余裕がない人の特徴と対処法|自分の場合と知り合いそれぞれのケース
心に余裕がないと感じる時の対処法
どんなにできた人でも、忙しければ心に余裕がなくなるときがあります。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦っているときに「先輩、このグラフのチェックお願いしてもいいですか」などとのんきな部下の声。
ついイライラをぶつけてしまったりするのではないでしょうか。この記事では、心に余裕がない人の特徴やその対処方法をみていきます。
男女別の心に余裕がない人の特徴
心に余裕がない人の特徴を、男女それぞれにわけてみていきましょう。どのような特徴があるのでしょうか。
余裕がない男性
もしも外見などの変化から、心に余裕があるかないかわかったら便利です。心に余裕がない上司に話しかけたりすると、イライラをぶつけられたり八つ当たりの対象になることがあります。そのような事態を避けるためにも、特徴を押さえておきましょう。
余裕がない男性は、まず笑顔がありません。無表情、もしくは眉間にしわが寄っていることがあります。集中力が低下しているのでいつもしないようなミスをしてしまったり、自分のことでいっぱいで気配りができなかったりすることも。
また話しているときに別のことを考えていたりするので、目が合わないことが多いです。
もしも心に余裕がない男性が身近にいたら、ちょっかいを出すのは地雷を踏むのと同じだと心得ましょう。落ち着いて心に余裕を取り戻すまで、そっとしておくのがよいです。
余裕がない女性
余裕がない女性は、男性とは真逆の行動を取ることがあります。例えば落ち着くために一方的に話すなど、会話依存に陥ることがあります。これは男性ではあまりみられない兆候だといってもよいでしょう。
女性は誰かとコミュニケーションを図り、会話をする中で気持ちの整理をしたり考えをまとめたりすることができます。また、直接話をしなくても、SNSなどに依存することがあるかもしれません。
他にも、よく女性の上司などにみられるのが、心の余裕のなさを部下にぶつけている姿です。ついついヒステリーを起こしてしまって、人前で長々とした説教が続くことがあります。
その場合は現在のミスだけではなく、過去にさかのぼって攻められることも。女性は昔の過ちまでよく記憶しているものです。
もしも女性が爆発してしまったら、爆風が過ぎるまでじっと堪え忍ぶしかありません。論破しようなどと試みたら、状況はさらに悪化するだけです。女性はきっとすべてを出し尽くした後、自分の言動を後悔するに違いません。
そのときにはそっと慰めるくらいの余裕を持って接しましょう。
心に余裕がない時の対処法
自分に余裕がないとき、相手に余裕がないとき、それぞれの対処法をみていきましょう。
自分に余裕がない時
もしも自分に余裕がなくなってしまったら、どのようにして心の余裕を取り戻したらよいのでしょうか。
笑顔を心がける
感情と表情はすごく密接な関係を持っています。怒りという感情があれば、自然と表情も怒っている顔に。悲しいという感情があれば、自然と表情も悲しんでいる顔になります。そして、余裕がないときにはイライラして笑顔がなくなりがち。
それならどうすればよいかというと、笑顔を作ってみればよいのです。表情を笑顔にすることにより脳が楽しいと錯覚。イライラをなくして心に余裕を作り出してくれます。形を整えることで、中身がついてくるのです。
もしも心に余裕がないと感じたときには、洗面所などに駆け込んで、鏡をみながら口角を上げて笑顔をつくってみてください。イライラしていることがなんだかバカげているように感じてくることでしょう。
落ち着いて原因を追求する
いったん感情をリセットするのもよいです。まずは、なぜ自分がそれほど余裕がない状況に追い込まれてしまったのか、冷静に振り返ってみましょう。いったん落ち着けるのと同時に、無駄をみつけて省くことができるかもしれません。
また、落ち着くことで集中力を取り戻すことができるので、何度も同じミスを繰り返すなどのタイムロスを減らすことができます。意外に心の余裕を奪っている原因は、簡単に取り除くことができるものだったりします。
心を落ち着ける方法はさまざまです。煙草休憩を取る人、コーヒーを飲んで気持ちを落ち着かせる人、音楽を聴いたり、お香をかいだりするのもよいでしょう。
