健康・運動

岩盤浴はなに効くのか|女性の心と身体にも嬉しい効果を紹介

一時期ブームとなった岩盤浴は、今では温泉施設の定番として簡単に見かけることができます。この岩盤浴には、ただ汗をかくだけではなく女性の健康や美容、ダイエットにもたくさんの効果があります。そんな岩盤浴の効果や正しい入り方をご紹介します。

岩盤浴には女性に嬉しい効果がいっぱい

女性に多い冷え性を改善するために、温活という言葉がよく聞かれるようになりました。その温活の方法のひとつに岩盤浴があります。今では温泉施設やスパなどでよく見かけ、温泉に入ったついでに岩盤浴をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

岩盤浴では、岩盤を加工したベッドの上に横になり身体を温めます。使われるのは天然石や岩石といった地球の大自然のなかから生まれたもので、岩盤は加熱することにより遠赤外線を発します。岩盤浴は、この遠赤外線を利用した温浴法です。

遠赤外線は太陽の光のなかの一部に含まれます。太陽の光は、波長の短い順からX線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波で構成されており、遠赤外線は赤外線のなかに含まれる比較的波長の長い電波です。

この遠赤外線は金属以外のものを温める作用があります。特に水分子への作用が大きく、水分が多く含まれるものに対する温熱作用が強くなります。私たち人間の体内は70%ほどが水分で構成されているため、遠赤外線を受けると温度が上がりやすいのです。

この遠赤外線を利用した岩盤浴は、ただ身体を温めるだけのものではなく、じつは女性に嬉しいさまざまな効果があるのです。

岩盤浴に入ることで得られる効果

身体を芯から温める効果が高く温活にピッタリの岩盤浴では、その温熱作用によりさまざまな効果を得ることができます。岩盤浴に入ることで得られる効果を具体的に見ていきましょう。

老廃物をデトックスできる

温めた岩盤からは、遠赤外線だけでなくマイナスイオンも発生することが分かっています。このマイナスイオンには体内の毒素を排泄しやすくする効果があります。イオンとは帯電した目に見えない微粒子のことで、プラスイオンとマイナスイオンは大気中の摩擦や放射能などで発生します。

森林、滝などがある場所にはマイナスイオンが多く発生するため、リラックスや身体の爽快感を感じます。反対にパソコン、エアコンなどの電化製品などに囲まれた場所では酸化作用のあるプラスイオンが多く発生します。

人間の身体を流れる血液の大半は、赤血球によって占められています。この赤血球は通常マイナスに帯電しており、血液の通り道である血管も同じくマイナスに帯電しています。

呼吸によりプラスイオンが体内に入ると、赤血球のマイナス電荷は減ってしまいます。そうすると赤血球が血管のマイナス電荷に引き寄せられくっつきやすくなり、血液循環が悪くなってしまいます。

マイナスイオンを体内に取り込めば、このような滞りが改善され血液の流れが良くなります。流れが良くなることで身体のなかの新陳代謝が活発になるため、尿からの老廃物排泄もスムーズになり、デトックスの効率があがりやすくなります。

脂肪が燃えやすくなってダイエットがはかどる

ダイエットをしている人にとっては、今ある脂肪をいかに一日でも早く燃やせるかが重要な問題になります。そのためにはリパーゼという脂肪を分解する酵素の働きがポイントです。

リパーゼは、体温が通常よりも1~2℃高いときに一番活性化します。しかし、体温を1~2℃上げることはそう簡単ではありません。ヒトの体温の振れ幅は1日のうちでも1℃以内です。風邪などで発熱すれば、体温が1℃上がるだけでも身体の感覚が随分変わります。それほど体温の1~2℃の壁は厚いということです。

岩盤浴に入れば、内側からじんわりと体温が上がることから、リパーゼの働きを活性化する効果が期待できます。リパーゼが脂肪を燃焼させやすくして、さらに発汗することで燃焼後の老廃物の排泄がすすみ、ダイエットがはかどりやすくなるというわけです。

シミを予防して美肌になれる

美肌をつくるためには、外から補うケアだけでなく、自身の肌の底ヂカラをあげて肌の回復を早めることも大切です。その修復力のひとつにヒートショックプロテイン=HPSというものがあります。これは熱による刺激ストレスからつくられるたんぱく質のことです。

