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公務員の仕事はひとつではない。実際を知って目指すべき道を決めよう

公務員と一言でいっても、その仕事はさまざまです。仕事の種類とその内容を知って、自分が本当にやりたいことを見つけましょう。なんとなくイメージだけで進んでしまうと、失敗したと感じてしまうこともあります。まずは知ることから始めてください。

公務員の仕事について知ろう

まずは公務員の仕事について知っていきましょう。公務員といっても、その仕事内容はさまざまです。安定しているイメージのある公務員ですが、実は任期が決まっており、一定以上の年数を務めることが出来ないものや、医療などの専門職への従事者もいます。まずは公務員の仕事について知り、イメージ先行の状態から、現実的に公務員について考えられるようになりましょう。

公務員の仕事内容とは?

公務員の仕事内容は多くの人がイメージする市役所勤務から、警察官や自衛官のように、命の危険があるものまでさまざまです。安定していると思われがちですが、国家公務員は、大半が定年前に退職し、いわゆる天下りを余儀なくされてきたという歴史があり、問題視されたこともあります。こういったことも踏まえて、自分がどんな公務員になりたいのか、考えてみましょう。

公務員の仕事の大変さとやりがい

公務員の仕事は楽、というのは過去のものとなりました。現在の公務の現場は、約15年間に及ぶ人員の削減により、人手不足の状態になっています。また、分限免職という、民間でいうところの「仕事ができないからクビ」という制度も、実際には機能していない部分もあり、できない人を支えるパワーも必要となる分、民間にはない大変さがあるでしょう。

一方で、非営利な活動が可能になるといった、大きなやりがいも見つけることが出来るのが、公務員の仕事の魅力です。

大変さは「義務と責任の重さ」

全ての公務員に共通することですが、公務員の仕事の義務と責任感は大変重いものです。お金であれば公金を扱うことになるため、ミスや故意による損失を出すことがあれば、その責任は最終的に個人が負うことになります。

これは人の命に係わる事故が起きた時なども同様で、多額の賠償が生じることもあり、場合によっては刑事責任を負うこともあるでしょう。実際に、公務に関するミスが原因で数千万から億単位の賠償を行った人もいますし、刑事責任を負った人もいます。

こういった責任の重さは、民間で働いている時よりも大きく、問題が起きた時に実名などで報道されるケースも多いので、公務員を目指すのであれば、こういったことへの覚悟も必要です。

やりがいは「感謝されること」

公務員の仕事のやりがいは、なんといっても非営利の仕事であることから、「市民に感謝」されやすいといった楽しさがあります。ケースワーカーなどのように、直接的に市民に接し、個人を助けていく仕事は、非常にやりがいを感じやすく、大きな感動が得られることもあるでしょう。

また、町おこし村おこしのような、実際に現場で営利事業を営む人とともに仕事をすることは、公務員にとって新鮮で楽しいこととして感じられます。やはり、現場に出られる面白さは、公務員の魅力の一つといえるでしょう。

公務員は異動が多い

公務員の特徴の一つに、異動の多さがあります。癒着や汚職を防ぐために、公務員は通常3~5年で異動するようになっているのです。このシステムによって、一人の人が同じ仕事をずっと続けることによるマイナス面(横領やミスの蓄積)を防ぐことができますが、その分、自分の仕事をやり遂げることが出きないというジレンマを抱えることになります。

公務員の仕事はどうしても短期間で結果が出せないものが多く、3年では仕事を知って、慣れておしまいということもあります。こういった点で、やりがいを感じにくくなってしまうことも多いのです。

公務員になるために必要な技術や資格

公務員になるために必要な資格はこれといってありません。公証役場の公証人のように、特殊な法曹系資格を必要とするものはごく少数で、ほぼすべての公務員には特別な資格は必要ありません。場合によっては技術職としての採用の場合は、資格を必要とすることもあるかもしれませんが、それも限られたケースです。

どんな種類の資格がある?

