健康・運動

手のツボ押しで不調改善。心身の健康維持に正しい押し方や位置を知る

ツボ押しは、誰でも手軽にいつでも気軽にできる健康法です。手にもたくさん存在するツボ。そのツボを活用することで心身の不調を改善できます。ツボの位置や、正しい押し方など。意外と知られていない情報を得て、ツボ押しを毎日の生活に取り入れましょう。

WHOが認知しているツボは全身で361ヶ所ある

肩がこる、疲れがなかなか取れないなどの、さまざまな体の不調が出始める20代後半。その体の不調を改善することのできる、手のツボがあることを知っていますか。ツボは体の調子を整えるために、自分でも比較的手軽にできる方法です。

WHO(世界保健機構)が認知しているツボは、全身で361ヶ所あります。それほどツボは全身のいたるところにあり、手の中にもたくさんのツボが存在しているのです。手にあるツボは、仕事中や移動中などに気軽に押すことができ、体調管理に役立つものです。

ツボは東洋医学の考え方

ツボとは、アジアを中心に古くから伝わる伝統的な医学、「東洋医学」の考え方に基づいているものです。「東洋医学」では、人の体は「気」「血」「水」で作られていると考えられており、そのバランスが崩れることが、心身の不調を招くとされています。「東洋医学」においてツボは、体の調子を整える大切な部分として、重要視されてきました。

「神経の交差点」とも呼ばれている

全身をくまなく走っている神経。ツボはそのさまざまな神経がたくさん重なっている場所のことで、「神経の交差点」とも呼ばれています。体の隅々にまで走っている神経は、人の体を作る重要なものです。ツボはその神経を通して、内臓などの体のさまざまな部位と繋がっています。

体の不調が特定のツボにあらわれる

体の不調は神経を通して、特定のツボにあらわれるとされています。痛みが出たり硬くなったりするほか、冷えや赤みとなって体の表面にあらわれることもあります。ツボにはそうした心身の疲れや不調を知らせてくれる役割もある、ということになります。

日によって微妙に位置が変わる

ツボの場所は、人によってそれぞれ違います。身体には個人差があり、同じ人でもその日の体調によってツボの位置が微妙に変化することがわかっています。その時々でツボの場所を見つけるには、自分で押してみて、気持ちよく感じる場所や響くような痛みを感じる場所を優先するとよいでしょう。

即効性がある

神経の集まっている場所であるツボを刺激することで、その神経と繋がっている内臓にも、刺激を与えられることになります。そうすることで、内臓の機能を改善する効果も期待できます。直接神経を刺激できるため、ツボには即効性があり体の不調を改善することに役立ちます。

ツボ押しのメカニズム

東洋医学では、この世に存在するすべてのもを作っているのが「気」であると考えられています。「気」とは、いわゆる「生命エネルギー」のようなもので、人体にも必要不可欠であるとされています。「気」の流れが滞ることで、心身の不調に繋がるといいます。そうした「気」の流れをよくし、心身の不調の改善を目指すのがツボ押しなのです。

ツボを刺激するとどのような働きが起こるのか

ツボは、「気」の通り道にある、神経の集まるポイントにあります。ツボを刺激することで、体の調子を整えるために欠かせない、自律神経に働きかけることができるのです。その結果、内臓やそのほかの体の機能を改善する働きがあると考えられています。

ツボの近くの神経が反応し脳に刺激が伝わる

ツボを押すと、そのツボの近くの神経が反応し、中枢神経を通って脳に刺激が伝わります。実はツボは、体内の老廃物が滞りやすい場所でもあり、その溜まった老廃物によって「気」の流れが悪くなるとされています。つまりそのツボを刺激することで、「気」の流れだけでなく、老廃物の流れもよくなり体調の改善に効果があるとされているのです。

自律神経をコントロールする視床下部に刺激が届く

脳に刺激が伝わると、自律神経をコントロールする視床下部にも刺激が届きます。その視床下部から神経伝達物質が分泌され、臓器や器官の働きが回復するという仕組みになっているのです。そうした効果からツボを刺激することで血行促進や、内臓機能が活発になります。そのほか、免疫力に携わる細胞の活性化や、ホルモン分泌量が上がるなどのさまざまな効果が現れます。

ツボの働きを西洋医学で調べてみる

ツボは、長く続く東洋医学の歴史のなかの検証に基づいています。そのため科学的な根拠はない、とされていた時代もありました。最近では、そうした科学的根拠を実証するために、さまざまな研究が行われています。西洋医学の観点からも、ツボの働きを調べてみました。

