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「Dちゃん」のテーマは本当の自分を生きること|クリエイティブディレクター サトー克也さんインタビューvol2

インタビュー

「でも。だって。どうせ。」

誰もが心の中で感じてきた「弱気・不安・諦め」という業(ごう)を肯定し、平成時代に漂いがちだった閉塞感を越えて、しなやかに凛と生きる女性を応援するメッセージビジュアルブック「Dちゃん」が令和2年2月22日誕生します。

今回のインタビューでは「Dちゃん」の産みの親であるクリエイティブディレクター サトー克也さんに、お話をお伺いします。

第2回目は、サトーさんの今までの仕事を通して行き着いた人間の本質「ワクワクにそって進もう!」という想いがたくさん込められているメッセージフォトブック「Dちゃん」について、さらに詳しくお話をお伺いしてきました。

広告の仕事を通して気づいた人間の本質「ワクワクするほうに進め!」|クリエイティブディレクター サトー克也さんインタビューvol1

「Dちゃん」は自己啓発写真集という新しい取り組み

「みんな心の奥底では、ワクワクに従って生きればいいということに気づいているのかもしれませんが、人間には、不安とか恐怖というのはつきものです。だから言い訳もする。

でも、明日がどうなるかわからないから楽しいですし、人生の終わりまで何があるかを知っていたらつまらないですよね。

ワクワクに導かれることで、自分のミッションがわかる。

ワクワクという自分の心から湧き出てくるものに導かれると、生まれてくる前から描いていた青写真に近づける。

言い訳があっても、実際に強くしなやかに生きている女性たちを表現できたらいいのでは?と思って、Dちゃんは、自己啓発的な写真集(フォトブックメッセージ)になっています。」

女性が豊かになることで、人類はもっと進化する

「言い訳は男女問わずしているものだと思いますが、なぜ今回女性に向けたメッセージにしたかというと、僕の調べによれば、紀元後、この2000年間はずっと男性性が強かったんですよ。

昭和の中頃まで、男性性が強かったと思います。

そして、近年、女性性の重要性が見直されていると感じています。

地球も母性性なのですが、今までは男性性が強くて、女性性が傷ついていたんですよね。

だから、女性が元気になることでバランスがとれ、女性がより豊かになることによって、男性という存在が元気に活性化できるんじゃないかと。

そういう意味で、女性限定のメッセージがあってもいいのではないかと思ったんです。

女性性の強さと、男性性の強さは異質であると思っています。
女性らしい強さ、女性だからこその強さがあると思っています。

例えば、包容力とか、養う力とか、母性の力があってこそ、人類は進化し、次のステップにいけるんだろうなということで、女性を応援するフォトブックを創ろうと思いました。」

「Dちゃん」の願いは、内なるワクワクに気づいて欲しい

「Dちゃんは、『本当の自分を生きる』ということがテーマです。
そのためにはワクワクに生きるということが大事です。

例えば「流行っているから、この服を着る」のではなく「着たいから、着る!」となればいい。
内側からのワクワクに気づいてもらいたいです。

自分の花を咲かせることができてこそ、他人の花を咲かせるということもできます。

昭和という時代を「他人の目」を気にして生きてきたボクだからこそ、気づけた「本当のジブン」を生きるコツをお伝えしていきたいです。

「Dちゃん」には、女優の木竜麻生ちゃんと33人の女性が等身大のジブンとして登場します。
この中の誰かのメッセージが読者の心に刺さるのではないかと思っています。」
 

Dちゃんは言い訳に気づかせる、
そして勇気も与える存在にしたい

「この写真集は、どこかの偉い先生や詩人が言っているのではなく、身近な女性が言っているから良いのだと思います。本当に普通に生きている女性が出ているので、『私もできそう』と思ってもらえたらいいなと思っています。

また、『Dちゃん』をキャラクター化することで、自分の中の言い訳を顕在化する役割にしています。

『Dちゃん』には、時には人のやる気を奮起させる役割も担ってもらっています。

『Dちゃん』を読むことで、
『あ!私も同じような言い訳をしてるな!』と気づくきっかけになったり、言い訳ばかりして立ち止まっているジブンに対して『でも!勇気を出してやってみるか!』と一歩踏み出す勇気を持ってもらえれば嬉しいです。

