髪にふんわりだけでなく潤いも与えられるおすすめのパーマ用ワックス
パーマスタイルにぴったりなおすすめワックスとは
ワックスはスーパーマーケットやドラッグストアなどでたくさん売られているので、何がいいのか迷いますよね。どのようなワックスがあるのか、何を基準にして選ぶべきかを知っておきましょう。また、パーマを付けても日々の髪のセットをきちんとしておかないとすぐに取れていきます。そうならないためにも髪をどう手入れしていくのか、どうパーマをつけるのかも提示していきます。
ワックスの種類
ワックスにはさまざまな種類があります。代表的なタイプとそれぞれの特徴を説明します。
ファイバータイプのワックス
ワックスの中に繊維が入っているタイプで、束感が出しやすく伸縮性も馴染みも良いので、髪形が崩れてもスタイリングしやすいです。油分が多いので艶が出ますが、持続力が高くなく、あまり多く使うとべたつきやすいのと、髪が短くて細く薄い人にはより強調してしまうので不向きです。
バームタイプのワックス
別名オーガニックワックスとも呼ばれ、名前の通りミツロウやシアバターなど天然成分由来で作られたワックスなので、保湿効果もあり髪や頭皮に優しく、痛みがちな髪の毛や荒れた肌にも安心して使えます。油分が多いけどべたつかないのでツヤを出しやすく、濡れ髪ヘアに手軽にできますよ。しかし常温より低いところに保存しているとワックスが硬くなってしまうため、朝急いでいる時に素早く付けたい場合は、流さないタイプのトリートメントを少し使うと、乳化してなめらかになりますよ。
ムースタイプワックス
泡状のタイプで髪につけても重くならず、ふんわりした髪をキープできます。パーマスタイルの髪だけじゃなくウェーブヘアやツヤヘアにもしやすく、髪の毛の柔らかい人やくせ毛にもおすすめですよ。匂いがしっかりついているのでヘアコロン代わりに使う人も多いです。ただしデジタルパーマのように既に乾いている状態では使用できないのでご注意ください。
ミルクタイプのワックス
ミルクタイプのワックスは、付けてセットしてもカチッとしたスタイルにはならず、髪の毛の硬い人や多い人、ボブカットにうねりを出したい人向けで、髪を立ち上げる力や束感が弱い分、髪の毛が広がらなくなります。少量でも伸びがよくて馴染みやすく、油分も含まれているのでツヤが出るのに、べたつかず、かつパサつきもしにくいので愛用している人も多いです。
スプレータイプのワックス
どんな長さの髪の毛にも使えるワックスで、パーマのかかっていないヘアスタイルにも使えます。巻髪の人やストレートタイプの人でも、空気を含んだようにふんわりとした髪の毛に手軽にできますよ。手を汚さずともスプレーで髪に均一に付けることで、ムラが発生しないことが一番のメリットです。空気を入れたいところを少し持ち上げて、少し離れたところで一吹きして揉み込むことがポイントですよ。
マットタイプのワックス
伸びにくいがその分べたつきにくく、ナチュラルな仕上がりにできるタイプで、髪が少なかったり柔らかかったりする人でも、束と束がくっついてボリューム感を出すことができ、髪を盛って手入れをすることができます。油分は少なめなので、パリッとした雰囲気を出したい時は最適です。しかしワックス自体ハードに仕上がっているので、シャワーでなかなか落ちないのが難点です。またファイバータイプとは真逆なので、毛量の多い人や髪が痛んでパサついてる人は悪化する恐れがあります。
ジェルタイプのワックス
ツヤや光沢を出して長時間ヘアスタイルをキープできるタイプのワックスです。名前の通り油分があまり含まれていないので、付けすぎてもべたつき過ぎず、整髪力が抜群に高いのでツヤや束感のあるスタイリングがしやすいです。時間が経つと固まってくるのでセットがしやすくなり、タイトな感じを出すので男性が多く使っていますが、ボリュームを抑える効果もあり、薄毛の人はその分目立ってしまうので要注意です。
クリームタイプのワックス
伸縮性もツヤも光沢も持続性も馴染みも平均的な、まさしく一般的なワックスです。特徴という特徴は無いのですが、その分あらゆるタイプのメリットが総合されており、かっちりし過ぎず、しかしべたつきもし過ぎず、保湿成分も程よく含まれており、どんな髪でも程よく使いこなせる万能タイプなので、初めて使う方がこちらを多く選びます。迷ったらまずは試してみてはいかがでしょうか?
