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良い姿勢で過ごすメリットを知ろう|姿勢が悪いデメリットも公開

健康・運動

良い姿勢の状態と保つために気を付けたい事とは何か

皆さん自分の背中に自信はありますか?ふとショーウィンドーに映った自分の姿を見て、ドキリとした人もいることでしょう。姿勢を良くしなさい、という言葉は子供のころから誰しもが一度は家族や先生などに言われてきたと思います。煩わしいと思いつつ、気が付けばスマホ、パソコン時代の現代。背中を丸くして電車に乗り、首を突き出してデスクワーク。良い姿勢を保つことは社会的にも日に日に難しくなって行くのが現状です。

なんとか良い姿勢を保ちたいと思いつつも、ずっと正しい姿勢を保つのはどうしても疲れてしまうもの。どうすればこの悪癖が治り、美しい背中を手に入れることができるのでしょうか。ここでは良い姿勢の利点と、良い姿勢を保つ具体的な工夫を見ていきます。

良い姿勢とはどのような状態か

そもそも本当の良い姿勢とはどういったものなのでしょうか。「姿勢を良くしなさい」と周囲から言われて、ただやみくもに背中をシュッと伸ばしても、長い間この体制を保つことなどできません。良い姿勢を保っていると、腰痛や便秘などにも効果があります。また、太りにくい体にもなりメリットがたくさんあります。まずは良い姿勢の正しい知識を身に付け、自分の姿勢を改善しましょう。

背骨が緩やかなS線を描いている

人の背骨はゆるやかにS字を描いたカーブになっています。頸椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯しているのが良い姿勢が良い姿勢です。正しい姿勢の状態を、真横から見ると、頭が天井から引っ張られるようにまっすぐに保たれており、首から腰に掛けてはゆるやかなS字を描いています。

足首から膝、骨盤、肩、耳の後ろから頭の先までが一直線になっている状態です。正面から見ると、膝は真正面を向き、骨盤、肩、耳のそれぞれの高さが水平になっている状態が正しい姿勢です。姿勢が良くなるだけで印象は何倍も若返ります。    

良い姿勢か確認する簡単な方法

自分が正しい姿勢か気になるところですが、前述したような細かな確認を、鏡を見ながら自分の体で見て行くのは至難の業です。簡単に正しい姿勢を作る方法があります。壁を背にして、まっすぐ立つ方法です。

まず立った状態で、自分の体の5カ所が壁についていれば良い姿勢といえます。5カ所とは、頭、肩甲骨、おしり、ふくらはぎ、かかとを指します。この5点やってみると分かりますが、意外と体の5点の部位がつかないものです。特に首がつかない人はスマホ首の可能性があります。

座るときは骨盤を立てて座る

では自分の姿勢を良くしていくにはどうしたら良いのでしょうか?キーワードは「骨盤」です。ピラティスなどの経験があるひとは、骨盤を立てるという言葉を聞いたことがあると思います。骨盤がニュートラルな正しい位置に収まっていると、良い姿勢に繋がります。

逆に骨盤が丸くカーブし、頭が前に出た状態が猫背です。しかし、人間の構造として、椅子に座るとどうしても猫背になってしまいます。骨盤を立てて椅子に座るにはちょっとしたコツがあります。前屈みでお尻を後ろにグイッと引くことです。こうすると椅子の背もたれに支えられて背骨が真っすぐ伸び、自然に骨盤が立つので、良い姿勢に繋がります。

悪い姿勢とはどのような状態か

正しい姿勢に対しての知識がついたところで、今度は悪い姿勢についても見て行きましょう。まぁ良くはないけど、そこまでは…。と思っている人でも、意外と客観的に調べてみると、自分の姿勢の悪さに驚くものです。

体の部位に出る特徴

全身が写る鏡の前に立ち、横向きになり自分の体をチェックしてみましょう。背中が丸くなっている、おなかが緩んでいる、肩が前に出ている、体が前傾している、お尻が出ている、首だけ傾けて下を向いたときに見えるのは足の甲~つま先。

いかがったでしょうか。すべてに当てはまってしまったという人、結構いるのではないでしょうか。それは「おばさん体型」と呼ばれる現象で、まさに姿勢が悪くなっている状態です。ほうっておくと体はどんどん崩れて行き、将来は一目で年寄りと分かる「おばぁちゃん体型」になってしまいます。

なぜ姿勢が悪くなるのか

それでは姿勢はどのようなときに悪くなるのでしょうか?誰しも生活をしていれば重力による圧力を受けています。正しい姿勢を取っていないと、体は重力に対してバランスを取ろうとするため、筋肉に必要以上の負荷がかかります。
また生活の様々なことが原因で、現在人の姿勢は、特にストレスにさらされています。ここからは姿勢が悪くなる理由について見ていきましょう。

