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【失業保険の手続きに必要な写真】規定や撮影方法を詳しく知ろう

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手続きに必要な写真について知りましょう

失業保険の手続の際に写真を提出します。受給資格を得るための手続きを進める中で、本人であることを証明する大切な写真です。あまり利用する機会がないため、写真について知らない人もいるのではないでしょうか。提出を求められてから初めて知り、ドキッとすることもあるでしょう。
写真にはいくつか規定があります。スムーズに手続きを行なうためにも、写真について詳しく知り、事前に準備を整えておくとよいです。また、撮影方法によって費用や残ってしまった写真の活用方法も違うので、チェックしてみてください。

提出する写真について

提出する写真は本人確認に必要なため、いくつか規定があります。どのように定められているのか、事前に確認して準備しておきましょう。

決められたサイズがある

ハローワークに提出する写真には決められたサイズがあるので、撮影前に確認しておきましょう。履歴書やパスポートとサイズが異なるため、残っている写真を「もったいないから」と使い回さないようにしてください。写真をサイズに合わせてカットするのもNGです。
提出する写真(縦3.0cm×横2.5cm)、履歴書やパスポート(縦4.0cm×横3.0cm)。提出する写真のほうがややサイズが小さいので、誤ったサイズで提出してしまわないように気をつけましょう。色はカラーでも白黒でも問題ありませんが、カラーで撮っておくと転職活動でも使用できるのでおすすめです。

3カ月以内に撮影されたもの

写真は3カ月以内に撮影したものを提出します。これは履歴書や運転免許証など、証明写真として使用する場合の常識でありマナーでもあります。顔に大きな変化がないからといって、古い写真を使用するのはやめましょう。髪の長さや輪郭など、少なからず変化はあるものです。
また、写真は色あせて劣化することもあるため、そのような写真を提出して不信感を抱かせるよりも、新しいものを持参したほうが、気持ちよく通うことができます。証明写真とは現在の自分を証明するための、本人確認の写真であることを忘れないようにしましょう。

正面で上半身が写っているもの

写真は顔をアップに撮るのではなく、上半身が写るように撮影します。顔または体が横向きのものや、サングラスを掛けた顔がわかりにくい写真は無効です。髪の毛で顔が隠れてしまわないようにも気をつけてください。きちんと正面を向いて、胸から上が写るようにしましょう。
「バレないだろう」と履歴書で使用していた写真を、規定のサイズに切って持参する人がいます。不信感を与える原因になりますし、撮り直しの指示を受けることがあります。撮り直せば手続きはできますが、わざわざ心証を悪くする必要もないので、はじめから規定を守った写真を持参しましょう。

写真は2枚提出する

手続きの際に写真は2枚提出します。1枚は雇用保険受給資格証へ添付され、もう1枚は離職票に添付されハローワークで保管されます。手続きや講習会などを終えると、雇用保険受給資格証は返却され、自分で管理します。
受給資格を得るための認定日や求職活動などの手続きの際に、持参して各窓口に提出します。その際に添付された写真と持参した人が同一人物であるかを確認します。受給するために本人であることを証明する大事な書類に添付する写真なので、忘れずに必ず2枚用意しましょう。

写真の撮り方について

写真の撮り方にはいくつか方法があります。サービスによっては利用しにくいこともあるので、自分の環境や状況に合った方法で撮影するとよいでしょう。

自分で撮影し印刷する

自分で撮影して自宅プリンターから印刷する方法があります。何度も撮り直しができるので、自分が納得のいく写真を提出することができるでしょう。顔が変わらない程度であれば、明るさを変えるなど修正することも可能です。印刷の際には写真と認められる、フォト光沢紙などを使用しましょう。
カメラ、プリンター、写真用紙が自宅に揃っていれば、もっともリーズナブルな方法です。しかし、撮影や修正、印刷設定などある程度の知識とテクニックが必要です。カメラや携帯の画質によってはくすんだ写りになってしまうことも。自信がない人は他の方法で撮影することをおすすめします。

自分で撮影しコンビニで印刷する

カメラやスマートフォンで撮影した写真は、証明写真としてコンビニで印刷できます。コンビニのマルチコピー機にSDカードで直接画像を取り込み印刷する方法と、マルチコピー機と連携した必要なアプリをインストールし、スマートフォンから転送して印刷する方法があります。
また、「ピクチャン」などのサイト利用して印刷する方法もあります。登録を済ませてから画像をアップロードすると、マルチコピー機で印刷することができます。3枚で200円と料金はリーズナブルです。提出するのは2枚ですが、1枚は紛失や破損したときの予備と考えると、無駄がないのでおすすめです。

