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面接時の自己紹介で成功を引き寄せる|転職・中途採用の自己アピール

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ポイントを押さえた自己紹介で中途採用を掴み取ろう

中途採用の転職活動で、必ずある「面接」。面接対策のために、マナー本を読んだり、質疑応答例の対策本などを読む人も多いでしょう。しかし、経験のアピールや面接官の質問に答える事以上に大切なのが、面接の最初にある「自己紹介」です。実はこの自己紹介で合否が決まっていると言っても過言ではありません。

この記事では社会人の女性のための「面接時の自己紹介」のtips、異業種転職などタイプ別の自己紹介の文例や、一人でできる面接の練習の仕方をご紹介します。ポイントを押さえた自己紹介で、ライバルに差をつけて中途採用を掴み取りましょう。

自己紹介が面接の成否を決める

まず、自己紹介がなぜ中途採用の面接で重要なのかを説明します。中途採用では新卒採用以上に面接が重視されますが、その面接の中でも最初の「自己紹介」が、短いながらも重要なポイントとなっています。なぜそのようになるのでしょうか。

自己紹介があなたの第一印象

面接で一番最初に聞かれるのが自己紹介です。すなわち自己紹介=第一印象となります。第一印象で人間はその人に対するイメージを八割がた固めてしまうため、第一印象でネガティブな印象が残ってしまうと、その後にどんなアピールをしてもその印象を覆すのはとても難しくなってしまいます。

面接官は第一印象を軸に評価をしている

一説では、面接中、面接官は第一印象で判断し、残りの質問はその判断が間違ってないかの答え合わせをしているだけとも言われています。つまり、第一印象である自己紹介で好印象を与えれば、その後の面接も有利に進められる可能性が高くなります

自己紹介は自己アピールのチャンス

面接開始直後、一番緊張しているタイミングなので、「自己紹介をしてください」と言われても、面接に不慣れな人は名乗るだけ、もしくは職務経歴書の自己紹介欄の丸暗記で終わってまいがちです。

しかし、第一印象で高評価をもらうチャンスになる自己紹介をおざなりにするのは非常にもったいないことです。特に競合者がいる場合は大きな差をつける絶好の機会です。自己アピールのチャンスにつなげましょう。

自己紹介こそ丁寧に準備しよう

面接前には、「面接官は何を聞いてくるのかな、どうアピールしたら良いのかな」と不安が募ることと思います。しかし、確実に・絶対に・どんな職種の面接であったとしても聞かれるのが「自己紹介」です。面接官からされる質問のうち、最も確実に聞かれ、事前に準備できる質問であると言えます。だからこそ丁寧に準備をし、面接に備えましょう。

事前に、自分がこれまでにやってきたことや身に付けた事、成功したことなどを整理して自己アピールに繋がるように作成することが、内定への第一歩です。この記事ではタイプ別の自己紹介の例文などの作成方法をご紹介しますので、参考にして下さい。

自己紹介がうまくいくと緊張もほぐれる

自己紹介を事前に準備しておくメリットはもう一つあります。

面接官に促されて、思いつくまま自己紹介したものの、まとまりを欠いた話になってしまい、頭が真っ白になって何を話したか覚えてない。そのようになると、面接のスタートの時点から大きくつまづいてしまいます。

自己紹介を事前に作り込んでおき、落ち着いて話せれば、そのような事態を避けられることでしょう。準備した内容を、ゆっくり丁寧に話す事で緊張がほぐれ、心が落ち着いた状態でその後の面接に臨めるという効果もあります

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面接官はここをチェックしている

実際の面接中に、面接官がチェックしているポイントを6つまとめました。面接される側は最後の「ビジネススキルやキャリアについて」のアピールにばかり目が向きがちですが、面接では話している内容以外の部分をたくさんチェックされているのです。

【1】最低限のマナーはあるか

まずは面接が始まる以前の問題ですが、以下のような「最低限の社会人マナー」がチェックされます。

  • 遅刻(早く着すぎるのもNG)
  • 服装がふさわしくない・清潔感がない
  • あいさつができない
  • 声が小さい
  • 言葉遣いが社会人としてふさわしくない

これらの項目は当然、社会人としてはマイナスです。新卒採用と違って中途採用の場合、最低限のビジネスマナーは身に付けている前提で見られているため、社会人としての常識的な言葉遣いや気遣いがないのは一発退場となってしまいます。

