プラス思考になるための方法とは?人生をハッピーに変えるために
ネガティブをプラス思考に変えて明るく過ごしたい
仕事や私生活の悩み、将来への不安など、多くの人がさまざまな悩みを抱えています。ときには、考えすぎてしまい、マイナス思考に陥ってしまうこともありますね。しかし、マイナス思考は物事の考えを停止させてしまったり、人間関係が悪化してしまったりなど、悪い出来事へとつながりやすくなります。また、自分の気持ちも沈んでしまい、なんだか楽しくないなと思いながら過ごすことが多くなるでしょう。
たとえネガティブな出来事が起きてしまっても、プラスに物事を考えることで、見えてくる景色は変わっていきます。今より少しだけでも、明るく過ごしたい人。ぜひ、こちらの記事を参考にしながら、マイナス思考からプラス思考へと変えてみてくださいね。
プラス思考になるとこんなメリットがある
実際にプラス思考の人には、どのようなよい出来事が起きるのか、3項目に分けてみていきましょう。
ツライ事があってもへこまずに長続きできる
誰もが、仕事で嫌なことが続けば辞めたくなります。しかし嫌なことがあっても、捉え方をプラスに変えることで、必要以上に落ち込むことがないため、仕事を続けやすくなります。例として、保険外交員を対象にした実験では、ポジティブな説明スタイルを持ち合わせている外交員は、他の外交員よりも、より多くの保険契約を成立させることがわかりました。
これはポジティブな人のほうが、話し方が上手だということではなく、断られたときに失敗をポジティブに解釈するということが、大きな起因だとされています。断られるたびに「自分はだめだ」「この仕事に向いていない」などと感じてしまう人は、仕事への意欲や向上心なども一緒に下がってしまいます。その結果、仕事を続けることが憂鬱になります。
しかし、断られても「虫の居所が悪かったのだろう」「また次のチャンスがある」などのプラス思考で捉える人は、精神的なダメージが少ないため、仕事が長続きしやすいです。保険外交員でなくても、他の仕事でも同じことがいえます。
周りの考え方との違いが分かり人間関係がラクに
人間関係で、悩みを抱えている人のほとんどが、気まぐれや理不尽な人との関係に悩まされています。その際に自分自身との価値観や、基準が合わないからと心の壁を作ってしまえば、たちまち関係は悪化していきます。しかし、人は皆気まぐれであり、人間の合理性というものは、人の数だけ実在するものです。
そのような思考に辿りつく人は、やはりプラス思考な人が多いでしょう。嫌な言い方をする人には「このような言い方には何か訳があるのだろうか」など、言葉の背後にある動機を探ってみたり。また、理不尽な出来事には「人は常に同じではなく、考え方も変化する」などと冷静に捉えたりします。
何事もプラスに変えて考えられる人は、周りの感情に振り回されることがないため、必要以上に落ち込んだり不安に陥ったりすることもないでしょう。人間関係を良好に保つためには、相手の感情を受け入れたり、時には受け流したりできる「精神力」が大切です。
1日の中で笑顔でいられる時間が長くなる
ネガティブでマイナス思考な人と言われて、思いつく人物はどのような人でしょう?きっと、暗い表情をしていて、後ろ向きな発言をする人ではないでしょうか。その反対にあたる、ポジティブでプラス思考な人は、毎日笑顔で前向きな人が思いつきますね。
プラス思考の人は、何事もよい方向へ捉えられるため、不安や悩みなどが少なく、笑顔でいられる時間が必然的に長くなります。「笑う門には福来る」という言葉があるように、笑顔でいることで幸せが自然に寄ってくるため、周りにも明るい印象を与えられるでしょう。
ネガティブを脱却してプラス思考になるには
ネガティブでマイナス思考の人が、ポジティブでプラス思考な人へと変わるためには、どのようなことを実践すればよいのでしょうか?