パーマスタイルに付けるワックスの選び方
ワックスを付けるにはまず自分の髪質を知る必要があります。自分の髪の毛は短いか?長いか?細いか?太いか?あるいは硬いか?柔らかいか?髪質を知らずにワックスを適当に買うと髪質が悪化してしまいます。そうならないためにも美容院で聞き、自分に合ったワックスを探してみましょう。それらを踏まえた上で、以下の4点を基準にしてください。
髪の長さで選ぶ
長さによってワックスで得られる効果が変わるので、長い髪の毛には指通りがしやすいように柔らかいものを、ショートはボリュームを出したいのでボリュームをキープできる硬いものを、その間のミディアムヘアは広がりやすいのである程度まとめられる中間の硬さを選びましょう。髪がワックスに合っていないと指通りが悪い、髪がごわつく、またはぼさぼさなどのデメリットが発生し、ストレスになってしまうので注意しましょう。
スタイル別で選ぶ
ワックスにも種類があるように、パーマにもたくさんの種類があります。今が流行りのゆるふわパーマや、濡れたままワックスをつけることでうねりを出すウェーブヘア、とれかけパーマを元の状態に戻すなど色々な用途があります。ふわふわなパーマを維持したいのか、髪の毛の仕上がりを軽くしたいのか、それぞれなりたいイメージに合わせて使い分けることができます。
髪質をどう見せたいかで選ぶ
艶のあるスタイルにしたいならミルク系のワックスに、無造作なパーマスタイルにしたい時は硬めのテクスチャでマットなタイプに、ツヤ感を出したい時は油分の多いジェルやムースタイプに、ふんわりまとめたい時はスプレータイプにするなどして、自分の髪質と相性の良いものを選びましょう。
髪の硬さや量に合わせて選ぶ
髪質に合うものを付けないと、短所を強調するような仕上がりになってしまいます。硬い人はマットタイプのものを、薄い人細い人はファイバータイプやジェルタイプなど、テクスチャーが重めのものを使わないようにして下さい。
現状をよく知ることで、次に髪を切るか否か、またはすくか否かといった具合に考えていき、最終的にはどんな風になるのかイメージしやすくなりますよ。
パーマスタイルへのワックスの付け方のポイント
ワックスを使うのが初めての方や、ワックスをつけても失敗してしまう方のために、ワックスをつけるコツがあります。
量は少な過ぎず多過ぎず
持ちを良くするためにとか、艶を出すために沢山付けすぎると、べたべたした髪の毛になり清潔感もなくなるので、適度な量を使いましょう。一回に使う量は、髪形や質、使うワックスによって違ってきますが、だいたい小豆一粒分です。量が少ないと感じたら一粒ずつ増やしていきましょう。
むらなくつける
全体にまんべんなく毛先は少なめに、手のひらでよく伸ばしてからワックスを付けるときれいにむらなく付けられます。ワックスの種類によってかかる時間は違ってきますが、透明になるまで手のひらでこすり付けましょう。筋がいくつか残っていてもダメです。そのまま付けてしまうとその部分がダマになったり粉を吹いたりしてしまいます。
髪に揉み込む
少ない量で全体にボリュームを出すコツとしては、ただ表面につけるだけでなく髪の毛によく揉み込むと、より髪の毛に浸透しスタイリングがしやすくなります。一部分のみ一点集中してしまうと髪全体のバランスが悪くなってしまいます。盛りたい部分は揉み込み、抑えたい部分はなるべく控えるようにするとよりスタイリングしやすいですよ。
ムースタイプはよく振る
振らないでムースタイプのものを出すと泡立ちが悪くなったり、最後まできちんと使い切れない恐れがあるので、振らなければいけないタイプのものかどうか確認して使用しましょう。ふんわりさせたい時は量は少なめに、くっきりウェットにしたい時は多めに出すなどスタイルによって変えていきましょう。
ワックスは髪を乾かす前に使う
パーマを当てた後に頭を洗い、ドライヤーで乾かすと取れてしまいます。筆者も美容院でパーマを当てたことがありますが、ワックスを使わないでいるとたった1ヶ月で取れました。そうならないように持続させるためには、乾かす前にワックスを使うことです。中には乾かした後でも使えるワックスもありますが、一般的にはタオルドライした後に軽くつけるだけでも効果が出ます。
