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キュウリでダイエットに挑戦|美味しく無理なく理想的な体をつくる

ダイエット

食べるだけできれいに痩せられるキュウリダイエット

暑い季節がやってくると、どうしても薄着になり着痩せして見えなかった部分が気になります。この季節になると、毎年ダイエットに挑戦することの多い女性たちに、簡単で手軽に始められきれいな美ボディをゲットできる、今話題の「キュウリダイエット」を調べてみました。

食べることを我慢するダイエットはもう古い、キュウリをしっかり食べて無理のないダイエットをしましょう。

キュウリのダイエットについて

インナーサポートで美肌

情報番組やダイエット本などでも、今話題となっているキュウリダイエット。キュウリダイエットは、食事の前に生のキュウリを食べるだけで、すぐに始められることができるダイエットです。

「どうせ、食事の前にキュウリ食べてお腹を膨らませているだけでしょ」とおもわれる方も多いでしょう。同じように食事前に食べることでダイエット効果があるといわれた、キャベツやリンゴ、バナナなど試してみたけど全く効果がなかった経験もあるかもしれません。

しかしキュウリダイエットには、キュウリに隠された特長的なダイエット効果があるようです。

世界一低カロリーと言われている

キュウリのカロリーを知っていますか。キュウリは、Мサイズ(98g程度)1本14キロカロリーで、ギネスブックにも「Least calorific fruit(世界一低カロリーなフルーツ)」と登録されているほど、低カロリーな食材なのです。
ダイエット中は、カロリーの摂取を控えることが第一ポイントなので、ダイエットには世界一カロリーが少ないキュウリは有効的であることになります。

ちなみに「キュウリはフルーツなのか」とおもわれた方も多いでしょう。植物学上の観点から調べてみると「実」を「fruit」と読むことから分類されるので、キュウリもフルーツのカテゴリという考え方や、海外では木に実がなる食材を全て1つのカテゴリとして「fruit」と分類するらしく、ギネスでもフルーツと定義されているようです。

ダイエット食材として注目されている

単に低カロリーな食材なら、こんにゃくやキャベツなどありますが、なぜダイエットにキュウリが向いているかという点が重要です。この効果が発見されたのは、2010年福島大共生システム理工学類の杉本大助准教授らの研究グループにより、脂肪を分解する酵素「ホスホリパーゼ」がキュウリに含まれていることが発見されたのがきっかけだそう。

この「ホスホリパーゼ」の発見のおかげで、一躍キュウリがダイエット食材として日の目をみることとなったのです。キュウリに含まれるホスホリパーゼは、従来型の酵素より脂肪の分解力が強い新型の酵素だと発表されています。

キュウリダイエットの効果

あらためてキュウリダイエットには、どんな素晴らしい効果があるのが調べてみましょう。脂肪を分解させるだけじゃなく、ほかにもキュウリには素晴らしい効果があるといわれています。

脂肪分解を促進

キュウリから発見された脂肪を分解する酵素「ホスホリパーゼ」には、従来の脂肪分解する酵素より、強力に酵素の分解を促進する作用があるといわれています。ダイエットにのみだけでなく、洗剤や食品など様々な用途が見込まれています。

「ホスホリパーゼ」を調べてみると、細胞膜を構成するリン脂肪を分解するので、食品保存や品質向上のために用いられることが多いとか。また、キュウリに発見されたホスホリパーゼの新型酵素は植物由来のため、人体への安全性が強いといわれ、脂肪の分解力が強いだけでなく複数種類のリン脂肪に作用されるので効力が及ぶ範囲が広いことが素晴らしい発見だといわれています。

むくみを解消する

立ち仕事が多い女性は、夕方になると足が浮腫んでパンパンになることが多いようです。その浮腫みを解消する効果がキュウリにあります。キュウリに含まれるカリウムと、シトルリンがその効果の成分です。カリウムは、身体の中に溜まっていく余分な水分や塩分を出す利尿作用もあります。

