簡単に自分を好きになる方法とは|人生を楽しむための必須条件
自分のことは好きですか?
あなたは自分の事が好きですか?日々の生活に追われ、自分の事を振り返る時間がない人も多いでしょう。普段は気にしていなくても、自分自身を好きかどうかで物事に対する見方が違ったり、行動が変わってきます。
折角この世に生まれてきたのですから、自分を好きになって限りある人生を楽しみましょう。自分を好きになる方法は、意外と簡単。誰にでもできる方法です。あなたも参考にして「自分のことが好き」と言えるようになってください。
自分を好きになるために自分を理解しよう
自分を好きになるためには、まず自己分析をするのが大切です。具体的には次の事を実践してみましょう。
好きな自分と嫌いな自分を書き出してみる
何かの問題について分析するためには、要点を明確にする必要があります。一つの問題に要点は沢山あるはず。折角要点を考え出したとしても、頭の中だけにとどめておくことはできません。なぜなら人間の記憶容量には限界があるからです。そのためインプットと同時にアウトプット、いわゆる「忘れる」ことが重要になってきます。
ですが忘れてはいけないものは、脳以外の媒体に書き留めておく必要があります。そうすれば頭の中の容量が増えて脳もフル回転できるというもの。書き出す事で問題点が明確に見えてきます。
好きな理由と嫌いな理由を考える
自分の好きなところと嫌いなところを書き出した後は、「なぜそこが好きなのか」「なぜ嫌いなのか」要点に対しての具体的な理由を考えてみてください。一つの事をとことん掘り下げて考えることで、その事柄の本質が見えてきます。
今までの人生を振りかえる
自分の好きなところと嫌いなところを書きだし「なぜ、そう思うのか」掘り下げていくには、今までの人生を振り返ってみると良いでしょう。人が行動をとるには脳が「こういう風に動け」と指令を出しているのです。その指令の源は、「滞在意識」や「顕在意識」による影響が大きいと考えられます。
これらはあなたが生きてきた人生の中で、積み上げてきた経験を基に築かれています。今まで自分がどういった人生を歩んできたのか、振り返ってみることで「なぜ好きなのか」「なぜ嫌いなのか」理由を明確にする近道になるはずです。
他人から見た自分を意識してみる
人は各々独自の思考を持っています。一つの事柄についても、感じ方は人それぞれ。例えば「自分のここが短所」と思っていても、他人には長所に見えているかもしれません。自分の考えだけでなく、他人から見た自分を意識してみると新しい発見ができるかも。
日頃交流のある人に、「私の長所と短所を教えて」とお願いしてみるのも良い方法です。性別・年齢・立場の違う相手に複数聞いてみると、より詳細な分析ができるでしょう。
自分を好きになるには自分を受け入れること
自分を好きになるには、自分を受け入れることが大切です。そのためにやるべきことは何か、詳しく見ていきましょう。
自分の嫌いなところを声にだしてみる
頭の中を整理したり集中力を高めるためには、思っていることを声にだすことが大切です。文章を理解するのに、黙読よりも音読の方がスムーズに頭に入ってくるのと同じ。考え事をする時も、声に出しながら考える事で脳の認識力や処理能力が高まります。
自分の嫌いなところを声に出してみることで「自分が短所と思っているのはこの部分」と頭の中に刻み込むことができるのです。
自分が嫌いになりそうな時を想像してみる
生活の中で起こりうる、自分を嫌いになりそうな時を想像してみてください。例を挙げるなら次のような事柄です。
- 仕事で失敗したら
- 友達と喧嘩したら
- パートナーと別れたら
もしもこういった問題に直面したら、あなたはどういう行動をとるでしょう。悩み、苦しみ、自分の殻に閉じこもってしまうかもしれません。
「自分だったらこんな風に行動する」と想像した時に、その行動が自分を嫌いになりそうな行動だった場合、もっと違う行動に変える対処策があるのか、実際に良い方向に動けるのか考えてみましょう。
事前にイメージトレーニングをしておくことで、とっさの時の行動も変わってくるかもしれません。最悪思い通りに行動できなくても、命を失うほどのバツを受けることはほぼないはずです。事前に想定しておくことは大切ですが、あまり深刻に考える必要はありません。
視点を変えてみる
何か問題を解決するためには、一つの角度からだけでなく色々な視点から分析し策を練る必要があります。自分の嫌いな部分を改善する時も、視点を変えて違う角度で見ることで短所もポジティブに置き換えることができるはずです。例えばこんな風に。
- 優柔不断→慎重
- 頑固→芯が強い
- 気が短い→行動力がある
このように一見短所に見えることでも視点を変えてみることで、長所へ変換できるのです。
自分を好きになるためにやるべきこと
自分を好きになるためには、いくつかやるべきことがあります。以下の事を重視して行動してみてください。
自分の個性を受け入れる
人間は誰しも長所と短所を持っています。人によって感じ方が違うので、自分が短所と思っているところが他人には長所にみえることも多々あります。考えてみてください。長所ばかりの人はいますか?長所が目立って短所が目立たない人は、一般的に「いい人」として認識されます。ですが長く付き合ううちに必ず短所と思える部分が見えてくるはずです。
長所と短所を持ち合わせているからこそ、一人一人の個性があるのです。自分の嫌いなところを必要以上に重視するのではなく、「これも個性の一つ」と寛容に受け止めると気持ちが楽になるでしょう。