ヒートショックプロテインにはいろいろ種類がありますが、そのなかでもHPS70は紫外線のダメージからくるシミ・しわの予防に効果があるそうです。HPS70の多い肌では、紫外線を受けることで活性化するシミの原因となるメラノサイトの活動を抑制します。それだけでなく、紫外線による炎症などの害も抑えてくれます。

ヒートショックプロテインは、適度な温度で身体が熱いと感じたときに増えます。岩盤浴による体温上昇は、ヒートショックプロテインを増やし美肌効果も期待できます。

自律神経を整えて女性ホルモンを正常に分泌させる

岩盤浴に入り血液循環がよくなると、自律神経のうちの副交感神経が優位になります。副交感神経はリラックスさせる神経で夜間に優位になり、血管拡張、筋肉の弛緩など身体を休ませ修復させます。反対に昼間には闘争の自律神経である交感神経が優位になり、血管収縮、筋肉の緊張などにより身体が活動的になります。

普段は昼になると交感神経、夜になると副交感神経が優位になる状態が交互にやってきて、身体の代謝、修復、ホルモンバランスの管理などをしています。この自律神経のバランスを崩すとさまざまな身体の不調が起きます。

現代の女性は忙しく、夜間になっても交感神経が優位のままでなかなか休まらない人が増えています。自律神経のバランスが乱れると、肩こりやめまい、生理の問題などがあらわれます。岩盤浴の温熱効果により自律神経を整えることで、身体の不調、女性ホルモンの乱れを整える効果が期待できます。

溜まったストレスを解消できる

岩盤浴が行われる場所は、照明が落としてあり薄暗く温かく心地よい環境です。これは副交感神経が優位になる絶好の条件といえます。人の身体のリズムは、本来の自然のなかでは日の入りとともに副交感神経が優位になり、日の出とともに交感神経が優位になります。

目から入る光は自律神経に影響するため、夜遅くなっても強い明かりがあり、さらにスマートフォンやパソコンなどのブルーライトなどの光に常にさらされている私たちは、知らないあいだに自律神経を乱しやすくなっているのです。

岩盤浴施設の薄暗さは日の入りのような感覚を身体に思い起こさせ、温かく血管が開きやすくなる環境は副交感神経に作用し、その場所にいるだけでもリラックスできます。岩盤浴場はストレスを開放し落ち着くことができる場所だといえるでしょう。

慢性的な冷え性が改善する

女性の社会進出によるライフスタイルの変化や、公共エリアの過度な空調などにより、慢性的な冷え性に悩まされる女性も少なくありません。冷え性があると、手足の先が冷えて夜の寝つきが悪い、免疫力が落ちるなどの症状があらわれます。それだけでなく、そのまま放置しておくと大きな病気につながることもあります。

岩盤浴で血行がよくなれば、冷えやすい手足の先の毛細血管まで温かい血液が流れ込むようになります。定期的に岩盤浴をして血の流れが良い状態を日常的につくりだすことができれば、新陳代謝も高まり慢性的な冷えの改善にもつながります。

岩盤浴の正しい入り方

こんなにたくさんのうれしい効果がある岩盤浴でも、身体にとって無理な入り方をすれば、効果を得られるどころか身体を壊しかねません。正しい入り方を覚えて岩盤浴の効果を最大限に引き出しましょう。

1回の入浴時間は15分が目安

温かくて気持ちよくて、ついウトウト長居してしまいそうになる岩盤浴ですが、1回の入浴時間の目安は15分程度までにとどめましょう。じんわりした温かさで苦しくないからといって、一気に長時間入り続けるのは身体にとって負担になるうえ、のぼせの原因にもなりますのでやめましょう。

まずは内臓を温めるために5分程うつ伏せに寝ます。次に仰向けになり10分程リラックスしながら温まりましょう。終わったら部屋から出て少し休憩します。これを3~4回ほど繰り返し、じわじわと温めながら約1時間くらいおこなうことで、身体を芯から温めることができます。

こまめに水分を補給する

岩盤浴をするにあたって水分補給はとても大切です。穏やかな温かさでおこなうとはいえ、発汗をともないますので、水分不足になると脱水症状を起こすリスクがあります。十分な水分を摂ることによって、岩盤浴の嬉しい効果が得られるようになることを忘れないでおきましょう。