このカリウムの利尿作用により、余分な水分が身体に溜まっていくことを減少する効果が期待できます。キュウリを食べることで尿として水分を出して浮腫みを解消しましょう。

新陳代謝が活性化する

キュウリに含まれるシトルリンの効果として、血管を広げ血管のつまりを改善し、血流をよくすることで老廃物が血流にのり排出されるので、新陳代謝が活性化しデトックス効果があるといわれています。こういったカリウムとシトルリンの効果により、女性の大敵であるむくみに効果が高いようです。

シトルリンは、スイカやメロンなどウリ科の植物に多く含まれています。体内でも多少合成される成分なので、毎日大量に摂取しなければいけないというものではありません。

しかし年齢と共に減少してくるため、不足した分はキュウリなどから摂ることが望ましく、100gのキュウリには約9.6mg程度のシトルリンが含まれているといわれています。

腸内環境を改善する

キュウリには、腸内環境を改善する食物繊維と水分が多く含まれています。水分は、トマトや大根より多いことが証明されていて、キュウリ一本を100%とした場合95%が水分だそうです。

整腸作用の効果がある食物繊維に関しては、キュウリ100gあたり1.1gあり、ほぼ同量のトマト100gあたり1.0gや、食物繊維が多いといわれるセロリ100gあたり1.5gと考えても、キュウリには見た目と違って食物繊維が多く含まれていることがわかります。

食物繊維の多さと水分の多さから、キュウリを食べることで腸内環境が改善され、便の排出を即す効果があります。お通じが良くなると、ニキビが解消されて美肌になる効果もあるので、女性には大いに期待が持てる食物になります。

キュウリダイエットのやり方

ダイエット効果もあり、腸内環境にも期待が持てる、キュウリダイエットをしてみましょう。キュウリダイエットの方法はとても簡単。やり方によっては、より一層の脂肪分解効果を得られる方法もあります。

食前に食べる

キュウリダイエットの基本は、食事の前に1本食べることでホスホリパーゼの脂肪分解の働きがあるといわれています。ご飯を食べる前にキュウリを一本食べるので、いつもの量のご飯を食べるよりお腹が膨らんで満足感があるという考え方もあります。

間食に食べるのもおすすめ

お腹がすいてくると、つい食べてしまう間食は、少しだからと高カロリーの物を食べてしまいがちですが、間食にキュウリがおすすめです。水分豊富で食物繊維が豊富なので、間食に食べることで満腹感と同時に腸内機能を活発にさせることができるでしょう。

小腹がすいた時に食べるキュウリダイエットは、料理研究家の野崎氏も実践するダイエット方法です。小腹がすいた時のキュウリの良いところは、水分量が豊富なので満腹感が強く、カロリーが低いのでたくさん食べても安心で効果的だと絶賛されています。

生で食べる

キュウリダイエットの際は、必ずキュウリを生で食べましょう。キュウリに含まれる脂肪分解効果のあるホスホリパーゼ酵素は、熱に弱く働きが弱まってしまうため、キュウリダイエットの際のキュウリの食べ方は、加熱せず生のまま食べることが効果的です。

すりおろして食べる

キュウリに含まれる脂肪分解酵素ホスホリパーゼは、破壊されると酵素が多く働くようです。特に金属製のすりおろし器を使用し、キュウリをすりおろすことで、キュウリの細胞が破壊するので酵素が活発に働くといわれています。

すりおろす際は、セラミックやプラスチック製のものでなく、金属製が良いといわれています。昔から伝わる金属製のすりおろし器の方が刃が鋭く、キュウリの細胞を細かく擦りおろすことができるため効果的でしょう。

すりおろしには、ジューサーなどを使用することも可能ですが、低回転でキュウリに摩擦熱が伝わらない様に注意しましょう。

キュウリダイエットのポイント

キュウリダイエットをする場合、単純にキュウリだけを食べるのではなく、ポイントを掴んでダイエットすることでより一層の効果が期待できるでしょう。

1日に食べる量は3本まで

キュウリダイエットは、毎食前に摂取することが効果的であるといわれるため、1日当たり3本程度までが理想的といわれています。間食で食べる場合は、それ以上摂取することになりますが、あまり多くキュウリを食べると、水分量や食物繊維の成分により下痢になることも考えられるので注意が必要です。

