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会話術とは。上手に人と話す方法を身につけて、悩みを解決しよう

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自信がなくても声を出してみる

自分の会話について「口下手で困る」「嫌な沈黙が怖い」などと思っていると、余計に人前で緊張して話せなくなってしまいます。手に変な汗をかいてしまったり、胸がどきどきしてきたりとさまざまな少々さえ伴うかもしれません。

そんなときこそ、まずは声を出してみましょう。会話の糸口さえつかめればあとは聞き手に回ることができます。そのためには、定型文のようにどのような質問を相手に投げかけるか、どのように会話を広げたらよいのかなど会話術を身につけておくことが非常に有効です。

1つの方法にこだわらず、初対面での会話や、仕事の会話、女性に好感を持たれる会話、男性に好感を持たれる会話など、さまざまな状況での会話術が必要です。そのなかで自分に合った会話術をみつけ出していきましょう。

会話に関しての悩み

うまく話せないと意識してしまうほど、人は話せなくなるものです。人は会話についてどのような悩みを抱いているのでしょうか。

会話が続かない

特に初対面同士の場合におきやすいのですが、会話が途切れたり嫌な沈黙がおきるのはつらいものです。お互いの共通点がみつからない場合や、うまく受け答えができないときなどに沈黙は起きやすくなります。

人数が大勢いるときなら、少し席をはずしたり別の人を巻き込んだりしてごまかせるのですが2人きりだったりすると逃げ場がなく緊張感ばかりが高まります。

まずはお互いの共通点を探すところから始めてみてください。話しやすい内容や、相手が興味を持っていることがわかれば会話がスムーズになります。おすすめは出身地の話や、もしも子供がいれば子供ネタ、手作りっぽい持ち物を持っていればそれをきっかけとして趣味の話など。沈黙が起こってしまったときに使う質問フレーズを、いくつかストックしておくとよいでしょう。

話すのが怖い

人を前にすると、嫌な汗をかいて口ごもってしまったり、極度に緊張してしまう場合は対人恐怖症かもしれません。対人恐怖症は「自分がなにかいったら軽蔑されるのではないだろうか」「自分の言動で相手が不快な思いをしないだろうか」と心配しすぎるところからおこっています。基本的に自分に自信がないのです。

対人恐怖症やあがり症は、過去に他人の前でしてしまった失敗経験などが原因となっている可能性があります。そのため話すのが怖いという症状は、家族など自分自身のよいところもダメなところも受け入れてくれるような間柄ではあまり生じません。逆に、学校の友人や職場の同僚といった、親しすぎないが長く関係性を維持していかなければならない人との間に生じやすくなります。

面白いことがいえない

別に芸人ではないので、ウケを狙ったり面白いことをいう必要はないのですが、それを気にする人がいます。「自分は面白いことがいえなかった」「なんだか私の話をつまらなそうに聞いていた」と、自分の話した内容や言葉を後悔してしまいます。

面白いセリフなどを思いつかないのは普通のことです。人はどのような話の内容でも口にすれば個性が現れますし、それを面白いと思う人もいれば、つまらないと思う人もいます。面白いことがいえないとぐちぐち悩んでなにもいえなくなるくらいならば、思い切って思っていることを口にしてしまいましょう。それが面白いかどうかを判断するのは、あなたではなく聞いている相手でよいのです。

質問が思い付かない

初対面などで相手が一生懸命会話を続けようとして話しかけてくれたとき、うまく切り替えせずに会話が止まってしまうことがあります。一度終わってしまった会話を再開するには、なにか相手に質問するのがよいのだとわかっています。しかしなかなかその質問が思いつかないのです。

それはあなた特有のものではなく、だれにでも起こる焦りです。もしもそのような沈黙や焦りが嫌ならば、そのような状況を想定して、事前に投げかける質問などを考えておくとよいでしょう。

初対面の人と会話を広げる会話術

会話が続かなくなることが多いのは、初対面ではないでしょうか。まずは初対面の人との会話を広げる方法には、どのようなものがあるのでしょうか。

趣味の話で相手の様子を伺う

一度スイッチが入ればお互いに話を盛りあげることができるのは趣味の話です。問題は、相手と自分に共通点があるかどうかでしょう。いきなり「趣味はなんですか」と切り出すのも不躾です。天気などの当たり障りのない会話からはじまり、先日キャンプに行ったというように自分の趣味を少し垣間見せて相手の反応をみるとよいです。

