暮らしや食卓を彩るバターケース。実は見た目以上のメリットがあった
いつもの食卓にバターケースを
ホテルのような朝食といかないまでも、朝ご飯はしっかり食べたいと思う方も多いのではないでしょうか。手軽に作れて、おしゃれな朝食といえば「パン」。さまざまなパンがありますが、ベーカリーや市販のものに限らず、一度温めてバターを塗るだけで、立派な朝食に早変わり。
今回はそのバターをよりおしゃれに、そして実用的な保管ができる「バターケース」についてご紹介します。ちょっと、面倒だなと思ってしまう方も、ちょっと見方が変わるかもしれません。
バターケースの役割
そもそもバターケースはなぜ存在するのでしょうか。それは、バターを使いやすく、より味わいを大事にする試みから生まれたものだったのです。
バターの鮮度を保つ
そもそも、バターケースはどのような役割を持っているのでしょうか。「おしゃれだから」という意味だけではなく、バター本来の鮮度を保つという大切な役割があります。バターというのは、生乳と塩が原料となっています。
そんなシンプルなものだからこそ、空気に触れると鮮度が一気に低下。切ると、中身と外側の色が違うという事がありますが、それも鮮度が落ちている証拠です。
添加物や保存料を含まないバターはまさに高級品
一時期は品薄ともなった高級品ともいえるバターを、より長くおいしさを保つためにもバターケースは必須アイテムとなっています。
そして、近年は保存料や添加物を含まないというバターも人気となっており、特に保管方法を重要視する人が増加し、バターケースが注目されているのです。
冷蔵庫のにおい移りを防ぐ
バターの保管場所として、最も多くの方が選ぶ場所。それが「冷蔵庫」です。しかし、冷蔵庫にはさまざまな食材も一緒に保管してあるため、バターに匂いがついてしまうこともあります。
実は、バターは匂いを吸収しやすい食材の1つ。冷蔵庫のさまざまなにおいからバターを守ってくれるのがバターケースなのです。
バターの使い心地をよくする
一旦冷やしたバターというのは、バターナイフで切れないということがあります。バターの中には、銀紙に包まれているものがありますが、その包装してある銀紙を付けたままにしておくと剥がれなくなってしまうことも。
バターは包装している銀紙を剥がして使用・保管するのがおすすめです。剥がした後のバターを保管するためにもバターケースが一番であり、バターをカットしやすい適度な硬さに保ってくれるという重要な役割を担っています。おしゃれだからという理由以外にも、これだけの役割がバターケースには秘められていたのです。
バターケースの選び方
一言でバターケースといっても、現代ではさまざまな種類のバターケースが販売されています。その中でもよいバターケースを手に入れたいものですね。
バターの状態を良く保つ木製素材
バターケースは、さまざまな素材で作られた商品が販売されています。中でも人気の高い木製のバターケースは、断熱性が優れているので、バターが固くなって切れない、使いにくいという事でお悩みの方におすすめです。
バターケースの中の温度を一定に保つことができるので、毎日バターを使用しているという方にとっては手放せなくなるでしょう。
木製バターケースのデメリット
木製という事もあり、使い切った後に洗剤などで洗うことができません。木は非常にデリケートな素材なので、できるだけ水だけで洗浄することがおすすめされています。バター自体が脂っこいので、なかなか水だけでは落ちにくいことも。
また、しっかり乾燥させてから使用しなければいけないなど、ちょっと手間がかかりますが、その分愛着がわくという意見もおおいようです。
メンテナンス便利なホーローや陶磁器製
バターケースで人気の素材は「ホーロー」や「陶器」です。鍋や耐熱容器などのイメージが強いホーローですが、バターケースとしても人気の素材。ホーローや陶器のバターケースのメリットは、断熱性のよさです。
冷蔵庫から取り出してもしばらく冷たい状態を保っているので、柔らかくなりにくく、程よい硬さを保ったまま食卓の準備ができるというところがポイント。その反面、ホーローや陶器は、誤って落としてしまった時に割れてしまうことがあり、取り扱いには十分注意する必要があります。
バターの酸化を防ぐ密閉構造のもの
実用的なバターケースとして、プラスチック製などで蓋がしっかり密閉できるものも人気となっています。バターを入れるスペースはしっかり密閉することが可能です。空気に触れることによってバターは酸化が進むので、できるだけ空気とは遮断して、おいしさをキープしておきたいという方にはおすすめです。
また、蓋にロック機能がついていて、万が一落としてしまっても蓋が外れないバターケースもあります。小さいお子さんがいるご家庭でも安心して使用できるでしょう。
収納型のバターケースはとっても便利
さらに、ナイフも一緒に収納できるタイプや、入れるだけでバターが使いやすい大きさに切れる機能など、さまざまな工夫がされているのもこの密閉タイプのバターケースに多い特徴です。
機能は多い方がよいという方にはおすすめです。
さまざまなおすすめバターケース
自分の食卓に合うバターケースに悩んだら、口コミや評価の高いものを選ぶと間違いが少なくて済みます。そこで、おすすめのバターケースを見ていきましょう。
野田琺瑯バターケース
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野田琺瑯といえば、鍋やケトル、密閉容器なども白を基調としたおしゃれなキッチン用品が多い、いわずと知れたキッチン用品ブランド。野田琺瑯のバターケースは人気が高く、バターを入れる本体はホーローでできていますが、蓋は木製というおしゃれかつ実用的な設計です。
