大人ニキビを予防する正しい洗顔とは|綺麗な素肌を手に入れよう
大人ニキビは洗顔対策をしてきれいな肌を目指そう
頑固な大人ニキビに悩んだことがありませんか。生活習慣の乱れやストレスが原因だと分かっていても、仕事は忙しい・悩み事も尽きないとどうしようもなく、なかなか改善できないものです。
休日に少しリラックスしたところで、全部のストレスが解消されるわけでもなく、そこに毎日のお化粧となれば肌への負担は増える一方です。仕方がないと諦める前に正しい洗顔の方法を知って予防していきましょう。
大人ニキビについて
大人ニキビは年齢や時期がすぎると、自然とできなくなる思春期ニキビとは違い、原因をしっかりと把握して改善・予防しないと繰り返し出てくるものです。
美しい女性は肌も綺麗な人が多いと思いませんか。そのような女性を目指す第1歩として、まずは大人ニキビの原因の追究から始めていきましょう。
自律神経やホルモンバランスの乱れ
よく耳にする原因としては、ストレス・生活リズムや食の乱れ・睡眠不足といった主に生活習慣の乱れです。この生活習慣の乱れによって、自律神経やホルモンバランスの乱れに繋がり大人ニキビができる原因となります。
ニキビができるメカニズムは、
↓
アクネ菌の発生
↓
バリア機能の低下で炎症
↓
ターンオーバーが滞り角質が厚くなる
↓
毛穴の出口が塞がる
といったところです。
大人ニキビは加齢とともに新陳代謝や免疫が弱くなり、肌のターンオーバーが滞ることで毛穴が詰まりやすくなるので、とても発生しやすい傾向にあります。
また、ターンオーバーの滞りに加えバリア機能の低下も加齢とともにみられます。原因として、紫外線や乾燥なども含まれ、大人ニキビは顎や頬などのUゾーンに多くみられます。
思春期ニキビとは違う
10代の頃にできるものを思春期ニキビといい、皮脂分泌が多いことが原因となっています。発生のメカニズムとしては大人ニキビと一緒ですが、思春期ニキビは男性ホルモンの影響で皮脂が増え、毛穴の詰まりへと繋がるので大人ニキビとは原因が異なります。
思春期ニキビは、オイリー肌の人にできやすく皮脂線の多いおでこや鼻のTゾーンに多くみられます。乾燥肌の人はできにくい傾向にあります。
対照的に、大人ニキビの場合は肌質に関係なくできるので、10代の頃できていなかったのに大人になってからニキビができ始めたという人も珍しくありません。また、生活習慣の乱れに加え、毎日のお化粧も毛穴の詰まりや肌への負担にもなっています。
正しい洗顔で大人ニキビを予防
長く続けてきた洗顔ですが一体どれだけの人が正しく洗えているのでしょうか。いくら効果がいいといわれる洗顔料を使っても間違った洗い方では効果も半減します。この機会に一度自分の洗顔を見直してみましょう。
手を洗う
洗顔を行うとき、そのままの手で洗ったり、軽く水洗い程度の手で洗っていませんか。手にはたくさんの菌がつていて、その手で洗うことは顔に菌を着けていることと変わりません。
水で軽く洗ったぐらいで菌は落ちていないので、まずはハンドソープなどで手を清潔にしてから洗顔を行ってください。
洗顔料をしっかり泡立てる
泡を逆さにしても手から落ちないくらいまで、できるだけたっぷりと泡立てます。なかなか手だけではたっぷりと泡を作るのは難しいので泡立てネットやスポンジを使うことをおすすめします。
また、泡のキメの細かさも重要で、キメ細かなモチっとした質感に仕上げるのが理想的です。泡立てネットやスポンジを選ぶときも、キメの細かいもののほうが理想的な泡立ちとなります。
力加減は大事
汚れや毛穴の中までしっかり洗おうとごしごしと擦るのは、肌に負担をかけるので禁物です。泡立てた泡をクッションにして、直接肌に手が触れないように優しく円を描くようにして洗うのがポイントです。
慣れないうちは洗えてないように感じますが、これが肌の為だと思って続けてください。皮脂の少ない頬は洗いすぎに注意です。
すすぎはぬるま湯
30~34℃のぬるま湯ですすいだ後、冷水ですすぐのがいいとされます。冷水のみで洗うのは、毛穴を引き締めて汚れを閉じ込めてしまい、毛穴詰まりの原因となります。
また、反対に高温ですすぐのも必要な油分まで落として乾燥の原因となり、さらなる皮脂分泌の促進となるので禁物です。
