1週間断食をしてみよう|やり方と気を付けるべきポイントを紹介
1週間でどのくらい痩せられる?
1週間断食ダイエットで最大8kg痩せたという人もいます。個人差はあるものの1週間断食では、5~8kgの減量が可能です。もちろん断食する前の元の体重にもよりますが、正しく行えば短期間で体重を大きく減らせられます。本記事で断食の効果や方法、流れ、注意点について確認していきましょう。
断食の嬉しい効果
ダイエットするからには綺麗にやせたいですよね。断食ダイエットは体重を落とす以外にも嬉しい効果があります。
腸内環境を整えられる
腸は、いつも栄養の吸収や老廃物の排出などで働きっぱなしです。断食すると腸を休められるため腸内環境が改善されます。腸の働きがよくなるため便秘の改善に有効です。また腸内環境がよくなると善玉菌が増え、免疫力を高める効果や血液中のコレステロール値を下げる効果も期待できます。断食ダイエットで腸内環境を整えると、病気にかかりにくい体にできるのです。
肌がきれいになる
断食で腸内環境が整えられると血行もよくなりますから、全身に栄養が行きわたるようになります。すると、ニキビや肌荒れが起こりにくい肌になり、くすみもとれてきれいな肌になっていけるのです。1週間断食ダイエットで、思わず笑みがこぼれるようなきれいな肌も手に入れましょう。
1週間断食の方法は2つ
1週間断食のやり方2種類をそれぞれ確認し、自分に合ったやり方でダイエットを行いましょう。
水分以外は摂らない断食
水断食ともいい水しか飲んではいけない断食方法です。ジュースやアルコール類をはじめ、お茶も摂取してはいけません。断食は、体に何も入れないほど空腹や口さみしさといった辛さを伴いますが、その分効果も高まります。したがって、水断食は大変なかわりに効果的な断食方法です。空腹や口さみしさをあまり感じない方、あるいは感じても平気な方は水断食を行うといいでしょう。
酵素ドリンクなどを飲む断食
断食を行うと食事を一切取らないため、体に必要な栄養が摂取できません。不足しがちな栄養を補給するためには、酵素ドリンクを取り入れた断食がおすすめです。酵素ドリンクには様々な栄養素が含まれており、栄養価も高い特徴があります。めまいやふらつきなど断食中に発生しやすい症状を抑えられるため、心配な方は酵素ドリンクを飲む断食を行いましょう。
1週間断食の流れ
1週間断食を成功させるための流れは下記の通りです。
断食準備
準備期間では、2日間かけて体を断食できるように慣れさせる必要があります。普段より食事量を減らすように心がけましょう。最初は食事量を普段より2~3割減らしてください。2日目の夕食までには食事量を5割に減らしましょう。
準備期間中のポイント
断食をスムーズに行うためにも以下のポイントを心がけてください。
- 水分は1日2リットル以上補給する
- 食事では1口当たり20回以上噛む
- 禁酒・禁煙・ノンカフェインを心がける
- 糖質の多い食事は控える
- 高カロリー、高脂質なものは食べない
- 夕食は寝る3時間前にすませる
本格的な断食に向けて、準備をしっかり行いましょう。
準備期間中におすすめの食べ物や飲み物
断食準備中には、以下の食べ物や飲み物も取り入れながら体を慣らしていきましょう。
- ハーブティー
- 野菜類(ネギ類、緑黄色野菜など)
- タウリンが豊富な魚介類(タコ、イカなど)
- 発酵食品(漬物や納豆など)
断食の効果を高めるためにも、上記の食べ物や飲み物を活用してみてください。
断食スタート
3日目からいよいよ本格的な断食を開始します。断食中は体内の老廃物や毒素を排出する働きが強くなるため、水分を2L以上補給してください。酵素ドリンクを摂取する場合、3日目は最低7回以上、4~5日目は最低5回以上飲みましょう。飽きてしまうのを防ぐために、味の違うドリンクを数種類用意しておくのもいいですね。ここを乗り超えればいよいよ終盤の回復期です。
回復期
