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【フリーランスのイラストレーターと仕事】もらい方とアピール方法

働き方

フリーのイラストレーターになるには

絵を描くのが好き、イラストレーターとして活動したいという夢を持っているという人はたくさんいます。でも「実際にどう動けばいいか分からない」「本当にお金が稼げるか心配」という理由から、断念する人も多いのが事実です。

そこでこの記事では実際のイラストレーターとしての仕事の種類や、トライしやすい仕事のはじめ方など、フリーのイラストレーターになるための知識を解説します。

イラストレーターの仕事の種類

イラストレーターとひと口に言っても、仕事の種類は多種多様です。依頼主の数だけ、欲しがられるデザインが異なると言っても過言ではありません。そこで、特に多い4つの仕事をお伝えします。

スマホアプリやソシャゲなどのイラスト

スマートフォンの普及とともに件数が急増し、マッチングサイトなどでもこの案件が最も多いと言えるでしょう。そのアプリが持つ方向性や雰囲気などに合わせ、依頼されたイラストを作成していきます。ゲームによっては表情が違うものを数パターン用意したり、身体に動きをつけたものを用意することもあります。一方で依頼主とのトラブルも多いので、イラストだけ持ち逃げされないように注意が必要です。

ライトノベルや同人誌などの表紙や挿絵

キャラクターデザインも魅力となるライトノベルは、依頼主も多い案件の1つです。また個人やサークルが、同人小説の挿絵や表紙に使うことを目的とする依頼もあります。キャラクターを描き出すので、細かな部分まで作者などとやり取りしておくことが重要です。またあくまで小説の脇役であるため、作品のムードを壊さないことが重要であり、自分らしさを求められないことも多いのが特徴です。

企業のキャラクターデザイン

キャラクターデザインというと、ゲームのキャラクターを想像する人が多いかもしれません。しかし仕事として多いのは、ゲームのキャラクターデザインより、企業のグッズや広告用のキャラクターデザインです。その企業の得意商品の擬人化や、PRに使いやすいゆるキャラのデザインなどがあり、コンペティション方式で募集されるケースもあります。

広告・商品パッケージのイラスト

パッケージや広告のデザインが気に入って、ついうっかり商品を購入してしまったという経験はありませんか。そうした商品のパッケージ、あるいは広告のイラストを作成する仕事もあります。特徴としてキャラクターではなく、タイトルロゴや風景、物体のイラストを描くことが多いという点が挙げられます。

報酬の相場

実際にいくらぐらいが報酬の相場となるのでしょう。イラストに関しては一概にこれと言い切ることはできませんが、イラストのクオリティや条件などで大きく変わるため、自分である程度決める必要があります。
自分で決めるといっても難しいですよね。まず、自分の時給を考えてみましょう。

月収○○万円になるためには、時給はどのくらいもらえればいいのか考えます。例として、自分の実力的に時間給は「1,000円を希望したい」としてみましょう。時間にして5時間かかるイラストなら1枚につき5,000円、ここにメールなどのやり取りなど手間も加えて、5,500円と設定するといった具合です。

お金をもらうのだからこそ、相手にも自分にも気持ちの良い仕事ができるように、分かりやすい価格設定を作っておけるとベストです。作成できるものが豊富なら、事前に価格表を作ると交渉もやり取りもスムーズになります。

仕事のもらい方・作り方

実際に仕事をもらう場合はどのようにしていけばいいのか、また仕事を継続して受けるための仕事の作り方について4つのパターンを解説します。

クラウドソーシングサイトを利用する

クラウドソーシングサイトとは、仕事を発注したい人と仕事を請け負いたい人を仲介してくれるサービスを展開するサイトです。得意とするジャンルはサイトごとに違いますが、特徴として企業からの案件を提案したり、自らサービスを提案したりできます。顔が見えないやり取りだからこその注意点も多いですが、トライしやすさとサービスの豊富さは魅力的です。

イラストコンテストに応募する

企業や自治体、あるいは個人などが開催するイラストコンテストは、イラストレーターとしての実力を裏付けることにも活用できる方法です。たとえば最優秀賞に選ばれると賞金が出たり、お仕事がもらえることが約束されたりします。イラストコンテストの数も多いので、自分が得意とするジャンルへ応募しやすいのもメリットです。しかし、中には著作権などの点から気をつけたいものや、報酬と労力が見合わないこともあります。

