります。
コンシーラーの種類・使い方
コンシーラーと言ってもバリエーションはさまざまで、選ぶ際にどれがいいのかわからなくなってしまうこともしばしば。特徴や使い方を知っておけば自信をもって最適なタイプを選べるはず。
スティック
スティックタイプは多くのブランドでも見られる、リップのような繰り出し式のベーシックなタイプです。比較的硬めのテクステャなため、肌の色にぴったり合っていないと色浮きしやすいので気をつけましょう。
使い方のポイントはカバー力が高いため、直接塗るとべたっとし厚くなりがち。ブラシにとって手の甲で量を調節しながら、ブラシを縦に動かして少しずつ塗っていき、最後は必ずぼかしましょう。
ペンシル
鉛筆型で細かい修正が可能です。広範囲よりもピンポイントにシミやニキビをカバーしたり、眉やリップの輪郭を整えることに適します。油分や水分が少なくヨレにくいため、しっかりフタしたように長時間カバーしてくれます。細部まできちんと整えたい人や落ちにくさを重視したい人におすすめです。
使い方は気になるところにつけ、ブラシで放射線状になじませます。指でしてしまうと指の油分でヨレたり薄くなってシミが浮き出してしまうなど、ペンシルの良さが半減してしまうため、ツールをきちんと使うのがベター。
?クリーム
とろけるになじむクリームタイプは仕上がりもふんわり軽くナチュラル。そのためナチュラルメイクやフェミニンでピュアな表情の邪魔をしません。スティックとリキッドの間のようなテクステャで、全体を一つでカバーすることも可能です。しっかりカバーしているのに塗っている感じが出にくいため、顔の疲れが目立つときや化粧直し用で一つ持っておくと便利です。
部位別コンシーラーの使い方
部位別にコンシーラーを使い分けると仕上がりが、かくだんにアップ。コンシーラーのタイプやカラーを吟味し、自分が使うべきコンシーラーを探っていきましょう。
目元のクマを隠す
茶グマはシミと同じ色のコンシーラーで大丈夫ですが、やっかいな青みがかったクマはオレンジ系のコンシーラーと使うと補色となって明るさも出せながらきれいに消せます。また皮膚が薄いまぶたは、なじみよくするためにリキッドやクリームなどがおすすめです。筆ぺンタイプの目元用もありますが、通常だとブラシにとって三カ所くらい下まぶたのせ、スポンジで優しくたたき込むときれいに伸ばせます。
ニキビ跡を隠す
ニキビなどピンポイントでカバーしたいときは硬めのテクスチャのスティックやペンシルを使い、少し肌色より暗めの色を厚めにのせていきます。ニキビ跡にコンシーラーが溜まらないように余分なぶんはスポンジでなじませながらオフします。油分で崩れやすい箇所でもあるので、上から薄くパウダーをはたき皮脂崩れを防止しましょう。
小鼻の赤みを隠す
小鼻に合うスティックやクリームのコンシーラーも直接塗るよりもブラシに取ったほうが、小鼻の脇のカーブにきれいになじませることができます。皮脂腺が多い箇所なので厚塗りして崩れないようにブラシで少しずつ重ね、カバーできる最小限に抑えたほうがよいでしょう。また赤みに特化してカバーしたい際はグリーンベースのカラーコンシーラーがおすすめです。頬にのせて透明感を出すことも可能。
ほうれい線を隠す
ほうれい線はふっくらとカバーすることがコツです。ふっくらと見せるには肌色より少し明るい色やピンク系にコンシーラーを使うこと。硬いテクスチャでべたっと埋めて余計にシワが目立ってしまうよりもリキッドなど薄づきのコンシーラーを使い、ほうれい線に対しブラシを横に入れて5カ所くらいのせ、スポンジでたたき込むと自然にカバーできます。
正しい使う順番
ベースメイクは重ねる順番がとっても大切。ちょっとしたことで仕上がりに大きく差が出ます。
パウダーファンデーションならファンデ前
パウダーファンデーションならファンデ前に仕込むこと。パウダーの上からコンシーラーを重ねると上手くなじまず浮いてしまいます。先に気になるところをカバーしておけばファンデも薄づきにできますし、パウダー効果でコンシーラーの持ちがよくなるのでおすすめです。
リキッド・クリームファンデーションならファンデ後
リキッド・クリームファンデーションが後なのは、コンシーラーを塗った後に指で触らないほうがいいため。ファンデ前だとせっかくコンシーラーで厚くカバーしていたのに、ファンデを伸ばす際に薄くなってしまいます。
またファンデでカバーできるものはカバーすることでコンシーラーの厚塗りを防ぐことができます。リキッドのテクスチャにあうコンシーラーを使って上手くなじませていきましょう。
きれいに仕上げる4つのポイント
なんとなくコンシーラーを重ねて終わりのカバーも、コツを掴めば簡単にきれいに仕上げることができます。
一度厚塗りをせず、重ねて隠す
