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お腹の脂肪を今度こそ撃退しよう。原因を知り効果的な運動で解消

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お腹の脂肪がつく原因

実はもともと、お腹のまわりには脂肪がつきやすいのです。肺や心臓は肋骨で守られてますが、胃や腸や肝臓や脾臓(ひぞう)や膵臓(すいぞう)というお腹に位置する内臓は、骨の代わりに、脂肪を蓄えることで守られています。

特に女性の場合は子宮や卵巣などがあり、男性よりも脂肪がつきやすいといわれています。しかし、加齢ととも基礎代謝量が低下し脂肪燃焼機能は衰えるため、ついた脂肪はますます落ちにくくなります。正しい知識や方法を知ることで、確実にお腹の脂肪を撃退しましょう。

脂肪を全く摂っていない

お腹のぷよぷよは脂肪、だから油をとらなければ良いのでしょうか?それは大きな間違いです。油の主成分である脂肪酸は、「細胞膜を構成しホルモンバランスを整え、ビタミンの吸収をサポートやビタミンやミネラルの前駆体になる」などの働きがあります。

つまり私たちに必要なエネルギー源として、とても大事な役割を果たしているのです。私たちの生理代謝過程には必須脂肪酸と呼ばれる、良質な脂肪酸を摂取することが必須なので、油を全く摂らないという方法はNGといえます。

アルコールをよく飲む

アルコール習慣はお腹まわりに脂肪がつきいやすいので要注意です。ほとんどのアルコールに糖質が含まれており、急激に上昇する血糖値を下げるためインスリンが分泌されます。同時に、インスリンは使いきれなかった糖を脂肪に変え、結果肝臓などに内臓脂肪として蓄積してしまうのです。

それでは糖質0なら良い?と思いますが、アルコールには胃液分泌を増加させ消化促進させる働きがあり食欲が増します。また、緊張がほぐれる効果もあるためリラックスしてついつい食べ過ぎたりしてしまうこともあります。

マグネシウムが足りていない

マグネシウムは、骨に約60%、筋組織に約30%含有されていて、血液中にも含まれています。そして体内でなんと300種類以上の酵素の働きを助け、エネルギー代謝や物質の合成をサポートしています。すなわち、代謝を高め糖をエネルギーに変えると言った体脂肪燃焼にもつながります。

また、体内の血糖値とインスリンレベルのバランスをとる役目もあるため、体を健康に保ち脂肪をなくすためにはとても重要なミネラルなのです。

睡眠が充分にとれていない

深い眠りは「成長ホルモン」を分泌することで、1日およそ300kcalの脂肪を消費します。そして体内には「レプチン」という食欲抑制ホルモンを分泌をすると言われています。寝不足の場合の脂肪消費はたったの210kcal、さらに「グレリン」という食欲増進ホルモンが増えるという研究結果もあります。

睡眠の質はその日の体調や環境によっても変わってきます。人によっても眠りの質はかなり差が出るといえます。また、睡眠中には「コルチゾール」という糖分を分解するホルモンも分泌されるため、充分に睡眠が必要なのです。

ダイエット炭酸水を飲んでいる

炭酸水は0カロリーと謳れていますがここに落とし穴があります。「アスパルテーム」や「アセスルファルカリウム」などのダイエット炭酸水に使用されている人工甘味料は、代謝された際にアミノ酸に分解されたり、体内消化せず代謝されないのです。

人工甘味料自体は0カロリーですが、脳内では人工甘味料の甘さを糖と勘違いし、血糖値を下げるためインスリンが分泌するため、糖が低下したことを空腹と錯覚するのです。また、インスリン分泌により本来はグリコーゲンに変化するブドウ糖が体脂肪として蓄積してしまったり、炭酸の胃壁への刺激が腸のぜん動運動を促し消化を早めたりと、逆にダイエットには不向きでしょう。

便秘を招く生活をしている

本来、排便は毎日あることが健康な状態です。3日以上排便がなかったり、1週間に2回以下の排便、などといった場合は便秘といえます。便秘によって腸の働きが悪くなると、新陳代謝が落ちやせにくくなります。また、腸内の消化吸収が悪くなり不必要な脂肪分を吸収し、皮下脂肪が増えることも。

このような場合は、食物繊維をとりバランスの良い食事や充分な水分補給が必要となります。また適度な運動で腸を刺激し活発にしたり、自律神経に支配される腸にストレスを与えないようにするなど、便秘を防ぎ排便リズムを整えることが大切です。