化学物質「サブスタンスP」と「CGRP」が放出する

科学的な研究の結果、ツボとされている場所には、毛細血管や神経が集まっていることがわかっています。ほかの場所よりも温度が高く、電気を通しやすいなどといわれてきたのは、そうしたことからだということです。またツボの周辺の毛細血管の近くには、「カブスタンスP」と「CGRP」という化学物質の繊維が多くあることもわかっています。

「カブスタンスP」は、免疫を司るリンパ球の働きを活性化させ、組織間の栄養素や水分の移動を円滑にする働きがあります。「CGRP」は、血管を拡張させて血行を促進し、心拍数を減少させるものです。こうした化学物質がツボを刺激することによって放出されて、血行促進や免疫力のアップなどの効果をもたらすのです。

神経伝達物質「βエンドルフィン」が分泌する

ツボの刺激によって刺激が届いた視床下部から、「βエンドルフィン」という神経伝達物質が分泌されることもわかっています。「βエンドルフィン」は、鎮痛効果の高い物質として知られていて、頭痛や関節痛などのさまざまな痛みを緩和させてくれる働きをするものです。

また「βエンドルフィン」には抗酸化機能もあり、活性酸素による細胞のダメージを防いでくれるため、アンチエイジングにも効果があります。脳の神経回路を作り変える働きもする「βエンドルフィン」が分泌されることで、脳全体がポジティブになるといわれています。ツボの刺激によるこうした物質の分泌は、うつ病などの精神疾患にも効果が期待できるのです。

ツボを刺激する方法

ツボを刺激することは、心身にたくさんのよい影響を及ぼします。そのツボを刺激する方法にも、いくつかの種類があります。状況や状態、自分に合ったやり方を見つけましょう。

指や棒で押す指圧

一番手軽にすぐできる方法は、指圧です。指や棒などを使って、ツボをピンポイントで押して刺激する方法です。指圧をする際に使う指は、親指や中指が最適とされています。広い部分を押す場合は、親指以外の4本の指を使って刺激します。指先や指の腹を使い、爪は使わないように気を付けて刺激します。

棒を使う場合は、市販されている専用の棒を使って刺激します。身近なものでは、つまようじなどでも代用できます。つまようじを使う場合は、つまようじの頭とされている丸みのある方で押すようにしましょう。

温めるお灸

火をつけたものをツボの上に置き、ツボを温めることで刺激するお灸。その歴史は2000年以上ともいわれるほど、古くから使われてきた方法です。温めることで血管やリンパを刺激し、細胞が活性化されることで免疫力がアップするといわれています。

専門店での施術が多いですが、最近では自宅で簡単にできるお灸も販売されています。ドラックストアやネットショッップでも手に入る品物です。使用方法を守れば、手軽に安全に自宅で使用することができます。火を使うタイプのもの、火を使わないタイプのものなど、種類もいくつかあり自分の合ったものを選べます。

深くまで刺激する鍼

鍼(はり)治療も、体のメンテナンスによく使われる方法として有名です。専門店での施術が一般的で、痛そうというイメージが強い人も多いでしょう。鍼治療には、鎮痛効果や炎症を抑える効果があるとされています。

使用する鍼には、髪の毛ほどの細さのものから、注射針くらいの太さのものまでさまざまです。長さも、使用する場所によって変わります。筋肉が皮膚の表面に近いところにある首などの場所には、短い針を。腰など、筋肉が体の深いところにある場所には、長い針をというように使い分けます。

米粒やアルミホイルを貼りつける

米粒などをツボの上に張り付けて、継続してツボを刺激する方法もあります。つまようじなどで押した際に痛みを感じる場所に小さなものを張り付けて、気になる症状が改善されるまで張り続けます。

アルミホイルを使用する場合は、1.5㎝角程度に切ったものを硬く丸めて貼り付けます。使用するテープは、絆創膏や医療用のテープなどを使います。長時間肌に張り続けるので、肌への刺激が弱いものを使うようにしましょう。また、テープの部分がかぶれてしまったときは、すぐに外してください。

正しいツボの押しかた

ツボを押す際には、正しい押しかたで刺激を与えるようにしましょう。押しかたが間違っていると、効果が薄まってしまうだけでなく、体に不調を招いてしまうこともあり注意が必要です。