さらに、木製の蓋の部分には桜の天然木を使用しているのでバターとの相性も抜群。また、蓋はカッティングボードにもなるという優れものです。密閉性も優れており、使いやすさ、手入れのしやすさから人気を集めています。。
Das Holz バターケース ブラックウォールナット
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木製の温かみがあるバターケースといえば、この商品。ほかの商品と大きく違うのは、一つ一つ無垢素材を使い、くり抜いて製作されたという点です。
木製のバターケースの場合、どうしてもつなぎ目ができてしまうものですが、DasHolzのバターケースは、1つの角材から掘って空洞を作っているため、綺麗なシルエットを描き出しています。
シンプルデザインなのに機能性は抜群
シンプルなデザインではありますが、継ぎ目がないことで断熱性にも優れ、使いやすさも人気の秘訣です。天然素材となるため、木目や色も異なります。同じブランドの商品なのに、同じように見えないため、自然を感じる唯一無二のオリジナリティーさに惚れこんでしまうのだとか。
おしゃれなバターケースでというだけでなく、バターが固くなりすぎず、使いやすいと評判の逸品です。
東屋 バターケース
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「大事に使えば1,000年だって持つ道具がある」と提言している東屋。そんな東屋が作り出しているのがこの木製バターケースです。使われている材質は、山桜の木。オイルフィッシュのみで加工されており、木肌が直に感じ取れる、ぬくもりたっぷりの商品です。
バターが固くなり過ぎず、使いやすい状態に保ってくれることから、忙しい朝でも大活躍。末永く使いたいかたにおすすめです。
白山陶器 BLOOM バターケース
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ひと際目を引く、華やかなデザインが魅力的なこちらのバターケース。真っ白な陶器の質感に、生える青い模様は、中にバターが入っているとは思えないほど洗練されたデザインです。「白山陶器BLOOM」のデザインは、白に青い花柄というシンプルなものですが、食卓にあるだけで華やかな食事ができそうです。
蓋の部分に溝が付いているため、重ねて保存することもでき、複数購入して、バター以外も保存される方が多いようです。陶器なので、洗いあがりもさっぱり。冷蔵庫の中がこのデザインで埋め尽くされたら素敵ですね。
カットできちゃうバターケース
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とても実用的かつ便利なアイテムとして使えるバターケースがこちら。200gのバターが丸ごと入るだけでなく、5gずつにカットしてくれるという優れものです。この商品は蓋が2つあり、真ん中の蓋がスライサーの役目を担っていて、細いワイヤーが格子状に張り巡らされています。
バターをおいて、蓋でゆっくりと押し出すと5gずつにカットされるという仕組みです。プラスチック製のバターケースではありますが、使いやすさに特化した商品となっています。
木製バターケースのお手入れ方法
木製バターケースは非常にコスパが良く、最初は購入費用がかかっても、長く使えるというメリットがあります。上手に使って、末永く食卓で活躍してもらいましょう。
使用中は外面を軽く油拭き
「木製のバターケースは手入れが大変では」と思いがちですが、コツをおさえれば、意外と簡単に維持できる商品となっています。普段はバターが入った状態で保ちますが、使用するごとに外側を拭くようにしましょう。
ティッシュペーパーなどで軽くふくだけでもきれいになりますが、木製商品の場合、油が不足してしまうとつやがなくなり、見た目も変化していってしまいます。長く使うためにも、オリーブオイルなどを含ませたティッシュペーパーなどで、時々油拭きをすると、艶のある状態が長続きします。
使用後は薄めた洗剤をぬるま湯で洗う
バターケースの中に入れたバターを使い切ったら、食器用洗剤を薄めたぬるま湯で丁寧に洗ってください。その後、布巾でふき取り、自然乾燥させましょう。その際に注意しておきたいのが、直射日光を避けることと、つけ置きをしないことです。
木製商品は、洗剤などを極力使わないのがおすすめ。つけ置きしてしまうと、余計な水分と洗剤成分まで浸透してしまいますので、注意しましょう。
サンドペーパーをかけ植物油を拭き込む
長期間使用できる木製バターケースですが、木製の場合は年月とともに、表面がカサカサしてきてしまうという悩みがあるようです。カサカサの原因は、木目が荒れていること。
木目が荒れたときのお手入れとしては、表面をサンドペーパーで軽く削ってみましょう。けば立った状態の木目が整い、購入時のようなツルツルした状態になります。サンドペーパーは、なるべく目が細かい#320という細かさのものを使ってみましょう。お近くのホームセンターなどで確認してみるといいですね。
おしゃれで実用的なバターケースを食卓に
自宅で使いたいバターケースでもありますが、木製のバターケースは長持ちするため、贈り物にも喜ばれます。忙しい朝の食卓でバターがなかなか切れない・パンに塗れないなんてことでイライラしたくないもの。
素敵な朝食をおしゃれなバターケースで過ごすのも一興です。物価が高騰している現代では、バターも高価なものなので、せっかくならおいしさを味わい、上手に使いきっていきましょう。