お腹の脂肪は2種類

お腹のお肉をつかもうとしたときに、つまめないのが男性に多い「内臓脂肪」、つまめるのが女性に多い皮下脂肪。「内臓脂肪は普通貯金」「皮下脂肪は定期預金」という例えがあるそうですが、内臓脂肪の方が燃焼しやすく、皮下脂肪はなかなか燃焼しない脂肪といわれています。それぞれの特徴をよく理解することが脂肪とスッキリさよならするカギになりそうですね。

内臓周りに付く内臓脂肪

内臓脂肪の主な原因は食生活にあります。脂質や糖質の多い欧米食や、高カロリーな外食などの食生活を続けていると、その不要分が脂肪となり内臓に蓄積します。また、悪玉コレステロール「アディポサイトカイン」を分泌し、糖尿病や高脂血症、脂質異常症、また高血圧、そして動脈硬化などのさまざまな生活習慣病を発症する原因になります。

これらはさらに深刻な病気へ至ることもあるかもしれません。成人病など健康をもおびやかすことになる前に、できるだけ早めに解消したいものです。

皮膚の下につく皮下脂肪

皮下脂肪は様々な原因が積み重なり、長い時間をかけて少しづつ蓄えられた脂肪であることから、一度つくと落ちにくいという性質があります。しかも、体内のエネルギー消費の際に使用される糖は、血液中→筋肉内→内臓脂肪→皮下脂肪の順から使用され、内臓脂肪と比べても皮下脂肪の燃焼には時間が必要なのです。

内臓脂肪を燃焼させる運動

脂肪燃焼に効果的なのは酸素をとりこみながら行う有酸素運動ですが、内臓脂肪に効果的なエクササイズをまとめてみました。

いつでもできる踏み台昇降運動 

シンプルに踏み台を上り下りするエクササイズで、年齢や体力に合わせて負荷をコントロールしやすいのでおすすめです。また外出が億劫な時も家でも行えます。階段などを利用すれば良いですが、ない場合も古新聞や雑誌などを積み重ねしっかりと固定し、床との段差で行えます。

行う際には、「姿勢良く腕をしっかりと振り」「着地の時はお尻を引き締めるイメージで」などを意識すればより効果的です。また、単純な動きなので油断して怪我をしないように気をつけましょう。前後にはストレッチをしたり、着地で膝を痛めないように注意も必要です。「着地の際は膝を曲げず伸ばして」行いましょう。 

踏み台昇降運動は、有酸素運動であると同時に筋トレ的要素もあり、腹筋、背筋、太もも、お尻などの下半身全般の引き締め効果も期待できます。適度な運動によって自律神経も整うので深い睡眠が得られ、便秘知らずの代謝の良い体へと変えてくれます。有酸素運動は20分を目安に行うと体脂肪燃焼につながりますが、キツイと感じたら最初は5分、10分、と無理せず徐々に長くしてゆくと良いでしょう。慣れてきたら、ダンベルを持って行うなど負荷をかけるとより脂肪燃焼アップにつながります。慣れてきたらテレビを観ながら音楽を聴きながら行えば時間も有効に使えますね。

手軽に始められるウォーキング

有酸素運動の中でも最も手軽にできるエクササイズです。少し意識して歩く姿勢やスピードを変えるだけで内臓脂肪燃焼につながります。道具や準備も必要なし、わざわざジムへ行かなくても毎日の移動時間や隙間時間に行うことができ経済的かつ効率的です。しかも体への負担が少なく自然に心肺機能も高まることでスタミナもつき疲れにくくなります。

ウォーキングの際は、「背筋を伸ばし胸を少し張り、やや前方を見る」「着地はかかとから、踏み出す際は親指に力を入れて地面を蹴る」の2点を意識してみましょう。慣れてきたらさらにスピードを早歩き程度にアップし、脂肪燃焼に必要な20分を目安に行いましょう。できれば朝に行うのがおすすめで、朝日を浴びながら歩くことで、脳の松果体でメラトニンの分泌が止まり夜から朝へとリセットされ、体内リズムも整います。
 
仲間とおしゃべりしながら行えばあっという間ですし、一人で行うときもアプリなどを上手に活用することで、より楽しみながら継続しやすいですね。週3-4日でも効果があるといわれているので無理なく続けられそうですよね。