【2】積極性があるかどうか

中途採用ということは、新卒やアルバイトと違い、自分から主体的に仕事を進めていく姿勢があることを求められます。自分に与えられた権限を理解した上で、その中で何ができるか考え、実行できる人材かを重視されています。

これは事務・営業アシスタントなどの補助的な業務でも同様です。どんな業務でも、積極的に問題を解決する人が評価され、成長していくからです。消極的で指示待ちの印象を持たれないようにアピールしましょう。

【3】仕事に対する姿勢について

転職後は当然新しい環境で働くことになりますが、そこで「活躍」できる人材になるかどうかは、仕事に対する姿勢で予想することが出来ます。働く事で成し遂げたいことが明確かどうか、仕事への責任感、展望などで、面接官はそれを予想し、自社で活躍できる人を採用しようとしているのです。

【4】適応力や柔軟性があるかどうか

郷に入っては郷に従えという言葉通りで、新しい会社でうまくやっていけるのか?ということは面接官も気にしています。いわゆる「社風に合う」かどうかという視点で判断されることもあります。前職で長く勤務していて、それで評価を得ていても、前職のやり方に固執しすぎるのは好ましくありません。

また、中途採用では年下の人が社歴では先輩になる、などもよくあることですが、そういう時にも問題なく仕事を進めていける人を採用したいと考えている企業が大半です。特に中途採用の転職希望者は、新しい環境でも柔軟に対応できるということを伝えるべきです。

【5】コミュニケーション能力があるかどうか

協調性があるか、業務において他者と意思疎通ができるか。つまり「コミュニケーション力が高い」かどうかを採用側は見ています。中途採用で、専門分野のスキルは自信があったとしても、その会社の過去の事例や、社内フローや備品のことなどは同僚に聞かなければなりません。

そういった時に誰に・どのように聞けば良いのか。そもそも人に質問することができるのか?そういったコミュニケーション能力がなければ中途採用では活躍できる人材とは言えません。

【6】ビジネススキルやキャリアについて

中途採用であれば、当然、専門知識についてはある程度わかっているという前提で周囲の人も期待します。あなたがそのポジションを任されても大丈夫なのか、これまで身に付けてきた事や培ってきたスキルについて知りたいと面接官が考えるのは当然のことです。中途採用は、採用する側では即戦力になってほしいと考えていることが大半です。

前項の「適応力や柔軟性」「コミュニケーション」と、この「ビジネススキルやキャリア」の両方が問題なければ、入社してから比較的短時間で、会社の一員として貢献できる人材、つまり「即戦力」であると想像されるのです。中途採用で求められる「即戦力」は「ビジネススキルやキャリア」のみではありません。面接では「適応力や柔軟性」「コミュニケーション」もアピールしましょう。

面接官に一緒に働きたい人物だと思われるポイント

面接官は、もし採用された場合はその企業で共に働く同僚となります。「この人と一緒に働きたい」と感じてもらえれば、採用面接の評価も高くなります。一緒に働きたい人物とはどのような人でしょうか。ポイントをまとめてみました。

人柄と前向きさが評価ポイント

採用について、資格やスキルを最重要視する企業は当然あります。しかし多くの企業では、一般的にはスキル以上に協調性の有無、穏やかさなどの人柄や、仕事に対する意欲、積極性などの前向きさを評価する事が多いです。スキルが高くても人柄に不安がある、仕事へのモチベーションが低そう。という人とは当然一緒に働きたいとは思われません。

コミュニケーションを取ろうとする姿勢が大事

採用面接で、人と違う事を言ってアピールしようという考え方で、気の利いた事や面白い事を言う必要はありません。面接時で大事なのは、笑顔でハキハキ話したり、面接官の質問の意図を理解して正しく回答したり、丁寧な御礼を言える事です。

自分をアピールすることばかりに気を取られて、相手の話を聞かずに一方的に喋ってしまうようでは「コミュニケーションが取れている」とは言えません。「自分を知ってもらいたい」というのと同じ重さで、「相手を知りたい」という姿勢で臨む事が大切です。

目線を置く場所も気を付けよう

目線は相手の印象を大きく左右します。うつむいたり目を泳がせたりするのは当然、自信のなさや落ち着きの無さを感じさせてしまいます。

しかし、逆に常に目を見ているのは面接官に違和感や緊張感を抱かせる為、良くありません。通常の目線は、面接官の眉間から口元あたりを凝視しないように置くように心がけましょう。ただし御礼を伝えるときや、志望動機を話す時など要所では目を合わせて、自分の気持ちや誠意を伝えるようにしましょう。