公務員になるための資格は原則不要です。広く門戸を開き、平等にチャンスを与えることが公務員試験の前提ですので、制限が少ないことが最大の特徴となります。

また、学歴や職歴によって、受けることが出来る区分は変わりますが、入庁してしまえば仕事内容は同じになります。年齢や経験によって当初与えられる仕事内容には差が出るかもしれません。場合によっては大卒の資格が必要になるかもしれませんが、それ以外の資格はとくに必要ではありません。

公務員になるために必要な技術や資格の勉強法

公務員になるためには、公務員試験用の資格スクールに通う方法が最もポピュラーですが、時間がある学生むきであるといえるでしょう。社会人から公務員を目指すように、時間の制限がある場合は、独学で行うことも可能です。試験に必要な科目の参考書を購入してきて、毎日確実に勉強時間を確保していけば、多くの公務員試験に合格可能です。

勉強量としては、国家公務員一種のよう難易度が高いものは、1年以上かけてじっくりしっかり勉強する必要があるでしょう。市役所や難易度が低い公務員試験であれば、勉強時間ゼロで、1次試験を突破することも可能です。

いずれにしても、自分が受かりたい試験に向けて勉強法を考える必要があります。なお、誤解されることが多いですが、公務員は資格試験ではありません。通常の企業の就職と同様に、一度退職してしまえば、公務員としての身分は失われます。資格のように保持できるものではないため、全国どこでも活用できるような利便性は一切ないということを覚えておきましょう。

ステップアップにつながることも

公務員になることがステップアップにつながることがあります。人気のステップアップコースとしては、国税で仕事をし、一定の年数を積むと、税理士の資格を手に入れることが出来ます。公務員を辞めた後も資格を利用して開業することが出来るので非常に人気です。

また、役所と個人をつなぐ役割をはたせる「行政書士」も公務員を長く続けることで、得ることが可能な資格です。こういった資格や経験を生かして、資格職として働く、またはコンサルティングを始める元公務員も増えています。

公務員の気になる給料(年収)

公務員の年収は低いところで250万円程度です。年齢とともに確実に上がっていくのが公務員の魅力の一つですが、上り幅には人によって差があります。

また、公務員は昇進スピードが民間に比べて遅い傾向があります。これは、年功序列の在り方がいまだにかなり残っていることから、実力があり、結果を出しても、すぐには給与に反映しないという傾向が強いのです。

公務員で女性はどのくらい活躍している?

公務員女性の活躍は現状ではまだまだであるといわざるえません。女性管理職は少なく、またその中でも子持ちの女性はほとんどいないのが現状です。ですが、女性活躍推進法の影響などで、少しづつ変わり始めているのも事実です。

また、産休・育休がとりやすいイメージがあり、実際には最大3年まで取得可能です。実際に3年取得する女性はほぼいないのが実情で、育休の取得や時短の取得もまだ不十分であるといえますが、今後変わっていく可能性は十分にあります。

入庁後に自分自身が活躍するといった意思がしっかりと有れば、先輩の女性職員とともに、今後を変えていくことが可能でしょう。出来上がった環境に身を置くのではなく、自分自身が変えていくという意思が非常に重要です。どのような職場であっても、最初から楽園を望むのではなく、自分で楽園にしていくのだという気持ちをもって仕事に励みましょう。

公務員は割り切りが必要な仕事、よく考えて選択して

公務員は責任が重く、義務もしっかりと果さねばならない一方、どうしても縁の下の力持ち的な部分の大きい仕事です。異動の多さや仕事の種類の多さなど、大変な点が多いので、ある程度は割り切って仕事ができる人の方が向いています。

ぜひ、よく考えて選択してください。単純に楽そう、安定しているなどといった理由で選ぶと、大きな後悔につながるかもしれませんので、きちんと調べて答えを出してくださいね。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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