入浴前には十分な発汗を促すために水分を摂りましょう。入浴後の水分補給は発汗して外に出てしまった水分やミネラルを補うためにも必要です。入浴中に大きな発汗が見られなくても、吐息や皮膚表面からの蒸発で水分は失われます。必ずこまめに水分補給をするようにしてください。

飲み物は汗で奪われたミネラルを補うためにも、スポーツドリンクやミネラルウォーターを選ぶようにしましょう。

ゆっくりと呼吸することを意識する

岩盤浴中にさらにリラックス効果を得るために、呼吸を意識しながら入浴しましょう。呼吸は私たちが自律神経にアクセスできる唯一の方法です。通常、自律神経は私たちの意志でコントロールできるものではありませんが、呼吸をコントロールすることによって、自律神経に働きかけることができます。

落ち着いた呼吸は副交感神経を刺激し、身体をより深くリラックスした状態にすることができます。肩の力を抜いて、ゆっくりと深い呼吸を意識しましょう。

岩盤浴の効果を高めるコツ

ダイエットや美肌、体質改善などいいことだらけの岩盤浴ですが、効果の感じ方は人それぞれ個人差があります。ちょっとしたコツをつかんでおけば、岩盤浴の効果が高まりやすくなります。

後から出る汗は拭かないようにする

汗は普段、体温調節のために汗腺から出ますが、岩盤浴をすると普段の発汗では出ない皮脂腺からの発汗をすることができます。皮脂腺からの発汗では、体内に溜まっている老廃物や有害物質を外に出すことができます。そのため皮脂腺から汗が出ることが本当のデトックスだといわれています。

岩盤浴を始めると、最初は不純物の多いドロドロの汗が出てきます。これは皮膚に残ってもベタベタするだけですから、ふき取ってしまいましょう。不純物が出きったあとは、サラサラした汗に変わります。塩分や雑菌が少なく、体内の純粋な水分と油分が混ざりあって天然の化粧水のような役割を果たします。

この終盤に出てきた汗は肌を保護する役割を果たしてくれますので、ふき取らずそのまま残しておくのがおすすめです。

午後の時間帯に入る

岩盤浴によく使われる北投石は、身体のなかで停滞している老廃物を取り除く作用のあるラジウムを放射しています。一説によれば、この北投石は13時~17時と満月の夜にラジウムを活発に放射するとも言われています。このあたりを狙って岩盤浴に行くとさらなる効果が狙えるかもしれません。

事前に脂肪燃焼を助けるサプリを飲んでおく

ダイエットをサポートする効果も期待できる岩盤浴ですが、岩盤浴の温熱効果だけではなんだかもの足りないと感じる人もいるかもしれません。そんな人には、入る前に脂肪燃焼をサポートするサプリを飲んでおくことがおすすめです。

岩盤浴だけでも血流がよくなり代謝が上がるので、あらかじめ脂肪が燃焼しやすい状態で岩盤浴に入れば、ダイエットの効率が上がることも期待できます。

関東で人気の高いおすすめ岩盤浴スポット

温泉施設には岩盤浴がついているところも多く、探せば近場でも簡単に見つけることができるかと思います。そのなかでも少し特徴的な、関東地方にあるおすすめの岩盤浴施設をご紹介します。

熊谷天然温泉 花湯スパリゾート

花湯スパリゾートのなかには、温活をテーマにした「温活cafeネスト」という岩盤浴施設があります。岩盤薬石の種類が豊富で、富士溶岩やヒマラヤ岩塩など薬石の種類だけでも12種類、岩盤浴部屋は8部屋と、さまざまなタイプの岩盤浴が楽しめるのが特徴です。

ネストとは鳥の巣の意味で、巣ごもりできるほど快適であることがこの岩盤浴施設のテーマです。ラウンジやテラスにも、それを彷彿させるかわいいインテリアが置かれています。

さらに女性専用の岩盤浴部屋や、美肌や冷えの改善などさまざまな効果が期待できる、豊富な種類の温活ティーが無料で提供されるなど、女性にとっては嬉しいことがたくさんそろっています。まさに一日巣ごもりしても飽きの来ないおすすめの岩盤浴スポットです。