視覚情報は入念に準備

第一印象は見た目が9割と言われています。採用面接では笑顔や話し方の他にも、メイクや髪型、スーツの着こなしにも気を配りましょう。可能であれば社風に合わせたスタイルに近づけるとベストです。

華やかさを求められる企業・職種であれば女性らしく華やかなイメージに、逆に堅実さを求める場合は控えめでしっかりした印象の服装・メイクを目指しましょう。大幅に社風に合わないスタイルでは、「この人はちょっとこの仕事に合わないのではないか」と思われてしまう可能性があります。

自分自身をプロデュースしよう

面接は、「自分」を見せる場でもあります。自分をより良く見せる事を恥ずかしがらず、最大限のプロデュースをしてみましょう

皆がほぼ同じリクルートスーツを着る新卒の面接と異なり、中途採用(特に服装が自由な社風)の面接では、画一的なスーツ・髪型は、逆に「学生のようで年相応でない」「この人はあまりファッションに興味が無いのかな」とネガティブに受け止められてしまう可能性があります。

メイクに使うカラーや着るスーツは、パーソナルカラー診断や骨格診断で似合う色を見つけて纏う(まとう)事ができます。どんな人だと思われたいか、または自分ならどんな人に好感を抱くかを考えて自己プロデュースしましょう。知的なのか、親しみやすいのか、華やかか、シックで落ち着いているか…その職場でどのように活躍したいのかを考えれば、自ずと演出したい方向性は決まってきます。

具体的な自己紹介の作り方

具体的な自己紹介の作り方とボリュームについてまとめました。以下のポイントをおさえれば、簡潔でわかりやすい一分間の自己紹介が作成できます。

初めと終わりの挨拶は必須

最初に「本日は貴重なお時間を頂き誠にありがとうございます。」、自己紹介の終わりには「本日はどうぞよろしくお願いいたします」などの挨拶を必ず入れるようにしましょう。基本的なビジネスマナーですし、終わりの合図があると、面接官もその後の質問などに移りやすくなります。

自己紹介文を3つのパートに分けて考える

自己紹介が長すぎたり、文章内が整理されていないとせっかくのアピールポイントも面接官に伝わりづらくなります。そこで、まずは自己紹介文全体を3つのパートに分けて、伝えたい内容はそれぞれのパートにまとめて話すようにしましょう。

1つめのパート:「名乗りと初めの挨拶」

1つめのパートは、「初めまして。○○と申します。」と自分の名前を伝え、「本日は貴重なお時間を頂き誠にありがとうございます。」と始まりの挨拶を行います

名乗りはフルネームで行いましょう。2つめ・3つめは自分の経歴や状況によって増減する部分ですが、1つめはほぼ定形になるため、自信をもって声を出していくことができるはずです。面接の最初にしっかり声が出せると、緊張がほぐれて自分自身を落ち着かせることができます。笑顔を意識しましょう。

2つめのパート:「前職種と自分の業績」

2つめは、過去の経歴として前職種と自分の業績を伝えます。どのような職種でどれくらいの期間どのような仕事(会社名、部署名、職種など)をしてきたのかをまず説明し、そのあとアピールできる業績(リーダーとしてプロジェクトを成功に導いた、部の営業利益○○%アップさせた、など。数値でアピールできるものは具体的な数字を入れる)を話す。

このパートは特に転職回数が多い人は長くなりがちですが、内容の詳細は、その後の職務経歴や面接官からの質問への回答で補完できるので、できるだけ簡潔にまとめましょう。

3つめのパート:「志望理由と終わりの挨拶」

最後のパートは、自分の経歴を活かして応募先企業に貢献したい旨と入社したい熱意を伝えましょう。未経験の職種や異業種への転職であれば、特に志望の熱意や理由に力を入れて説得力をもたせる必要があります。

そして、最後に終わりの挨拶「本日はどうぞよろしくお願いいたします」をして、締めとします。終わりの挨拶があると、面接官も次の質問などに自然に移行することができますし、自分も次の質問への心構えができます。

時間は1分程度が目安

自己紹介の時間は30秒~1分程度が目安ですが、1分で話せる内容は多くても文字数で300~350字程度。400字詰め原稿用紙で1枚に満たないくらいです。文章を作るときは、最初からこの量にまとめなくても大丈夫です。

