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半身浴の効果と正しいやり方|正しい方法で健康的にダイエット

ダイエット

効率的な半身浴のやり方とは

半身浴は効果的な入り方を実践することが大切です。ただ身体を半分お湯に浸けるのではなく、お湯の温度や入る時間にもポイントがあります。間違った入り方をすると思うような効果は得られません。

半身浴を試す前に正しい入り方や、目的に合わせた効果的な入り方を知っておくと安心です。やってしまいがちな勘違いやNGもあわせて紹介しますので、是非参考にしてください。

半身浴のメリット

半身浴をするとどんなメリットが得られるのでしょうか?

体に負担がかかりにくい

お風呂に入ると体が温まり、1日の疲れが取れるのでリラックスできます。しかし間違った入り方をしてしまい、体に負担をかけていることに気づいていない人も少なくありません。一般的には肩までザブンと浸かりますが、肩まで浸かってしまうと水圧で心臓を圧迫してしまいます。肩が冷えると寒いと思ってしまうので、ついつい肩まで浸かってしまいがちですが、上半身に水圧がかかると血圧の急上昇を招く恐れもあります。

半身浴では肩まで浸からないので、心臓への負担はかなり軽減されます。ぬるいお湯にゆっくりと浸かるので、急激な血圧の上昇も抑えられ、体に負担をかけずにお風呂に入れるのが何よりのメリットです。健康のことを考えた入浴をしたいなら、半身浴がおすすめです。

長時間入浴できる

半身浴はぬるい温度に設定して、少し長めに入るのがポイントです。お湯の温度が熱く肩まで浸かると、すぐに熱くなりのぼせてしまいます。熱いお湯が苦手でお風呂が嫌いになってしまうことも。のぼせて気分が悪くなれば、せっかくのお風呂も台無しです。

半身浴は少しぬるいと感じるくらいの温度で、最低でも20分はお湯に浸かります。熱いお湯が好きな人は、慣れるまで温度を上げたくなってしまうかもしれません。しかし熱いお湯は体に負担をかけますし、求める効果は得られないでしょう。

長時間入浴してものぼせにくく、体の芯まで温まるので湯冷めしにくいのはメリットと言えます。体に負担をかけないので、お風呂上がりの気分も全然違い、だるさのない心地よい気分を味わえます。

半身浴で得られる効果

半身浴で得られる5つの効果を詳しく見ていきましょう。

冷え性の改善

冷え性の人は常に血行が悪く、体の隅々まで血が行き渡らないので末端の手足がいつも冷えています。血行が悪いと代謝も低下して、全身が冷えてしまいます。お風呂に入れば一時的に体が温まりますが、熱いお湯に入ると体に負担をかけますし、体の表面は温まっても芯が冷えているので湯冷めしやすく、夜ベッドに入っても体が冷えているのでなかなか寝付けません。

いつも体が冷えているので、熱めのお湯に入るといいと思われがちですが、実は冷え性の人こそ半身浴がおすすめです。熱いお湯は体の表面しか温まらないので、すぐに冷めてしまいます。熱しやすく冷めやすい状態では、冷えている体は温まりません。

時間をかけて体の芯まで温めるので、温熱効果が持続します。血行が促進されますが急激な温度変化ではいので心臓にも負担をかけません。

むくみの予防と改善

ぬるいお湯にゆっくり浸かると、急激な血圧の変化を回避しつつゆっくりと体が温まります。温まった体は血行が促進されるので、半身浴の最中から体がぽかぽかになり汗をかきはじめます。このとき代謝もアップして細胞も活性化され、滞りがちなリンパの流れも良くなっていきます。体の巡りがスムーズになると、老廃物の排出もされやすくむくみをスッキリさせる効果が期待できます。

むくみやすい人は体が冷えていて、巡りが悪くなっている状態です。半身浴は無理なく血行を促進するので、むくみやすい人には特におすすめです。効果を高めたいなら、半身浴をしながらリンパマッサージをプラスするといいでしょう。むくみの改善だけでなく予防にもおすすめ。やり方も簡単で、初めての人でも気軽に試せる入浴法です。

デトックスできる

半身浴にはデトックス効果も期待できます。一般的には汗をたくさんかくので、汗と一緒に老廃物を排出すると思われていますが、本当は少し違っています。汗をたくさんかくとスッキリしますが、老廃物は腎臓でろ過され尿と一緒に排出されるというのが正しい解釈です。