普段から「○○をしたら気持ちが落ち着く」と自分自身に暗示をかけておけば、さらに効果抜群です。
相手に余裕がない時
上司や家族など、自分の身近な人が心の余裕を失ったとき、あなたができることをみていきます。
相手を受け止める
無表情、イライラしている、集中できずにミスを連発するなど相手に余裕がないのがわかるような場合、どのようにつきあえばよいのでしょうか。そのときにはまず自分が余裕を持って行動し、相手を支えてあげます。
もしも相手が爆発しイライラをあなたにぶつけてくるようなら、まずは相手の話を聞きます。その際には言い返したり論破しようと試みるよりも、いったん受け取るスタンスがよいです。もしも反論してしまったらそれは相手の怒りに火を注ぐことになり、状況を悪化させてしまいます。
あなたが冷静に対応することにより、相手もしだいに冷静になるはず。少し落ち着いてきたとわかれば、相手と一緒に落ち着いた気持ちで状況をもう一度見つめ直してみてください。余裕内状況を作っている原因をピックアップし、状況の改善をはかりましょう。
適度な距離を保つ
余裕がないときは、周りをみられなくなりあたりもきつくなってしまうものです。そのようなときにわざわざ必要なく相手の邪魔をする必要はありません。
近づいても愚痴を聞かされたり、八つ当たりをされるだけ。用事がないのならば、スルーして深く関わらないようにしましょう。
用事や質問事項がある場合は、しばらく間をおいてから持ち込みます。もしも急な用件があるのならば、ポイントをまとめてイエス、ノーなどの短い返答で済むようにするとよいです。
「触らぬ神に祟りなし」。この言葉通り、相手に余裕がないときには適度な距離を保つのが一番です。
心に余裕がない時こそ必要なこと
もしも自分の心に余裕がないことに気がついたら、どのようにして余裕を作り出せばよいのでしょうか。
自分を大切にしてあげる
心に余裕がなくなると、集中力がなくなるのでミスを連発しがち。激しく落ち込んだり、イライラして周囲に当たり散らしては、後から後悔して自分を責めてしまったりもします。
悪循環にならないために、自分の頑張りを認めてあげることが大切です。「この忙しい時期を抜けたら、自分へのご褒美をあげよう」などのように、少しわくわくする計画を頭の片隅で練るだけで、心に余裕が生まれてきます。
自分へのご褒美はなんでもよいです。前からほしかったブランドものの服を買う、カフェでゆっくりと読書する時間を作る、おいしいものを食べに行く、ゆっくりと温泉旅行に行くなどなど。
余裕がなくてネガティブ思考に陥りがちな自分に、ポジティブシンキングをそっとプラスしてあげます。
自分を大切にしてあげられるのは、あなた自身しかいません。疲れた心には、しっかりとご褒美を準備してあげましょう。
一人でゆっくり過ごす時間を作る
心に余裕がないと「休む余裕すらない」と思いがち。しかし、体のSOSはしっかりと受け止めてください。もしも心身に不調を感じるようならば、勇気を出して少し休むことも必要です。
無理をせず小休止を入れることで、気持ちが切り替わりスムーズに物事がすすむようになります。
仕事中にいっぱいいっぱいになったときこそ、コーヒーブレイク。もしも外出が可能なようなら、近くのスターバックスなどにちょっとコーヒーを買いに出てもよいでしょう。
外の光を浴びたり、少し体を動かして散歩するだけで気持ちをリフレッシュすることができます。
また、もう少し長い休止をとれる場合には、休日にエステに行って癒やされるのもよいです。しかしポイントは自分が好きなことをしてリラックスをすること。
1日ごろごろして寝ているだけなど、やりたくもないことをするのは「せっかくの休みを無駄にしてしまった」など後悔してしまうので逆効果です。
正しく対処して心に余裕を持とう
心に余裕がないときには、あえて小休止をとるなど気持ちを切り替えたりリラックスすることが必要です。そのことにより、心に余裕が生まれて物事がスムーズに回り始めることが多いのです。
自分自身の場合には自分へのご褒美を。そして身近な人に余裕がないときには、あえて触れないか、相手を受け止めて状況を冷静に整理しましょう。正しく対処すれば、いつかは余裕のなさも消えるはずです。