嫌なことがあっても大丈夫かもしれないを口癖に
嫌なことが起きたときに、無理やりプラス思考になろうとする人は、挫折することも早いです。プラス思考になるためには、無理やり思い込むのではなく「大丈夫かもしれない」と仮説を立てることが大切です。一見無理そうなことでも、「もしかしたら、できるかもしれない」と思うように心がけてみましょう。
マイナス思考の人は、嫌なことが起きたときに「無理かもしれない」「できないかもしれない」など、ネガティブな仮説を立てます。しかし、あくまで仮のなので、ネガティブに思うよりも、ポジティブに考えたほうが気持ちも楽になり、たとえ失敗したとしてもダメージも少ないです。自由な想像の話の中では、必ずポジティブでいるようにしましょう。
他人と比べることをやめて自分の成長を認める
他人と比較する行為は、誰でもしがちです。しかし、他人と比較することで、優越感や劣等感が生まれやすくなるため、ネガティブな気持ちになる原因となることが多いです。「あの人は幸せなのに私は駄目だ」「自分が情けない」などと自分を責めてしまうことで、自信さえも失ってしまいます。
他人と比較しているかぎりは、ネガティブな気持ちを吹き飛ばすことは難しいでしょう。よって、他人ではなく過去の自分と比較して、自分自身が成長したところを見つけたり、認めたりするようにしましょう。そうすることで、自分の行動や成長だけに集中できます。そして、成長したときには自信につながり、成長が足りないときでも、反省を促せます。いずれにせよ、自分自身が大きく飛躍する手助けをしてくれるでしょう。
当たり前だと思っていることに感謝の気持ちを
「ありがとう」などの感謝の気持ちを伝えることで、安心感のある温かな環境が作りやすくなります。安心感のある環境では、人間関係を良好に保てたり、仕事のやりがいが上がるなどのメリットも多いでしょう。日ごろから、誰かにしてもらったことを思い出してみて、そのときに自分がどう感じたのかを、紙などに書いてみるようにしましょう。
あなたが周りの人にしてもらって嬉しかったこと、助けてもらったことなど、ほんの些細なことでも構いません。そうすることで、普段当たり前だと思っていたことに、感謝できるようになります。感謝の数が増えることで、プラス思考へと自然に変われて、何気ない日常に幸福感を味わえるようになります。
プラス思考の人と仲良くなって自分に伝染させる
ネガティブな気持ちもポジティブな気持ちも、人から人へと伝染するものです。いつも楽しそうにしている人との時間は、一緒にいるだけで気持ちが明るくなりませんか?そんな友人が、どのような考え方やものの見方をするのか、見たりまねたりすることで、より自分をプラス思考に近づられます。
逆に、「一緒にいるとなんだか疲れる」「気分がのらない」などと感じる人とは、ネガティブな気持ちを引き出し合って、負のスパイラルに陥っている可能性があります。その場合は、一旦距離を置き、お互いの関係性や必要性を改めて考えてみるようにしましょう。プラス思考は伝染します。楽しそうな人と一緒に過ごすことが、プラス思考に近づける一番の近道です。
プラス思考の人はこのような考え方をしている
ポジティブでプラス思考な人の考え方を知り、自分自身も同じようにまねてみましょう。
自分のことが大好きで自己肯定感がある
自己肯定感が高い人とは、「自信が強くポジティブ思考な人」のことではなく、「肯定的な部分も否定的な部分も、同じように今の自分を受け入れられる人」という意味です。ありのままの自分を認め、受け入れることで、仕事や恋愛などに不安を感じにくくなります。
たとえば自己肯定感が低い人は、周りからの評価が気になり、人間関係のトラブルが起きやすくなったり、今の環境に不安や怖れなどを感じてしまったりして、精神的なダメージを負うことを繰り返しやすいです。仕事や恋愛、結婚、子育てなど、人生にまつわる全てのことに対して、自己肯定感が高ければ高いほど、何事も前向きに向き合うことが可能です。
例えば「団体行動が苦手」だとは思わずに、「個人行動が得意」だと思うようにする。また、「せっかちではなく、スピードがある」「のろまな性格ではなく、自分のペースを保っている」「くせ毛ではなく、個性的な髪の毛」「常識はずれではなく、常識にとらわれない」など、発想をポジティブに転換することで、短所だと思っていたことも長所に変えられます。
自分自身のよい部分と弱い部分をしっかり受け止め、まずは自分のことを好きになるようにしましょう。自分が変われば、周りの環境もきっと変わることでしょう。
失敗を恐れるよりどうやったら改善できるか考える