タオルで優しく水分をとる
顔を拭くときも、タオルを肌にのせるようなような感じで優しく表面の水分を吸収します。ごしごしと擦らず、清潔なタオルで行ってください。また、さらに清潔さを求めるのであればティッシュで顔を拭くのもおすすめで、タオルの繊維が顔につくのも防げます。
洗顔は1日2回が理想
朝晩2回の洗顔が理想的で、朝は皮脂汚れもそこまで蓄積していなので洗顔料を使わない水のみの洗顔が好ましいといわれています。しかし、皮脂分泌が多く気になる人は朝も洗顔料を使用してもかまいません。
洗いすぎは必要な油分を落としてしまい、1回だと皮脂汚れなどが残ってしまうので自分の肌に合わせて調節していきましょう。
シャワーを直接顔に当てない
ついついしてしまいがちではありますが、シャワーを直接顔にかけてすすいだり、手で擦ってすすいだりするのもよくありません。手でぬるま湯をくみ、そっと顔にかける程度を少なくても15回は繰り返してください。
このとき、生え際やフェイスラインなどの洗い残しには注意してください。
大人ニキビに合う洗顔料の選び方
大人ニキビといっても種類があり、種類ごとに原因やスキンケアの方法が変わってきます。
できれは軽度や初期段階で抑えておきたいところですが、人それぞれに体質や肌質、生活リズムなどもあるので、できるニキビはさまざまです。
自分のニキビ、原因と向き合い洗顔料を選ぶ基準を探していきましょう。
原因別に合う洗顔料を選ぶ
ニキビには、原因別に4つのタイプがあります。
・赤ニキビ
・黄ニキビ
・黒ニキビ
まず、大人ニキビの初期段階に白ニキビがあり、皮脂や角質などが詰まった状態で盛り上がり、ぽつっと小さな白い点が見えるものです。
次に、白ニキビが悪化して炎症を起こしたものを赤ニキビといい、アクネ菌が皮脂を栄養に増殖したものです。この赤ニキビの炎症が激しくなり膿の溜まった状態をニキビの最終段階で黄ニキビ(膿ニキビ)といいます。
そしてもう1つ、初期段階の白ニキビの毛穴が開き、表面の皮脂が酸化して黒づんだものを黒ニキビといいます。黒ニキビの中にも種類があり、炎症を起こして痛みがあるものや、アクネ菌の中のポルフェリンといった排出物によって痒みに繋がるものもあります。
それぞれのニキビにあった洗顔料を選んでスキンケアをすることで予防に繋がります。
初期段階の白ニキビ洗顔料
白ニキビには皮脂や古い角質を除去する成分が配合された洗顔料を選ぶことをおすすめします。その成分というのがサリチル酸とグリコール酸(AHA)です。サリチル酸には、菌の繁殖を防ぎ、殺菌しながら角質を柔らかくして除去する効果があり、新陳代謝も高めます。
グリコール酸(AHA)は、ピーリング剤にもよく使われているものでこちらに角質の除去や新陳代謝を高める効果があります。ただ、少し肌への刺激があるため毎日や長時間の使用避けるべきです。
この2つの成分は肌の状態が良好な人が使うと乾燥を招く恐れがあるので気をつけてください。
ニキビの炎症を抑える洗顔料
ニキビの炎症を抑える成分として、カンゾウ根エキス・グリセリン・アミノカプロン酸・カミツレ花エキス・ビタミンC誘導体が配合されているものがいいとされています。こちらの成分にはニキビの予防からすでにできているニキビにも有効です。
また、アクネ菌やその他の菌を殺菌し予防する成分として、ドグダミエキスやイソプロピルメチルフェノールが配合されているものいいとされています。炎症を起こしてしまっている赤ニキビや黄ニキビ(膿ニキビ)ができやすい人にはこれらの成分が配合された洗顔料を選んでみてください。
黒ニキビは引き締め効果もある洗顔料
黒ニキビも白ニキビ同様、皮脂や古い角質を除去する成分、サリチル酸とグリコール酸(AHA)が配合されているものに加え、毛穴の引き締め効果もあるビタミンC誘導体が入っているものがおすすめです。
炎症も痒みもない黒ニキビであれば、市販薬のテラ・コートリルやペアアクネクリームといった塗り薬や皮膚科で行っているケミカルピーリングも効果的とのことです。
また、大きくて固い黒ニキビは粉瘤の可能性もあります。この粉瘤は皮膚の下に膿が溜まり腫れあがるもので、毛穴が炎症するニキビとは違います。痛みも強く厄介なので、粉瘤の可能性がある場合は皮膚科へ行くことをおすすめします。