ツボを押す回数は1日3回が目安

ツボを押す回数は、1日に3回、1回に2~3回ほどを目安に行うようにしましょう。ツボを押すことで疲れてしまったり、押しすぎて痛みが出てしまうことも。やりすぎは、そうした逆効果になってしまうこともあるため、十分注意し、適切な回数でよい効果を得られるようにしましょう。

ツボに力が伝わるように垂直にゆっくり

きちんとツボに力が伝わるように、垂直にツボを押すようにします。そうすることで、刺激がツボに伝わりやすくなります。また指でツボを押す場合には、指の腹から指先に力を移動するようにして、ゆっくりと刺激していきます。爪では皮膚の表面を傷付けてしまう可能性もあるので、注意しましょう。

痛気持ちいい位の力で押す

強さは、痛気持ちいいくらいの強さで押すことがよいとされています。強く押せば高い効果が得られるというものでもありません。程よい強さで押すことが、ツボを押す際には重要になります。強すぎると「もみ返し」のような症状が出てしまい、痛みにつながってしまうので注意しましょう。痛みが強い場合は無理に押さずに、何回かに分けて押すこともよいとされています。

ピンポイントで押したいときは

ピンポイントでツボを押したいときは、つまようじを使用します。複数本のつまようじを輪ゴムで束ねて、頭の丸い部分で軽くトントンと叩くようにして刺激します。つまようじがないときには、ペンなどでの代用も可能です。つまようじの先のような、尖っているものは使用しないようにしましょう。

左右対称のツボは両方押す

身体の中心にあるツボ以外のものは、左右対称になっているツボも多くあります。そうしたツボの場合は、バランスを取るために両方のツボを刺激することが大切です。同時に押す必要はなく、左右を交互に同じような力加減で押すことを意識します。

ツボを押すときの呼吸法

体がこっていたり、ストレスが溜まっている場合には、呼吸が浅くなっていることが多いです。ツボ押しの際には呼吸法も意識すると、よりリラックスすることができ、ツボを押しながら相乗効果が期待できます。

押すときに息を吐き、放すときに吸う

鼻から大きく息を吸い、口からゆっくり長く息を吐くときにツボを押します。息を吸う時にはツボ押しをやめます。息を吐くときに人はリラックスしやすいため、そのタイミングでツボを押すと、よりリラックス効果が高まります。その際には、吐く息と同じくらいの長さでツボを押すようにしましょう。

ツボを押すのに効果的な時間

東洋医学の考え方では、「気の流れがよくなる時間」というものがあるため、その時間帯にツボを押すことが勧められています。ツボを押す際のより効果的な時間、ということになります。

深夜0時と朝6時、お昼の12時、夕方6時

「気の流れがよくなる時間」とは、気の流れる道筋「経路」が開きやすくなる時間のことです。具体的には、深夜0時と朝6時、昼12時と夕方6時は、体全体の経路が開きやすくなる時間帯です。また、臓器や器官によっても、その時間帯はそれぞれ異なります。午前7時から9時が胃、午前11時から午後1時は心臓というように、治したい部位の時間帯に押すのが効果的です。

ツボ押しをさけた方がいい時期

ツボは誰でも手軽にできる健康法ですが、状況や体の状態によっては悪影響になる場合もあります。正しい効果を得るためには、そうした情報を知っておくことが大切です。

妊娠中の人や飲酒時または食後

ツボの中には、さまざまな体の部位や症状に対応したものがあります。その中につわりに効くとされるツボもありますが、子宮を収縮させるツボもあるため、妊娠中はできるだけ避けるようにしましょう。また、飲酒時にはツボ押しによって血行がよくなりアルコールがまわりやすくなってしまいます。食後は消化不良を起こす場合もあります。飲酒時と食後は避ける方がよいとされています。

身体面に作用する手のツボの位置

たくさんあるツボの中で、身体面に作用するツボとは、どのようなものでしょう。臓器や器官ごとで、作用するツボの位置が違います。

万能なツボ「合谷」

「谷の合間」という意味の、「合谷(ごうこく)」というツボ。親指と人差し指の骨が交わる部分にあり、身体面だけでなく精神面への効果も期待できるため、「万能のツボ」とも呼ばれています。手を開いたときに、親指と人差し指の間が谷のように凹んで見えるため、「合谷」という名前がつけられたといわれています。

