• HOME
  • 働く
  • 働き方
  • 似ているようでまったく違う?行政書士と司法書士の違いを知ろう
働き方

似ているようでまったく違う?行政書士と司法書士の違いを知ろう

行政書士と司法書士は、似ているように思うかもしれませんが違います。どちらも難しい試験をクリアしなければいけませんが、司法書士の方が難しいと言われています。行政書士は、総務省の管轄下にあり、司法書士は法務省の管轄下にあります。

行政書士と司法書士にはどんな差があるのか

司法書士と行政書士はどちらも書類作成と公共機関への提出が主要な業務となる点で、共通点が多い業務なのですが明確な違いがわからないという人も多いのではないでしょうか。行政書士と司法書士の年収の違いや業務内容などについてご紹介いたします。

行政書士の仕事とは

総務省の管轄下にある

行政書士は司法書士同様国家資格であり、憲法はもちろん民法、行政法、地方自治法、会社法とこれだけの法律知識に加え一般常識にも長けた専門家軍団です。

行政書士法でこれに基づいた各業務を行うのですが、管轄は総務省であり主に地方官公署に関連した書類作成および代行、権利義務あるいは事実証明関連の書類作成と代筆、代理提出および関連相談などを行っています

いずれも明治の始めに証書人、代書人、代言人と呼ばれていた人たちです。様々な法整備を経て戦後行政書士条例が制定されてまもなく行政書士法が制定されました。

官公署に提出する書類を作成する

行政書士が作成・提出する書類は官公署すなわち、国家機関や都道府県および市町村や警察署宛のものであり、許可書および認可に関連した書類作成と権利義務あるいは事実証明関連書類の作成になります。

これだけですと漠然としているので具体的に一例をあげますと、各業界の営業許可書と道路や物件の使用許可書、医療法人設立許可申請書、遺言関連書類、国籍取得許可書など一度は提出経験のあるものが大半を占めています。

極めて庶民レベルに近い地域密着型の専門業務とも言えます。行政書士が作成できる書類は実に1万点以上とも言われており、法律が変わればさらに増えていく可能性があります。

実際には書類の前の顧客との相談面談ですから、ほとんど事務所外を飛び回っている状態です。行政書士法にのっとった独占業務というのもあって、他法律で制限を受けている書類は作成できません。  

取り扱う分野が幅広い

取り扱う書類の多さに圧倒されますが、年中すべての書類にニーズがあるわけではありません。カバーしきれないところは行政書士が補助者を指導して作成を行う事もあり、最大限のニーズに応えていく姿勢でいるのが一般的です。独占業務がありますからすべての書類すべてに100%対応するという事にはなりません。

行政書士の監視下であれば無資格な補助者でも作れてしまうのは、メリットでもありデメリットでもある点です。 行政書士の中には自分なりの専門分野を開拓して講演や講座に全国を飛び回る人もいますから、どのように資格を活かしいくかを自分で決める事もできるのが、行政書士の魅力でもあります。  

外国人の入管関係の分野で高まる需要

世界グローバル化と世相の影響で外国人特に中国や韓国系からの移民あるいは帰化希望者が急増しています。地域によっては海外からの観光客の呼び込みに熱心になっている事もあって、世界から外国人の入管関係分野での需要が高まっている状況です。移民を希望する人や出稼ぎで日本を訪れる外国人にとって、日本語での在留手続は至難の業です。

行政書士としての勉強以外に外国後会話も取得しておくと、さらに業務拡大につながりますし、社会貢献にもなります。 さらにそこから発展して外国人対象にした書類作成サポートおよび相談に奔走している行政書士も多く、これからもますます外国人対象の手続サポートへの需要は増えそうです。  

行政書士として就職したい。仕事内容を理解して多様な働き方を知ろう

司法書士の仕事とは

法務省の管轄下にある

司法書士は裁判所や検察庁へ提出するための書類作成と作成相談、法務省への提出書類作成および登記手続や供託手続き代理および審査請求手続代行などが主な業務となり根拠法は司法書士法であり管轄は法務署なります。

国家資格ですが難関中の難関と言われる試験をパスできるのは、約3割りと言われており実際に行政書士よりも登録者は少ないです。業務内容が行政書士と重なる部分が多く特に遺産相続に関わってくるといすれの管轄でやれば良いか迷う事もしばしばです。訴訟になるかならないかのレベルで判断するのが賢明です。  

法務局や裁判所に提出しなければならない書類の作成

司法書士が手がける書類は法務局や裁判所時には警察署に提出する書類作成になりますから、一生の間にさほど頻繁に遭遇するものではありません。なかには一生涯司法書士とは出会わない人もいるでしょう。