キレイに仕上げるには指ではなく、専用のコンシーラーブラシや角の丸い涙型のようなスポンジと使って少しずつ重ねていく方法がおすすめ。ブラシならピンポイントでカバーでき、小回りもきくのできれいにぼかすことができます。そばかすや毛穴など広範囲をカバーしたいときはスポンジにコンシーラーを直接つけ、軽くポンポンと少しずつ肌にのせていくことで最小限のカバーができます。
隠すポイントより少しだけ広く塗り境界をぼかす
ポイントで隠す場合はシミやニキビよりひと回り大きい範囲に塗り、何もつけてないブラシで境目を放射線状にぼかしていけば肌ときれいになじみます。どうしても狭い範囲にちょこんとのせてしまうと、そこだけ厚くなって浮いてしまいます。伸ばしきれていないのもヨレてしまう原因をつくってしまうので要注意です。
明るい色と暗い色を重ね塗りする
明るい色と暗い色を重ねたり、混ぜて使うことで自分の肌色や部位に適した色味をつくることができます。コンシーラーの色展開が少ない商品も多く、自分だけで選ぶ際は色選びが難点になるもの。簡単なのはコンシーラーパレットで色を調節しながら効果的な色をつくっていく方法。
また筆ペンなどの薄づきなものがおすすめですが、明るい色はハイライトに暗い色はシェーディングにもなるためそれぞれ用意し、頬や鼻筋、上下まぶたには明るい色、鼻筋横のくぼみや頬骨下、フェイスラインに暗い色をファンデの上から重ねると立体的にメリハリを効かせることも可能です。
フェイスパウダーなどで整える
フェイスパウダーやおしろいなどクリアなパウダーを重ねて整えることも仕上がり度アップに繋がります。皮脂を吸着するパウダーを重ねるとより崩れにくくなり、パール感のあるパウダーだと透明感やツヤ感が出て肌感を整えることができます。また広範囲のコンシーラーでペタッとした印象になったときにはパウダーのハイライトやチークをのせて立体感を出してみるのも一つの手なので試してみましょう。
コンシーラーおすすめランキング
価格帯は幅広く、使用者からの口コミやレビューで評価が高いものだけを集めたランキング。
1位 イプサ(IPSA) クリエイティブコンシーラー EX
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01K7MW1IY” title=”イプサ(IPSA) クリエイティブコンシーラー EX”]
赤みベースの3色のカラーを肌色や部位に合わせて使い分けできるコンシーラー。くすんだようなシミや青グマなども血色感のあるカラーで肌と同化するように消すことができます。光の反射で透明感が出るテクスチャや肌への密着度、色なじみがよく厚塗りせずともカバーできる点が絶大たる支持に繋がっているようです。一つで使いわけができ、いろんな雑誌にもたびたび登場しテクニックいらずの柔軟性の高さが高く評価されています。
2位 イヴサンローラン コンシーラー ラディアント タッチ
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B009SU7K60″ title=”イヴサンローラン(Yves Saint Laurent) コンシーラー ラディアント タッチ #02並行輸入品”]
筆ペンタイプのコンシーラーは、イブサンローランの名品の一つ。ナチュラルにカバーするだけでなく肌に明るさと透明感をもたらし、ベースメイクの仕上がりをランクアップさせます。筆ペンタイプだと持ち運びに便利で、手を汚さずどこでも手直しができるので、外出用にもおすすめです。皮膚が薄い目元や口元のベースに使ったり、複数色用いて顔を立体的にすることも可能で、ツヤ肌メイクやナチュラルメイクとの相性抜群です。
3位 MAC(マック)スタジオ フィニッシュ コンシーラー
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B0753BMGNW” title=”MAC(マック)スタジオ フィニッシュ コンシーラー NC20 並行輸入品”]
なめらかでクリーミーなコンシーラー。皮脂を吸着しながらシミ、ニキビ、毛穴などあらゆるものを一つでカバーできる優れもの。塗布後はマットな質感になるのでパウダーファンデとの相性がいいようです。少量でもしっかり密着しカバーできるのでコスパも高く評価されています。ベースメイクをしっかりつくり込む人やいいものを長く愛用したい人におすすめです。
4位 NARS(ナーズ) ソフトマットコンプリートコンシーラー
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B06XPHZLQR” title=”NARS(ナーズ) ソフトマットコンプリートコンシーラー (1276 VANILLA)”]