具体的な効果としては、頭痛や歯の痛みなどの上半身の痛みや、肩こりや風邪などの身体面の不調の改善。またストレスなど、さまざまな症状にも効果があります。

眼精疲労に「小骨空」

目を動かす筋肉の血行をよくして、眼精疲労の回復を促進するツボ、「小骨空(しょうこっくう)」。小指の第一関節のところにあるツボです。慢性的な目の疲れや、目の疲れからくる肩こり、ものもらいや涙目にも効果があるとされています。

小指を少し曲げた状態で、反対の手の親指と人差し指で挟むようにして押して刺激をします。また、ツボ周辺を揉むようにしたり、さするやり方もあります。

便秘に「二間」

「二間(じかん)」というツボは、人差し指のつけねの親指側の側面のくぼみ部分にあります。大腸経のツボのため、便秘の改善に繋がるツボです。便秘を改善し腸内環境を整えることでデトックスでき、肌荒れなどにも効果があるとされています。

こちらのツボは、指圧ももちろんよいですが、お灸で温めてあげることも効果的です。また、反対の手の親指を曲げて、第一関節辺りで指先に向かって押し上げる方法もあります。

冷え性の人に「命門」

手のひら側の小指の第二関節の真ん中に位置している、「命門(めいもん)」というツボは、冷え性に効果的なツボです。血行をよくしてくれる作用があり、冷え性の改善が期待できる場所です。そのほかにも、腰痛などにも効果があるとされています。

反対の手の親指と人差し指で挟んで持ち、親指に力を入れて刺激をします。やや強めに押していくことで、じんわりと体が温まってきます。左右10回ずつ行うようにします。

末端冷え性の場合は「指間穴」

「指間穴(しかんけつ)」は、手の甲の指と指の間のいわゆる水かきの部分にあるツボです。主に自律神経を整える効果のあるツボで、末端冷え性だけでなく、ストレスにも効くツボです。自律神経を整えることで体内の流れをよくし、末端まで血液や酸素を届けて温めてくれます。

親指と人差し指で挟み、少し強めに揉みこんでから、指先に向かって引っ張りパッと放します。これを指先が温かくなってくるまで行います。

自律神経のバランスを整える「井穴」

爪の生え際にある、「井穴(せいけつ)」というツボは、自律神経を整えてくれる場所です。体の健康を守っている自律神経を整えてくれるこのツボは、冷えにも効果があるとされています。親指は外側、人差し指と中指は親指側に。薬指は小指側、小指は両脇にあります。

親指と人差し指で挟み、少し強めに痛みを感じる程度に押します。1本の指に対して3秒ほど押し、5回ほどを目安に刺激をします。左右の手を交互に、2~3回程度行いましょう。

肩こり・首の痛みに「後谿」

「後谿(こうけい)」は、肩こりや首の痛みに効く手のひらのツボです。小指側の側面で、手を握った際に深いしわのできるところがツボの位置です。筋肉の緊張やこわばりを緩め、心身共にほぐしてくれます。血行がよくなり、肩の力が抜けて、肩こりや首の痛みに効果的といわれています。

手のひらを上にして、感情線の端の辺りで痛みを感じる場所を刺激します。反対の手の親指の先を使い、小指の骨の下を押すように意識します。5秒ほど強く押してから放す、ということを5分ほど継続して行ってみましょう。

腰痛には「腰腿点」

腰痛、特にぎっくり腰などの急性の腰痛に効く、「腰腿点(ようたいてん)」というツボは、手の甲にあります。人差し指と中指の骨の根元の交わっている部分と、薬指と小指の骨の根元の交わっている部分の2つです。腰痛に対して即効性もあり、効果も高いツボです。

親指で2つのツボを交互に押し、反対の手も」同じように押す方法のほか、2つのツボを同時に押す方法があります。両手を組むように手を握り、人差し指と薬指で2つ同時に押し、それを左右の手で交互に押します。つまようじの頭の丸い部分で刺激するのもおすすめです。

腱鞘炎の痛みを和らげる「大陵」

腱鞘炎などの手や腕の痛みや、不安やイライラといった精神面にまで効果があるツボ「大陵(だいりょう)」。手首を手前に折り曲げたときにできるシワの辺り、関節の真ん中にあります。痛みを和らげる鎮痛作用があるほか、自律神経を整える作用もあるツボです。

反対の手の親指をツボに当て、そのほかの指で軽く腕を握るようにします。そのまま親指を骨の内側に入れ込むようにしてやや強めに押していきます。5秒押したら放し、反対の手も同様に行います。