身近な例でいけば不動産登記や商業登記になりますが、前者は家や土地を買って所有者を明記する時、後者は会社組織を作り事務所を設置した時で、会社名や代表者名、株主名、本店所在地などの事業情報の明記が必要ですべて法務署へ提出します。

破産申立書や民事再生申立書の作成も司法書士の仕事です。簡易の訴訟問題がおきた時は司法書士が代理で相手側と交渉する事もあります。  

専門分野が限定される

司法書士は訴訟が起きた時や起きる事が予測される事象について、法律家の立場からのサポートを行っていく専門家ですから、行政書士以上にとらえておくべき法律の範囲がひろがりますし、専門分野がそれだけ狭まっていきますが、無くてはいけない業務でもあります。

より特殊性が濃い分だけ需要はあるものの、繁茂に依頼が飛び込む事もありません。 借金がらみの訴訟が起きた時は法務大臣からの指名を受けて初めて業務が発生しますから、資格以上に別途研修が必要になることと地域での実績も影響しますから、社会的地位は確かに高いのですが依頼を獲得するのはなかなか大変です。  

時には弁護士のような業務もある

訴訟の代理人というと弁護士の業務とかぶる部分を彷彿とさせるのですが、司法書士が担当するのはあくまでも140万円以下の簡易裁判ですから個人間の訴訟が主流になります。あるいは民事調停や仲裁、時には裁判に持っていく前の和解交渉なども行います。

不動産などの登記手続代理も司法書士が担当しますが、こちらも条件があります。時価5600万円以下の土地で訴訟になった時は司法書士の担当になります。社会問題になるほどの大事にならない範囲の業務が司法書士業務になりますから、社会的にはあまり目立たないところでの活動が主という事になります。  

司法書士の年収は?仕事内容、女性の働きやすさを確認しよう

どちらの資格の勉強をすべきか

幅広い分野を取り扱う行政書士

行政書士は総務署管轄ですから官公庁とはいっても市町村レベルですから、より地域性が強く業務のほとんどが書類作成と代理業務です。専門性がなくても補助者として就職もできます。あらゆる分野の書類作成を行う他外勤も多いですからニーズは多く幅広いのが特徴です。資格をがんばって取得した人たちは独立開業に落ち着くのが一般的です。  

ユーキャンの行政書士講座詳しくはこちら

社会的地位が高い司法書士

司法書士は憶える事が多く資格試験も行政書士以上に難関です。業務内容は行政書士同様書類作成と登録代行ですが、提出先は警視庁や裁判所などを束ねる法務署ですから法律的専門性がより濃くなります。

会社をたちあげたあるいは家をたてた、遺産争いが起きた、借金を巡る訴訟がおきたなど扱う案件が極めて特殊なケースが多く、社会的地位が高い割にニーズは狭いのが現実です。

 <ahref=”https://prf.hn/click/camref:1011l4bGu/creativeref:1011l2146″ target=”_blank” rel=”nofollow”>ユーキャンの司法書士講座詳しくはこちら  

両方の資格を取得で仕事の幅を広げられる

行政書士、司法書士いずれも法律系国家試験である事と将来的に独立開業を目指すものである事、さらに資格取得試験内容もかなりの部分で重複していますから、ある程度司法書士での実績を積みつつ行政書士試験に備えた受験勉強を続けるか、あるいはその逆という道も選択肢として、検討してみてはいかがでしょうか。実際両刃の杖でw資格を取得しておくと、地域の人々のニーズにも幅広く対応できるようになります。  

年収で考えないほうがよい

司法書士と行政書士いずれも独立開業タイプの専門職であり、登記や法的書類作成で苦慮する人が多い分ニーズが多い業界なのですが、近ごろは経費節約でなんとか自分で書類作成をやってのける人が増えてきたのと、地方によっては提出窓口で親切丁寧に書き方を指導してくれますから、行政書士として独立するのは実際問題大変です。一方司法書士もビジネスセンスがものを言うケースも多いのです。  

 行政書士の年収は実際にはいくらなのか。稼ぎ方による違いは?

行政書士と司法書士の違いを踏まえて勉強を始めよう

司法書士と行政書士、いずれも書士と名がつく法律の専門家ですが書類提出先が違いますし、法律の専門度や地域密着タイプにも若干違ってくるなど様々違いますから、年収とやりがいでは比較できない部分はありますが、就職に有利なのは司法書士ですから、一般企業で実績をつみながら行政書士の資格取得を目指すという方法もあります。

いずれにせよ法律の知識を駆使して社会貢献したいという人にはオススメです。仕事をとってくるには人脈も大事ですし、ビジネス的センスもものを言います。

単に法律的知識が豊富というだけで生きていける世界ではありませんから、資格をとっても暗澹としていられない苦労があるのはいずれも一緒ですが、独立開業をしていくだけの根性と強い意志も重要です。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

プロフィール