目指せ司法書士!勉強時間はどのくらい?

資格・語学

一般的に3,000時間は必要と言われている

司法書士になるためには、国家資格の取得が必要になります。難易度の高い国家試験として知られており、合格率も3%程度と非常に低い確率です。司法書士に合格するために必要な勉強時間は、一般的に3,000時間と言われています。人によって習得する時間は異なりますが、司法書士試験に向けて勉強計画を考える際の目安となる時間と言えます。

この記事では、具体的な勉強のスケジュールを組む際に、3,000時間必要とした場合、実際には日々の勉強時間はどれくらいになるのかを考えたいと思います。特に、主婦や社会人の方は、日々の生活もありますので、確保できる勉強時間に限りがあります。難関の司法書士試験に合格するためには、効率よく勉強することが大切なポイントです。

司法書士の勉強時間3,000時間はどう確保するか

司法書士試験に合格するために必要となる3,000時間を確保するには、長期的なスケジュールを組む必要があります。ただやみくもに勉強をしても、目標設定がなければダラダラしてしまう可能性があるためです。では、勉強時間の確保の仕方について紹介します。

平日は1日3時間程度

社会人の方でも、キャリアアップや転職を考え、司法書士試験に挑む人は大勢おられます。専業受験生であれば、勉強だけに時間を費やすことができますので、1日8時間は確保できます。しかしながら、受験にだけ集中できる学生とは異なり、仕事や家事、育児をしながら司法書士試験に挑戦する場合は、平日は3時間程度しか確保できないと考えられます。

土日は集中して11時間くらい

働いていない、学生であるという専業受験生は、平日でも8時間は確保できますが、仕事を持つ社会人や主婦の方は、同じようにとはいきません。仕事などを抱えている場合には、合格のための3,000時間を確保するには、土日にまとめて勉強時間を確保する必要があります。具体的な時間としては、土日に確保できる時間は、1日8時間程度と計算することができます。

全体の試験勉強には1年8ヶ月ぐらいは必要

先述した内容をふまえ、平日に1日3時間、土日に11時間を勉強時間として確保すると仮定すると、合格のための勉強時間3,000時間に達するには1年8ヶ月程度必要という計算になります。やはり司法書士の国家試験は難関と言われるだけあります。合格率3%の難関である司法書士試験合格を目指すのであれば、これくらいの時間は必要という覚悟が必要です。

短期ではなく長期スパンで考えること

仕事をしながら司法書士を目指す場合は、短期的に考えるのではなく、長期スパンで考えた勉強のスケジュールを組まなければいけません。もちろん、頭で考えるだけではなく、3,000時間確保のために立てた勉強計画を、着実にこなすことが最重要となります。また、勉強時間を確保しにくい社会人の方は、勉強時間が短くても合格できるように、効率的な勉強方法を習得することも大切です。

試験直前はできるだけ長い勉強時間を

勉強時間を3,000時間確保し、働きながら計画的に実行できているとしても、試験直前にはやはり集中して取り組むことをおすすめします。そのためにも、試験直前には仕事を休んで、試験勉強に集中する方がベターです。

一夜漬けではありませんが、試験前の追い込みは大切です。司法書士試験の問題に、直前に勉強した内容が出題されることもあります。仕事があったとしても、できるだけ試験を有利にもっていくためには、直前の勉強時間を増やすことがベストです。

効率よく勉強するには

勉強時間を確保したとしても、効率よく勉強するにはどうしたらいいかわからないと悩む方も少なくありません。司法書士試験の勉強は、努力した分だけ合格する確率が高くなりますので、やるべきことをしっかり進めていけばOKです。では、効率的に勉強するポイントについて紹介します。

試験の科目数が多いことを考える

司法書士試験の特徴は、前部で11科目ありますので、他の試験に比べて数が多くなっています。つまり、11科目に対して効率よく時間配分をしなければ、合格が難しくなってしまいます。具体的には、出題数の多い科目について、勉強時間を多めに配分することがポイントとなります。特に、民法や商法(会社法)、さらに不動産登記法、商業登記法について、重点的に時間を多くとる必要があります。