スピード写真を利用する

手軽に撮影したいのであれば、スピード写真を利用するとよいでしょう。駅やショッピングモールなどに設置されているので利用しやすく便利です。最近では撮った写真をデータ化し、携帯に転送することができます。携帯のアプリでデータ保存できるので、再プリントやWebエントリーなどに使用できるなど自由度が高いです。
見栄えのよい撮り方などアドバイスしてくれる機種や、美肌に印刷してくれる機種もあります。自分で撮影するのが苦手な方には向いています。しかし、枚数が多いと割高(700円~1,200円)になるため、安価に済ませたい方にはおすすめしません。何度も撮り直すこともできないので、納得のいく写真になりにくいです。

カメラ店の撮影サービスを利用する

カメラ店を利用するとプロが撮影してくれます。店舗によってはプロがヘアメイクをしてくれたり、美肌修正など画像補正をしてくれたりなどのサービスがあります。プロの技術で写真の仕上がりに満足できるでしょう。
また写真をデータ化してくれる店舗もあるので、保存しておけば必要なときに自分で印刷することができます。一度撮影するだけで、あとで何度でも焼き増しできるので、転職活動で使用したいときなど、多くの枚数が必要な場合には割安です。
しかし、撮影料金にプリント料金が加算されることが多いので、枚数が少ないと割高になってしまいます。店舗によって価格は違いますが、1枚の単価が高いので枚数を必要としない場合には他の方法で撮影するとよいでしょう。

写真を撮る際に気をつけること

髪型や服装など、写真を撮る際にどういったことに気をつければよいのでしょうか。手元に残った写真の使い道も踏まえて見ていきましょう。

就活でも使う場合はスーツにする

証明写真というと、スーツなどを着用した正装でなければいけないと、構えてしまいがちです。失業保険の手続きで提出する写真は、本人確認のために使用することが目的です。正装をする必要はなく、普段通りの服装で問題ありません。
しかし、転職活動で使用する場合はスーツで撮影しておくとよいでしょう。撮影方法によっては、2種類のサイズで印刷できるものもあります。データ化した画像はサイズを変換して使用することができます。失業保険の手続き用だけでなく、履歴書用に使用することも考えて撮影すれば、出費が抑えられ手間もかかりません。

背景は白がおすすめ

背景は無地であれば問題はありませんが、白がおすすめです。ブルーやグレーなども一般的に使用されていますが、顔色が悪く見えてしまうなど、全体的に暗い印象になりがちです。人物が背景に埋もれてぼやけた写りになることもあります。
しかし、白い背景であれば、人物を明るく鮮明に写すことができます。転職活動で使用する際に、清潔感のあるイメージを与えることもできるでしょう。自分で撮影するときに白い壁紙がないのであれば、シーツを利用する方法もあります。その際にシワが寄らないように気をつけましょう。

髪型は普段通りでよい

証明写真というと構えてしまいがちですが、髪型には規定はなく、普段通りの髪の色で大丈夫です。本人確認に使用するので、髪の毛で顔が隠れてしまわないように注意して撮影すれば問題ありません。なるべくハローワークに通うときの髪型であることが理想です。髪の色も極端に違っていなければ大丈夫です。
写真を転職活動で使用する場合は結ぶとよいでしょう。前髪が長く目元が隠れてしまうのであれば、短くするか分けるかなどをして、顔がしっかり写るようにします。髪の色も黒または控えめな茶色であれば、クリーンなイメージを与えることができます。なるべく面接に行くことを想定した髪型で撮影しましょう。

口角を上げる

証明写真を撮るときについつい構えてしまい、真顔になってしまう人が多くいますが、暗い印象や堅い印象を与えてしまいがちです。アゴの引き過ぎは消極的で頼りなく見えたり、姿勢が悪く首が前に出てしまうと、不健康でだらしない印象を与えてしまいます。
転職活動でも使用するのであれば、清潔感のあるスッキリとした写真を撮りたいものです。姿勢を正して口元を引き締め、微笑むくらいに口角を上げるとよいでしょう。その際に歯を見せないように気をつけてください。口角を上げるだけで表情は大きく変わります。

漏れの無いよう事前に準備しよう

本人確認を目的とした写真です。「もったいないから」と残っている古い写真を使い回さず、社会人のマナーとして規定に沿った写真を提出してください。また、転職活動でも使用できるように、服装や髪型を考えて撮影すれば、出費を抑え無駄なく使用することができます。
退職してから再就職までに失業保険を利用して、なるべく不安のない生活を送りたいものです。受給資格があっても手続きに不備があれば、受給することはできません。ひとつの漏れで手続きが行えず、先延ばしになってしまうこともあるので、事前にしっかり確認をして準備しておきましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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