体力の消耗が少ないスロージョギング

過去にジョギングで挫折した方も、スロージョギングなら大丈夫です。歩くよりも少し速くジョギングよりも少し遅く、ゆったりペースで行うのでジョギングよりも負荷が掛からず運動経験がない方も膝や腰を傷める心配はありません。しかもウォーキングのおよそ1.6~2倍もの脂肪燃焼効果があるといわれています。踏み台昇降運動、ウォーキング、スロージョギングと段階を経れば体にも無理なくみるみる内臓脂肪も燃焼できますね。

スロージョギングを効果的に行うには、「背筋を伸ばし、やや前傾姿勢」「あごはややあげて」「前に進むより体の上下の揺れを意識」「かかとを上げアキレス腱を意識」「肘を曲げやや脇をしめ腕の振りをコンパクトに」です。そして「歩幅は10cm程度で、細かくリズミカルに」走ると良いでしょう。ジョギングでは大幅に地面を蹴って走りますが、スロージョギングでは小幅で前ではなく上にやや跳ねるイメージで走ります。

1日に15~30分を目安に、キツければ10分x3セットなど小分けに走っても良いですね。あくまでも苦しくない程度に心地よく行うのがポイントです。慣れてきたら徐々に時間を長くすると良いでしょう。これならできそうですよね。

皮下脂肪に効果的な運動

皮下脂肪の燃焼にも有酸素運動は効果的ですが、内臓脂肪に比べ脂肪燃焼までに時間がかかります。それゆえに無理せず根気よく続けたいですね。おすすめのトレーニング法をみてみましょう。

腹筋などの筋トレ

燃焼しにくい皮下脂肪は、有酸素運動の前に筋トレをおこないましょう。筋トレで蓄積した脂肪の分解を促した後に有酸素運動を行うことで脂肪が燃焼しやすくなるのです。

「レッグレイズ」や「クランチ」などで腹筋、「プランク」はつま先と腕と腹筋で体を支えるのでより多くの筋肉を使います。また、私たちの筋肉の70%は下半身に集まっていますが「スクワット」を行えば、最も大きな大腿四頭筋、お尻の大臀筋、中臀筋、太ももの裏のハムストリング、ふくらはぎの下腿三頭筋などを1度に鍛えることができ効率も良くより代謝アップにつながります。

・レッグレイズ:仰向けになり腹筋で足を地面から上げたり下ろしたりという動きによって腹直筋下部が鍛えられます。足をまっすぐに伸ばして行うと負荷が大きいので、慣れるまでは膝を曲げて行うのも良いでしょう。また、腰に負担がかかりやすい動作ですので慎重に行いましょう。頻度は毎日1日おき、回数は慣れるまでは少しずつ増やすと良いでしょう。

・クランチ:仰向けになり膝を90度に立て、頭の裏で両手を組み、腹筋を丸めながら上体を起こし戻るという動きを繰り返し行います。この時に足を床につけたまま動かさないようにし、手で頭と首をサポートしながら勢いはつけずにゆっくりと腹筋を意識して動くのがコツです。

・プランク:斜め前に目線をおきながら手のひらとつま先を肩幅程度に開き、腹筋を意識しながら体全体を支えます。辛ければつま先ではなく、膝を立て支え負荷を軽くして行うのも良いでしょう。最初は短い時間からはじめて徐々に時間を伸ばします。いずれも正しい姿勢をキープしながら行うことが大切です。

スクワット:足は肩幅より少し広めに開きます。膝を曲げる際に同時に股関節も曲げるよう注意しながら、背筋を伸ばし太ももが床と平行までしゃがみ、立ち上がる際は完全に膝を伸ばさずにゆっくりと戻ります。この時につま先と膝の方向を揃えて膝へ負担なく行いましょう。お尻を突き出し膝がつま先より出ないように動けばお尻や裏腿、またつま先よりも膝を前に出せば大腿四頭筋がより鍛えられます。

負荷の少ない有酸素運動

筋トレの後は負荷の少ない有酸素運動が良いでしょう。まずはウォーキングやジョギングがおすすめですが、物足りなくなったら、ランニングを行えばより脂肪燃焼効果があがるため皮下脂肪が早く落ちるかもしれません。また、仰向けの状態で行う「ドローイン」という呼吸と腹筋の動きを合わせて行うエクササイズは室内でも気軽に行えます。