リバウンドを防ぐためにも、回復期は1週間断食の中で1番重要な期間です。休んでいた胃腸に負担をかける脂っこいものや味の濃いものを食べるのは控えましょう。消化のいい食事を少量ずつ、時間をかけてゆっくり食べてください。回復期におすすめの食材は「まごわやさしい」に当てはまるものです。
- ま:豆類
- ご:ゴマ
- わ:ワカメ(海藻類)
- や:野菜
- さ:魚
- し:シイタケ(キノコ類)
- い:芋
6日目は消化にいい食事を優先し、7日目は野菜スープなど消化によく通常の食事に近いものを食べましょう。食事量は普段の5~7割程度を目安にしてください。1週間断食を成功させるためにも、回復期を必ず設けて体を回復させましょう。
1週間断食で気をつけるポイント
断食中は自覚がなかったとしても体に大きな影響を与えています。決して無理はせず、以下のポイントに気をつけながら実施してください。
めまいやふらつきが出たとき
断食中には、体の老廃物や毒素を排出しているために好転反応という症状が発生します。具体的な症状は以下の通りです。
- めまい
- ふらつき
- 頭痛
- 眠気
- 吐き気
- 肩こり
- 腰痛
- 吹き出物
好転反応は、体質改善できている証拠ですから症状がでても問題ありません。とはいえ症状のせいで倒れて怪我をしてしまっては危ないですから、辛い場合は横になってゆっくり休みましょう。めまいやふらつき、頭痛であれば水を飲むと改善する可能性があります。水を飲んでもよくならない場合は、アメやチョコなどの糖分を1口だけとりましょう。
多少であれば、アメやチョコを食べても断食の効果は下がりませんから無理せず食べてください。それでも症状がよくならずに辛い場合は断食を中止しましょう。1週間断食はいつでも始められますから、無理しないようにしてください。
体調のいい時に始める
断食中は食事をとらないため、体に大きな負担をかけている状態です。不調の時にやっても断食の効果が得られないばかりか、体調を悪化させてしまうためやめましょう。1週間断食を成功させるためにも、体調を整えてから行ってください。
断食前に体調を整えるには
初めて断食する方や普段あまり健康的な生活を送れていない方は、1週間断食を行う1週間前から生活習慣を見直しましょう。十分な睡眠をとり、「まごわやさしい」食生活を心がけてください。自分にとって十分な睡眠時間が分からない方は、7時間半を目安に寝るようにしましょう。
普段からコーヒーや紅茶、お酒、炭酸飲料をよく飲んでいる方は、徐々に飲む量や回数を減らしてください。喫煙者の方もタバコを吸う本数を減らしていきましょう。生活習慣を見直し、万全の体調で断食に挑戦できるようにしてください。
体調がよくとも断食しない方がいい人
以下に当てはまる方は、体調がよくとも自己判断で断食を開始しないようにしてください。
- 病気を患っており服薬中の方
- 通院中の方
- 過去に心臓や脳に関わる病気にかかった方
- 糖尿病の方
- 妊娠中・授乳中の方
- 18歳以下・65歳以上の方
断食をしたい場合は医師に相談し、指示に従って行いましょう。
激しい運動は行わない
断食中は普段より糖質をとっていません。マラソンや筋トレなどの激しい運動を行うと、体に異常をきたす恐れがあります。動機や体のふるえ、手足に力が入らない、意識障害といった低血糖の症状を引き起こさないためにも激しい運動はしないでください。
歩いたりストレッチしたりといった軽い運動であれば問題ありません。体を動かしたい方は適度にリフレッシュできる運動を行いましょう。
体の調子を整えて断食を楽しもう
1週間断食を行うと、よくも悪くも体に変化が現れます。辛い症状を少しでも軽減するために、事前準備をしっかり行いましょう。減量した体重を維持するためにも、回復期で徐々に体を慣れさせてください。もっと痩せたいからと、1週間以上断食を続けてしまうと体への負担が大きくなります。1週間だけでも十分痩せられますから、無理せずに1週間断食を行ってください。
正しいやり方で体調を維持しながら、楽しく1週間断食を行いましょう。