ソフトマットのパウダーのような仕上がりのクリームコンシーラー。オイルフリーなのに乾燥しにくく、気になる箇所に溶け込むようになじむ使用感も使っていて嬉しくなるほど。カラバリも8色と豊富で自分色を見つけやすいことも人気に繋がっています。軽いタッチで疲れや老けを消し去ることで美容業界人に多数愛用されています。プロの評価や話題のアイテムが気になる人におすすめ。
5位 ザ セム(The saem)カバーパーフェクション チップコンシーラー
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00VRN59ZK” title=”ザ セム(The saem)カバーパーフェクション チップコンシーラー(SPF28/ PA++) (01クリアベージュ)並行輸入品”]
使用者の口コミで広がり、プチプライスの中で今最も注目を集めているリキッドコンシーラー。クマ、ニキビ、シミなどあらゆるアラに対応するため、部位別に使い分ける必要がない人やお直し用で持ち運びたい人におすすめ。ツボクサ葉エキス、アロエベラエキス、セイヨウノコギリ草エキスなどの保温エキスが配合されているため、乾燥しにくい点も優秀。韓国のブランド「ザ セム」はオルチャンメイクにもうってつけ。
7位 エクセル サイレントカバーコンシーラー
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B079ZHT94D” title=”エクセル サイレントカバーコンシーラー”]
肌色、部位別に細やかにカバーできる3色パレット型のコンシーラー。高密着処方でヨレにくさを追求したエクセルの自信作。肌は調子やファンデで肌色が変わりやすかったりしますが、なかなか時間を割いて自分に合う色を探しにくいものです。その点でもプチプライスでパレットタイプを試せるためとってもおすすめ。ヨレやすい目元や口元、溜まりやすい小ジワも心配いらずの長時間キープ処方。
8位 クレ・ド・ポー ボーテ コレクチュールヴィサージュ
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00NSIE3YU” title=”資生堂 クレ・ド・ポー ボーテ コレクチュールヴィサージュs NO”]
なめらかに肌にとけこむスティック型コンシーラー。硬めのスティックなのにファンデのように上品になじむ使用感に惚れ込む人が多いようです。つけてる間は肌のアラもなかったように忘れてしまうほど、肌と一体化してカバーします。肌を乾燥から守りながら、トリートメント処方でベースメイクの仕上がりをつるんを肌に変えてくれます。口コミでも仕上がりのきれいさに驚きの声が多数。
9位 メイベリン マスターカモフラージュデュオ
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B075YY5WCB” title=”メイベリン マスターカモフラージュデュオ オレンジ・ライトベージュ”]
小鼻周りやニキビの赤みを消すグリーンとベージュ、青グマやくすみを補正するオレンジとベージュのバイカラー配色でカラー補正に特化したコンシーラー。もちろんベージュ色でカバーもできる2in1仕様です。クレヨンのようなスティックは直接肌につけられて、負担をかけずにささっと対処できます。シミよりもひどいクマや赤みで悩んでいた人が解消できたことで評価が高いようです。
10位 オルビス(ORBIS) パーフェクトコンシーラー
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00JUEAH28″ title=”オルビス(ORBIS) パーフェクトコンシーラー SPF15/PA++ ◎目元カバー下地◎”]
広範囲もささっとカバーできる平筆タイプのコンシーラー。オレンジベースのカラーやソフトフォーカス効果で目元や頬に明るさを与え、ヒアルロン酸配合でクマや色ムラの目立つ疲れ顔をイキイキとハリのある表情に変えていきます。もう一つのスティックタイプと好みは別れるようですが、ナチュラルにカバーしたい人はこちらがおすすめです。
自分に合ったコンシーラー選びで綺麗にカバーしよう
コンシーラーはやはりテクスチャも色味も自分の肌になじむものを選ぶことが大切です。肌に合っていないものを選んでしまうと、色浮きしたり厚塗りになったりなど、隠すことでかえって違和感を与えることも。
選ぶ際に忘れてはいけないことは、どんなに人気で優秀なものでも自分には合わないってことも大いにあること。肌質は人それぞれで自分で試す以外、相性は分からないため、コンシーラーは相性を最優先に探していきましょう。
コンシーラーは慣れも必要ですが、不器用な人はなじみがいいものにしたり、細部までこだわりたい人はペンタイプを使ってみたり、自分のメイクのモチベーションやレベルに合わせてみることも選択ミスしにくくなりますし、肌のアラの度合いも踏まえカバー力を調節していくことで、きれいにカバーされた肌とちゃんと出会えます。