特に本や映画の話は共通点があることが多いため試してみる価値があるでしょう。読書を趣味にしている人は多いですし、もしも相手が読書家なら「おすすめの本を教えてもらえますか」のように、相手に話をしてもらい自分が聞き役に回ることもできます。また話題の映画はみていなくても知っている人が多いので、話題を発展させやすいでしょう。

仕事の話でお互いを知る

お互いの仕事の話をするのもよいです。あまり専門的なことでは相手に理解をしてもらえない可能性があるため、難しくない話をするとよいでしょう。たとえば「子どもがいるので、週に2日~3日しかパートに出られないんですよ」「事務仕事とかですか?」「事務をしたいけれど、今はスーパーのパートなんです」といった感じの会話なら長続きをするでしょう。

お互いに同じ職種だった場合には、やりがいや苦労もわかり合えるので話が盛りあがります。またそこから派生して職場の雰囲気や、よくランチに行くお店でおすすめのものなど話を発展させていくこともできます。

ただし、相手が自分から話さないのに「お仕事はどのようなことをしているのですか?」などとプライベートに深く踏み込むのはやめておきましょう。人に知られたくない場合、気まずくなってしまいます。

出身地から話を広げる

地元ネタは、最も話しやすい内容です。誰でも地元のことなら相手に伝えることができるからです。南の温かい地方出身の人からみれば、雪国の生活は不思議なことでいっぱいでしょう。小学校の冬の体育の授業はスキーだったなどと話すだけで、相手を楽しませることができます。

生まれ育った土地なので当たり前だと思っていることが多いのですが、別の土地の人からみれば面白いことはたくさんあります。ご当地キャラについて、名産品について、食べ物について、方言について、ネタはつきません。一度自分の故郷を振り返って、面白そうな話題をピックアップしておいてはいかがでしょうか。

仕事で使える会話術

上司や同僚に対して、もしくは取引先の相手に対して話をする際のコツとはどのようなものでしょうか。仕事で使える会話術はとても大切な要素になってきます。

いい話は先に悪い話はあとに

いい話と悪い話の両方を抱えている場合、どちらから話すことが多いですか。じつはどちらを先に話すかで受け取る印象が違うのです。それぞれ一長一短があるのですが、おすすめはいい話を先にしてしまうことです。

なぜなら、先にいい話を持ってくることで相手に耳を傾ける姿勢を作っておいてもらえるからです。「先日の人事考課で、営業成績がなかなかよいと褒められていたよ」といわれれば、うれしくて上司の話に部下は集中するでしょう。そして褒めてくれた相手のいうことを素直に受け取る心構えができます。

そこで「しかし、いま進めているプロジェクトに遅れがあるみたいなのだが、今後どうしていくつもりかな」と耳に痛いことを話すのです。相手は褒めてくれた相手に好かれたい一心で、真摯にマイナスポイントを受け入れることができます。

またいい話の場合は伝えるだけで終わることが多いですが、悪い話の場合にはそこから内容について検討が始まったりと話が長くなる可能性があります。そのためいい話を先にするほうが仕事の場合はよいです。

頼みごとは柔らかく伝える

たとえ自分自身が上司という立場だったとしても、他人に対してなにか依頼ごとがあるときには柔らかい口調で伝えましょう。高圧的だと思わず願いごとを断りたくなってしまいます。

お願いするいいかたとして好ましくないのは、「~は可能でしょうか」など。できれば「~してください」もビジネスのうえでは使わないほうがよいです。特に取引先などが相手の場合には最悪です。

使いこなしたい敬語としては「~していただけますか」があげられます。この敬語は汎用性が高く、社内でも社外でも使えるでしょう。取引先が相手ならば「~していただきたく存じます」くらい丁寧でもよいです。

頼みごとが苦手な人は多いですが、取引先になにかをお願いしたり部下に指示を出すには必要なことです。相手が気持ちよく引き受けたくなるようなフレーズや、正しい敬語をマスターしておきましょう。

断るときはプラスαが必要

なにか依頼されたときに、別の案件を抱えていて時間を割けないこともあります。その際にははっきりと相手に伝わるように断る必要があります。しかし「できません」という返事だけならばそっけないし、角が立ってしまいます。

断るときには相手の気持ちをくみ取る言葉や、引き受けられない状況の説明などプラスαをつけて返事をしましょう。まずは依頼してくれたことに対して、最初にお礼やうれしいと思っている気持ちを伝えます。