またキュウリは昔の人からの言い伝えでは、「身体を冷やす食べ物」いわれ、カリウムが多い食品は身体を冷やしやすいようです。カリウムを多く含むキュウリや夏野菜の多くは、夏に食べると身体の熱を放出してくれる効果があるため、夏バテ予防に重宝される食べ物といえるでしょう。

よく噛んで食べる

キュウリを生で一本そのまま食べる場合は、ひとくち約20回程度よく噛んで食べることで、脂肪分解酵素であるホスホリパーゼの細胞分解が多くなり、酵素の働きが盛んになるようです。

すりおろして食べると効果的で、なるべく多く噛むことでホスホリパーゼの細胞分解が多くなり酵素が活発になります。よく噛んで、歯ですりつぶしてキュウリを食べるようにしましょう。

調味料のカロリーにも気をつける

生で食べるのに抵抗がある場合や、生で食べ続けて少しキュウリの味に飽きてきたときは、塩や味噌、マヨネーズなどの調味料を付けて食べることで食べやすくなります。ただし、調味料の中には、マヨネーズなどのように油分が多く含まれたカロリーの高いものもあるので、せっかくのダイエットが全く効果なしという場合もあります。

キュウリに一緒につけて食べる調味料のカロリーや塩分にも、気を付けて食べるように心がけましょう。発酵食品である味噌はおすすめですが、塩分が強い場合もあるので塩分控えめ味噌や、低カロリーマヨネーズ、梅肉などがよいでしょう。

バランスよく食べる

キュウリは全体の95%が水分であり、ビタミンC、カロチン、カリウムなども含まれますが、とても少ない含有量なので、栄養価の面では高いものではありません。キュウリダイエットだからとキュウリばかりでは、栄養分が摂取出来ず、肌荒れの原因やほかの病気を併発する恐れがあります。

キュウリを食膳に1本食べたら、食事にも脂分を多く含むものばかりでなく、温野菜や鶏肉や魚などバランスよく摂取することが必要です。キュウリダイエットしているからと、キュウリの後にフライやてんぷらなど脂っぽい料理ばかり食べていては、キュウリダイエットの効果は少ないでしょう。

キュウリダイエットのレシピ

キュウリダイエットは、長く続けて効果が表れます。キュウリダイエットに限らず、ダイエット全般でいえることですが、気が短く持続することができない人には不向きかもしれません。

何事にも根気よく、毎日続けることがダイエットのコツでしょう。毎日、根気良く続けるためには、キュウリダイエットの食べ方の工夫も必要です。毎日生のままでは味に飽きてしまい長続きするのは難しくなります。ここでは、キュウリダイエット中におすすめなレシピを知っておきましょう。

キュウリの味噌ヨーグルト漬け

キュウリダイエットを自ら実践している、日本料理「分とく山」の総料理長である野崎氏が考案した、時短キュウリ漬けは、米ぬかを使わずヨーグルトと味噌で簡単に素早く作れる漬物になります。数時間で本格的なぬか漬けの味わいがあると人気を集めています。

  • 用意するもの:キュウリ2本・塩適量・味噌100g・無糖ヨーグルト30g

作り方は、キュウリを適量の塩で揉み、水洗いして水けを拭き取り、味噌とヨーグルトを混ぜジプロックなどの袋にキュウリと味噌ヨーグルトを入れて空気を取り出し密封状態で、冷蔵庫で4時間程度寝かせるだけで、本格的時短キュウリ漬けが出来上がります。

キュウリのキムチ

キュウリのキムチ付であるオイキムチは、サクサクした触感とキムチの辛さが溜まらない、おつまみにもなる一品です。キムチ自体発酵食品なので、キュウリとの相乗効果が期待できるメニューです。