一旦伝えたい事を文字数を気にせず全て書き出してから、アピールしたい事だけ吟味して内容を減らして行くと良いでしょう。初めて聞く人に伝わるかどうかを推敲しながら、文字数を調整していきます。同時に複数社に応募している場合は、それぞれの会社に向けて最適な内容になるようにもしていくと良いでしょう。

自己紹介の例文4つ

次は、具体的な自己紹介の例文を4つ、ご紹介します。

  • 一般的な自己紹介例文
  • 未経験職種に応募した場合の自己紹介例文
  • 転職回数が多い場合の自己紹介例文
  • 派遣やフリーターから正社員に応募した場合の自己紹介例文

それぞれ、強くアピールする部分、コンパクトに纏める部分を解説します。

【1】一般的な自己紹介例文

3つのパートに分けて、簡潔にまとめた場合の例文です。

例文

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。(はじめの挨拶)

はじめまして、〇〇〇〇と申します。●●大学●●学部を卒業後、株式会社XXXXにて営業部に所属し、営業職を4年経験してまいりました。直近2年間は、特に既存顧客の売上拡大に注力し、昨期には売上目標を151%達成いたしました。また、この成果によって昨年の全社MVPとして表彰されました。(前職種と自分の業績)

この経験をぜひ御社でも活かしていきたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。(入社意欲と結び)

【2】未経験職種に応募した場合の自己紹介例文

未経験職種への応募の場合は、職歴よりも志望理由に力を入れると良いでしょう。職歴はコンパクトにまとめ、前職で身に付けたものは何か、それをどのように新しい職で活かせるかをアピールするようにします。「なぜ未経験の職種に応募したのか」に説得力を持たせるようにしましょう。

例文

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。(はじめの挨拶)

はじめまして、〇〇〇〇と申します。株式会社XXXXにて営業部に所属し、営業職を4年経験してまいりました。(前職種と自分の業績)

前職の営業職では社外・社内問わず、相手と信頼関係を築き上げることに注力していました。お客様からは説明がわかりやすく、信頼できるとの評価を頂き、提案書類作成なども進んで取り組んでいました。
今後は、前職で培ったコミュニケーション能力や書類作成能力を、御社の事務職として活かしていきたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。(入社意欲と結び)

【3】転職回数が多い場合の自己紹介例文

転職回数が多い場合、経歴が長くなってまとめづらくなるだけでなく、「仕事が続かない人」というネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。ネガティブなイメージをポジティブに変換させるようにまとめましょう。
例:キャリアに一貫性がない→興味がある事はまずやってみるという姿勢、いくつかの業界を見てきているのが強み、など

経歴は一社づつ詳細に説明しなくても、業界などでまとめてしまうのもコンパクトにする方法です。志望理由では「最後の転職にする」、「これまでの経験の全てを活かして貢献したい」などのアピールを。

例文

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。(はじめの挨拶)

はじめまして、〇〇〇〇と申します。これまで飲食業界で4年間、不動産業界にて3年間、主に経理部に所属してきました。(前職種と自分の業績)

複数の業種での経理経験を、ぜひ御社でも活かしていきたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。(入社意欲と結び)

【4】派遣やフリーターから正社員に応募した場合の自己紹介例文

これまで派遣社員やアルバイトとして働いていて、正社員にチャレンジする場合は、経歴の部分は直近のものだけ話すようにして短くまとめましょう。職歴や業績よりも志望理由(なぜその会社を知ったのか、なぜその職種に付きたいと思ったのかなど)に力をいれてアピールしましょう。

ただし、「事務志望で、現在は接客アルバイトをしているが過去は事務職の経験がある」等、過去の職歴の中で応募先企業に関連する業務があれば、直近よりもそちらをアピールするようにしましょう。

また、自分の状況、アピールポイントなどを考慮して、相手にポジティブな興味を持ってもらえる最適な形でまとめましょう。

また、企業によっては「3分間で自己紹介をしてください」等の、時間指定がある場合があります。その場合は1分間バージョンのうち、特に「自分の業績」と「入社意欲」をふくらませることで調整が可能ですが、事前に3分間バージョンも作っておくと余裕が持てるでしょう。

例文

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。(はじめの挨拶)

はじめまして、〇〇〇〇と申します。◯◯◯◯年3月に●●大学●●学部を卒業後、コンビニのアルバイトをしています。コンビニの仕事では商品発注など重要な仕事も任されています。コンビニの発注業務では天候やイベントなどを考慮して調整し、最大で140%の売上げアップを達成しました。(前職種と自分の業績)