「お話をいただき大変うれしいのですが、いま別の案件を抱えているため引き受けるのは難しいのです。○○さんならちょうどプロジェクトが終わったばかりなので声をかけてみてはいかがでしょう」と、自分以外の解決策を付け加えてみてもよいでしょう。

結論を先に伝える

日本語はその性質上、どうしても結論をうしろに持っていってしまいます。しかし結論を先に伝えてあとから補足説明をする話しかたのほうが、ビジネスには向いています。特にプレゼンテーションの場合、聞いている人たちを飽きさせてしまうのでダラダラ話してはいけません。

また上司の報告でも必ず結論は先におこないます。上司は忙しいからです。1日に何件も相談や報告を受けているなかで、なにがいいたいのかわからないような相談ごとを部下が持ってきてダラダラ話していればイライラしてしまいます。

相手の時間を節約するというように、相手の立場に立った会話を心がけるのがビジネスパーソンの基本です。

女性に好かれる会話術

性別によっても、好かれる会話術が異なります。女性に好かれる会話とはどのようなものでしょうか。

女性に共感しながら話す

男性は会話のなかから、なにか答えを出そうとする傾向があります。しかし女性は会話にあまり答えを求めていません。女性はよく恋愛相談などをするのを好みますが、たいていの場合は相談というよりも共感を得たいと思っているのです。

そのためその女性の意見が自分のものと異なっていても、否定はしないほうがよいでしょう。一度相手の話を全部聞き、認めることが大切です。相手が話しているときには、頷いたり相づちをうちます。「うん、うん、わかる」「そうそう」といった声がけに女性は共感してもらっている満足感を覚えるのです。

本音を引き出すような会話

なにか深刻そうな顔をしている、言葉と裏腹に異なる表情をしている。そんなときにどのような声がけをしていますか。「ねぇ、どうしたの?」「なにかあった?」などと聞いても、たいていの場合は「別に、なにもないよ」という返事が返ってくるのではないでしょうか。

本音を聞き出すには、まずは自分が本音を話す必要があります。そのために静かな場所や、2人だけになれる環境を作りましょう。そして相手を知るために、そっと気持ちに寄り添ってあげてください。相手を否定するようなことをいってはいけません。

どんな本音が出てきたとしても、まずは優しく寛容に受け止めることが大切です。もしも必要だと思うのなら、すべて受け止めたうえで、釘を刺す言葉を短く一言だけ入れるとよいでしょう。

自分のことを長々と話さない

自分のことばかり長々と話す人はあまり好かれません。なぜならその人は自分本位であって、相手のことをあまり考えていないからです。

人は興味がない話を聞かされることに苦痛を感じます。たとえば野球の話にまったく興味がないのに、延々と30分も前の日の野球の結果について語られても楽しくありません。または週末に外食して飲んだワインの銘柄を聞かされたり、家族写真を何枚もみせられても反応に困ってしまいます。

本当に素敵な大人の人は、相手が興味のある話に自分が合わせてあげることができます。話しじょうずは聞きじょうず。相手の会話の端々から、相手がなにに興味を持っているのかをつかみましょう。

男性に好かれる会話術

男性に好かれる会話とはどのようなものでしょうか。コツをつかめば楽に男性と話すことができるようになります。

とにかく褒める

男性はプライドが高い生き物です。そのためにプライドを傷つけずにじょうずにくすぐるのがよいでしょう。コツは、服や持ち物、性格などなんでもよいのでとにかく褒めることです。

髪型などを変えてきた場合は声をかけやすいと思いますが、そうでなくても「そのペン、万年筆?珍しいね」とか、重いものを持ってくれたときに「ありがとう。優しいね」など少しのことでも声をかけるのがよいでしょう。

その際には、笑顔で目をみていうのが効果的です。相手が好印象を持ってくれれば、そのあとの会話をスムーズに運ぶことができます。

表情豊かに相づち

女性は男性よりも表情が豊かです。男性からみたら、女性の笑顔や柔らかい表情は非常に魅力的です。表情豊かにリアクションを返されるだけで、会話はノリノリになってしまうでしょう。

自分が感じていることよりも、少しオーバーに表現するくらいのほうが男性は受け止めやすいです。男性にからかわれたときなどに、本気で怒らずにちょっと頬を膨らませてすねてみてください。男性はそんな女性をかわいいと感じ、さらにかまいたくなります。そのように多少の演技を入れられれば会話術も上級者です。

聞き役にまわる

男性も仕事などの鬱憤やストレスがたまります。そして普段それを出せない分、誰かに聞いてもらいたいと内心思っているはず。話しじょうずは、聞きじょうずです。男性の気持ちに寄り添い、本音の部分を聞き出せる人になりましょう。