歯痛を止めたいときは「商陽」

下の歯と歯茎の痛みに効く、「商陽(しょうよう)」というツボ。人差し指の爪の付け根の親指側にあり、痛みがあるほうの手のツボを押すとよいとされています。虫歯が進行した際に起きる歯の神経の痛みや、知覚過敏などにも効果があるとされています。鎮痛作用と整腸作用のあるツボとして知られています。

歯の痛みのるほうの手のツボを、親指で押します。人差し指と親指で挟むようにして、親指の腹でゆっくり10回ほど押します。それでも痛みが取れない場合は、親指の爪で5回ほど押し、また親指の腹で10回押す、を繰り返します。

高血圧と低血圧の改善に「壇中」

中指の第二関節と指の付け根の間にある、「壇中(だんちゅう)」というツボ。血圧を整える効果があるため、高血圧や低血圧などの血圧の不調を改善する効果があります。また、血圧の不調による動機やめまい、息切れなどにも効果があります。
指の腹を使って、ゆっくりと押し、痛みや凹みなどを感じる場所を中心に押していきます。左右の手を、交互に行います。血圧を整えるほか、生活習慣病の予防にも役立つといわれています。

二日酔いにきく「肝穴」

二日酔いに効くという、「肝穴(かんけつ)」。薬指の第二関節の真ん中にあり、肝臓の機能を整える効果があります。アルコールの分解を助ける作用があり、二日酔いのほか、乗り物酔いにも効果があります。また、腹痛の緩和にも効くとされています。

親指で押すほか、優しくこする方法もあります。両手のツボを交互に押します。二日酔いの改善に効果の高い時間は、飲んだ日の翌朝早くがよいといわれています。

風邪の予防に「老商」

風邪の予防には「老商(ろうしょう)」というツボがおすすめです。免疫力を高めてくれるので抵抗力がつき、風邪を引きにくくなります。また、自己自然治癒力を高めるよう働きかける作用もあります。疲れやすいときや、身体がだるいと感じるときにもおすすめのツボです。

このツボはとても小さいポイントのため、爪を立てないように注意しながら指の先を使って刺激します。そのほか、つまようじや綿棒、ペンなどを使いピンポイントで刺激をすることもおすすめです。

頬からあごのラインがむくんでいるとき「中渚」

「中渚(ちゅうしょ)」というツボには、顔のリフトアップ効果が期待できます。手を握ったときにできる、小指と薬指の間の手の甲のくぼみの部分です。頬からあごのラインのむくみの解消に効果的なツボで、片頭痛やめまいにも効きます。

押すと骨に響くような感覚があります。また、お灸で温めるのもよいとされています。温めることで血行がよくなりデトックス効果も高まり、より美容効果も上がるやり方です。

精神面に作用する手のツボの位置

精神面に作用するツボの位置を見ていきます。ツボ押しと同時に深呼吸もすることで、より高い効果を得られます。身体面のケアだけでなく、精神面も同時にケアしてあげることが、日々の健康に繋がります。

イライラに悩んだときは「神門」

心と繋がっているとされているツボ、「神門(しんもん)」。ストレスによるイライラを解消できるほか、精神面のコントロールもできるといわれています。手首の横ジワを小指側へ向かってなぞり、すじの近くにある小さなくぼみの部分です。心臓の動きを高める効果もあると言われているツボです。

親指で押すときには、そのほかの指で軽く手首を支えながら刺激します。小指の真下のすじの内側にあるツボのため、親指で押しにくい場合は、人差し指の先を使って刺激します。

ストレスで疲れたときに「労宮」

精神疲労の解消に効果がある、「労宮(ろうきゅう)」というツボ。緊張緩和や気持ちを落ち着かせる効果があり、リラックスしたいときにおすすめです。拳を握りしめたときに当たる、薬指と中指の間の部分で、手のひらの真ん中辺りに位置しています。

親指の腹を使って軽く押します。ストレスが溜まっているときにこの部分を押すと、痛みを感じます。「労宮」には上半身の血行をよくする効果もあり、胃腸の不調や胸のつかえた感じの改善にも役立ちます。

気力が出ないときに「腎穴」

腎穴(じんけつ)」というツボは、ホルモンバランスを整えてくれます。無気力感のあるときなどにおすすめです。また、ホルモンバランスの乱れによる薄毛や抜け毛などにも効果があります。小指の第一関節の中央に位置しています。子供のおねしょにも効果があるとされています。