マッサージも効果的

マッサージを行うことで皮下脂肪を直接刺激する方法も効果があります。固まった脂肪をほぐし分解しやすくします。マッサージ自体で痩せることはないですが、体液が溜まってむくみとなるので、マッサージでむくみを流すことで血行もリンパの流れも良くなるのです。

血液には酸素を体内に巡らせ、リンパには体内の老廃物を回収し運搬するという役割があるため、マッサージは体内環境を脂肪燃焼しやすい状態へ整えてくれます。筋トレや有酸素運動と組み合わせ効果的に使いましょう。

お腹の脂肪を落とす食事法

体脂肪の2大要因である「脂質と糖質」を学び、必要なカロリー摂取は良質な食品を選ぶことで工夫し、効果的でリバウンドしない脂肪の落とし方をマスターしましょう。

脂質の摂取量を抑える

脂質は糖質に比べ高カロリーなのでまずは脂質を抑えると良いでしょう。脂質には「飽和脂肪酸(個体/動物性)」と「不飽和脂肪酸(液体/植物性)」の2種類があります。脂肪になりやすいのは飽和脂肪酸で主に動物性脂肪や加工食品やマヨネーズなどの調味料に含まれています。食事をとる際は飽和脂肪酸を減らしましょう。

また全体的に脂質の少ない食材を選び、動物性でも鶏ムネ肉やササミなどの脂質の少ないものや植物性脂質を選ぶなど工夫をしましょう。脂質は体を動かすエネルギー源や神経組織、細胞膜、ホルモンの生成に欠かせない成分ですので完全に脂質カットは良くありません。1日に必要な脂質の50~55gは不飽和脂肪酸で補い、健康的に脂肪燃焼体質へ変化しましょう。

糖質制限をする

糖質制限により体内では「糖新生」という代謝を行います。エネルギー源である糖質が不足し、飢餓状態と勘違いをし、アミノ酸や脂質を使用して肝臓で代用エネルギー源を作り出すのです。そのために糖質を抑えると脂肪が減ることになるのです。しかし糖質を全く取らないのは逆効果です。

なぜなら脳はエネルギー源のほとんどを糖から摂取しているため、血糖値が低下すれば日常生活に支障が出たり、糖質制限をやめた際にリバウンド率も高くなるからです。糖質の摂取量は「体重x1g」、もしくは「1日20g」を目安にするのが良いでしょう。また、糖質を抑えた分のエネルギーは良質なタンパク質や脂肪酸でしっかりと補いましょう。

ファストフードは避ける

スナック菓子やインスタントフードなど、ファストフードには飽和脂肪酸の種類である「トランス脂肪酸」が多く使用されています。トランス脂肪酸はもともと自然界に存在しないもので体内で代謝しにくく蓄積されやすいのです。液状の油を固形化する段階で化学的に発生する物質で、植物油を固形化したマーガリンなどにも含まれています。

また、生活習慣病を引き起こす原因にもなっており、欧米では油や食品に含むトランス脂肪酸を規制しています。また、ファストフードは油を多く使用し加工されていて、野菜の使用量やビタミン含有量も少なく添加物が多い、総じて高カロリー低栄養価食品ですので、結果的に不健康な栄養の摂り方といえます。

1食置き換えをする

厳しい食事制限はかえってストレスになり、反動で沢山食べてしまうことも。日中に比べ夜は活動が少なく消費カロリーはさほど必要ではないので、1日の食事のうち夕食を健康的で、カロリーの低いメニューに置き換えて見ましょう。

しっかり食べたい場合はメニューを工夫し高カロリーな揚げ物や肉や炭水化物を減らし、濃い味付や油を控えめにした調理法に代えたり、野菜や魚などに置き換えると、お腹も満足で上手にカロリーカットができます。また、スープやジュースでも大丈夫な人は栄養価もしっかり摂りつつカロリーは低め、しかも消化の負担も少なく臓器機能を上げ代謝向上にもつながります。

野菜から食べ始める

野菜から食べるダイエット法もあるほど、食事は何から食べるかも大切と言われています。意識してサラダやスープなどの野菜から食べ始めることで、血糖値の上昇が緩やかになり胃腸にも負担なくカサ増しができるため全体的に食べる量を抑えることもできます。

また、野菜は油物よりも胃腸への負担が低く、消化活動にも良いのです。まず野菜から、そして肉や魚や炭水化物を食べる習慣をつければ、同じ内容の食事をしていても自然と脂肪燃焼しやすい体質へ変化が可能なのです。

