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防音対策は大切な思いやり│ご近所との付き合いを円滑にする方法

気持ちよく暮らしていくためには、ご近所との関係も大切な要素に「音」があります。自分では何気なく行っている気にならない音が、実は階下や隣の部屋に響いているのです。ここでは、そういった防音対策について自分でできるものをご紹介します。

騒音トラブルを起こさないために防音対策をしたい 

生活で一番気になるのが無意識に出る「音」ですね。周りに何もない所なら気にする必要はありませんが、街中だと自分にとっては日常的な生活音だと思っていても、人によってはそれが騒音に感じ不快になる場合もあります。

環境省によると、一般住宅地における理想的な音の強さ(デシベルで表します)は昼間で55デシベル、夜間で45デシベルと言われています。エアコンで大体50前後ですし、他の家電はこれ以上、歩く音だけでも50デシベルあります。夜間になると、より聞こえやすくなります。昼間は外出していて夜に家事をするような人は、特に気を付けなければいけません。

自分でもできる防音対策 

音が特に気になるのはアパートやマンションといった集合住宅です。上の階の音が気になる、隣室の音が気になるということは、自分が無意識に出している音もお隣や階下の人に聞こえているということです。

防音グッズを使ってできる防音対策

戸建てや分譲マンションでしたら、建築の段階やリフォームという形で防音材を使用することが出来ます。しかし、賃貸などの物件はそうもいきません。しかし、大掛かりな工事が不要な方法もたくさんあります。

床にはマットや絨毯を敷く

最近のマンションはフロアリングがほとんどです。フロアリングは、掃除が楽ですが、音が階下に響きやすいという欠点もあります。大方のマンションは音が聞こえないような建材を使っていますが、この設備で完全に防音されていないのが現状です。このような時、一番手っ取り早い方法が、床にマットや絨?を敷くことです。

マットや絨?にもいろいろな種類がありますが、敷かないよりは断然音を防ぐ対策になります。普段の掃除などを考えると、毛足の長いタイプは大変ですが、出来れば毛足の長い方が防音効果があります。床全面に敷き詰めるのがいやなら、普段歩くエリアだけに敷く、一日の中で大半を過ごす場所に敷くなどといったように小さめのラグマットを敷くだけでも違ってきます。

防音カーテンで外からの音を遮断する

階下への防音は敷物を使うことである程度防ぐことが出来ますが、実は横への防音対策は忘れがちになります。どんなに新しいマンションでも、音出しOKの物件でなければ、壁面へ防音建材を使用していることはありません。

こんな場合、カーテンなどの厚手の生地をカーテンとして壁に掛けるだけでも音をある程度防ぐことが出来ます。それぞれ生活時間は違いますから、夜型の生活をしている人は、隣室との間の壁にカーテンを掛けるといいでしょう。また、普段窓にかけているカーテンも厚手の者を利用すると、外からの音を防ぐことが出来ます。

ちょっとした隙間を隙間テープでなくす

窓やドアにできる隙間も、音が漏れ出る原因です。長く住んでいると、いつの間にか窓やドアに隙間ができてしまいます。この隙間をなくすだけでも、防音対策になります。こんな時に手軽に使えるのがすき間テープです。

すき間テープは、冷気を防ぎ、室内の暖かい空気を外に出さないようにするためのもの、と考えている人が多いともいますが、実は、りっぱな防音対策グッズでもあるのです。戸の開け閉めの際に出てしまう音などは、ほんの一瞬ですがとても気になるものです。

こういう時、隙間テープを貼っておくと戸の開け閉めの際の音も出なくなりますので、気にしなくても済みます。

吸音材を貼る

上の階の歩く音や何気ない生活音も、一度気になったらずっと気になってしまいます。かといって、「歩かないで欲しい」などとは言えません。生活時間が違うとなおさら気になります。

こんな時、自室の天井に吸音材を貼るのも一つの方法です。吸音材は、グラスウールや発泡ウレタンなど音を吸収してくれます軽量なので、誰にでも扱えます。静かに過ごしたい部屋の天井にだけでも貼ると効果があります。

家にあるものでできる防音対策アイデア

大々的に防音対策をするのであれば、ある程度の費用は覚悟しなければいけません。一時的に防音したい、賃貸物件などの場合は、お金をかけるといっても限度があります。この場合、低予算で防音対策ができる方法があります。ホームセンターなどで売っているグッズを工夫して使うことで代用できます。

段ボールは防音対策の味方

なにかと便利なのが段ボールです。最近では防災グッズとしても注目を浴びています。丈夫な上に音や振動を吸収してくれますので、防音対策にも十分に役に立ちます。お金がかかりませんし、使用するときにだけ貼ったり立てかけたりという使い方もできます。使用しなくなれば、資源回収として処分することもできます。

隣の部屋との間に家具を置く

部屋の作りによっては、壁面に家具を置くという方法もあります。隣室との壁面には大型である程度高さのある家具を置いたり、生活音が頻繁に出やすいキッチンやリビングなどは、できるだけ家具で壁面を囲むようにして置くと、それだけでお金をかけない防音対策になります。ちなみに、壁面にぴったりと付けるのではなく、1㎝ほど離すとより防音効果が高まります。