フリーイラストサイトを作る

仕事を宣伝する、という意味では、フリーイラストサイトも便利でしょう。無料素材イラストは必要とする人も多いので、イラストとして需要が高いほど多くの人にアクセスしてもらえます。アクセスが安定したところでアフィリエイト広告やGoogleアドセンスを活用することで、広告収入を得ることもできます。デメリットとしては、サイトを作成するという手間や、更新、不正使用の対処、サーバーやドメイン費用などが必要になることが挙げられます。

SNSなどを使って仕事を募集する

最近ではSNSで話題になった漫画などが書籍化したり、商品化したりすることがあります。それだけでなく、多くの人に自分のイラストを見てもらえるというメリットもあります。SNSに自分の仕事内容を掲載したり、依頼する場合のメールアドレスや窓口となるサイトを掲示しておくことで、直接企業から依頼がくることもあります。 ただSNSである以上、自分の個人情報などを誤って広めてしまわないように、基本的なネットリテラシーは必要です。

仕事をもらいやすくするためには

こうした工夫をしても、なかなか仕事に結びつかないこともあります。仕事を継続してもらうためには、依頼してもらいやすくする、そして新しく依頼者を見つけられるように工夫することが大切です。

SNSやホームページなどで自分をアピールしよう

もっとも手軽で、大勢の人にアピールできるのが、SNSやホームページの活用です。とくに不特定多数の目に留まりやすいTwitterやFacebookは、有用性が高いツールといえます。まず仕事用のアカウントを持つと、プライベートとの区別もつきやすく、仕事の内容やイラストに関わるニュースなどに絞って発信できます。見てもらいたい人が多い時間帯を見極めたり、使いやすいメールフォームを用意したり、仕事として戦略的に考えるのがコツです。

ポートフォリオを作ろう

クラウドソーシングサイトなどに、「ポートフォリオを登録する」と書いてあることがあります。ポートフォリオとは、自分の能力やデザインセンス、作品の内容などを分かりやすく伝えるための自分の作品集のことです。重要なのは、作品集であり、広告であるということです。

相手にとって魅力的な広告に見えるように、作品の起承転結を作ったり、実際に人に会うならポートフォリオを使ったプレゼンテーションも考えておくことが大切です。良いポートフォリオを作ることができれば、それだけ自分の魅力、得意ジャンルをアピールしやすくなります。

良いポートフォリオの作り方

良いポートフォリオは、あなたをイラストレーターとして必要とする人にとって「これまでどんな仕事をして、どんな成果を挙げてきた人か具体的に分かる」ものです。そのためには「見て分かりやすい」「すぐにチェックできる」といった点から、サイトやPDF、紙媒体がおすすめです。

掲載する内容としては「自らの簡単なプロフィール」「作品」が一般的で、ここに補足として作業時間やコンセプトなどが加わります。ポートフォリオ自体をデザインするつもりで、背景の色やイラストの掲載方法も考慮してみましょう。また誰と仕事をしたのかを作品とともに提示することで、相手側から「あの人と仕事をしているんだ」と信頼してもらえることもあります。

仕事のリピート率を上げよう

これまで述べたように、新しく仕事をもらうにはさまざまな労力がかかります。これらは、会社で言えば専門の担当者がいて、成り立っていることです。ところが1人で全てをこなすフリーランスにとって、仕事をゼロから作るのは時間がかかるため、同じクライアントにリピートしてもらえることが重要です。

では、どうすればリピーターになってもらえるでしょうか。まず「この人になら続けて仕事を依頼したい」と思ってもらえることが重要です。「仕事の期日を守る」という基本的な点はもちろん「想像よりクオリティが高い」ものを提供することで、これならもっと描いてほしい、と思ってもらいやすくなります。

まずはできそうなものから挑戦してみよう

どんな仕事でも、継続が何よりの信頼につながります。まずは自分がどんな仕事をしたいのか明確にし、トライできそうな仕事内容、あるいはポートフォリオ作り、サイトへの投稿などから挑戦してみましょう。他にも仕事を続けている状況なら、なおさらです。

自分の負担にならないように少しずつ準備を進め、イラストレーターとしてお金を稼げるだけの下地作りをしていきましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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