自分を大事にする
自分の欠点ばかりが気になって、劣等感に支配されていてはいけません。「どうせ私なんて」と自分自身をぞんざいに扱っていると、負のオーラを発して悪い事ばかりを引き寄せてしまいます。それでは自分を好きにはなれません。
自分を大事にすることで、日常の何気ない出来事も楽しめるようになるはず。楽しいオーラを発して幸せを引き寄せましょう。
小さなことでも自分で自分をほめる
人は誰かに褒められると、嬉しい気持ちになり自信が持てるようになります。日常の中で他人に褒められる機会のない人ほど、劣等感に苛まれがち。それでは、ただの悪循環にしかなりません。
日常のほんの些細なことでも、自分で自分を褒める習慣をつけましょう。常に自分を肯定してばかりでは、反省する機会がなく人間として成長できないので、そこは注意したいところ。小さなことでも自分を褒めて成功体験を作ることで、徐々に自分を好きになれるでしょう。
居心地の良い人と付き合う
人間関係が良好でないと思考がネガティブになりがちです。居心地が良い人と付き合う事で、毎日が楽しくなるはず。余計なストレスを溜め込まないためにも、居心地の悪い人と無理をしてまで付き合うのは避け、一緒にいて楽しいと思える人と付き合いましょう。
悪口や批判をしないようにする
誰でも自分にとって許せない行動をとる人の、悪口を言ってしまうときもあるでしょう。悪口や批判をすることで、ストレスを発散しようとしているのかもしれません。
愚痴を吐く程度ならそれもありでしょうが、他人の悪口や批判をすることに後ろめたさを感じていない人は要注意です。そういった人は、習慣的にネガティブな言葉を発しているということ。ネガティブな思考と言葉が連動して日常化すると、嫌われ者になってしまいます。
できるだけ悪口や批判といったネガティブな言葉を使わないよう心掛けましょう。
自分を好きになるために遠ざけること
自分を好きになるために、積極的に取り入れるべき事もありますが、それと同時に遠ざけるべき事もあります。
人と比べる
人が劣等感を抱くのは、誰かと自分を比べるから。「あの人には友達が大勢いるのに、なぜ私は少ないのか」と比べてみたところで、「自分」は「あの人」にはなれないのです。友達の数が多いのが、その人にとって幸せかどうか人によって答えは違います。人それぞれに価値観が違うので、幸せの基準も違うはず。
人と自分を比べて、勝手に劣等感で頭の中を埋めてしまっては、自分を好きになることはできません。
自分を犠牲にする
他人から高い評価を得るために、自分を犠牲にしてはいけません。自分を犠牲にするということは、本来の自分を偽るということ。自分の楽しみや自由な時間まで犠牲にして、他人に良い評価をもらったところで達成感は感じられないはず。無理がたたって体調を崩すか、高評価を得たにもかかわらず、その問題に取り組むことに嫌気がさしてしまうだけでしょう。
例えば主婦であれば、家族のために自分の睡眠時間を削ってでも、家事に時間を費やす人がいるかもしれません。ですがあなたが体調を崩して寝込んでしまうと、最終的に困るのは家族なのです。自分を犠牲にしても喜ぶ人は誰もいないと思ってください。
完璧な人間になろうとする
生まれつきの性格や育ってきた環境によって、完璧な人間になろうとする人もいるでしょう。ここで言う完璧とは、自分が思い描く理想像になるということ。自分の理想通りの人間になろうとする人は、自分にも他人にも厳しくなる傾向があります。他人に自分の理想像を押し付ければ、嫌われ者に。自分が理想通りの人間になれないと自己嫌悪に陥ります。
自分の中で勝手に作り上げた理想像になれないからと、自己嫌悪に陥ってストレスを溜め込んでいては自信を失うだけです。楽して達成できるくらいの理想に設定して、楽に過ごした方が人生は楽しくなります。
辛くなる人と一緒にいる
気疲れする人や居心地の悪い人と一緒にいても、辛いだけです。相手に合わせてその場を乗り切っても、再度その人と会いたいとは思わないはず。
例えば高圧的な人と一緒にいると、自分の意見を言う事ができず、ただひたすらに相手の意見を聞いているだけになります。これでは会話も成立しない、ただの傍聴者です。
また空気の読めない人と一緒にいると、想定外の言動を発するので疲れてしまいます。こういった一緒にいて辛くなる人とは距離を置きましょう。
言い訳をする
何か問題が発生した時に、周りのせいにして言い訳ばかりしていると、自分を変える事はできません。問題に対して真摯に向き合えなければ、再び同じ問題が起こっても解消できず逃げ回るだけです。これでは自分を好きになることはできません。
起きてしまった問題にきちんと向き合って、解決のために前向きに考え実行することで、例え良い結果にならなくても人として成長できるでしょう。
できることからはじめてみましょう
自分を好きになるには、まず自分を知ることから始めましょう。自分の長所・短所を理解して、なぜそう思うのか掘り下げて考えることで、短所を長所に変換できる可能性があります。
自分という人間をしっかり理解したうえで、自分で自分を受け入れることが何よりも自分を好きになる近道です。そのためにやるべきことをしっかりと頭に入れて実行に移しましょう。ですが無理は禁物です。無理はストレスを溜め込むだけで、自分を好きになることはできません。自分のできることから始めてみてください。