大人ニキビおすすめ洗顔料
選定基準として、「保湿効果が高い」「洗浄力」「泡立ちがいい」「刺激成分が少ない」「すべての肌タイプに合う」などを参照リンクに自分にあったものを探していく必要があります。
実際使ってみないと自分に合っているか、合っていないかは分かりませんがまずはリサーチして候補を決めてみましょう。
どろあわわ
10年目を迎えたどろあわわは“ほぐす”といった新発想プラスしてリニューアルしています。3つの要素、「お米と発酵の力で肌をほぐす」「3種類の泥で毛穴の奥もスッキリ」「5つの美容成分でしっとり感、続く。」に加え弾力泡を兼ね備えたどろあわわは、たくさんの人に選ばれています。
少量でも付属のネットでホイップのような泡になり、擦らずとも汚れを吸収して、お肌をしっかりと引き締めてくれます。
NOV ACシリーズ
無香料・無着色・低刺激性・医薬部外品に加えオイルフリーと、乾燥や刺激に敏感な大人の肌に適したスキンケアシリーズです。
フェイスラインにできやすい、ニキビもできるが乾燥の気になる、お肌のつたんが少ないスキンケアが欲しいという人におすすめです。メイク落とし・洗顔料・化粧水・保湿ジェル・保湿クリームとシリーズであるので揃えてみてもいいかもしれません。
オルビス クリアシリーズ
1990年に誕生以来、実績とコスパのよさが兼ね備わったオルビスシリーズ製品のスキンケアです。生理前のホルモンバランスの乱れや肌のバリア機能をアップして、大人ニキビや肌荒れの原因を根から立つ効果があります。
オルビス クリアケアシリーズは個々サンプルを頼めたり、トライアルセットがあるなど先に低価格で試せるところが嬉しいポイントでもあります。
ファンケル アクネケア
繰り返す大人ニキビを速攻で断ち切るといった、皮膚科医と無添加への研究力が形になったアクネケアです。バリア機能を高めることに特化し、肌を傷め、ニキビ跡に繋がる可能性のある殺菌剤を一切使っていないの安心性があります。
洗顔・化粧液・ジェル乳液・エッセンスとシリーズで使うことで効果も高まり、同じラインから出されているサプリメントも内側からスベスベ肌へと導きます。
ロゼット 洗顔パスタ クレイシリーズ
昔からあるロングセラー商品で、毛穴・ハリ・くすみ・皮脂・大人ニキビと肌タイプ別に合わせたクレイをそれぞれに練りこんでいるので自分にあったものを見つけやすいです。
細かい粒子のペースト状の洗顔料で泡立ちもよく、汚れを落とす洗浄効果と豊富な天然ミネラルで美容効果高めです。ドラックストアやコンビニでの取り扱っているところもあるので気軽に購入できるのもポイントです。
キュレル 皮脂トラブルケア泡洗顔料
毛穴の汚れや過剰な皮脂まで落とす皮脂溶解成分配合し、肌に必要成分のセラミドを守りながら洗えます。気になる洗顔後つっぱりもなく、弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリーと肌に優しい洗顔料です。
ニキビ・肌荒れを防ぐ消炎剤(有効成分)配合していて、こちらもドラックストアなどで購入でき、ホイップ式で出でくるので泡立てる必要がないところは忙しい朝にも使いやすいポイントです。
正しい洗顔の方法で綺麗な素肌を手にいれる
大人ニキビは頑固で厄介だといわれていますが、正しい洗顔の方法で予防することができます。反対に、原因が生活習慣の乱れやストレスといったところなので、予防できないと思春期ニキビと違い、繰り返し出てくることになります。
正しい洗顔の方法として、全行程で優しく肌に刺激を与えないということがポイントです。自分の肌と向き合っていってください。
また、なかなか改善しにくいかもしれませんが生活習慣の見直しやストレスの軽減も意識してみてください。食生活の乱れには健康食品やサプリメントを活用してみるのもいいかもしれません。忙しくて偏るよりかは健康的です。
睡眠不足に関しても、なかなかまとまった睡眠時間が取れない人は短時間で良質な睡眠を取る方法を知って実践してみるのもいいと思います。生活習慣・ストレスに気をつけながら、正しい洗顔をして素肌の綺麗な美しい女性を目指しましょう。