岩盤温浴リゾートココプララ

5つのテーマに沿ってつくられたそれぞれの部屋で、11種類の岩石の岩盤浴が楽しめます。さらに部屋に合わせて100%天然のアロマオイルを使用しているところがココプララのこだわりです。岩盤浴で身体を温めるだけでなく、香りとその効果でさらに深いリラックスが得られます。

また、腰掛けタイプの岩盤浴部屋もあり、寝そべるのに飽きたときには座りながら身体を温めることもできます。岩盤浴の効果とともにアロマテラピーの効果も得られる岩盤浴施設です。

横須賀温泉 湯楽の里

横須賀にある、東京湾を展望しながら楽しめる天然温泉施設のなかに入っている岩盤浴場です。タイプの異なる部屋が4つあり、男女一緒に楽しむことができます。テレビ付きの個室が集合したタイプの岩盤浴部屋もあり、プライベートな空間のなかでテレビを見ながら岩盤浴ができます。

海沿いにある温浴施設であることから、海辺でランニングやサイクリングを楽しんだあとに入浴することもできます。その際は、事前に手荷物を預かってもらえる便利なサービスもあります。大自然を楽しみながらリラックスできる温浴施設です。

サウナと岩盤浴にはどんな違いがあるの?

サウナも岩盤浴も、汗をかくための温浴施設に変わりはなく、一見どちらも効果は同じように見えます。しかし、実はその効果や作用にはさまざまな違いがあるのです。

汗をかき始めるまでの時間

どちらも同じように汗をかくための設備ですが、サウナと岩盤浴には汗のかき方の違いがあります。まず、室内の温度の設定ですが、サウナは平均80℃~100℃と高温なのに対し、岩盤浴は40℃~50℃と約半分の温度で設定されています。

サウナは高温であるため、10分~15分といった短時間で一気に身体を温めます。急激な体温の上昇があるため、身体にとっては負担がかかりやすいです。また、一気に汗をかくため脱水症状にもなりやすく、体力のない人、高齢者にはあまり向きません。

いっぽう岩盤浴は少し蒸し暑さを感じる程度の温度設定で、身体の内側からじんわりと30分~1時間といった時間をかけて温めていきます。じわじわと汗をかいていくので、途中でこまめに水分補給をすれば急激に脱水症状をおこすことはないでしょう。

体力に自信のない人も、高齢者でも誰でも無理なく続けられるのが岩盤浴だといえます。

かいている汗の質

汗には、汗腺から出る汗と皮脂腺から出る汗があります。普段の生活で出る汗は、汗腺から出る塩分などのミネラルが混じったべとつきのある汗で、おもに体温調節をするために出てくる汗です。

いっぽう皮脂腺からは、最初汗のかき始めには体内に蓄積された有害物質や酸化した皮脂が出てきて、その後には純粋な皮脂と水分の混じったサラサラな化粧水のような汗が出ます。この皮脂腺からの汗は、なかなか出すことが難しく、30キロ以上のマラソンや2時間以上のエクササイズでようやく出すことができます。

サウナに入ると、急激な体温上昇により汗腺からの汗が出て身体の機能が活性化します。いっぽう岩盤浴では、時間をかけて身体を温めるため皮脂腺が開きやすく、デトックスの汗をかくことができます。

体のどこを温めるか

サウナでは70~90℃前後の高温で身体の表面を一気に温めます。さらにその後水風呂などに入り身体を冷やし血圧や心拍数の上昇と下降を繰り返します。繰り返し皮膚から急激な温度変化を感じることで脳に働きかけ、さまざまな身体の機能を活性化させる効果があります。

高温と低温の繰り返しは活性化につながりますが長時間の入浴は難しく、おもに表面を温めることになるので入浴後に身体が冷えるのが早いです。

いっぽう岩盤浴では45℃前後の低温で、遠赤外線により時間をかけながら身体の芯から温めることができます。さらに副交感神経に働きかけることで、血管の拡張した血流の良い状態も持続しやすくなります。このため入浴後も持続性があり身体が冷えにくくなります。

岩盤浴と相乗効果のあるダイエット方法

岩盤浴には素晴らしい効果がたくさんあることがお分かりいただけたかと思います。特にダイエット効果を狙って岩盤浴に入るのであれば、簡単に取り入れられるダイエット法で効果をさらに高めてみましょう。