実際に使える防音グッズ

防音グッズにもいろいろありますが、値段もまちまちです。しっかりした防音対策をするには、それ相応の費用がかかります。それに、お金をかけたからといっていいとも限りません。しかし、ちょっとした工夫で安く抑えられる場合があります。ここでは、その例をいくつかご紹介します。

高くても完璧な防音にしたい人に良い防音グッズ

防音グッズには自分でも簡単にできるお手軽なモノから、業者さんにお願いしなければ取り付けられないようなモノまで、実にさまざまです。ここでは、ちょっと高くつきますが、効果のある防音グッズをご紹介します。

外からの騒音を防ぐ窓用の防音シート

最近は窓に張るタイプの防音シートなども出ています。普通の壁紙よりも厚めに出来ていて、このシートを張るだけで音が漏れ出るだけではなく外からの騒音も防ぐことが出来ます。また、直射日光を遮る効果のあるUVカット作用のあるシートも出ていますので、防音と日射による室内の環境を整えるといったように同時に2つの効果が得られます。価格は自分でできるタイプとして2000円~7000円と幅があります。材質や見た目や色などで選ぶといいでしょう。

音楽をやっている人におすすめな簡易防音室

生活音ではない音で気になるのが楽器の音です。仕事で楽器を演奏する人は、お金をかけた防音設備がありますが、趣味で楽器演奏をする人は、そこまでお金はかけられません。こんな時、防音室があれば気軽に24時間好きな時に楽器演奏ができます。通常防音室を設置するとなると、ある程度の費用がかかります。しかし、最近では、簡易防音室というものも出ています。

素材は段ボールでできているので、軽いですし、自分で簡単に設置することが出来ます。価格もかなり安いものです。簡易式ですから、好きな場所に設置することが出来ますし、使わない場合は解体してしまっておくこともできます。価格は、6万円~10万円超と大きさによって数タイプあります。なお、簡易防音室は完全防音ではなく音を軽減するためのものですので、完全な防音対策にはなりません。さらに防音したい場合は、壁面などに防音シートを貼るなどのひと手間が必要です。

安く済ませたい人に良い防音グッズ

賃貸など、永久的に居住しないなら、大掛かりな防音グッズは必要ない、と考えている方も多いです。たしかに、新築マンションの中には防音設備がしっかりしている物件も増えてきていますので、将来はそういったマンションに引っ越す可能性も多くなります。そう考えると、工事までして、と考えるのは当然です。こんな人には、もっと安く簡単に付けられるグッズをオススメします。

100円で買える隙間テープ

窓やドアのすき間に使用するすき間テープは、最低100円から購入することが出来ます。ほとんどの100円ショップでは3mのものが1~2本入りで売っています。

細長いスポンジ状のものの片面に両面テープが付いており、これを剥がしてすき間にあたる壁側に貼って使います。一度貼ってもそう簡単には剥がれませんが、永久的に使えませんので、2~3年ごとに張り替えるといいでしょう。

引っ越しする際には、簡単にはがすことが出来ますし跡も残りません。ただ、普通の両面テープですので、貼り直しはできません。

簡単に取り付けられる吸音パネル

もっと見た目もオシャレな方がいいのなら、防音パネルもオススメです。よくアップライトピアノの背面側の壁に付けている人が大半ですが、テレビや他の楽器の音を防ぐためにも有効です。

隣室との壁面や廊下側への音漏れなど気になる壁面に使用すると、かなりの防音対策になります。色や形状もいろいろありますので、またカーテンやタペストリーなどといったインテリアの一つとして選ぶといいでしょう。自由に設置場所を換えられるので模様替えの際にもテレビなどの置き場所に困ることがありません。

価格は、サイズや材質によって違い、3,000円~20,000円とさまざまです。自分で設置できるサイズのものですと30㎝四方からあります。厚さや、色違い、壁の材質に合和せられるようなものなど種類もさまざまです。好みやインテリアに合わせて選ぶのもいいですし、気になる所に好きな色のものを貼り足していくのも楽しいです。

防音対策をしてストレスのない毎日を

 

一般に、気になる音というのは、家電製品から出る音や歩く音、戸の開け閉めの音などといった、ごく限られた場所での一時的に聞こえる音がほとんどです。そう考えると、部屋全部を防音にする必要はありません。音が出るところだけ防音対策をするだけでも十分です。また、業者に頼むという方法もありますが、材料代だけではなく工事費などもかかってしまいます。

できるだけ安く抑えたいのなら、気になる壁面から離して家具や家電製品を置く、防音シートやパネルを付けるなど自分でできる防音対策もあります。この方法でしたら、自分好みにできますし、予算と相談しながらもできます。

「音」ほど、自分では気づかないものはありません。隣や上の階の音が気になった時が「防音対策」のはじめ時です。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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