また『Dちゃん〜いいわけ三姉妹〜』というキャラクター自体が
『コップのフチ子さん』みたいに身近に置いておきたい存在になればいいな~と思っています。」

かわいいは理屈を超える

「基本、いいわけ三姉妹であるDちゃんというのは『でも』『だって』『どうせ』という、ついつい言ってしまう『いいわけ』のキャラクターなんです。

彼女たちが《かわいい》んです。『かわいい』って、理屈を超えたものなんですよね。

『Dちゃん』は、このかわいいキャラクターとリアルなドキュメントが一緒になったちょっと変わった写真集になっています。
    
キャラクターも出てくる自己啓発写真集っていうのは、なかなか見たことがありません。でも、今までになかったものだからこそ良いのだと思います。」

「Dちゃん」に集ったプロフェッショナル集団

「Dちゃんは、サンアドの池田泰幸さんという、東京メトロさんの『すすメトロ!』の広告を僕と一緒に作ったデザイナーが、デザインをしてくれています。

他にも、広告のプロフェッショナル集団が皆、ワクワクに従って本気になって、この制作に携わっているので、プロの技がふんだんに盛り込まれている、キレイでおしゃれで女の子が持っていて気分がよくなる書籍に仕上がったと思います。」

「Dちゃん」には、なんと!女優の木竜麻生さんも登場

人生のいろいろなご縁が繋がって、『Dちゃん』には、33人の女性が出演してくれたんだなと思っています。今日もこの取材に、『Dちゃん』の出演者が2人も関わってくれています。
(この取材のインタビュアーは、女性向けメディアのページに出ています。この写真を撮ったのは、子ども写真館で働いている女性です)

登場する女性の中には、映画で数々の新人賞に輝いた木竜麻生(きりゅうまい)さんも、ご縁を通して出てくれています。

また、26歳で起業し、地域活性化やブランディングの会社を成功させている井上祐巳梨(ゆみり)さんなど、ワクワクすることしかしないようになって、日々を輝いて生きている方々も登場します。」

Dちゃんの取り組み自体、新しいことだらけ!
無知を既知にしていくことが、ワクワクの元

「人間や文明は何のために拡大していっているのか?ということについて、突き詰めて考えていったときに、『人間は、無知を既知にするために生きている』ということが分かったんです。

僕たちは、知らないことを知るために生まれてきていて、それによって、文明が進化してきている。
だから、誰かがすでにやったCM、本、写真集は、宇宙としてはもう知らなくてもいいことなんです。

たとえば、CMの世界で、お茶の新製品が出るとします。

『《お~い!お茶》がこれでヒットしました。』『《爽健美茶》がこれでヒットしました。』と、普通のマーケティング思考だと、過去にヒットした要因を混ぜてみましょうという発想をしてしまうんです。

でも、それらは既にあるものなので、人類としては飽きてしまっているんです。
新製品が、最初にヒットした商品を超えられないというのは、こういうことなのだと思います。
だから、僕は、『この2つには無かった方法で、この新製品を売りましょう』と提案します。

Dちゃんの取り組みでも今までにないことを、人類代表として、文明としての進化に向けてやる意義があるという思いでやっています。

だから、『Dちゃん』も、初めての取り組みが多いです。

例えば『Dちゃん』も、自己啓発本なのか?写真集なのか?どっちにも属する新しいタイプの書籍なので、書店も『どこの棚に置くか?』とかそういうことを悩むと思います。

でも、それを突破することが、クリエイターとして、出版社として、文明の進化に貢献することになると思いますし、そこが面白いし、ワクワクするんです!

既存のルートに乗って本が売れていくのは、それはそれでいいのですが、そこには、TRYであったり、人類・文明としての進化がないんです。
だから、『Dちゃん』については、電子書籍から新たなルート開拓をしていくというTRYをしています。」

2月22日 電子書籍発売!

書籍に先駆けて、Dちゃんの電子書籍が発売になります。なにかにつまづいた時、悩んだ時、きっとあなたに必要なメッセージあります。

自分用として、また悩んでいる友達の背中を押すプレゼントとして。

本の雰囲気も、出ている方もとっても素敵なので、いろんな方に手にとってもらえたら嬉しいです。

3月31まで特別価格でご案内中詳しくはこちらから↓

Dちゃん

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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