温かい場所で体をほぐすホットヨガ

徐々に岩盤浴に慣れてきたら、岩盤浴と同じような温かさの室内でおこなうホットヨガにチャレンジしてみるのもおすすめです。特にホットヨガのなかでも岩盤を使用した部屋でおこなう岩盤ヨガは、空調による温かさではなく、岩盤の遠赤外線を利用しますので、息苦しさも少なくヨガをすることができます。

身体を温めることによるリラックス効果が、ヨガによりさらに深まります。また、ヨガは身体の歪みを改善し、ポーズによる筋力アップも期待できます。

温かいなかでの激しい運動は身体への消耗が大きくなりますが、ヨガのようなゆったりしたエクササイズであれば、身体への負担も少なくダイエットにも効果的です。ただし決して無理はしないように、その日の体調に合わせながらおこないましょう。

体を芯から温めるよもぎ蒸し

よもぎ蒸しは約600年前に美容大国の韓国で始まった民間療法です。よもぎはハーブの女王と言われ、飲む・付ける・浸かる・嗅ぐ・燃やすといったどの方法をとっても効果が高いと言われています。

体内の残留農薬や有害金属の除去、浄血作用、切り傷やアトピーの改善などの効果もありながら、特に婦人科系機能のケアのために使われてきました。

よもぎ蒸しはよもぎなどの漢方を煮込んで出した蒸気を下半身に当てる方法で、血行を良くし身体を芯から温めるだけでなく、よもぎの薬効成分を蒸気をとおして体内に取り入れることができます。

マントの中から顔を出して受けることから、岩盤浴のような息苦しさがなく身体への負担も少ないため、岩盤浴をお休みする日に代わりにおこなえば、同じような効果を得ることができます。

リンパの流れを良くするストレッチ

岩盤浴中や入浴後にストレッチをすることもおすすめです。身体が温まると筋肉の緊張が緩みやすくなり、普段より柔軟性が高くなります。岩盤浴で毛細血管が拡張しているあいだにストレッチして筋肉を動かすことで、筋肉がポンプの役割を果たし身体の隅々まで血流やリンパの流れが良くなります。

特に股関節まわりを念入りにストレッチすることで、骨盤の歪みを整え血行を改善したり、ヒップアップや下半身のむくみの改善につながります。ストレッチには、マッサージで届かないような深部のリンパの流れを良くする効果があります。

流れがよくなればデトックス効果も高まり、代謝も上がりやすくなります。岩盤浴との相乗効果で基礎代謝が上がることが期待できます。

岩盤浴で思うように汗が出ない時の対処法

いくら岩盤浴に入っても、なかなか思ったように汗が出ないことがあります。そんなときにできる対処法をご紹介します。

先にお風呂に入っておく

岩盤浴は時間をかけて体温を上げていくため、冷え性や汗をかきにくい人は汗が出るのに時間がかかる場合もあります。岩盤浴の前にプレヒーティングのために温かいお風呂に入っておけば、ある程度身体が温まることから岩盤浴に入った時に汗をかくまでの時間が短くなります。

岩盤浴を続けて体質が変化すれば、プレヒーティングをしなくても徐々に汗が出やすくなります。特に寒い時期や身体の状態に合わせておこなうとよいでしょう。ただし、あとにおこなう岩盤浴でのぼせることがないよう、長時間お湯につかり過ぎるのはやめましょう。

入浴中にリンパマッサージを行う

リンパ管はリンパ液を運び、老廃物の運搬、排泄にかかわっています。汗をかきづらい原因のひとつに、身体の老廃物排泄機能がしっかり機能していないことも考えられます。

血管には心臓という常に動くポンプがあり、何もしていなくても必ず流れますが、リンパ管は筋肉と血液の動きに支えられながら連動してゆっくり流れます。とくに女性は男性に比べて筋肉量が少なく、リンパの流れが滞りやすくなります。

リンパマッサージをすることで血液とリンパの流れが促進され、汗の出る腺にも適度な刺激があたえられるため発汗が促されます。汗をかきにくいときは老廃物が排泄されやすくなるよう、リンパマッサージをおこないましょう。

