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何もしたくないと感じるのはどうして?その原因と解決方法とは

生き方

何もしたくないときの対処法を紹介

誰にでも、何もしたくないと思うときがあります。たとえば、今週は忙しかったから、週末は何もしたくないと思う人も多いでしょう。

しかし、もしその何もしたくなときが長く続いてしまう場合は、何かしらの対処が必要になります。私たちは、どんなときに何もしたくないと思い、どのような状態になってしまうものなのか、解説していきます。

何もしたくないときの気持ち

何もしたくないとは、具体的にどのような気持ちのことをいうのでしょうか。人それぞれ、そのように思う瞬間は異なりますが、これから紹介するいくつかの例は、一般的なものになります。

何もしたくない気持ちを抱えながら、無理して生活をしていると、すべてのことをネガティブに考えてしまいがちです。まずは、自分にも当てはまる気持ちがないか、確認してみてください。

食事をする気になれない

生きていくうえで、一番重要といっても過言ではない、食事さえも面倒に感じてしまいます。無気力になると、まず動くことをしなくなるので、お腹も空かなくなります。さらに「食べたい」という欲がなくなるので、目の前に食事があっても、食欲がわかなくなっていきます。

そうすると、必然と体力もなくなり、脳に栄養がいかなくなることで、思考能力も低下するといったネガティブループに陥ってしまいます。また、体重も減ってしまい、健康にも悪影響をあたえます。とくに一人暮らしだと、食事をすることが面倒だと思う人が多いはずです。

起き上がるのがつらい

会社や出かける用事があるのに、体が動かなくなるときがあります。頭では起きようと思っているのに、起き上がる気力がない状態。

これは鬱症状の一つとしても考えられており、このような気持ちが毎日続く場合は、心が疲れ切っているサインと考えられます。

また、毎日きちんと起きて会社に行っていたのに、突然起きられない状態になる場合もあります。使命感の強い人ほど、このような状態に陥ると、重症化するケースもあるので要注意です。

起き上がることもつらいのに、無理に仕事に向かうと、電車に乗ることに恐怖を覚えたり、人と話すことが億劫になったりするなど、社会生活において、心を閉ざしてしまう場合があります。

退屈だと思っている

忙しい毎日の中で、ふとした瞬間に平凡な毎日がつまらなく感じるときがあります。しかし、わくわくするような刺激がないと思いながらも、新しいことを始めることさえも、面倒になってしまう場合があります。食事が面倒くさい、起きることがつらいといった気持ちよりは、退屈だと思う気持ちの場合は、解決策が豊富にあります。

忙しすぎる毎日だと、何か新しいことを始めることが面倒に感じてしまいますが、まずは生活サイクルの見直しや、仕事の量を調節するなど、心に余裕をもたせることが重要です。同じ繰り返しの毎日に慣れてしまうと、ルーティンを変えることに抵抗感を抱いてしまいがちです。面倒くさいことを、必然と避けようとするので、仕事以外の人と会う機会も徐々に減ってしまいます。

何もしたくない原因を探ろう

久しぶりの休みに、何もしない日を作ることは、ときには大切なことで、それはいたって普通のことです。ただし、何もしたくない気持ちが毎日続く場合、それは心が病み始めているサインで、そう思ってしまう原因が必ずあります。これから紹介する原因に、一つでも当てはまるものがないか、確認してみてください。

ストレスがたまっている

一番考えられる原因は、ストレスです。そのストレスが仕事からくるものなのか、プライベートなのか、それは自分が一番よくわかっているはずです。ストレスを感じた状態で過ごしていると、ストレスの原因に気力を奪われてしまい、ほかのことへのやる気がどんどん失われていきます。

すぐに排除できる原因ならよいのですが、なかなか簡単に解決できないものだと、やる気が起きない期間も、必然的に長くなってしまいます。そして気づくと、何もしないことで、今以上にストレスを回避するようになってしまいます。

やるべきことがありすぎる

やりたいことではなく、やるべきことがたくさんある状態は、精神的なプレッシャーを感じながら生活している状態です。優先順位をつけて、順番に処理していくことができれば一番よいでしょう。しかし、どこから処理をすればよいのかわからなくなると、すべてが面倒になり、何もしたくない気持ちになってしまいます。