まずは日々仕事などで疲れている男性を相手に、愚痴や不満などをぶつけないことです。自分自身が話したいことだけを伝えるのではなく、まずは静かに相手の言葉に耳を傾けてみてください。もしも男性が無口で言葉にしない場合には「いつもより表情が明るいね。なにかあった?」など自分から問いかけてみましょう。表情の変化などに気づかれるのは、男性でもうれしいことです。

自分が先に心を開く

相手の心を開くには、まずは自分が先に心を開きましょう。自分の悩みや失敗談などを先に話すことで、相手も打ち解けやすくなります。

女性が横社会のなかで生きているのに対して、男性は縦社会のなかにその身を長時間おいています。そのため自分が相手よりも優れているかどうか、非常に気にします。失敗談を話すことは、その価値観から抜け出すことです。過去の笑い話をすることで、男性の緊張がとけ、話しやすい雰囲気をつくることができるでしょう。

男性は見栄っ張りなため、自分が優れているところをみせたがります。男性と話すコツはそれに張り合おうとしないこと。「○○さんだから、話してしまうけれど」のように、特別感を出しながら相談などをすると、男性は親身になって話にのってくれるでしょう。

場を盛りあげるのにおすすめの会話術

グループなどで会話をしているときの、おすすめの会話術はどのようなものがあるでしょうか。場を盛りあげるのに役に立つ技にもたくさんの秘訣があります。

率先して声を出す

イベントなどで初対面同士がグループを組まされたときなど、「さぁ、自己紹介の時間です」などといわれてもなかなか空気が重くて話し始められなかったりします。そんなときに自ら率先して声を出してみてください。

勇気を出して「じゃあ、私から右回りでいかがですか」などと声をかけて、笑いながら自己紹介を始めます。するとすぐに会話の流れができて場の雰囲気がよくなります。場の空気が重いときは、誰がその場をしきるのか不明なときが多いのです。率先して手を挙げることで、一気に話しやすい空気を作ってしまいましょう。

笑顔で話を聞く

誰かが場をしきろうと頑張ってくれているときに、まわりにいる人が集中して話を聞いていなかったり、硬い表情だった場合には場の雰囲気がよくなりません。まずは笑顔で話を聞いてみんなが喋りやすい状況をつくる必要があります。もちろん深刻な話をしているときに笑顔では失礼なので話の内容にもよりますが、悲しい話でないときは話している人に笑顔を向けることが好ましいでしょう。

また相手が話しているときに、自分が話したい内容などが頭に浮かぶことがあるかもしれません。しかし相手の話を中断してまで割り込むことがないように気をつけましょう。相手の話は最後まで聞き、話題が変わるタイミングを見計らって自分の話したいことを話すほうがスマートです。

答えが簡潔になる質問はしない

「甘いものは好きですか?」とか「その意見に対して賛成ですか?」のように「はい」「いいえ」で答えられる質問をすると、会話はすぐに終わってしまいます。

もしも聞きたいことがあるのならば、「普段甘いものはどんなものを食べているんですか?」とか「その意見に対してどう思いますか?」のように、相手の経験や、考えを尋ねる質問をすると会話も続きます。

相手の話を引き出す

場の雰囲気を盛りあげるには、自分の話は控えめにするとよいでしょう。ついつい話したくなるところですが、質問などをしてバランスよく相手の話を引き出します。

人は自分が話しているときに、その会話に参加している感覚を得ます。そしてその場が楽しかったと感じるのです。みんなが楽しめることを大切にするためには、あまり会話に参加していない人に声をかけてみるとよいかもしれません。

答えには質問を添える

たとえば「ここにはよく来るんですか?」と聞かれたときに「はい、来ます」ではすぐに会話が終わってしまいます。答えには「はい、よく来ます。○○さんもよく来るんですか?」のように質問を添えると、会話が続き相手を引き立てることができます。

人は自分が聞かれたい質問内容を、相手にする性質があります。自分からその内容を話し始めにくいために、相手がその内容について興味があるかどうか様子を探っているのです。質問されたら答えとともに、オウム返ししてみることをおすすめします。

悪口はさらっと流す

特に女性ばかりが集まっている場だと、悪口が始まることがあります。聞かされるだけなら、さらりと聞き流してしまい自分は参加をしないほうが無難です。

しかし場の雰囲気でコメントを求められることがあります。その際に相手にあわせて誰かの悪口などをいってしまうと、それが回り回って本人の耳に入り友達関係が悪化する可能性があります。極力場の雰囲気にのって人の悪口はいわないようにしましょう。