パーマに合うおすすめのワックス5選
初心者の方におすすめの品から美容院でよく使用されている物まで調べ、うるおい成分の入っているものを条件に5つ選んでみました。
ナカノ スタイリングワックス3
セット力も強すぎず、弱すぎずでパーマスタイルの動きを活かすのにおすすめです。y-オリザノール、シアバター、ワレモコウエキスと潤いと保湿成分が入っているので、パーマをかけて傷んだ髪にも優しく、匂いもマスカットをベースにレモンやオレンジを混ぜており、柑橘系独特のしつこくない、さわやか系の香りがします。容量は90gで値段は1,300円です。
ザ・プロダクト ヘアワックス
自然由来成分だけで作られているので、髪の毛だけでなく肌にも唇にもハンドケアにも使える、これ一つで毛先や身体全体にまで潤いを与えてダメージから守るバーム系ワックスです。シアバター、アロエベラ、ビタミンE、ビーズワックスの保湿成分が配合されています。タンジェリンエッセンシャルオイルもふんだんに使用しているので、すっきりした匂いでリラックス効果を促します。髪を洗った後に少量揉み込んだ後乾かすと、翌朝のセットが楽になりますよ。
100%自然由来なので、その分整髪力や持続力は弱いですが、ナチュラルなヘアスタイルを作ることができますよ。容量は42gで値段は1,980円と少々高めですが、その分の効果値が高いのでコスパが良く、ショートカットヘアと相性がいいので男女ともに人気の商品です。「@cosmeベストコスメアワード ベストヘアスタイリング部門」に2017年は1位、2018年は2位にランクインしています。
花王 リーゼうるおいパーマもどしフォーム
美容ブランド「花王」が販売しており、取れかけのパーマスタイルへ揉み込むことできれいなスタイルに戻るムース系ワックスです。プッシュ式なのでワックスが出しやすく、表面だけでなく内側をもしっかり揉み込むことで、より仕上がりが良くなります。保湿成分はポリシリコーンが配合されており、スタイリングとしても効果があります。ラノリン脂肪酸も含まれているのでダメージをケアすることができます。この成分のおかげで髪を濡らしても濡らさなくても使うことができるのが、この商品の最大の利点です。
容量は200ml、価格は646円とお手頃な商品です。
ミルボン ニゼルデザイナーズコレクション クリアサージュミルク
根元から毛束感が出やすく、テクスチャーは重くなり過ぎず、ウェーブもくっきりはっきり出しやすいミルクタイプのワックスです。取れかけのパーマでもこちらを髪全体に揉み込んで乾かすだけで復活でき、時間も10分だけとかかりません。毛先だけにもふわっと動きがつけやすいです。保湿成分はスクワランで、髪の水分を逃がさず潤いを与え、外部からの紫外線や乾燥から守るので、美容師が多く愛用しており、男性にも使える商品です。容量は190gで、価格は2,200円です。
hearty ヘアトリートメント&ワックス
パーマ液を付けると頭皮や髪に負担がかかり、パーマを当てるとワックスを使わなければ維持できないので髪を洗うのも一苦労です。しかしこのワックスは保湿成分のシアバターで、乾燥した髪の毛に潤いを与え艶を出し、パーマのウェーブもはっきり出しやすいバームワックスで、洗わないタイプのトリートメントとしても活用される、いわゆる2WAYタイプのワックスです。多くのヘアスタイリストやヘアメイクから信頼されている一級品です。容量は30gで、価格は2,484円です。
なりたいスタイルに合わせてワックスを選ぼう
髪形を変えたりヘアアクセサリーを着けたりするだけでも印象は変わってきますが、ヘアアレンジが自分でできるようになると、ヘアスタイルの幅が広がりますよ。パーマに不慣れな方は少しずつ塗っていきましょう。慣れてきたら数個のワックスを組み合わせて使うこともできます。普段と違う自分になるために、思い切ってイメージチェンジするのも有りですよ!上記を参考にして数個試し、自分に合ったワックスを探しましょう!