良質のタンパク質を摂る

タンパク質は筋肉はもちろん皮膚や髪の毛などを作るための大切な栄養素で、体内で生成できない必須アミノ酸が含まれており不足することで代謝が落ち痩せにくくなることも。タンパク質は1日の摂取エネルギーの13~20%は必要といわれています。

ダイエット中にはぜひ積極的に良質のタンパク質を取りましょう。動物性では脂肪分の少ない鳥の胸肉やササミや赤身の肉、青魚、卵、植物性では大豆製品などが良いでしょう。また、プロテインなども活用すればアミノ酸やビタミンもバランスも良く含まれているので手軽にタンパク質補給になりますね。

発酵食品を食べる

発酵食品は体脂肪の蓄積を抑え、腸内環境を整え便秘解消やデットクスに作用します。さらに抗酸化作用もあるため健康的に、代謝アップするのにぴったりです。また、必須アミノ酸やビタミンなど栄養素も豊富にあるので、ビタミンBで脂肪代謝を促しビタミンCでお肌の状態を改善し、アンチエイジング効果も期待できます。

発酵食品を加えることで、料理のうま味や甘味や風味がアップすれば、不要な味付けをせずカロリーカットにもなりますね。納豆、ヨーグルト、味噌、チーズ、キムチ、お酢など発酵食品は熱に弱いため加熱の必要がない調理法でメニューにとりいれると良いでしょう。

たくさんの野菜と果物を食べる

小腹が空いた時についお菓子を食べてしまう、でもそんな時に一呼吸して代わりにフルーツや野菜を選びましょう。フルーツに含まれる糖はおよそ果糖60%、ショ糖40%で構成され、血糖値を急激に上げ脂肪を増やしやすいショ糖よりも、果糖の割合が多いため果物は血糖値が上がりにくいという研究結果もあります。

同様に、野菜もビタミンやミネラル、繊維が豊富ですから果物や野菜をおやつにすれば、添加物だらけのお菓子食べるよりも胃腸に優しく、便秘改善にもなります。

水分補給をこまめにする

体内の水分が足りていないと余分な水分を溜め込み脂肪率が上がることもあります。私たちの体のおよそ60%は水分から成りたっており水分補給は重要です。また、喉が渇いていると空腹感を感じることがありますので、まずコップ一杯のお水を飲んで様子を見るのも良いですね。

気づかずに余計なものを食べないよう注意しましょう。1日に必要な水分量はおよそ1.2~2Lといわれていますが、目安としては体重x30~40Lと考えれば良いでしょう。こまめな水分補給で体に必要な水分を保ち無駄な脂肪を減らしましょう。

お腹の脂肪燃焼に効果のあるツボ

お腹の周りは冷えて脂肪がたまりやすいといわれています。ツボを刺激することで血行が良くなり老廃物が排出し代謝も良くなります。ツボには毛細血管や神経が集中しており、周囲には「サブスタンP」というリンパ球を活性化し組織間での栄養や水分移動を円滑にする物質や、「CGRP」という血行を良くし心拍数も下げる物質もあります。

ツボを刺激することで免疫機能向上、疲労回復、血行促進などの効果もあり、「βエルドルフィン」という鎮痛効果のある神経伝達物質も分泌されます。全身に361ヶ所あるツボの中から脂肪燃焼に効果的なものをみてみましょう。

膝小僧の下にある足三里

足三里は膝小僧からすぐ外側下のくぼみから、指4本分下の脛側にあるツボで、向こう脛の外側にあります。代謝を高める効果があるといわれています。また、胃痛、胃もたれ、食欲不振など胃と関連するツボとしても有名です。

さらに気の巡りを良くし体全体の治癒力も高め、むくみや足の疲れにも効果があり便秘にも効くといわれています。太い骨に沿って外側から押すイメージで、やや強めに押しながら上に引き上げ刺激します。

手首にある合谷

人差し指と親指の骨が合流する人差し指の内側にあるくぼみが合谷です。代謝を高め、脂肪燃焼効果が上がるといわれています。肩こりや目の疲れ、歯痛や頭痛にも効くといわれていますのでオフィスワークの合間に手軽に刺激しても良いですね。

風邪のひきはじめや鼻血、鼻水、ストレスにも効く万能のツボともいわれています。また、脳に最も刺激が伝わりやすい経穴という経絡上にあるので、あまり強すぎず痛気持ちいい程度に押すのが良いでしょう。