  • 用意するもの:キュウリ1本・キムチ漬物1/3パック程度・ごま油/いりごま/塩各少々

作り方は、キュウリは食べやすい大きさに切り、塩で少し揉んで水分を出し、水分を切ったらキムチを入れて混ぜ合わせ、最後にごま油といりごまを振りかけるだけです。残ったキムチの活用法にもなる簡単アイデアレシピです。

蒸し鶏の緑酢かけ

こちらのメニューも、キュウリダイエット実践中の日本料理「分とく山」の総料理長野崎氏考案のものです。キュウリダイエットの楽しさを味わうことができるかもしれません。

  • 用意するもの:キュウリ1本、鶏蒸し胸肉250g、白髪ねぎ適量、ポン酢大さじ2、ごま油適量

作り方は、キュウリをすりおろし水気を軽く絞る、タレとなるポン酢とごま油を混ぜる、蒸し鶏をほぐして皿に盛りタレをかけて上からキュウリを乗せ、白髪ねぎを飾るだけで出来上がり。超時短な和風本格メニューです。

キュウリダイエットの注意点

これだけキュウリダイエットが流行っていると、すぐにでもやりたくなる方も多いでしょう。ただし、キュウリダイエットを実践するにあたっては注意もあります。キュウリダイエットに向かない体質の場合もあるので気をつけましょう。

冷え性の人は効果が出にくい

キュウリは身体を冷やす食べ物。もともと冷え性の方がキュウリダイエットを始めた場合は、冷え性が加速してより身体が冷えてしまい逆効果となることがあります。

真夏でも靴下を履いて寝る女性も居るほど、女性にとって冷え性はとても厄介なものです。痩せたいからと始めたキュウリダイエットが、より一層冷える原因になる場合は、キュウリダイエットは控えたほうがよいでしょう。

有酸素運動を行う

キュウリダイエットを始めたけれど、なかなか効果が出なくて挫折してしまう場合もあります。せっかく始めたのだから、成果が励みになりダイエットを続けることができるもの。そこで、なかなか効果が出ない場合は、有酸素運動を取り入れてみましょう。

有酸素運動は、酸素を多く体に摂り入れることで脂肪を燃焼促進させる運動です。シトルリンの効果のデトックス作用と相まって、キュウリダイエットと有酸素運動は効果抜群かもしれません。

手軽に始める有酸素運動には、ウォーキングや水泳やサイクリングなど、20分以上続けて運動することで効果があります。健康と美容の一石二鳥で効果がある、有酸素運動とキュウリダイエットを一緒に初めて相乗効果を狙いましょう。

濃い味付けや塩分の取りすぎに気をつける

キュウリは、強い味覚や刺激はない食べ物ですが、キュウリを苦手な方の中には、味が合わない場合もあります。どちらかというと青臭さが感じられるキュウリは、その青臭さや味をごまかす為に、大量のドレッシングを掛けてしまうことも。

調理する場合も強い味付けで誤魔化そうとする場合がありますが、強い味付けや大量のドレッシングは塩分が多く含まれるため、高血圧や糖尿病を併発させてしまう場合もあります。

キュウリの味が合わない場合でも、なるべく濃い味付けにならないよう調理にも工夫が必要。大量のドレッシングの代わりに、鰹節を掛けたりするのもおすすめです。

キュウリを食べて手軽にダイエットしよう

キュウリを食べてダイエットと聞いても、今まで流行ってきたトマトダイエットやバナナダイエット、キャベツダイエットと同じように、食べればすぐ痩せられるものではないでしょう。継続することがダイエットへの近道といえます。

まず、1カ月生のキュウリを食前に食べて様子をみてみましょう。1kgでも0.5kgでも痩せていれば、成果が出たことで2か月、3か月と続けられるかもしれません。キュウリを食べるだけの簡単ダイエットを手軽に楽しんで、無理なく理想的な身体をキープしていきましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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