スマートフォンを見る時に長時間前かがみになる

まずは「スマホ首」などという言葉もできるほど、現代人の姿勢の悪さの原因の代名詞ともなっているスマホやタブレットです。街を歩けば前かがみになり、画面を見ている人を多く見かけますが、みな一様に背中が丸まり、顔が前に出た、いわゆる猫背の体勢になっています。

しかも長時間小さな画面を見ることで、肩も内側に丸まり、姿勢の悪さは悪化していきます。今や生活に欠かせないものですが、使い過ぎには気を付けたいものです。

机仕事での座りすぎ

また、長時間椅子に座りパソコンに向かうデスクワークも、姿勢の悪さに大きく関係しています。骨盤を立てて座ることが姿勢を良くする上で重要であることは、ここまでに述べてきました。骨盤を立てずに、変な体勢で長時間座っていると、体に負荷がかかり、もちろん姿勢は悪くなり猫背になりますし、疲れやすく、腰痛や肩こりの原因にもなり得るのです。

悪い姿勢が精神や健康に及ぼす悪影響

姿勢を良くすることは、見た目的にも良いに決まっていますが、実は姿勢はその見た目の良しあしだけではなく、体のさまざまなところに連動して影響しています。そして、実は姿勢はメンタルとも大きく関わっているのです。

さらに、姿勢が悪いとケガや内臓にまで影響が出ることが分かってきています。姿勢から影響が出ることについて詳しく知っておきましょう。

精神が不安定になる

嫌なことや、辛いことがあったときにみなさんはどんな姿勢になっていますか。下を向き、肩を丸め、トボトボと歩いていないでしょうか。実は姿勢はうつ病や自律神経失調症にも大きく関係していると言われています。

体が疲れているときに起き上がるのが大変なように、気分が落ち込んでいるときはごく自然と、猫背になりがちなのです。気分が乗らないなと感じたらエイッと姿勢を伸ばしてみるのも良いかもしれません。

臓器の機能が低下し、ケガをしやすくなる

悪い姿勢を続けていると、筋肉に余計な負荷がかかり、その状態で筋肉が固まったり、萎縮してしまう場合があります。その結果、筋肉が本来持っている負荷への対応力がなくなってきます。そのため、筋肉だけでなく、関節や靭帯まで損傷していき、ケガをしやすくなったり、肺などの臓器の機能も低下していくと言われています。また、頭痛や背中の痛みなどが起こりやすくなるのも、悪い姿勢と関連しているといわれています。

良い姿勢を保つために必要なことは何か

ストレスと疲労

ここまでの内容から、自分の嫌な姿勢をすぐにでも直したいと思った人もいることでしょう。姿勢を良くする為の方法には、「骨盤を立てる」「背骨をS字の状態にする」などがありましたが、ここからは姿勢を良くする方法を、より具体的に見ていきましょう。

前かがみにならないように気を付ける

猫背と聞いて浮かぶイメージが、顔を下に向け、背中を丸めた、前屈みの状態でしょう。前屈みになった状態がずっと続くと、さまざまな影響が出てきてしまうということは、既に取り上げてきました。そこで正しい姿勢をとるときには、パソコンに向かう場合には目線と同じか、やや下になるようにデスクトップを高くする、などの工夫をしてみましょう。

そして、スマホで電話をかけるときには、マイクのヘッドセットを使うなどの工夫をして、なるべく前屈みにならないように意識します。また、デスクワークなどで長時間座るときは、肩をリラックスさせ脇を締めて、膝は直角に曲げて座る方法が正しい座り方です。日頃から注意して直すようにしたいものですね。

机仕事の人でも時々立ち上がり体を動かす

ここまで良い姿勢の利点を述べてきましたが、本当のところ、長時間良い姿勢でいることは、長時間悪い姿勢でいるよりも体に良くないという事実があります。筋肉は使うことで体を支える強さを維持できます。長時間座る必要がある人は、時々立ち上がり、軽く動き回ったり、ストレッチなどをして筋肉や関節を動かすことで、体の強さを維持していきましょう。

むずかしい現代こそきれいな姿勢を心掛けよう

姿勢を良くすることの利点をさまざま取り上げてきました。現代はOA機器を使用する機会も多く、細かい字を読んだりすることも多いので姿勢を良くすることが難しい時代です。しかし、なるべく猫背にならないように、きれいなS字の背骨を心掛けていくことが、とても大切です。

また、骨盤を立てて、適度な運動をすることで、筋肉を負荷に負けないように強くしていくことも同時に行い丈夫な体を作り上げていきましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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