半身浴は体の芯までじっくりと温めるので、その際内臓も温められ活性化します。腎臓や肝臓、腸も温まり活発になれば、老廃物を排出する力も高くなりデトックス効果が高まるというわけ。これは体が冷えていると思うようにいかないので、半身浴をすれば体の中からきれいになれるのもメリットと言えます。

たくさん汗をかいても、お風呂から上がる前に体を洗うので、まさに心身ともにスッキリきれいになれるのです。

リラックスできる

熱いお風呂に入ると、すぐに体が熱くなりだらだらと汗をかきます。しかし急激に温めるので実際には体の表面だけが温まり、のぼせてしまうのですぐにお風呂から上がってしまうことになります。急に体が熱くなるとストレスを感じるので、脳は興奮状態となり、交感神経が優位に立ちます。お風呂に入るとリラックスできると思われていますが、交感神経が優位のときはリラックスできず緊張した状態です。

リラックスするにはぬるいお湯にゆっくりと浸かり、副交感神経を優位にすることが大切です。半身浴はゆっくりを温まるので、体にストレスをかけず脳もリラックスできます。副交感神経が優位な状態は、寝付きも良くなるので良質の睡眠にも役立ちます。

美肌になる

半身浴の効果をいくつか紹介しましたが、健康効果だけでなく美容効果も期待できるのが女性にとっては嬉しいところです。多少の個人差はあるものの、女性は筋肉よりも脂肪の量が多いので体が冷えやすい傾向にあります。女性に冷え性が多いのも仕方ないことです。

半身浴で血行が促進されやすく代謝が上がれば、冷え性も改善され代謝も上がり細胞や臓器も活性化するので、デトックス効果が高まりその結果美肌効果にもつながていきます。精神的にもリラックスできますし、体調も良くなればいいことづくしです。

半身浴はダイエットになるのか

半身浴をすると痩せると思われがちですが、実際のところはどうなのでしょうか?

やれば痩せるわけではない

半身浴はダイエット効果が期待できるところも注目されています。ただし半身浴をしただけで体重が落ち理想のボディラインになるというわけではありません。汗をかく=痩せると思われがちなのも誤解される理由となっているようです。

ダイエットの基本は代謝を上げて、脂肪を燃やして減らすことです。ここに食事制限などもプラスしますが、半身浴では代謝を上げて脂肪を燃えやすい状態にする準備までしかできません。脂肪を燃やして減らすには、運動をする必要があります。

半身浴がダイエットにいいと聞き毎日実践していても、運動をしないと本当の意味でのダイエットにはなりません。半身浴は準備体操代わりのようなものに過ぎませんので、ダイエット目的ならお風呂上がりに軽いエクササイズをするといいでしょう。

消費カロリーは少ない

半身浴をすると、ビックリするくらい大量の汗をかくので、これだけでもかなりカロリーを消費した気分になってしまいます。しかし実際は、半身浴で消費できるカロリーは1時間の入浴時に約100kcalと意外に少なめです。半身浴に慣れている人は1時間くらい入っていられますが、最初は20分~30分が限度です。30分入っても消費カロリーは約50kcalとかなり少なく感じてしまいます。

半身浴はカロリー消費目的には不向きと覚えておくといいでしょう。

半身浴の効率的な正しいやり方

初めて半身浴をする人もいつもやっているという人も、正しいやり方を実践することで、しっかりと効果を実感できます。

お湯の温度は40度

普段お風呂の温度を何度に設定しているかによっても変わりますが、半身浴におすすめの温度は40度です。季節によっても体感温度が変わるので、夏は38~39度、冬は40度と言うように季節によって温度は変えてもOKです。

なぜこの温度がいいかというと、体に負担をかけずに効率よく温まり、湯冷めしにくいからです。ゆっくり入っていれば、肩までつからなくてもじんわりと体が温まるのを実感できます。40度で半身浴をすると、湯冷めしにくくお風呂から上がっても50分近くまでぽかぽかは続くことも確認されています。

みぞおちまで浸かる

半身浴は下半身だけお湯に浸けるイメージですが、正しく入りたいならみぞおちまで浸かりましょう。みぞおちまで使っても、心臓には水圧がかからないので負担を大幅に減らせます。肩まで浸かる入り方がNGなのは、水圧が心臓や体に負担をかけるからです。

みぞおちまでなら胸が圧迫されないので、リラックスできるのもいいところと言っていいでしょう。みぞおちから上は外に出ているので、体が温まってからも熱がこもりません。肩まで浸かると熱の逃げ場がなくなりのぼせてしまいます。熱の逃げ場があるので、のぼせるのが苦手な人も安心してゆっくり入れます。