病院で診断を受ける

いくら岩盤浴を頑張っても、どうしても汗をかくことができない場合は、身体のどこがが不調をきたしている可能性もあります。

例としては、全く汗をかくことができず体温調節ができない無汗症、女性に多い甲状腺ホルモンの分泌が低下することによって体温の低下をまねき、汗が出づらくなるといった甲状腺機能の低下、ストレスや不規則な生活から自律神経のバランスが崩れることでも汗をかきづらくなります。

その他に腎不全が関係していたり、シェーグレン症候群といった遺伝や免疫異常でおこるような、自分ではすぐに気づくことのできない病気が隠れている場合もあります。おかしいと感じるようであれば、早めに病院に行き診察を受けましょう。

岩盤浴の効果を台無しにしないための注意点

岩盤浴の効果を最大限に引き出す方法をご紹介してきましたが、岩盤浴をおこなうにあたって気を付けなければならないこともあります。岩盤浴の効果を台無しにしないための注意点も知っておきましょう。

休憩の時に体を冷やし過ぎない

岩盤浴はあいだの休憩のとり方にもポイントがあります。休憩の際には身体を冷やし過ぎないように気を付けましょう。岩盤浴でせっかく温まった身体が冷えてしまっては、何度か繰り返し入ってもなかなか芯から温まりません。

また、急激な体温の上がり下がりは身体にも負担がかかりやすく、血圧の変動は血管への負担を大きくします。特に片頭痛持ちの人は、温度差によって頭痛を起こすことがよくあります。身体が冷える前に休憩を早めに切り上げたり、薄着で休むことがないように身体を冷やし過ぎない対策をとるようにしましょう。

毎日ではなく週2~3回にとどめる

身体に嬉しいことがいっぱいの岩盤浴でも、毎日入る必要はありません。岩盤浴で身体を温め発汗することはさまざまな効果をもたらしますが、心拍数や新陳代謝が上がることで体力を消耗してしまいます。また、日常生活ではできない発汗をすることで、軽い脱水症状になりやすく身体への負担がかかります。

岩盤浴に入って身体が芯から温まれば、翌日から数日間持続します。身体を休めて回復させたほうが、次に入る岩盤浴の効果も上がりやすくなります。通うペースは多くても週に2~3回までにとどめることが望ましいでしょう。

食後すぐには入らない

身体に食べ物を取り込むと、食後しばらくは消化をするために体内の血液がお腹に集中します。岩盤浴は全身の血液循環をうながすことから、食後あまり間をあけずに岩盤浴に入ってしまうと、消化のため消化器に集中していた血液が全身に分散してしまいます。

消化器の血流が悪くなれば食べ物の消化が上手にできなくなり、消化不良を起こしてしまうことがあります。食後すぐの入浴は避け、1時間以上経過してから入浴するようにしましょう。

岩盤浴後はすぐにシャワーを浴びない

岩盤浴でかくことのできる皮脂腺からの汗は、サラサラで天然の化粧水のような汗です。この汗はにおいもなく清潔で、肌にのせたまま乾くと肌がつるつるになるほど保湿効果が高いことから、岩盤浴のあとはすぐに洗い流さず肌に残しておくことがおすすめです。

汗と聞いたら、べとつきのある塩っぽいもので気持ち悪いと考える人もいるかもしれませんが、岩盤浴で出る皮脂腺の汗は、普段ほとんど出ることがない、肌にとって必要で貴重な汗です。どうしてもシャワーを浴びたいときは、岩盤浴が終わった後に一度自然乾燥するまで待ってから浴びましょう。

岩盤浴で心も体もすっきりさせよう

岩盤浴には女性に嬉しいたくさんの効果があることがお分かりいただけたでしょうか。これほど多くのメリットがあり、しかも簡単にできる岩盤浴なら、すぐにでも日常の習慣として温活に取り入れることができそうですね。

現代の慌ただしい社会のなかで生きる女性のなかには、気がつかないうちに疲れとストレスをため込み、身体の小さな不調をそのままにしている人も増えてきています。

なんとなくだるい、疲れが取れなくなった、肌の調子がいまいちよくない、痩せにくくなった、などは身体がデトックスできずにため込んでしまっているサインです。そのような女性にとって、リラックス効果とデトックス効果を兼ね備えた岩盤浴は、きっと疲れた心と身体を癒してくれるはずです。

岩盤浴はただ入るだけで身体の調子を整えてくれる優れものです。ため込んでしまったいらないものをスッキリさせ、身体も心も温まりましょう。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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