やるべきことをすべて処理したあとも、体力と気力を奪われてしまい、何もしたくない気持ちを引きずってしまう場合がほとんどです。とくに仕事が忙しい人はそのような傾向があり、人と接することが億劫になり、家で一人でいる時間を好むようになります。

ダイエットのし過ぎ

過度のダイエットは、思考能力の低下をまねく恐れがあります。それは、必要な栄養素が、脳に行き届かなくなってしまうためです。思考能力が低下することで、勉強や仕事へのやる気も失われていきます。また、脂肪とともに筋力が低下していくことで、体力もなくなり、動くことが億劫になります。

ダイエットは、脂質やたんぱく質をとらない方法がありますが、これらはエネルギーを生成する重要な栄養素であるため、著しく減ると、身体は正常な動きができなくなります。健康的な体づくりと思考能力はつながっているということを忘れないようにしましょう。

人間関係で悩んでいる

人間関係の悩みは、一番厄介ともいえます。なぜなら、他人の感情や行動は、考えても思い通りにならないものだからです。それが職場など、毎日通う場所で起こっている場合、精神的なダメージは大きいです。

職場での人間関係で悩みがあると、それに気を取られて気力が低下し、何もしたくないという気持ちになってしまいます。職場に限らず、友人関係や、彼氏との関係で悩みがあった場合も、簡単に解決できないことが多いため、長期的なストレスにより気力がなくなっていきます。

病気になった

病気になり、長期的に仕事を休んでしまうと、元の環境に戻る気力が奪われてしまうことがあります。とくに、病気になる前に忙しく働いていた人ほど、突然の入院で仕事を離れる期間があると、元のペースに気力を持っていくのに時間がかかる場合があります。

体力がなくなると、必然的に脳もネガティブに物事を考える傾向があるため、何かしようという気力も当然なくなります。やはり、健康的な身体とポジティブな気力というのは、切っても切り離せない関係性なのです。

何もしたくない気持ちを変える方法

何もしたくない気持ちを変える方法は、まず、何がそう思わせているのか、その原因を知ることが重要です。そして、その原因を解消するためには、どの方法が最適なのか、自分に合っている方法を実践してみてください。何もしたくないと思うほど疲れ切っている心なので、無理は禁物です。それでは、どのような方法があるのか見ていきましょう。

自分を受け入れる

何もしたくないと思ってしまう自分を、責めることはやめましょう。何もしたくないと思うほど、今自分は疲れ切っているということを自覚して、そんな自分を受け入れてあげてください。「よくがんばっているね」と自分をほめてあげるのもよいでしょう。

人は何もしないことを、ダメなことと認識しがちですが、そんなことはありません。体が疲れていると、心の元気もなくなります。何もしたくないと思っても、それは仕方がないことです。

自分を否定してしまうと、心はさらに追い詰められてしまい、回復するのに時間がかかるほど、心は病んでしまいます。まずは自分を受け入れて、心の回復をしていくことが重要です。

とにかく何もしないで過ごす

何もしたくないときは、何もしないで過ごしてください。毎日がんばって働いているのですから、何もしなくてもバチは当たりません。とことんなにもしないで過ごしてください。

一日中何もせず、ぼーっとする日を作ることで、今まで考えなかったようなことを思いついたりするものです。たとえば、なにかに挑戦してみようとか、海外へ行きたいといった願望がうまれてくることもあります。ベッドの上で雑誌を読みながらごろごろすることも、大切なリフレッシュ方法です。

好きなことをする

やらなければいけないことではなく、自分がやりたかったことをやってみてください。カラオケ、ショッピング、美術館へ行くなど、どんなことでもいいので、その日だけは自分の好きなことをしてみましょう。寝ることが好きなら、思う存分に寝てください。

何もやりたくないのだから、好きなこともできないと思うかもしれませんが、何もしたくない負のループから抜け出すためには、そのループを断ち切るきっかけが必要です。そのきっかけは、なかなか同じような繰り返しの毎日の中では見つけることができません。気分転換に普段と違うことをすることで、ネガティブな気持ちも少し和らぎ、すっきりするはずです。