レストラン内装

マイナスイメージになる会話

話すことによって、自分のイメージを悪化させることがあります。どのような会話は人に嫌われやすいのでしょうか。

自慢話が多い

「先日、高級ブランドのバッグを買ったんだよね」とか、「私の彼氏は東大出身で」など、自慢話が多い場合はナルシストと思われることがあります。相手はあなたほど、あなたに関心を持っているわけではありません。

興味関心のない内容を延々と聞かされるのは、苦痛です。特に得るためになんの努力も必要ない、持ち物や彼氏などの身の回りのものに対する自慢は避けるようにしましょう。

話の着地点がない

ダラダラと話していて、結局長いあいだ耳を傾けていたのになにがいいたいのかわからなかった場合、人はひどい徒労感を感じます。話の着地点がまとまらない場合には、その内容自体話さないほうがよいです。

特に女性が男性に対して話をしているときには、注意が必要です。女性は人間関係を良好なものにするために会話をします。そのためなにかの答えや結論を出すために会話をしているのではなく、話すこと自体を楽しむことができます。

しかし男性はそのようなおしゃべりをすることに慣れていません。男性は、結論が出る会話を好むのです。情報などを得られない、近所のおばさんがなにかをした話などをずっと聞かされても面白いと感じにくいのです。特に男性に対しては、着地点のない会話は避けるようにしましょう。

相手の欠点を話題にあげる

面白い話題を出すために、身内や親しい人の欠点を話題にあげてしまうことがあります。失敗談や、欠点の話は聞いていて面白いので、大勢の人を笑わせることができます。しかしそれが許されるのは、お笑い芸人など欠点を笑いのネタにすることを職業としている人だけです。

欠点をネタにされてしまった人にとっては、それは笑えることではなくいって欲しくないことかもしれません。その場の空気を壊さないために、一緒に笑ったり自虐ネタにしたりしているかもしれませんが、あとで辛い思いをしている可能性があります。

失敗談や欠点をネタにするなら、他人ではなく自分のネタをあげましょう。人を傷つけてまで、笑いを取ろうとしてはいけません。

人の話を遮る

人の話を聞いているときに、その内容に関連して自分の話したいことが頭に思い浮かぶかもしれません。しかしその話をするために人の話を遮ってはいけません。遮られた人にとっては非常に不愉快なものです。会話の流れを遮断する人は、空気が読めない人です。

相手が気持ちよさそうに話しているのなら、真剣に、そして笑顔で耳を傾けましょう。相づちを打つことでも相手は楽しく話すことができます。そして相手が話し終わったタイミングをみて、そっと自分の話したかった内容を話題にのせます。

内輪ネタで広げようとする

内輪でしかわからない話をすると、興味がない人やわからない人にはちっとも面白くありません。知人通しが小グループとなってしまい、本人たちしかわからない人の話をしていると周りはどうしたらいいのかわかりません。その人たちが楽しそうに笑っていても、まわりはそのネタで笑えないのです。

さまざまな人が集まっているときには、知人同士で集まるのはやめましょう。そして全員がわかるような話で会話を楽しみます。お互いの共通点はきっとあるはずです。子育て経験者なら、子供のネタ、仕事をしているなら仕事のネタなどざっくりとわかりやすい内容からスタートするとよいです。

知ったかぶりの会話

知らないのに、知っているふりをしたり嘘をつくと、あとで困ることになります。もしも自分の知らない話題がでたのならば、おとなしく聞いているか、正直にわからないと伝えて説明を受けましょう。人は教えることが好きなので、たいていは快く教えてくれるでしょう。

会話の楽しいところは、それまで知らなかったことを知ったり、相手への理解を深めることができることです。知らなかったことをからかったり、ネタにして傷つけてくるような人たちなら一緒にいる必要はありません。知ったかぶりをすることは恥ずかしいことですが、知らないことを知らないというのはけっして恥ずかしいことではないのです。

会話で人生を豊かなものにしよう

会話がじょうずな人は、人脈も増えて人生が豊かになります。もしも苦手意識を持っているのなら、会話術を身に着けるように努力してみるとよいでしょう。

話すことは技術です。人を楽しませる会話術というのは、学んで身に着けることができます。話すコツをつかんで、多くの人たちと笑顔で楽しい人生を歩みましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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