おへその下にある気海

おへそから親指1.5本分下にあります。腸が刺激され温まり代謝や、老廃物の排出が促進されるといわれています。文字通り「気が海のように溢れてくる」という意味もあるそうです。消化器系や生殖機能に関連し、女性は月経不調や月経痛、おりもの、むくみにも良いとされています。

正面からまっすぐに呼吸に合わせ、両手の指や握りこぶしを使って強めに刺激します。食後や妊娠中は避けましょう。

おへその横にある天枢

おへそから外側に向かって指3本、左右両方にあるツボです。胃腸の調子を整え、内蔵全般の働きも活性化するといわれています。他にもお腹の張りや便秘、子宮筋腫、糖尿病、月経痛、月経不調、神経異常、むくみにも効果的といわれています。

深呼吸をしながら人差しと中指と指薬指を合わせ、お腹が軽くへこむくらいの強さで吐きながら、ゆっくりと押し吸いながらゆっくりと指を離します。食後や妊娠中は避けましょう。

土踏まずの上のソーラープレクサス

足の指を反らせた時にくぼみができる中央部で土踏まずの上にあります。ソーラープレクサスは「太陽神経叢」のことで別名「湧泉」とも呼ばれ、刺激することで代謝をつかさどる自律神経のバランスを整え、深いリラックスが得られるといわれています。

呼吸に合わせながらじんわりと徐々に強く刺激して行くと良いでしょう。または、足の裏全体でグーっと握ってパッと離すという動きを繰り返しても刺激できます。

足の親指の母指球の下の甲状腺の反射区

親指の母指球の下にある膨らみにあるツボです。甲状腺とは喉仏の下にあり、基礎代謝をつかさどる甲状腺ホルモンを分泌させ、全身の基礎代謝のバランスを整えます。

また、疲労感やむくみや血圧なども改善され腎臓を元気にするといわれています。手の親指の腹や拳の第2関節や第3関節を使って、足の親指の付け根の方向へ押しすべらせ刺激します。

土踏まずあたり全体の胃腸の反射区

母指球の真下あたり、土踏まず全体に位置します。胃腸を活発にさせるツボといわれており、疲労やストレスに影響を受けやすい胃腸の調子を整えます。内側から外側へ握りこぶしで押しすべらせ母指球に沿って広い面積を刺激しましょう。

お腹の脂肪を落とす美容整形

労力や時間をかけずに確実に脂肪を落としたい、という場合は美容整形という手段もありますが、興味はあるけれどわからないことだらけで不、安という方も多いのではないでしょうか。実際に美容整形とはどういったものなのでしょう。

有名な脂肪吸引

ダイエットとの大きな違いは、体重減少ではなくボディラインを整えるということです。また、時間をかけずに気になる余分な脂肪のみ取り除くことが可能です。これは女性に多い皮下脂肪にのみ有効で、内臓脂肪は腸間膜という部分に蓄積していて、内臓に近いため脂肪吸引はできません。

クリニックにより異なりますが、一般的な流れは、「施術部位にマーキング→腹部消毒→切開部分に麻酔→脂肪を柔らかくする薬を注入し→吸引」となります。個人差もありますが施術時間はおよそ30分から1時間といわれています。術後2週間くらいは筋肉痛のような痛みを伴う場合もあります。

高周波を使うヴァンキッシュ

高周波で脂肪を破壊する方法で直接機械が体に触れることがありません。麻酔も必要なく術後の腫れや痛みの心配もありません。背術時間はおよそ30分程度で数回繰り返すことで効果が出てきます。皮下脂肪を直接破壊するのでリバウンドしにくいというメリットも。破壊された脂肪は排泄物と共に体外へ排出される仕組みになっています。

痛みの少ない脂肪溶解注射

切開には抵抗があるという場合におすすめです。脂肪を分解し溶かす薬剤を注入することで、術後に腫れる心配もありません。クリニックにより異なりますが、1回の注射で効果がすぐに実感できるといわれています。注射のみで施錠時間がとても短くすむので、仕事を休まなくても大丈夫です。

自分に合った方法でお腹の脂肪にお別れしましょう

いかがでしたか。お腹の脂肪をなくすためのさまざまな方法がありましたね。脂肪が付いてしまうメカニズムが分かれば、もう大丈夫です。あとは自分に合った方法を選択することで、無理なく確実に脂肪燃焼してサイズダウンすることができます。今日から早速、お腹の脂肪を減らすための対策を立てて、実行していきましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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