親指で円を書くようにして、少し強めに揉みほぐします。マッサージをするように、気持ちがよい程度で刺激をします。「腎穴」は「夜尿点(やにょうてん)」とも呼ばれていて、泌尿器にも作用します。

イライラと頭痛があるときに「心穴」

心穴(しんけつ)」は、心臓と神経を落ち着かせる効果のあるツボとして知られています。中指の第一関節の真ん中にあるツボで、頭痛にも効きます。ストレスによるイライラは、体の臓器にも悪影響を及ぼすため、心臓や神経を落ち着かせることで、さまざまな不調の改善に役立つとされています。

手のひら側と手の甲側の両方から、ツボを刺激します。親指と人差し指で揉むようにして刺激するとよいです。爪やペン先などの細いものでピンポイントに刺激してください。

緊張をほぐしたいときに「小衝」

「小衝(しょうしょう)」は、緊張緩和に効くツボです。血行をよくする効果もあるため、肩の緊張をほぐし、肩こりにも効果を発揮します。小指の爪の生え際の薬指側に位置しています。緊張からくる胃炎などにも作用するツボです。
親指と人差し指で挟んで持ち、爪に向かってぐりぐりと少し強めに刺激します。少し痛いくらいでもよいでしょう。ストレスからくる息苦しさにも効果的です。

仕事中だけど眠くてしょうがないときは「中衝」

眠気を覚ましたいときに効果的なのは、「中衝(ちゅうしょう)」というツボです。眠りに関するツボのため、眠気を覚まし、集中力アップにも効果があります。また血行をよくし、心の安定やストレス解消にも効きます。中指の爪の生え際の少し下、人差し指の側にあるこのツボは、不眠症の改善にもおすすめです。

親指と人差し指の爪に近い先端の部分で、中指を挟むようにして強めに揉みます。1分間ほど、痛みを少し感じるくらいの強さで揉みます。反対の手も同様に行います。

おすすめの手のつぼマッサージグッズ

手のツボ押しに最適なグッズの、おすすめ商品を紹介します。Amazonのレビューにて、1番高い評価を得ていた、マッサージボールとツボ押し棒です。こうしたグッズを使うことも、ツボ押しの効果を高めてくれます。

Ueasy ラクロスマッサージボール

マッサージボールを使って、ツボを刺激する方法もあります。広い範囲をほぐしたいときなどに便利な商品です。ボールを置き、その上に手を置いてコロコロ転がすようにして力を入れ、ツボの周辺を刺激します。また手のひらだけでなく、足の裏や首や肩、背中などのマッサージにも使える、マルチなマッサージボールです。

首や肩、背中などをマッサージする場合は、ボールの上に寝転んで使用します。マッサージボールのよいところは、マッサージしたい部分に集中せずに、テレビを見ながらでも使えることです。また、コンパクトで持ち運びもしやすいことから、いつでも気軽にマッサージができ、ツボ押しの継続も無理なくできます。

パーフェクトスリープスティック(ツボ押し棒)&使い方BOOK

ピンポイントでツボを刺激したり、少し強い刺激が欲しいときなどに活躍するツボ押し棒は、一つは持っておきたいおすすめグッズです。このツボ押し棒は素材がよく、自然の力だけで作られている体に優しい棒です。少し太めで握りやすく力を入れやすそうなところも、おすすめポイントです。

棒の先端部分は手のひらのツボ押しに最適。また、棒上の面は、手のひら全体や腕などのリンパマッサージにも使えます。肌触りも心地よく、木のよい香りで癒し効果もあります。太陽や風といった自然の力のみで乾燥させた木材は、虫がつきにくくカビも生えづらいという点で優れています。付属の本に、詳しい使い方も載っていて、初心者にもおすすめです。

ほぐすときには水分も忘れずに

身体面でも精神面でもよい効果が得られるツボはたくさんあります。手のツボ押しを日常生活にも自然と取り入れることができれば、毎日の体調管理にも役立ちます。

ツボを刺激する前とあとには、水か炭酸水を飲むと効果的です。血管を広げる作用があり、血行をよくする助けにもなります。ほぐしたあとの老廃物を流しやすくする効果もあるため、水分補給は忘れずに行いましょう。

東洋医学では、「こころ」の不調と「からだ」の不調は繋がっていると考えられています。ツボを押して「気」の流れを改善することで、その「こころ」と「からだ」の両方の調子を整えることができます。手のツボ押しを通して、心身共に健康な魅力のある女性を目指しましょう。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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