この業務の経験を活かせる就職を探しており、今回、●●にて御社がマーケティング職で求人募集をされていることを知り、応募しました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。(入社意欲と結び)

予行練習のススメ

最後に、面接の練習の方法をご紹介します。文書でまとめておいたものをただ暗記するのではなく、より本番に近い練習をしておくことで、アピールの仕方や、自分の話し方の悪い癖を自覚できたりするメリットがあります。

特にスマートフォン等の録画・録音は客観的に自分の見え方を振り返る大きな手がかりになります。一人で練習するのは抵抗があるかもしれませんが、自己紹介は一分間という短時間なので、繰り返し試行錯誤して「自分が最もよく見える自己紹介」を追求してみましょう。

転職エージェント等で模擬面接をしてもらえることもありますが、一回だけの練習ではなかなか自分の欠点の全てはわからないものです。特に自己紹介だけに絞って、繰り返しの練習をおすすめします。

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本番を想定しながら音読する

自己紹介の文章を、目の前に面接官がいるつもりで練習します。最初は原稿を見てもよいですが、最終的には目の前に面接官がいるように前を向いて話せるように、できるだけ見ないようにしましょう。文言を正確にと見上げるのではなく、何をどの順番で伝えるかを頭に入れるようにします。

原稿と一言一句同じである必要はありません。言い回しは違っても良いので、流れを頭に入れておけば、緊張していても自然に話せるようになります。

心持ちゆっくりめで話す

人間は、緊張していると無意識に早口になりがちなので、あえてゆっくりめに話すように心がけましょう。一分間の原稿のはずが、スマートフォンのタイマーで測りながら喋っていると、もっと短くなっていませんか。

また、スマートフォンで録音すると速さ意外に話し方の癖なども把握でき、改善ポイントが明確になります。何度も試して、最適なスピードを確認しながら練習してみましょう。

口角を上げて笑顔を意識

面接は誰でも緊張しまするものですが、緊張していると表情がこわばってしまいがちです。面接では自然な笑顔が評価されます。事前に大げさに口を「イ」の形にするのを何度か繰り返すと表情筋のストレッチになり、笑顔が作りやすくなります。面接直前の待ち時間に行うのもおすすめです。

自撮り動画でトータルチェック

面接に着ていく予定のスーツやメイク、髪型まで整えて、自己紹介をスマートフォンの自撮り動画でチェックしてみましょう。1分の動画でも、多くの改善点がわかると思います。録音や録画は気恥ずかしく感じるかもしれませんが、動画は客観的な問題点が理解できるので、是非一度録画してみましょう

話し方のスピード以外にも、姿勢や表情、話し方の癖、目線の置き方などもチェックできます。髪型やメイクも、自分で鏡を見ている時に気づかない問題点があるのではないでしょうか。客観的に見て気になる点は修正するようにしましょう。

特に普段スーツを着る機会が少ない人は、録画でスーツの様子も確認しておきましょう。スカート丈やジャケットのサイズ感など、シンプルなスーツは流行や体型の変化の影響を受けやすいものです。

女性の中途採用では漠然と無難な「黒かグレーのスーツ」に「白いシャツ」を着るのが正解ではない場合もあります。スーツの中に着るインナーの色味なども工夫しておきましょう。

面接での好印象な自己紹介で転職成功を引き寄せよう

面接の中でも、必ず誰もが行うステップ「自己紹介」についてのご紹介でした。

自己紹介を制するものは面接を制すと言っても過言ではない、重要なアピールの場です。自己紹介はただの形式だと思っているのであれば、そのアピールの場を無駄にしていると言わざるをえません。

だからといって難しいことではなく、事前の用意さえきちんとしておけば、特に変わったことや高いスキルをアピールする必要はなく、過不足なく丁寧にまとめるだけでライバルに一歩差をつけられるのです。

スマートフォンを使った自撮りの面接練習は、最初は違和感があったりショックを受けるかもしれませんが、手軽に・一人でできるのに、劇的に改善することができる可能性がある方法です。

「私ってこんな風に見えるんだ」というのを直視して、修正していく貴重な機会になります。学生の時の成功例を引きずらず、現在の自分にとってベストな姿、また、志望している会社で活躍する自分の理想像を考えてみましょう。

漫然と学歴と職歴を答えるだけ、まとまりのない話を広げてしまう。それでは他の候補者と差をつけることは出来ません。社会人だからこそ、常識レベルや気遣い、仕事への取り組み方を含めた自己紹介をしましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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