入浴時間は20分から30分

半身浴の入浴時間は、大体20分~30分を目安にします。もう少し長く入っていられるならそれも構いませんが、長すぎるのも体に負担をかけますので目安を決めてそれを守るといいでしょう。最低でも20分なのは、ゆっくりと時間をかけて体の芯まで温めると湯冷めしにくいからです。

20分待たずに上がってしまうと、十分に体が温まっていないことも多くすぐに湯冷めしてしまうでしょう。長すぎるとぬるくしていてものぼせたり、体が冷えたりしてしまいます。乾燥肌の人は、20分くらいで十分です。

必ず水分補給をしてから入る

半身浴は普通位お風呂に入るよりもたくさん汗をかきます。お風呂に入る前の水分補給も欠かせませんが、半身浴の場合はお風呂に入っている途中も水分補給をしましょう。お風呂前に水分補給をすると発汗効果が高まります。

汗とかくと体の水分が失われますので、途中で喉が渇きます。喉の渇きは脱水症状のひとつです。のどが渇く前に水分補給をするのが理想です。水分補給に利尿作用のあるカフェイン入りやアルコールは不向きです、水かぬるま湯、甘すぎないスポーツドリンクなどがおすすめです。お風呂上がりも水分が不足している状態です、上がったらすぐに水分補給をしてください。

肩にタオルをかける

半身浴はお湯の温度がぬるいので、体が温まるまでに少し時間がかかります。その間お湯から出ている肩や背中が寒いと感じると、体が温まりにくく冷えてしまうことも。温まり汗を掻くまでは、肩にタオルをかけておくといいでしょう。できるだけ濡らさないようにするのもポイントです。タオルは乾いた物を使ってください。温まってきたら、タオルは外してもOKです。

できれば毎日行う

半身浴は少し時間がかかります。人よって時間が取れずたまにしかできないこともあるでしょう。ライフスタイルによっては難しいかもしれませんが、毎日半身浴をするとその分効果の実感が高まります。毎日続ければ、代謝が上がりやすくなり冷え性も解消されるなど、メリットも増えるのがいいところです。

どうしても無理なら週に3回くらいでもいいでしょう。継続することで冷え性が解消されるのを実感している人も多いようです。体の巡りも良くなるなど、メリットもたくさんあります。

期間は1ヶ月以上が好ましい

半身浴は可能なら毎日でも続けたいところですが、無理をせず自分のライフスタイルと相談しながら決めるといいでしょう。半身浴の度に代謝が上がり、血行が促進され体の巡りも改善されていきます。より高い効果の実感が欲しい人は、1ヶ月以上続けるといいでしょう。体に負担をかけない入浴法ですから、毎日でも続けたいところです。

半身浴の効果をさらに上げるには

半身浴の効果をより実感したい人は、次の2つを取り入れてみてください。

入浴剤を入れる

半身浴は普通にお風呂に入るよりも、たくさん汗をかきます。ポイントはゆっくりと温めて、体の芯までぽかぽかになることです。効率翌体を温めたい場合は、入浴剤を使うといいでしょう。

理由は入浴剤には温浴効果があり、お湯だけの状態で入るよりも体を効率よく温められるからです。入浴剤にも種類がありますので、好きな香りで選んでもいいかもしれません。好きな香りに包まれると、リラックス効果が高まります。温浴効果で効率よく温め、いい香りでリラックスできたら心身ともにリフレッシュできるでしょう。

マッサージを取り入れる

半身浴の効果を高めたい場合は、マッサージをプラスするのもおすすめです。ゆっくり温まった体は血行が促進されているので、そこにマッサージをプラスすれば、マッサー効果がたかまります。巡りも良くなっているので、リンパも流れやすくなっています。

むくみがひどい人は、流れが滞っている可能性が高いです。半身浴でゆっくり体を温め、リンパ節の周辺を優しくマッサーすれば、お風呂化が上がったときのスッキリ感を実感しやすくなるでしょう。

リンパマッサージは、足先から始めます。くるぶし、膝の裏、脚の付け根、脇の下まで流すようにします。お風呂上がりにはストレッチをプラスするとさらに効果的です。

半身浴は効果的な方法で継続して行おう

半身浴は正しい入り方を知り、可能な限り毎日続けるのが理想です。1回でも今までのお風呂とは違うのを実感できますが、継続することで健康効果や美容効果も実感しやすくなります。体にも優しい入り方ですし、メリットも多いので興味があるなら早速今日からでも始めてみてください。

続けることで体調や肌の変化を実感できるようになります。美容と健康のためにも半身浴はおすすめです。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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