なにか新しいことを始めるときには、「うまくいくだろうか」「失敗しないだろうか」などと不安に思うことでしょう。プラス思考の人でも、同じく不安に思います。しかし、不安に思っていても、失敗すること自体を恐れたりしません。なぜなら、人は間違って当たり前だということを理解しているため、たとえ間違えてしまっても、「原因を究明して改善すればよいだけ」だと思っているからです。
失敗するたびに「どうしよう」「もうだめだ」などと思っていては、気持ちも落ち込み、やる気もなくなってしまいます。たとえ失敗してもその状況を楽しみ、自分が成長するための問題集だと思いながら取り組むことで、前向きで意欲的に前進することが可能です。「なにかを成功させるためには、多くの失敗が必要」だということを念頭に置き、失敗を恐れずに何度もチャレンジし続けるようにしましょう。
言うだけでプラス思考な気分になれることわざ
マイナス思考からプラス思考へと変わりたい人におすすめの「ことわざ」を紹介していきます。どのことわざも、ポジティブな気持ちになれるものばかりです。気持ちが沈みそうになったら、このことわざをぜひ思い出してみてくださいね。
七転び八起きを失敗が不安な時に思い出して
七転び八起き(ななころびやおき)とは、七転八起(しちてんはっき)と同じ意味のことわざで、「何回失敗しても、くじけずにまた起き上がればいい」という意味です。仕事で失敗したり、成績が悪くて落ち込んでいるときには、自分を励ますために思い出すようにしましょう。
人は誰でも失敗が続けば自信がなくなり、「もうやめようか」とあきらめてしまいがちです。しかし、発明で有名なエジソンでさえも、10000回以上の失敗を重ねて、電球の発明に成功しています。また、パナソニック創業者の松下幸之助も「成功とは成功するまでやり続けること」だと名言を残しています。
成功を成し遂げてきた人たちは皆、何度も失敗を繰り返しながらも、くじけずに続けてきた人たちばかりです。「大きな失敗をしてしまった。しかし、偉人たちでさえも何度も失敗を繰り返してきたんだ」と思うことで「もう少しがんばってみようかな」と前向きに考えられます。七転び八起きとは、もうひと頑張りしたいときに力になってくれることわざです。
今日嫌な事があっても明日は明日の風が吹く
「明日は明日の風が吹く」とは、「先のことを心配してもなにも始まらない。よって、成り行きに任せれば大丈夫だ」という意味です。映画「風と共に去りぬ」の中で、名女優であるスカーレット・オハラが言ったセリフとして、一躍有名にもなったことわざです。
仕事をしていると、必ず何かしらのトラブルが起きるものです。明日のスケジュールを組んだところで、100%思い通りにいくことは難しいですね。そのため、仕事においてもプライベートにおいても、ストレスを抱えずに過ごすためには、物事を柔軟に考える力が必要です。
「今日は仕事を失敗してしまったけど、明日は明日の風が吹くで、成功するかもしれない」「明日は明日の風が吹くと思えば、つらい出来事も乗り越えられる」など、「今日はだめでも明日はよいことが起きる」と希望の意を込めて、心に言い聞かせるようにしましょう。気持ちを落ち着かせて、前向きにさせてくれることわざです。
今あるイザコザも雨降って地固まるようになる
「雨降って地固まる」とは、「悪いことが起きた次は、よいことが起きる」という意味です。「雨が降ってぬかるんだ悪い状態の地面が、雨が止んだあとには固く締まりよい地面になる」ことから、作られたことわざだとされています。
たとえば、「ケンカがきっかけで、なんでも言い合える仲になった」「倒産の危機をきっかけに、チームワークがよくなった」など、今あるイザコザも雨降って地固まるように、よい方向へと変わっていくものです。嫌なことが起きたときは、このことわざを思い出し、「よい方向へと必ず変わるはずだ」と心に言い聞かせながら、物事を対処していきましょう。
自分を受け入れる事でハッピーなプラス思考に
自分はマイナス思考だと思っている人でも、なりたいと思えば誰でもプラス思考に変われます。そもそも、ネガティブな人はリスクを避ける能力が高いため、行動になかなか移せないことが多いです。しかし、リスクを避ける能力が高いということは、物事をいろいろな方面から捉える能力が高いということでもあるため、考え方を少し変えるだけですぐにポジティブな考えへと変われるでしょう。
マイナス思考の人は、それだけで人生を損しています。毎日、笑顔で楽しい日々を過ごすためにも、ありのままの自分をしっかり受け止め、自分の中に眠っているポジティブな気持ちを開放してあげてくださいね。