ダイエット中でもアルコールを飲みたくなったらどうする?

ダイエット

ダイエット中でも我慢ばかりしなくてよい

ダイエットは女性にとって永遠のテーマです。10代や20代前半よりもなんだか痩せにくいと感じたり、今は理想的な体重・体型をしていてもそれをキープするためにダイエットに励む人もいます。

自分が食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べているという人は少人数で、ほとんどの人は食べ物を控えたり、カロリーを気にしながら食事をしています。

ついついカロリーばかりが気になると我慢しすぎてしまい、飲み会に誘われても断らなくてはと思ってしまいます。それが続けばダイエットがストレスとなり挫折してしまう事もあります。

何事も無理は禁物です。正しい知識を身につけて、ダイエットも楽しみながらできるのがベストです。今回はダイエット中にアルコールを飲むことについてのポイントを紹介します。

ダイエット中のアルコールは太ってしまう?

「アルコールは太らない」または「アルコールは太る」さまざまな話があるのでどれが本当の情報なのか、ただの都市伝説なのか迷ってしまいます。ダイエット中にアルコールを飲んでも痩せることは可能なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

痩せる成分はないが太るわけでもない

アルコールについて正しく認識することはダイエット成功のために大切です。基本的にアルコールには痩せるための成分は含まれていません。しかしアルコールを摂取すると必ず太るというものでもありません。

アルコールは「エンプティカロリー」と呼ばれています。これは、カロリーが高くても体に良い栄養素がほとんど含まれていない、そして蓄積されないカロリーであるという意味です。アルコールの摂取だけなら体重の増減に大きく影響しないと考えることもできます。

アルコールのカロリーは、熱として分解されやすいので体に蓄積されにくいと言われていますが、注意したいのはアルコールの種類です。基本的に、糖質量の多いお酒は避けるようにしましょう。糖質は体に蓄積されると考えるべきなので、飲みすぎるとその分確実にカロリーオーバーになり体重増加につながります。

飲んでも良いアルコールと、ダイエット中には控えたいアルコールがあることを覚えておきましょう。

飲みすぎは太る可能性が大きくなる

アルコールはエンプティカロリーだからいくら飲んでも大丈夫と、安易に結論付けるのは危険です。いくら蓄積されにくいとはいえ、アルコールを飲みすぎるとダイエットの妨げになります。アルコールを飲むと体はアルコールの処理を優先的に開始し、肝臓でアルコールを分解し熱に変換します。このため食事の際に摂取した脂肪の処理は後回しになり、脂肪燃焼が鈍くなるのです。

飲みすぎるとそれだけ肝臓は疲弊するので処理能力は低下します。大量のアルコールの解毒作業に時間がかかり、他の処理ができなくなって脂肪はそのまま体に蓄積されるという悪循環になってしまいます。

さらに、アルコールは食欲を増進させる働きがあります。揚げ物とビールやハイボールなどの組み合わせは、美味しく感じられて普段より多く食べてしまったという経験は一度くらいあると思います。揚げ物やこってりした味の濃いおつまみは、のどごしの良いアルコールをぐいっと飲み干したい衝動にかられてしまうことがあります。

アルコール度数とお酒に含まれる糖質の多さにも左右される

さらに覚えておきたい点としては、アルコールは種類によってアルコール度数や糖質量も違うということです。例えば、100mlあたりのアルコールの種類とカロリーは以下のようになっています。

①ビール:40kcal/糖質3.1g
②ウィスキー:237kcal/糖質0.0g
③日本酒(吟醸酒):104kcal/糖質3.6g
④赤ワイン:73kcal/糖質1.5g

ビールはカロリーが低いですが糖質量は多め。ウィスキーはカロリーがダントツで高いですが、糖質量は0gと、種類によって違うことがかなり違いがあることがわかります。それぞれの特徴を理解してダイエット中に飲むアルコールを決めると失敗しません。

