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【3】現在も問題に直面中。解決するために人に頼ることを覚えた:北奈央子さんのインタビュー

インタビュー

起業してから2年。会社員時代は男性に囲まれて仕事をしていましたが、今は女性と一緒に働いてる北さん。環境がガラっとかわり、知らない世界があったとカルチャーショックを受けたそうです。環境が変われば、考え方や行動も変わるもの。一人で頑張ってきた北さんにも変化が訪れます。どう変化があったのか、今抱えている問題とその解決方法を交えて教えていただきました。

女性の悩みをどう解決する?まだまだ低い女性の意識

―起業してから今まで、どのような課題を乗り越えてきましたか?
実はまだ、乗り越え中なんです。お客様が求めているものと自分たちが提供しているサービスを一致させる、プロダクトマーケットフィットという面でとても苦労しています。
日本は女性の悩みに対する意識がまだまだ低くいんです。意識を上げるために、世にどうメッセージを発信すれば刺さるのか、試行錯誤しています。

―どのような点でときに女性の悩みに関する意識が低いと思いますか?
世には女性の問題を解決する方法や生理中もっと快適に過ごせる道具があるんです。それらを知らない人が多い。

例えば、尿漏れですね。尿漏れを改善できる骨盤底筋トレーニングを知らない人、知っていても実行しない人が多い。尿漏れパットと使えばいい、歳だから仕方がないとあきらめてしまっている方もいます。

生理用品がナプキンかタンポンの二択だと思われていることが多いのですが、便利なグッズもあるんですよ。経血吸収ショーツや月経カップ、便利なのに取り扱うお店が少ないんです。存在自体を知らない方もまだまだいらっしゃいます。

彼女たちの意識をどう変えていったらよいのか…一番苦労しているところです。

自分ひとりで悩まない。助けてくれる仲間と親友

―課題を解決するために、どのようなことをしていますか?
できるだけ自分で抱えこまないようにしています。一人で集中して取り組むことが大事だと思うんですけれど、一人で続けていると煮詰まってくるんです。そんなときは、一緒に会社を運営しているスタッフやトレーナーさんたちに、困っていることを相談し、意見を聞くなどしています。

―落ち込んでいるときに励ましてくれる方やメンター的な存在はいらっしゃいますか?
「心の親友」と呼んでいる友人がいます。仕事、プライベート関わらず、行き詰まった時に相談できる、本音で話せる相手です。
彼女とは起業セミナーで出会いました。意見をオブラートに包まず、はっきり言ってくれるので、彼女と話すことで自分を見つめなおせるんです。
広告代理店に勤務していた方なので、提供しようとしているサービスが世にマッチしているかどうか、客観的な意見をもらえるのもうれしいですね。

会社員時代から大きく変わったのは、人に頼れること

―起業してから、ご自身に変化はありましたか?
周囲に相談できるようになったこと、特に弱音を吐けるようになったことですね。会社員時代は、弱音を吐くのが苦手だったんです。弱音を吐いている場合ではないと、がんばってしまっていました。私にとっては大きな変化です。

―なぜ相談できたり弱音を言えたりできるようになったと思いますか?
会社員時代は限られた範囲での仕事をすればよかったので、自分の力だけで対応できていました。でも、起業してみると苦手なことってたくさんあるんだなと痛感しました。それで、人の手を借りたほうがいいこともあると学びました。

―人の手を借りることに抵抗はありませんでしたか?
とってもありました!大学院時代に出産したことで、人の手を借りることを覚えました。子どもを産むと、いろんな人に助けを借りる局面ってどうしてもでてくるんです。それで、人の手を借りることを覚えました。

今は、家族の力を借りて仕事と育児を両立しています。

≪まとめ≫他人の手を借りて課題解決につなげる

自分が頑張らなくてはいけない、と一人で抱え込んでしまう方は、周囲に助けを求めることが苦手だと思います。北さんも、会社員時代は弱音を吐くべきではないと思っていました。しかし、助けてくれる人がいるなら、助けてもらってよいのだと気付きます。起業すると北さんのように、一人ではできないことに直面することもあるでしょう。そんなときは、誰かに頼ってみてください。きっと力になってくれるはず。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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