良い問題集や参考書を選ぶ

仕事をしながら、少ない勉強時間で司法書士試験合格を目指すためには、勉強の効率をよくして勉強時間の質を高めるしかありません。2年近くもの月日を費やしますので、正しい勉強方法で着実に成果を上げていくことが大切です。

合格するコツは、自分にとって最適な問題集や参考書を選ぶこと、その問題を何度も繰り返し解くことがポイントです。司法書士試験は科目も多く、出題内容も広範囲に渡ります。漠然と勉強するよりも、ポイントを押さえて勉強することが非常に重要となってきます。

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スクールも活用する方法もあり

司法書士を目指すために独学で勉強をしていると、理解が難しいときにすぐ聞ける相手がいないため、進みが悪くなってしまうこともあります。そんな場合にはスクールの活用がおすすめです。理解が早くなる上、出題傾向をふまえた効率の良い勉強ができるためです。

司法書士試験の出題内容は、法律の改正や時代の流れとともに、毎年変化しています。最新情報を入手するためにも、出題傾向や予想問題を熟知しているプロのサポートがあると安心です。

モチベーションキープには資格後のメリットを考えて

ここでは、司法書士資格を得ることのメリットについて紹介します。1年8ヶ月にもおよぶ3,000時間もの間、試験合格のための高いモチベーションをキープするのは、社会人にとって容易なことではありません。モチベーションキープのために、司法書士の資格を取得した後のメリットを考えて勉強することをおすすめします。

長く続けられる仕事である

司法書士は、意志や努力次第で、いつまでも長く続けられる職業です。定年もありませんので、自分がやりたいと思ったら、体力が続くかぎりいつまでも司法書士を続けることが可能です。実際、日本には60歳を超えても活躍している司法書士の方が大勢おられます。司法書士は、会社勤めのように、定年を迎える必要がないことが大きなメリットと言えます。

日常生活やビジネスに役立つ

司法書士の仕事は、日常とは関係がないと思っている人も多いですが、実際には日常生活に密接した職務となります。そのため、司法書士試験の勉強を通して、日常生活にもおおいに役立つ法律知識を知ることができます。

例えば、不動産について、購入や契約、相続など、誰にでも訪れる可能性がある重要な場面でも、勉強した知識が役立つことも考えられます。勉強をすることで、法的素養を持つことに繋がりますので、企業や地域社会において、そのような知識を持つことが有利に働く可能性が高くなります。

勉強時間の見える化

仕事をしながら勉強をしていると、限られた時間の中で、しっかりと勉強内容を身につけていかなければ合格は遠い夢となってしまいます。勉強時間が確保できなくても、「両立しているのだから」と甘えが出てしまいがちです。そのような考えにならないためにも、どれだけ勉強をしてきたか、経過がわかるように可視化を行うことがポイントとなります。

どれだけやったかわかれば自信にもつながりますし、その時に何を考えたか、どのように積み重ねてきたかがわかれば、ダラダラせずに、メリハリをつけて勉強することも可能になります。

ストレスと疲労

働きながらでも毎日続けて勉強時間を確保して頑張ろう

司法書士の国家資格は難関と言われており、合格のために必要な時間は3,000時間、仕事を持つ社会人の場合は平日3時間、土日に11時間の勉強時間を確保したとしても、1年8ヶ月はかかる計算となります。ただし、司法書士の資格があれば、続けたいだけ仕事を続けることができますし、試験勉強で得た知識は日常生活や別の仕事にも活かすことができる内容となっています。

働きながら、短い時間で合格するためのコツは、いかに効率よく勉強できるかにかかっています。ポイントを押さえて長期スパンでしっかりとした勉強計画を立てることをおすすめします。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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