長期と短期目標を決める

忙しすぎると、今自分が何をしたいのか、何ができていないのか、わからなくなるときがあります。いろいろなことを考える時間もなく、職場と家を往復している人も少なくないでしょう。そんなときには、短期と長期の目標を立てることをおすすめします。

たとえば、今週末までにDVDを返却するといった、些細なことでもかまいません。長期的な目標の例は、お金を貯めて来年はハワイへ行くとなど、毎日がんばることの意味を自分で設定するのもよいでしょう。現在の状況から判断して、自分にやれる範囲の、具体的な内容を決めることが重要です。それらを一つずつ達成していくことで、日々のやる気にもつながります。

生活のリズムを整える

人間の体は正直です。睡眠が足りないと疲れは取れません。栄養が足りないと体力がなくなり、脳が働かなくなります。しっかりとした睡眠と、バランスの取れた食事を取るだけで、オキシトシンという幸福を感じるホルモンが分泌されます。

外食は塩分や脂肪分が多いため、外食でしっかり3食とっていても、健康によいとはいえません。バランスのとれた食事を決まった時間に食べ、決まった時間に就寝する規則正しい生活を心がけるだけで、脳もしっかりと働き、やる気がでてくるようになります。

元気になる本や映画を見る

本が好きな人は、元気になる本を読んでみてください。本が苦手な人は、自分を投影できる映画を観てみましょう。主人公に自分を投影できるようなストーリーだと、最後がハッピーエンドの場合、見終わったあとに幸福感が得られます。

ここで注意しなければいけないことは、本も映画も、必ずポジティブな明るい内容の作品であることです。悲しいストーリーや暗い話だと、沈んでいる心にさらに追い打ちをかけることになります。現実世界から離れて、フィクションの世界にひたることも、リフレッシュできる方法の一つです。

がんばる自分にご褒美

がんばっている自分を、思いっきり褒めてあげてください。買うか悩んでいたものを買うなど、自分にご褒美をあげましょう。もの以外にも、奮発して少し高いデザートを食べるとか、疲れている体を癒すために、仕事帰りにマッサージをして帰るのもよいでしょう。

ぜいたくをすることで、また明日からがんばって働こうという、前向きな気持ちになることもあります。いつもがんばっているのです
から、自分を甘やかしてあげることもたまには必要です。心や体が疲れるまでがんばってくれているのは、自分なのです。

寝たいときは眠る

やる気が起きない、何もしたくないときは、無理になにかをしようとせずに、好きなだけ寝てください。仕事がない日に、時間を気にせずに寝られることで、幸福感を感じます。もし寝すぎてしまっても、自己嫌悪になる必要はありません。

疲れ切った心と体には、必要な時間だったと思うようにしましょう。十分に睡眠が取れたら、必然と眠くなくなり、寝るときに使ったエネルギーを回復しようと、今度はお腹が空くはずです。そのときには、しっかりと食事を取ることも忘れないでください。

誰かに助けてもらう

自分一人でがんばろうとせずに、誰かに助けてもらうことも一つの方法です。何もしたくない状態から脱出したいと思うときは、友達や家族に相談して、外に連れ出してもらう、もしくは、ただ誰かと会話をするだけでも、今の自分の気持ちをはきだすことができます。

もし、会社に行けないほど心が病んでいる場合は、一人で悩まずに、早い段階で家族や、病院に相談することをおすすめします。放置してしまうと、心はどんどん閉ざされてしまい、回復に時間がかかってしまいます。一人でがんばろうとせずに、だれかに頼ることも、ときには必要なことなのです。

何もしたくない時は無理をせず好きな事をする

何もしたくないと思うときは、心身共に疲れているサインです。無理をしないで、なぜそう思うのか自分に問いかける時間を作りましょう。真面目な人ほど、何もしたくないことに自己嫌悪になります。

しかし、何もしないと思うことは、悪いことではありません。自分を責めるのではなく、まずはそんな自分を受け入れ、前向きな気持ちになるために、自分の好きなことをして、心と体をリフレッシュするようにしてください。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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