ダイエット中でも飲んでもいいアルコールは

では実際に、ダイエット中に向いている、飲んで良いのはどんなアルコールなのでしょうか。

焼酎やブランデーなどの蒸留酒

おすすめは、焼酎やブランデーに代表される蒸留酒です。スッキリとした飲み口で辛口のイメージのお酒です。原料を酵母によって発酵させ醸造したのち、蒸留して造られます。

水より沸点が低いアルコールを一度気化してから一気に冷やして液体に戻す蒸留の過程で、水分が大幅に減るためアルコール度数が高く、糖質が0gであるのが特徴です。

焼酎やブランデーの他に、蒸留酒にはウィスキーやテキーラ、ジン、ラムなどがあります。ウィスキーなら炭酸で割ったハイボールも最近では人気です。

糖質オフシリーズのビール

糖質が太る原因なら、糖質オフのビールならいいのではないかと多くの人が考えます。確かに、ビールと比べると糖質が低いのですが、ビールに近い味わいにするために添加物が多く含まれているという事は無視できません。

いくら糖質が低いと言っても添加物やアルコールの大量摂取はダイエットにも健康にも良くないので、適量にとどめるようにしましょう。

日本酒も熱燗でならOK

醸造酒である日本酒には糖質がたくさん含まれていますが、その一方でアミノ酸などダイエット中でも取り入れたい栄養素も豊富に含まれています。

日本酒を飲むときには、熱燗が良いです。熱燗なら体の内側から温まり脂肪燃焼の助けにもなります。また、アルコール度数も高いので一度に飲む量も抑えることができます。

モスコミュールなどのカクテルも

カクテル好きな人におすすめしたいのは「モスコミュール」です。ベースが蒸留酒のウォッカで、ライムジュース、ジンジャーエールで割ったものです。

果実酒などで割るカクテルと比較するとカロリーが低めなので試してみてください。そのほかにも、トマトジュースとビールで作る「レッドアイ」もおすすめです。

果実酒は果物と砂糖を使って作られているので、甘く糖質も高いものがほとんどです。カシスオレンジなどはカシスもオレンジジュースも糖質が高いので高カロリーのカクテルになってしまいます。

カクテルを飲みたいときは、どんなお酒がベースになっているかで選ぶようにしましょう。

ダイエット中の注意したいアルコールの飲み方

ダイエット中はアルコールの種類だけではなく飲み方にも注意しましょう。

おつまみや他の食事でカロリーを調整

アルコールを飲むときには、おつまみや食事の量を調整することでカロリーオーバーにならないようコントロールすることが大切です。

1日で摂取するトータルカロリーを考えて、アルコールを飲む分の炭水化物や食後のデザートを控えることで意外と簡単に調整することができます。いつもは締めに頼んでいた一品を減らす、揚げ物を豆腐サラダや枝豆に替えると、罪悪感を抱かずに楽しく飲むことができてダイエットも続けられます。

アルコール摂取前後には水やお茶をしっかりと飲む

ぜひ試して欲しいのはアルコール摂取の前後にしっかりと水やお茶などを飲むことです。お水とアルコールが同量になるくらいに飲んだ方が良いとも言われます。

アルコールは水に溶けるので水分を多く摂ることで尿と一緒に排出されやすくなります。アルコールが早く無くなると脂肪燃焼にエネルギーを使えるので、ダイエットの効果も上がりやすくなります。アルコールの摂取量を抑えることができますし、二日酔い防止にも効果的です。

好きなお酒は1杯目に

ダイエット中とはいえ、あまりにもストイックに我慢しすぎるのも良くありません。ビールが大好きなのに全く飲めないなら大きなストレスになってしまいます。

ストレスを抱えすぎないためにも、初めの1杯だけは好きなお酒を飲むと割り切ることも大事です。好きなものを飲むことで満足感を得られ、2杯目以降はダイエットに向いている蒸留酒に切り替えることで、楽しくお酒を飲みつつダイエットも続けることができます。

ダイエット成功のためにはお酒はほどほどに

ダイエット中でも上手に選んでアルコールを飲むことができることがわかりました。アルコールの種類だけではなく飲み方にも気を配るとストレスなくダイエットを続けることができそうです。

そうは言っても、ダイエット中は成功のためにお酒はほどほどに、何事も節度が大切です。どうしても飲みたいときは我慢しすぎないで、種類と飲み方に注意し、上手にストレスコントロールしながら楽しくお酒と付き合っていきましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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